結婚生活を豊かにする「雑誌の威力」
この年末年始、俺は眞鍋かをり著『眞鍋かをりのココだけの話』(発行:インフォバーン)を2度も読んでしまった。この本は「眞鍋かをりがブログを作れるんだったら、俺にもつくれるだろう」と、このブログ『爆笑タマティー宮殿』の開設のきっかけとなった本である。これで読むのは3回目になるんだけど、何度読んでも面白い。眞鍋かをりのしょうもない日常生活がうまく書かれているのだ。
俺はこのブログを開設して間もなく、ブログの成功の秘訣が解ってしまった。それは「最高の文才は必要ないけど、最低限の文才さえあれば、ブログは面白く書ける」ということだ。勿論、ブログの中には、文章テクニックがうまいものがあったり、衝撃的な写真があるのもあるけど、こういうブログは見ていると、はっきり言って飽きる。見続けられるのは、やはり最低限の文才がある人のブログだけだ。
俺は毎日、ブログを更新しているけど、俺がブログに書き始める前に、自分が好きな人のブログを見てから書き始めている。俺の好きなブロガーの大半は女性が占めている。日記形式のブログでは、言語能力の豊かな女性たちの方が面白いからだ。男性だったら、俺のブログにみたいに内容の濃いブログか、スクープもののブログが面白い。
人間は太古の昔、男たちは家族を養うために狩猟に出かけ、女たちは家にいて家事を仕切り、子供たちを守っていた。だから、今でも男たちは何か一つのものに目掛けて突き進むのが快感になっているし、女性たちはペチャクチャと周囲と話しながら、色々なことをすることが快感になっている。これらは太古の昔から人間に埋め込まれたメカニズムなので、現代が昔とは違うからといって、このメカニズムを無視すると破滅せざるをえなくなるのだ。
不妊症妻たちは結婚しているから解ると思うけど、男性というのはまず家の中で会話が少ない。不妊症妻たちのブログを見ても、夫とうまく会話が成立しているとは思えない。それなのに「男の人ってどうして」なんていっていると、余計に夫婦の会話がなくなっていく。子供じゃないんだから、太古の昔に成立してしまった男と女の行動パターンの違いくらいマスターしよう。
まず、夫が仕事から帰ってきたら、妻の方から今日あったことをペチャクチャと話しかけない。これをやられると、仕事で疲れている夫は無口になってしまうからだ。だから、最初は妻の方から「今日はどうだった?」というふうに、夫が喋らせるようにしてあげる。夫の話が盛り上がって、ひと段落ついたら、妻の方が今日あったことを話すようにすべきだ。こうすると、妻の話を夫は聞いてくれるし、夫も今日あったことを喋ってくれるからだ。
そして、夫婦にとって重要な話は、特に不妊症妻にとっては不妊治療の話は、夫婦がテーブルで向かい合って話していると、会話がうまく成立しないのだ。下手をすれば喧嘩に発展してしまう。男は好戦的な生き物だから、自分に敵対する者は必ず倒すというものが本能に組み込まれているのだ。そのため、深刻な内容の話を、正面向かって話されると、妻は自分を攻撃していると錯覚してしまうのだ。
この世の夫婦喧嘩のほとんどは、妻の方が夫の本能を無視して、自分の考えを押し付けてしまうから、夫婦なのに喧嘩が発生してしまうのである。夫婦喧嘩の内容がどうであれ、夫婦喧嘩の原因は妻が男の行動パターンを知らないで、男の本能を踏みにじってしまうことに求められるのだ。
それゆえ、夫婦が重要な話をする時は、テーブルで話すのではなく、ソファに座ってゆっくりと話す必要性があるのだ。しかも座る位置は、妻は夫の左側に座り、手を握るなどしてボディータッチをする。男は自分の心臓の左横に、女性が来ると、その女性を守ろうとする本能が働くのだ。しかも、自分の体に触れてくる女性を、男は自分に好意を持っていると思ってしまうのだ。こういう状況になってから始めて、夫婦にとっての重要な会話をすべきなのだ。
重要な話は必ず一つに絞って話すことだ。男性は長らく狩猟をしてきたために、一つものに集中したがるのだ。話の内容が二つや三つになってしまうと、重要ではないと判断してしまうのだ。重要な話をする時は、極力感情を抑えて、論理的にテキパキと話す。こうすると、夫婦の重要な話がスムーズにいくのだ。
妻がペチャクチャと話したいならば、女性同士で話しをすればいいのだ。ちゃんとした女性、できれば既婚者の女性と仲良くなって、女性脳を大いに満足させる「レディーストーク」を楽しめばいいのだ。
男と女の重要な違いは、これ以外にもう一つあって、それは「生理」があるかないかだ。女性は生理があるから、否が応でも「ひと月単位」で物事を考える習慣が身に付いてしまう。男性には生理がないもんだから、日々を気楽に生きている。
これが如実に現れるのが、「雑誌」の分野である。女性向けの雑誌は男性誌に比べてレベルが高いのである。特に月刊誌では出来のいい月刊誌の大半を女性誌が占める。なぜなら、女性読者が「ひと月単位」で物事を考える習慣が身に付いているために、編集部がちゃんとした月刊誌を作ることが可能になるからだ。
若い女性向けなら、『CanCam』や『ViVi』といったファッション誌があるのに、これに匹敵するレベルの男性ファッション誌はないのだ。そのため女性のファッションレベルは男性よりも高いのだ。
また、生理には女性ホルモンが増加する前半期と減少する後半期の二つに分かれるため、2週間単位、即ち「隔週誌」も女性の行動にフィットしたものなのだ。ハイティーンの女の子たちに『non-no』がなぜあれほどまでの支持を受けているのかは、女の子たちの行動にフィットしたものだからだ。
結婚して、結婚生活を豊かにしたかったら、主婦向けの生活専門誌を買うことだ。出来のいい主婦向けの雑誌を挙げてみる。
『オレンジページ』(オレンジページ)
『すてきな奥さん』(主婦と生活社)
『おはよう奥さん』(学研)
『サンキュ!』(ベネッセ)
『主婦の友』(主婦の友社)
主婦向けの生活専門誌は何はともあれ自分が好きな雑誌を購入することだ。自分が面白くないと思ったら買わないことだ。
主婦向けの雑誌を買うと時に注意すべきことは、「芸能人のゴシップネタ」「不倫ネタ」「セックスネタ」がある女性誌を買わないことだ。これら三つは女性誌の販売部数が低迷すると、編集部が必ず投入してくるのだ。出版業界の堕落的な非常手段だから、これらのネタが出てきた時は、「この雑誌はもう駄目なんだな」と思って、購入をやめることだ。
男女の永遠の愛を誓って結婚は始まるけれども、結婚は結婚は夫婦の愛だけでは維持し続けることはできない。結婚は「結婚テクニック」と「生活アイデア」の塊だから、これらを早くにマスターしていって、結婚生活を豊かにしなければならないのだ。主婦向けの生活専門誌は、惜しげもなく、この結婚テクニックや生活アイデアを教えてくれるから、非常にありがたいのだ。
主婦向けの生活専門誌は最低でも1年間分は集める。雑誌は毎年、同じような内容を同じ時期に掲載しているので、1年分あつめると、情報の濃度が濃くなって、結婚テクニックと生活アイデアを集中的に集めることができるのだ。
「雑誌の威力」は1年分あつめると、恐ろしいまでに自分の生活に威力を発揮するのだ。
雑誌を本棚に置くのも良し、スクラップして大事なページをスクラップブックに入れて編集するのも良し、自分の好きな形で保存すればいいだろう。
どの夫婦も新婚当初は収入が少ないので、生活は似たり寄ったりである。この早い時期に自分たち夫婦の生活の基本を形づくってしまうことだ。
というのは、時が経つと共に、その夫婦の年収の桁が異なると話が合わなくなるからだ。年収が「百万円台」なら「百万円台」の人同士で、年収が1千万円を超えれば、1千万円を超えた人同士で、年収が1億円を超えれば、1億円を超えた人同士でしか、生活感覚が合わなくなってくるからだ。
だからこそ、結婚の早い段階で結婚の生活の基本を形づくる必要性があるのだ。
結婚当初から年収の高い夫婦が、いとも簡単に離婚してしまうのは、高額所得に浮かれて、この結婚の生活の基本を形づくらなかったのである。結婚式の時は神様の前で「永遠の愛」を誓ったのに、実際には平然と「永遠の裏切り」を行うのである。
結婚して夫婦の年収がどうであれ、結婚の生活の基本を形づくることに、年収の格差は関係ないのである。大事な事は、妻がアクションを起こすことなのだ。夫婦の幸せは妻が行動を起さなければ始まらないのである。
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