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「性的オルガズム」と「セックスエネルギーの転化」

フェニルアラニンは性的興奮を引き起こし、人間が性的活動をする原動力になっている。その性的興奮が高まってくると、性的興奮は臨界点を突破し、性的興奮とはまるで性質の違う「性的オルガズム」という現象を引き起こすのだ。

性的オルガズムは、知的オルガズムと違って、多くの人たちが経験するし、また、性的オルガズムを経験する回数も知的オルガズムより遥かに多い。

【性的オルガズムの機能と効果】

性的オルガズムは、「フェニルアラニン」が分泌する「ドーパミン」と、「DL-フェニルアラニン」が分泌する「エンドルフィン」の相乗効果で引き起こされる。

エンドルフィンは基本的に、事故や病気の際に、痛みをやわらげる自然の鎮痛剤としての役割を果たす。しかし、性的興奮によってドーパミンが大量に放出されると、エンドルフィンも大量に放出され、この相乗効果で性的オルガズムが発生する。

フェニルアラニンもDL-フェニルアラニンも、基本的には同じ食品から得られ、敵となる物質や行為も同じものである。

性的オルガズムは性的興奮とは異なり、セックスの最中に電撃を走らせ、「忘我状態」にさせる。

性的オルガズムは、性的オルガズムの後、性的オルガズムを経験した当事者に非常な幸福感を持続させる。

人間は性的興奮や知的興奮や抑鬱効果で大量のドーパミンを使用するのだが、その際にドーパミンは大量の活性酸素を放出する。性的オルガズムは、オルガズムを引き起こすことによって、その脳内の活性酸素を除去するという役割を果たす。

そのため、定期的に性的オルガズムを経験しておかないと、脳内は活性酸素だらけになり、脳の機能は低下し、レベルが低下しきってしまう。これは学問の世界で明確に出るのだが、結婚している学者は、未婚の学者よりも、遥かに多くの学術論文を書き、また、レベルの高い研究をすることができている。日本の大学のレベルが低下したのも、未婚の学者を増やしすぎたためである。

性的オルガズムは、脳内の活性酸素を大量除去するので、人間の短命化から救ってくれる。平均寿命と聞くと、男女の差しか目につかないが、長寿の人々はすべて、結婚しているか、結婚を経験した人々なのである。それゆえ、独身の男女は、結婚した男女に比べて、短命である。

性的オルガズムは、脳内の疲労を除去してくれるので、日常の疲労を解消させてくれる。特に、既婚女性にとって、「セックスすると、疲れが取れる」といったりするのは、このためである。

【性的オルガズムの敵】

性的オルガズムの敵の筆頭は「性教育」である。性的オルガズムは、性的興奮が高まってくる時だけに起こるのではなく、既存の体制からの「反逆」がなければ、性的オルガズムが発生しないのだ。だから、学校で教師たちからセックスの遣り方を教わってしまうと、その大事な「反逆」という要素が抜けてしまい、性的にスポイルされた人間になってしまうのだ。性教育を受けた子供達が、成人後、「セックスレス」「インポ」「不感症」「セックス拒否症」「結婚拒否症」を発症してしまうのは、このためである。

「セックスの知識の過剰」も性的オルガズムの敵である。人間は体を使ってセックスをするのではなく、頭をも使ってセックスをするので、「セックスの知識が過剰」になると、知的興奮にフェニルアラニンが大量使用されてしまうので、性的興奮を失ってしまうのだ。セックスにやたらと詳しい女性たちが、満足いくセックスができなくなるのは、このためである。

「運動不足」も性的オルガズムの敵である。性的オルガズムは、まず、体を鍛えて、セックスに耐えられうる肉体を持たないと、満足いく性的オルガズムに達することができない。

「フェニルアラニンとDL-フェニルアラニンの不足」は当然に知的オルガズムの敵である。フェニルアラニンもDL-フェニルアラニンも、通常の日本の食事を取っていれば、これらの栄養が不足することはない。寧ろ、これらの栄養素を破壊する物質を体内に入れるから不足するのである。「化学調味料」「排卵誘発剤」「経口避妊薬」「頭痛薬」「睡眠薬」などは絶対に禁止である。

更に女性にとっては、「冷え性」「便秘」「高血糖」は性的オルガズムの敵になる。セックスで不満を抱えていたり、セックスでトラブルを起す女性のほとんどは、「冷え性」「便秘」「高血糖」の女性たちである。体内が異常だと、性的オルガズムが起こりにくくなるのだ。

【性的オルガズムと知的オルガズムの関係】

性的興奮と知的興奮は反比例しあう関係にあり、そのため、性的興奮だけを作動させた交際、即ち「セックスだけの交際」がある一方で、知的興奮だけを作動させた交際、即ち「プラトニックラブ」もありうるのだ。

がしかし、恋愛や結婚に関しては、性的オルガズムと知的オルガズムの反比例の機能が停止するのだ。

性的オルガズムと知的オルガズムは別個に発生するのではなく、恋愛や結婚に関しては、性的オルガズムと知的オルガズムは連動してくるのだ。

このため、恋愛で相手のことを深く知った上でセックスをすると、通常ではありえない深い性的オルガズムが得られるのだ。

単なる遊びの相手やフーゾク嬢相手では、肉体的にイケても、精神的にイケないのだ。

遊びのセックスばかりしていると、脳が「これが性的オルガズムだ」と記憶してしまい、その後、低レベルの性的オルガズムしか経験できなくなってしまう。

恋愛でも、セックスでも、早いうちにレベルの高いものを行ってしまうと、よりレベルの高い恋愛やセックスを行うことができる。逆に、恋愛でも、セックスでも、早いうちにズドーンとオルガズムに到達しないと、今後、レベルの高いものが一切できなくなるのだ。

【性的堕落のブラックホール】

性的オルガズムに到達するためには、最低限の知識や経験は必要だけど、多くの知識や多くの経験を必要としない。

性的体験を無闇に多くしすぎてしまうと、まともな性的オルガズムが得られなくなり、不特定多数の相手とセックスしまくる生活を送ることになってしまう。その過程で、性的興奮にすべてのフェニルアラニンを使い切ってしまうと、「性的堕落のブラックホール」がパッと開き、人間は吸い込まれてしまうのだ。

セックスを散々した挙句に、まともなセックスを得られず、「セックスの放浪者」として、この世を彷徨うことになるのである。バカのひとつ覚えの如く、合コンをしまくったり、出会い系サイトでセックス相手を探したりするような人々は、「性的堕落のブラックホール」に吸い込まれているのだ。嬌声をあげながら、偽りの愛に溺れていくのである。

人間は異性に性的興味があるのは当然の現象である。しかし、性的興奮にすべてのフェニルアラニンを使い切ってしまうと、「性的堕落のブラックホール」に吸い込まれてしまうのである。人間は何事もバランスが大切で、「性的興奮」だけでなく、「知的興奮」や「抑鬱効果」にフェニルアラニンを回しておく必要性があるのだ。

【死の世界】

人間の欲望で最後に残るのが、「性欲」「食欲」「睡眠欲」だといわれる。この中でも、性欲がもっとも強い欲望である。

セックスこそ、人間の活力源である。人間はなんとしてでも、異性とセックスがしたいし、子孫を残したいのだ。

ところが、セックスは人間の無知蒙昧によって、子孫を作らず、遊びのセックスに耽り、「性的堕落のブラックホール」に吸い込まれていってしまうのだ。

この原因は既に解っている。「水分過剰」と「食事過剰」によって、体内が異常になり、まともな思考ができなくなっているのだ。

セックスはするのに、まともなセックスをひとつもできなくなるから、自分の性欲を消滅させようと、セックス相手を殺してしまったり、自殺してしまったりするのだ。セックスするほどの仲でありながら、なぜ殺人事件を発生してしまうかといえば、こういう人間の性欲の思わぬメカニズムがあるからなのだ。「性的堕落のブラックホール」の行き着く果ては、「死の世界」なのである。

【セックスエネルギーの転化】

だから、結婚は大事なのである。

結婚は今まで、まともな恋愛ができない男女によって、まともなセックスができない男女によって、まともな結婚ができない男女によって、罵倒され否定され続けてきた。

しかし、人類は結婚以外に、性欲をうまく使いこなせる男女の交際のパターンを見つけ出していないのだ。人類が有史以来、見つけ出せないでいるのだから、今後も永遠に見つけ出せないことであろう。

我々ができることは、「結婚の素晴らしさ」を再確認することだけなのである。

人々はなぜ結婚するかといえば、結婚の中に「結婚の秘密の力」が潜んでいるからなのである。

男性は結婚することによって、「妻の愛の力」で大成功を収め、富と権力を手にし、女性は結婚することによって、「夫の愛の力」で大成功を収め、幸福と歓喜を手にするのだ。

結婚はセックスエネルギーを転化して、その夫婦に様々な栄光をもたらすのだ。

【結婚における性的オルガズム】

戦後民主主義は首尾一貫して結婚を否定し続けてきた。

結婚で幸せに暮らしている夫婦よりも、不倫している男女をクローズアップし、家事に精を出す妻よりも、離婚して「くたばれ専業主婦!」と叫んでいる女性を賞賛してきた。仕事場では、子育てを終えて「さあ、働こう」とする既婚女性を冷遇し、結婚も出産も育児もしてこなかった中年の独身女性を優遇してきたのである。

しかし、その結果が凶悪犯罪の多発であり、児童虐待の多発であり、貧困の労働者の出現であり、少子化なのだ。そして不妊症患者たちも不妊症で苦しまなければならなくなっているのだ。

こういう戦後民主主義のもとでは、不妊症妻たちも「赤ちゃんが欲しい」と思いつつも、心のどこかで「女性が妊娠することは悪いことなのではないか?」と思っているかもしれない。

それこそが、不妊症の夫婦たちが、夫婦のセックスを楽しめない原因なのだ。

性的オルガズムは「体制への反逆のパワー」なくして、ちゃんとした性的オルガズムが得られないのだ。従順に生きるのではなく、自分たち夫婦を不妊症に追い込む誤れる体制には、「NO!」を叩きつけることだ。

赤ちゃんは精子と卵子が融合すればできるものではないのだ。赤ちゃんは、夫婦が真剣に愛し合うことによって生まれてくる者なのである。

自分たち夫婦の愛を邪魔する者あるならば、銃を取って撃退するくらいの勇気を持つべきである。真剣に愛しているのならば、愛する者を守るために、戦うことができるはずだ。

ちゃんとした結婚ができた男女なら解ると思うが、結婚におけるセックスは、独身時代のセックスよりも、1000倍以上、気持ちいいのである。なぜなら、そこには「夫婦の永遠の愛」があるからなのである。

不妊症の夫婦たちが忘れてしまったのは、まさにこれなのである。不妊症の夫婦たちが、不妊症という深刻な問題を抱えていても、それは結婚できないことよりも遥かにマシなのだ。

不妊治療を受ける中で、セックスの悦びを忘れてしまったら、もう一度、「夫婦の永遠の愛」を再確認してみることだ。

不妊症が本人にとってどんなに深刻な問題だったとしても、不妊症は「夫婦の永遠の愛」を打ち砕くことは決してできないのだから。

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コメント

最近タマティさんのブログに偶然出会い、それ以来夢中で読ませて頂いています。
興味深い内容盛り沢山で、家事の合間の楽しみになっています。現在36歳、子供は一人(9歳)おります。難産だったためトラウマになっていましたがもう1人、出来れば2人、今更ですが欲しくなってしまいました。

外から取り込むものに慎重になる事、
内から生まれるあり方にも目を向けること。
私には何の取り柄もないと思っていましたが
素晴らしい家族を築けていました。その事が本当に嬉しく、
ありがたいです。

そう思わせて下さったタマティさんに感謝です。
これからもずっと応援しています。タマティさんのブログは愛に溢れていますね

まずは包丁、鉄瓶、しそ油、玄米(分つきでも良いでしょうか)
糠床を作るべくお正月に帰省した際にでも母から糠を少し分けて貰います。

投稿: ピンちゃん | 2014年11月26日 (水) 08時53分

ピンちゃん、白米ばかり食べてきたとなると、玄米は本当に重いので、最初は分つきでもいいです。

投稿: タマティー | 2014年11月26日 (水) 18時03分

お忙しい中返信ありがとうございました。
二分づきに精米して早速炊飯予約しました。明日から始めます

投稿: ピンちゃん | 2014年11月26日 (水) 22時24分

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