睡眠時に子宮を整える
このブログの執筆のために不妊症に関する文献を読みまくっているのだけれども、この冷静沈着な俺が怒りを覚えてしまう或る1冊の本がある。それは家田荘子のデタラメ本『産めない女に価値はない』(扶桑社)だ。
俺が不妊症患者たちを見る限り、不妊症妻に対して夫は非常に優しく協力的で、自分の妻をいたわっているというのが、痛いほど解る。それなのに夫が妻に対して「産めない女に価値はない」などとは決して言わないはずだ。不妊症に苦しむ夫婦というものは、不妊治療を何度もやり続け、もはや妊娠することが年齢的に絶望的になった時、「子供がいなくてもいいじゃないか」と夫は妻にいたわりの言葉をかけるほどなのである。
では、このデタラメ本が売れないかというとそうではない。売れるのだ。特に不妊症妻たちに売れるのだ。
まず、「タイトルがショッキング」である。このタイトルを見てドキッとしない不妊症妻はいないはずだ。次に、「裏をとらずに書き散らす」のである。ジャーナル物は裏を取ってから書くことが鉄則なのだが、家田荘子はそれを無視して、事実と離れた所で書き散らしているのだ。第三に、「、解決策を示さない」のである。読者に不妊症の苦しみを散々煽っておいて、読者になんの解決策も示さないのだ。読み終わった後は、読者に不妊症の不安だけが残るのである。
家田荘子は出版業界で問題児なのである。『イエローキャブ』騒動の時もそうだが、事実とは懸け離れたものを書いてくるのである。「出来損ないの作家が書いた出来損ないのルポタージュ」なのだが、家田荘子の本は不安を抱えている女性たちに買われてしまうのである。出版社も悪徳商法と承知しつつ、売れるから出版してしまうのである。不妊症妻たちは排卵誘発剤などのホルモン剤を投与されているから、鬱病状態にあるのだ。だからこそ、家田荘子の本などを買って読んでしまうのだ。
だから、排卵誘発剤の投与などやめて、子宮を整えることだ。排卵誘発剤で頭がおかしくなっているのだ。余りにもホルモンバラスを崩しすぎているのだ。
子宮を整え、自分の頭を正常に戻し、ホルモンのバランスを取り戻すためには、ちゃんとした「睡眠」を取ることだ。
まず、寝る1時間前にお風呂に入る。お風呂の温度は39℃以下にし、お風呂で汗を流すより、体を温めるようにすることだ。体が温まったらお風呂から上がればいい。
パジャマは長袖長ズボンのものにし、これは冬だろうが夏だろうが、長袖長ズボンにすること。これをやると風邪をひかなくなるのだ。色は赤にすること。赤いパジャマだと、体が温かくなり、しかも魔除けの効果があるのだ。
寝る時は、下着をつけない。下着を着けるとリンパ腺を遮断してしまい、ホルモンのバランスが崩れてしまうのだ。
寒い冬は、首にマフラーをし、お腹には腹巻をすることだ。これをやると真冬でも非常に温かく眠ることができるのだ。
それから冬には、湯タンポがお勧めだ。湯タンポで布団の中を温めておくと、眠りやすいし、朝まで温かくいられるのだ。
そして、朝、目覚めたら、いきなり布団の外に出るのでなく、足の裏を動かし、血行を良くしてから起きる。寝起きをよくするのだ。
パジャマを脱いで全裸になったら、乾布摩擦を行う。この乾布摩擦をお爺ちゃんたちの健康法だと甘く見てはならない。乾布摩擦をすると、血行は良くなって、体温は上昇し、肌が艶々になるのだ。いかなるエステよりも効果があるのだ。
睡眠時には汗をかいており、500ml.以上の水分が失われるのだが、この睡眠の仕方をすると、それ以上の汗をかくことができ、体内の余分な水分を排出できるのだ。
睡眠をしっかりと取れて、体温は上昇して、過剰な水分もなくなれば、睡眠時に子宮を整えることができるのだ。こうやって妊娠しやすい子宮に近づいていくのである。
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