民族料理を守るからこそ、妊娠に適した料理を作り出せる!
【不妊症妻たちの料理の特長】
不妊症妻たちは、料理の作り方で、大きく2つのパターンに分けることができる。
1つ目のグループは、ズボラでグータラで料理の下手な女性たちだ。こういう不味い料理を食べているから、不妊症になるんじゃないかといいたくなる料理を作ってくる女性たちである。
2つ目のグループは、几帳面で料理が物凄く上手い女性たちである。「そういう美味しい料理を食べているのに、なぜ不妊症になってしまうの?」と疑問を持ってしまう女性たちである。
しかし、この不妊症妻たちの2つのグループには、「料理の基本が出来ていない」という共通項があるのだ。そのために、不妊症を発症してしまうのだ。
料理が不味いなら、妊娠に必要な栄養が足りていないから、不妊症を発症してしまうのだ。
料理が上手い妻たちが作っているのは、家庭料理ではなく、レストランで出されるような料理だから、「食事過剰の栄養不足」に陥って、不妊症を発症してしまうのだ。
【家庭料理の基礎はお料理教室で学ぶべし】
新婚から料理がうまく行くわけがないのだ。
結婚したての妻は、料理が下手であるのが普通なのだ。
だから、結婚した早い段階で「お料理教室」に行くことをお勧めする。
家庭料理の基本を習得させてもらうのだ。
それゆえ、お料理教室の先生は、子育てを終えた主婦を選ぶべきだ。男性の先生や、独身女性の先生では、家庭料理ではなく、レストランで出される料理を作ってくるからだ。
お料理というのは、基本が出来ればなんでも出来るものなのだ。
では、料理の基本とは一体何か?
料理の基本とは、和食をしっかりと作れることなのだ。
【メイ牛山の教訓】
かつて、メイ牛山という女性が、アメリカに渡って、美容師として大成功したことがあった。
メイ牛山は、アメリカで暮らしているもんだからといって、朝はトーストに、ベーコンエッグに、コーンスープというように、3度の食事をアメリカの料理で家族の者たちに出すようになった。
ところが、それを食べていた家族の者たちが、時を経ると、全員、病気になってしまったのだ。
そこでメイ牛山は、家庭で出す料理を、アメリカ料理から和食に変えて出してみたら、家族全員の病気が治り、健康になっていったのだ。
それ以来、メイ牛山は和食の凄さに気付いて、美容師としてだけ活躍するのではなく、和食研究家としても活躍するようになったのだ。
このメイ牛山のアメリカの地での経験は、非常に示唆に富んでいる。
日本人にとってベストな食事は、和食なのだということである。
日本人にとって和食がもっとも健康的だし、我々の先祖たちが、日本人の体に合うように和食を創り上げ、その和食によって日本人の体型をも変えてきたということである。
日本人が和食を食べないで、外国の料理ばかりを食べていると、病気になってしまうのである。
不妊症もその一連の流れから発症してくるのである。和食を忘れたシッペ返しが、不妊症なのである。
【和食の長所】
和食の素晴らしい点は、朝食からお米と焼き魚とお新香に味噌汁と、しっかりとした食事を取るために、午前中の活動力がパワーに溢れ、しかも、食物繊維が豊富なので、毎朝の排便がスムーズにいくのだ。
オカズが「野菜と魚」中心の食事というのは、どう考えたって健康的だし、発酵食品の大量の使用は、内臓の機能を活性化させることだろう。
和食を食べていた日本人に不妊症を発症することが非常に少なかったというもの、非常に理解できることなのだ。
【和食の欠点】
だが、和食にも欠点がある。
それは「仏教の影響」だ。
仏教は戒律で肉食を禁止したために、和食に肉料理が消えてしまったのだ。
釈迦が生まれたインドのような場所では、肉を食わなくてもいいが、日本のような冬が寒い地域では、肉を食べなければ寒くてやっていられないのだ。肉食の禁止は、亜熱帯のインドでは良くても、温暖な日本の風土には合わないのだ。
和食は仏教の肉食の禁止を受けて、肉を食べなくなった。肉を食べなければ、植物油の使用量も少なくなるだろう。
その結果、和食は「脂肪と蛋白質の少ない料理」になってしまったのだ。
しかも、肉の旨みの代用品として、砂糖を料理に使用するようになって、それ以来、不妊症が徐々に発症し始めたのだ。
事実、仏教の戒律がもっとも厳しく庶民に浸透した江戸時代から、不妊症患者や流産をする女性たちが急増し始めるのだ。
【人口増加と蛋白質】
今でも肉を病気の原因と考える医者や菜食主義者や仏教徒たちが後を絶たないが、日本民族の人口急増と平均寿命の増加とピタリと一致するのは、明治維新によって廃仏毀釈が起こって、肉食の禁止という仏教戒律が解かれて、日本人が肉を食い始めた時からなのである。
江戸時代の日本の人口は3千万人であったが、現在は1億2千万人である。日本の領土はほとんど増えていないのに、人口を4倍まで増加させたのは、日本人が肉を食うようになったからなのである。
蛋白質は人間の筋肉になるので、元気な赤ちゃんを産むためには絶対に必要だし、成長期の子供たちにも必要だし、筋肉が衰えてくる中高年にも必要なのである。
江戸時代の母親たちには当たり前の現象だった流産も、明治維新以後は減少の一途を辿り、乳幼児の死亡率も江戸時代と比べれば激減なのである。
現在、日本人は先進国の中で最高の長寿を誇っているが、これもやはり日本人が肉を食べるようになって、老人たちの筋肉か増加して、老人たちの寿命が延びただけなのである。
【妊娠のための和食の改善策】
だから、和食といえども、そのまま鵜呑みにするのではなく、仏教の影響を除去して、肉を使用し、砂糖の使用を禁止することが必要となる。
しかも、妊娠のために和食を改善していくなら、蛋白質と脂肪の少ない和食の欠点を克服していかなくてはならないのだ。
植物性蛋白質を含んでいる「豆類」を食べた上で、「魚」や「肉」といった動物性蛋白質を摂取して、自分の体温を上昇させると共に、胎児にちゃんと蛋白質を供給する。
脂肪も目の仇にするのではなく、「植物油」をしっかり取った上で、「動物性脂肪」もちゃんと摂取する。脂肪はちゃんとしたエネルギー源だし、安定的に性ホルモンを分泌させるためには必要なものなのだ。
妊娠するためには、「白米」を食べずに、「玄米」「全粒小麦」「蕎麦」「里芋」といったものを食べて、ビタミンやミネラルをたくさん含んだ炭水化物を取るべきだろう。
また、赤ちゃんの骨のことを考えて、油で揚げた魚の骨を食べるとかして、カルシウムの補給を多めにしておくこだ。
妊娠中は母体に胎児にへと肝臓を酷使するので、レバーを食べて肝臓の機能を強化すべきだろう。妊婦がレバーをちゃんと食べていれば、健康な赤ちゃんが生まれてくるものなのだ。
そして、人間が本来的に「果実食動物」ということを考えるのなら、「フルーツ」と「野菜」をしっかり取って、人間が根本レベルで必要としている栄養を補給していくべきだろう。そのために「リンゴ人参ジュース」と「野菜ジュース」は絶対に必要なのだ。
【民族料理を守るからこそ、新しい料理を作ることが出来る】
現在の日本の都市では洋食のレストランが立ち並んでいるのに、日本では不妊症患者は急増している。現在の日本のテレビではグルメ番組が花盛りなのに、現在の日本は少子化で苦しんでいる。最近の日本の女性たちは外国料理にはやたらと詳しいのに、いざ包丁を持たせて和食を作らせても、和食を作ることが出来ないのだ。
日本人でありながら、和食を食べず、洋食ばかり食べているから、不妊症を患い、少子化になってしまうのだ。
日本人なら、まず和食をしっかりと食べて、その上で洋食を食べるべきだろう。
和食をちゃんと作ることができ、味わうことができるからこそ、洋食を作り味わうことができるのだ。
これは何も日本に限らない。外国でもその自国の料理を軽視したら、不妊症を患い、少子化になってしまうのだ。
事実、料理の下手な女性が多い国ほど不妊症を発症しているのだ。
イギリスやアメリカやオーストラリアといった国々では、不妊症が深刻な問題になっている。やはり、イギリスやアメリカやオーストラリアの女性たちは料理がうまくない。
これに対して、フランスやイタリアでは不妊症が深刻な問題になっていない。フランス人女性やイタリア人女性にフランス料理やイタリア料理を作らせればちゃんと作ってくるのだ。それでいながら、外国の料理をちゃんと評価できる舌を持っているのだ。
基礎ができていれば、応用ができるのだ。
民族料理を守るからこそ、外国の料理も理解でき、新しい料理を作ることが出来るのだ。
不妊症を克服したいのなら、まず、原点である和食に立ち返ってみるべきだろう。
不妊症の治療は病院から始まるものではないのだ。不妊症で苦しんでいる妻の手料理の改善から始まるものだ。
不妊症患者の食べている物が異常なら、不妊症を治しようがないのだ。
逆に、不妊症患者の食べている物を正常に戻せば、不妊症は呆気なく克服できてしまうのだ。
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