結婚という「神秘的オルガズム」
本来は「知的興奮」と「性的興奮」は反発しあうが、恋愛はその反発を抑制して、「知的オルガズム」と「性的オルガズム」がパラレルに発生する。このために恋愛は得られるエネルギーが大きなものになる。
しかし、結婚は「知的オルガズム」と「性的オルガズム」が核融合して、莫大なエネルギーを発生させる。
【結婚の絶対条件】
結婚は「青春の飛翔」の中で行われる。
女性は16歳から19歳の間に女性ホルモンが増加し、その後、26歳から33歳の間に女性ホルモンが急増する。女性の結婚時期がこの期間に集中しているのは、やはり結婚に女性ホルモンが重要な関係を持っているのだ。
女性が結婚できるためには、ドーパミンの材料となるフェニルアラニンと、エンドルフィンの材料となるDL-フェニルアラニンと、女性ホルモンが正常に分泌していることが、結婚の絶対条件になる。「食事過剰」や「偏食」や「食品添加物の摂取」をしていたりすると、結婚が不能になり、たとえ結婚したとしても、結婚を幸せにすることができなくなる。
結婚のもうひとつの絶対条件は「運命の異性」との《運命の出会い》である。この「運命の異性」との出会いは、いかなる人でも人数が限られており、女性は左手の結婚線に、男性は右手の結婚線に、その限界人数が書かれてある。
しかし、結婚線が3本以上あれば、まず平穏な結婚生活などできない。
中には、結婚線のない人もいるので、その人には結婚に縁がないのだ。
運命の異性との出会いは、自分の意志で選ぶことができず、自分の意志を超越しているのだ。
運命の異性と運命の出会いを果たした瞬間、女性は直感が働き、その運命の出会いを理解することができる。
【結婚と神秘的オルガズム】
結婚では、「知的オルガズム」と「性的オルガズム」の核融合が起こり、結婚当事者は「神秘的オルガズム」を体験する。
神秘的オルガズムは、突如として、《運命の扉》が開き、自分の人生が激変してしまい、それまでの自分とはまったく異なる自分になり、まったく新しい人生が始まる現象をいう。
人は結婚によって、人生の精神ステージをレベルアップして、上位の精神ステージに突入するのだ。
結婚は「自己超越」であり、人間でありながら、人間を超える生命のそれ自身の衝動の結果である。運命の出会いは外からやってくるが、結婚する意志は自分の心の奥底から湧いてくるものである。
結婚は自己超越なので、結婚以前と結婚以後では、その者の人生は断絶している。
人は結婚に至る過程で、《神の見えざる光》を見るのである。
【結婚できない理由】
結婚しない人は、自分に結婚する意志がないとか、良縁に恵まれなかったとかいうが、結婚できないというのは、自分の意志とか、いい人に出会えなかったとかいう問題ではないのである。
「親から自立できなかった」という問題なのである。
男も女も、思春期に親からの自立が始まり、社会に出ることによって自立し終えたからこそ、運命の出会いによって、結婚していくのであって、その人が自立していなければ、運命の出会いはなく、結婚することもできなくなるのだ。
自立できない男女は、学生の頃に「反逆」してこなかったのである。学校の先生の言いなりになってしまったのである。自分が自立していくという契機を失ってしまったのである。
学生の頃に先生の言いなりだった人は、社会に出ても誰かの言いなりになるのである。
【自立の終焉】
人はなぜ結婚するのか?
それはその者が自立し終えたからである。親からの自立が終わったからこそ、次の精神ステージに進むのである。独りで生きていくことに、もう飽きたのである。
自分の人生の中で、「自立の終焉」が起こり、夫婦で「独立」が始まるのである。
人間が異性と結婚するのは、もはや一人では生きていられないからである。
結婚によって、他人を幸せにし、今ままでの自分では絶対に得られない幸せを獲得しようとするからなのである。
そういった意味で「結婚は永遠不滅のロングセラー商品」なのである。
【結婚は「生命の飛躍」】
人間は自分一人の力で生きているのではなく、自分が勝手気儘に生きているのではないのだ。
人間は神の栄光のもとに生きているのである。
「命」という語に、「神の使命」という意味があるのはそのためなのである。
人間の生命の本質は現状維持にあるのではない。自己超越にこそ、その生命の本質があるのである。神の使命に導かれて、自分の命が根源的な所で反応し、低い精神ステージからより高い精神ステージに上昇していくダイナミックな動きにこそ、生命の生命たる所以があるのである。
結婚は「生命の飛躍」なのである。
結婚によって自分の人生を激変させ、高い精神ステージに突入していくのである。
「自分は自分」「私は私」という生き方は、自分の人生を生ききっていないのである。自分の殻に閉じこもってしまえば、自分はいつまで経っても成長しないのである。
不妊症の夫婦が忘れているのは、結婚の過程で生じた《神秘的オルガズム》がもたらした莫大なエネルギーなのである。結婚という「生命の飛躍」の中で、自分の人生が激変していった、あのトリップなのである。
結婚したとしても、結婚後、「俺は俺」「私は私」「夫は夫」「妻は妻」と、夫婦がそれぞれ自分の殻に閉じこもってしまったら、生まれ来るはずの赤ちゃんも生まれて来なくなる訳である。
自分がちゃんと心から愛を出して、自分の殻をぶっ壊していくべきなのだ。
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