「黒酢」の恐るべきパワー
女性雑誌を読んでいると、編集部や執筆者たちは女性読者に無理を言っているようにしか思えないものがある。
例えば、「恋と仕事の両立」とか、「家庭と仕事の両立」とかである。
「恋愛は恋愛だろう。仕事は仕事だろう」と思ってしまうのは、男性脳を持っている俺だからだろうか? 仕事中に恋愛のことを考えている奴って、たいした仕事をしてない奴だろう。
俺が大学生の時、友達同士で集まって会合を開くと、大学生だから、自分たちが専攻している学問のことや、政治、経済、軍事、哲学、宇宙物理学、生物学、文学、エンタメなど様々な話が面白いように展開していくのだ。だが、こういう会合の時、重要な話には一切参加せず、恋愛話を出してくる場違いな奴がいたのだ。
俺は「みんなが忙しい合間をぬって会合に参加しているのだから、そういうプライベートの話は後にしろよ」といいたくなった。恋愛など出来て当たり前なのである。俺たちはそれ以上のものが欲しいから、こう集まってみんなで話し合いをしているのである。そのうち誰が言い出す訳でもなく、この男を仲間はずれにし、会合に出入り禁止とした。
「恋と仕事の両立」を主張してくる女性って、このクダラン野郎と同類の奴らなのである。公的なものは公的なもの、プライベートのことはプライベートのこと、と分けられるだけの精神力を持ち合わせていないのである。
要は、精神的に自立できていないのだ。
漫画家の柴門ふみが「仕事をしている時、家族のことなんか、これっぽちも気にしていない」とインタビューで言っていたが、これが正常な思考パターンなのである。仕事が充実しているから、家庭も充実する。家庭が充実しているから、仕事も充実する。
それなのに、自立できていない人たちは、「それって両立してるってことでしょ?」と訊いて来るのである。そうではないのである。すべてのものを一緒くたにしないで、ちゃんと公私を分けて、物事に取り組んでいくのである。
大事なことは「バランス」なのである。
人間の食事でも大切なのは、バランスだ。本来は果実食動物であるはずの人間が、穀物を食べるようになって、血糖値が上昇してしまい、それを防ぐために作り出されたのが、「酢」だ。人間は酢を飲むことによって、上がり過ぎた血糖値を下げるというアイデアを思いついたのだ。そうやって体内のバランスを保ったのである。
それなのに、酢を使った料理を食べず、酢の物が食卓に出てこなくなり、酸っぱいものを嫌うようになったら、その人は確実に病気になっていくことだろう。血糖値が上がりすぎてしまうからだ。
人間が酢を摂取することは、穀物を食べることによって文明を起した人間の宿命なのである。
だがしかし、昭和憲法体制下では、酢は、黒酢から白米酢に取って代わり、白米酢から穀物酢に取って代わられてしまった。
しかも、「米酢」として市販されている「白米酢」は、玄米ではなく白米だし、しかも白米をケチってて水で薄めたものを売っているのだ。
「穀物酢」は更にケチって、白米、麦、酒粕、トウモロコシを僅かばかり使って作り、水で薄めて販売しているのだ。
この点、黒酢は玄米からできているので、騙しようがないのだ。しかも、ビタミンやミネラルが豊富なので、内臓に強力に効いてくるのだ。
黒酢は近頃、手安く手に入るようになってので、自分で探して購入しよう。買う時は、必ず原材料の表示を見て、確認してから買おう。
黒酢は鹿児島県産のものが一番良く、優良品は瓶に入れて造っている。優良な黒酢になると、酸っぱくとも、まろやかさがあって、実に美味しいのだ。
夕食を食べ過ぎた日には、食後に黒酢を白湯で薄めて飲むのもいいだろう。これはパーティーなどで食べ過ぎた時の裏技だ。
フランス料理やイタリア料理では、ブドウからできた「バルサミコ酢」を使うのが基本だ。日本の土壌では、良いブドウが実らないため、バルサミコ酢はフランスやイタリアからの輸入にならざるをえない。
フランスやイタリアの食品は、農薬の規制などの面で優れているのでいいのだが、なにせ日本の貿易商たちがバルサミコ酢に親しんでいないので、バルサミコ酢の中でも粗悪品を輸入してしまい、それが日本国内で売られていることがあるので、要注意だ。
粗悪品の見分け方は簡単で、酸化防止剤として、亜硫酸塩が使用されていたら、間違いなく粗悪品だ。酢は発酵食品だから、腐りようがないのだ。亜硫酸塩を使っているということは、製造過程でインチキを働いたということである。
ちゃんとしたバルサミコ酢を使用すると、自宅で作るフランス料理やイタリア料理が、いち段と美味しくなるので、値段に誤魔化されずに、ちゃんとしたものを購入しよう。
日本の気候は夏は暑すぎるし、冬は寒すぎるのだ。だから、体が疲労してしまうので、古来より、日本人たちは酢を使った料理や酢の物をちゃんと食べて、体内に溜まった疲労物質を、体外に排出してきたのである。これは「民族の知恵」なのである。
それなのに、現代の日本人、その中でも不妊症患者たちは、酢をほとんど取っていないのだ。それでは血糖値が上がりすぎてしまい、膵臓がヘトヘトに疲労して、子宮にエネルギーを回せないのだ。不妊症になって当然なのである。
夫婦二人だけで食事を食べるのではなく、両親の家に行って、改めて食事を考察しながら食べてみたり、祖父母の家に行って、昔の日本人の食事を見てみるべきなのだ。
民族の知恵を捨て、自分の思いつきに頼っているからこそ、赤ちゃんができないのである。自分の身勝手な考えを捨て、民族の伝統に立ち戻れば、赤ちゃんはいとも簡単に生まれてくるのである。
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