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親の因果が子に報い ~子供を3人以上産まないと、母親は母親として成熟しない~

【不妊症は、不妊症患者たちの親にも責任がある】

不妊治療では、不妊症患者のみを診察してから治療を開始してくる。

医者たちは、不妊症の原因は不妊症患者その人にあると考えているようだが、果たしてそうだろうか?

不妊症を研究していくと、不妊症患者たちの親にも、不妊症発症の原因があることが解ってくるのだ。

不妊症は、「水分過剰」と「食事過剰」が主たる原因として発生するのだが、不妊症の妻がちゃんとした料理を作れないということは、不妊症の妻の母親もちゃんとした料理が作れないということだ。

母親がインスタント食品や冷凍食品ですましてしまったり、子供に清涼飲料水を与え続ければ、その娘は結婚してから、不妊症を発症するはずである。

不妊症は母親がグータラの場合でも発症するが、母親が出来すぎても発症してしまうようである。母親が毎回、料亭で出てくるような料理を出してくると、子供の頃から食事過剰になってしまい、大人になる頃には、不妊症を発症して赤ちゃんを産めない体になってしまうのだ。お金持ちの娘さんたちに不妊症を発症する確率が非常に高いのは、母親が作る豪華な料理に原因があるのだ。

【成長過程ストレス障害】

母親が娘の不妊症発症の原因には、この食事の原因以外に、もう一つ精神的な原因がある。

それは「成長過程ストレス障害」というものだ。

この「成長過程ストレス障害」とは、主に母親が子供に愛情を与えないことによって、その子供に精神的な異常が見られる病気だ。

この「成長過程ストレス障害」を持っていると、大人になってから、生きている実感が湧かず、生きていることが苦しくて、動悸や不調が絶え間なく襲ってきて、やる気がまったく起こらないのだ。

孤児院で育った子供達が、大人になってから感じる「自分が生きていることへの不安」は、紛れもなく、この成長過程ストレス障害が原因なのである。

仏教の教祖の釈迦も、生後間もなく母親が死んでしまったので、母親から母性愛を貰えなかったために、「成長過程ストレス障害」に罹っていた。仏教がいう解脱とは、この成長過程ストレス障害の克服のことなのである。

この「成長過程ストレス障害」は、「心的外傷後ストレス障害」(PTSD)と似たような症状を発症するが、「心的外傷後ストレス障害」は戦争とか災害とか突発的に発生したストレスが原因であるが、「成長過程ストレス障害」は両親、特に母親が子供に愛情を与えなかったことが原因なのである。

この成長過程ストレス障害の症状の特徴は、「終わりのない不安感」「寂しさ」「怒り」といったものだ。

不妊症の妻たちの中で、赤ちゃんができないことに「終わりのない不安感」を抱えている女性がいたら、紛れもなく、この「成長過程ストレス障害」に罹っているのだ。

【母親になる儀式】

母親が赤ちゃんを産んでくれたら、その母親は当然にその赤ちゃんに愛情を施すだろうと思うのは大いなる間違いで、この世の中には赤ちゃんに愛情を施さない母親たちがいるのだ。

だからかそ、母親が赤ちゃんを殺したしたとか、児童虐待が後を絶たないのだ。

女性はいきなり母親になることはできないのだ。母親になるのにも、順序が必要なのだ。

まずは結婚式を挙げて、自分の父親と母親から離れて独立することである。新郎は結婚することによって、家系を継承する儀式なので、淡々と行うが、新婦は自分の両親から離れていく儀式なので、新婦は結婚式が嬉しくもあり、悲しくもあるのだ。そしてもう後戻りできないので、結婚式で大概の女性は涙を流しているのだ。

次に経験するのは、結婚してから妻としての地位を確立していき、夫から愛されることに悦びを感じ、夫を愛することに悦びを感じる時期だ。

それから妊娠して10ヶ月間、母親になる準備をし、母親になる情報を仕入れていく時期だ。

その後、出産するのだが、その際、出産直後に母性ホルモンが一気に放出されるので、母親は出産してすぐに赤ちゃんと肉体的に接触して、初めての授乳を速やかに赤ちゃんに施さないと、母性ホルモンの出が悪くなってしまうのだ。

病院で赤ちゃんを出産すると、看護婦は赤ちゃんを切り離して別室に移動させてしまうので、母親から母性ホルモンの出が悪くなってしまうのである。

妊婦たちが産婆さんに赤ちゃんを取り上げてもらっていた頃には、いかにも母親らしい母親たちがいたものだが、妊婦が病院で出産するようになってから、いかにも母親になりきれていない女性たちが大量に出現してきたのだ。

【母親になるためには3人の子供が必要】

それだけではない。母親が1人前の母親になるには、3人以上の子供が必要なのである。

最初の出産はどんなに感動的であったとしても、1人目の赤ちゃんは実験台である。1人目は育児の仕方なんかほとんど解らないし、自分の母親や先輩のお母さんたち教えてもらわない限り、育児など解らないし、できないのだ。

2人目は初産の復習であると同時に、今度は先に生まれた子供と、後に生まれた子供の、兄弟姉妹関係に微妙な関係の作り方を学ぶのだ。

3人目になると、やっと1人前に出産も育児も出来るのだ。

母親は子供を3人以上産まないと、母親は母親として成熟しないのだ。事実、子供が3人以上いる母親は母親として成熟しているし、子供が1人や2人しかいない母親は母親として未熟である。

子供なんて3人以上産んで当たり前なのである。「子育てに費用がかかって」とか言う女性たちがいるけれど、戦前の日本では今よりも遥かに貧しかったのに、子供が5人以上いる家庭なんて当たり前だったし、子供が10数人いても子沢山なんて言われなかったのである。

最近の女性たちが子供を産まない理由、それは未熟な母親に育てられたがために、「成長過程ストレス障害」に罹っているのである。

【家族の中の愛の流れ】

家族の愛の流れは、「父親」から「母親」へ、「母親」から「子供達」へという流れになる。

そのためには、父親が家長として君臨して収入を確保し、母親が家庭内の実験を握って家事をこなさなくてはならない。

そういう夫婦の状態においてのみ、父親から母親に愛が流れ、母親から子供達に愛が流れていくのだ。

家父長制の家族は学者たちから批判されまくっているが、家父長制の家族こそ、愛がちゃんと流れている家族なのである。

現実の家族を見る限り、幸せな家族というのは、家父長制の家族なのである。妻が夫をちゃんと立てて、子供達を愛している家族なのである。

【母親になることよりも人間になることを望む人たち】

夫婦というものは、夫と妻が対等な関係にある。しかし、赤ちゃんが生まれ、夫は父親になり、妻が母親になっていくと、妻が1歩、身を引いて夫を立てないと、家族の中の愛がうまく流れていかないのだ。

昭和憲法によって「男女平等」が定められてしまったがために、昭和憲法体制下では「男女平等に基づく結婚」を実践するという壮大な実験が行われたが、その結果は、「夫婦間暴力の連発」「離婚の急増」「児童虐待の多発」「母親による幼児殺害」「未婚の母の増加」と悲惨きわまりない光景が広がったのだ。こんなことは戦前の日本では絶対に考えられなかった状況である。

男女平等で育てられると、「母親」よりも「妻」であることを望み、「妻」よりも「女性」であることを望み、「女性」であることよりも「人間」であることを望むようになるのだ。

だから、結婚しているのに子供を産まない夫婦や、結婚しない女性たちや、「人間として成長ししたい」と発言する女性たちが出てくるのだ。

女性の権利を散々主張していた田嶋陽子が、「もう女なんてやってられない!」と発言していたが、男女平等を唱えると、女性でありながら、女性であることすら拒否してしまうのだ。

【未熟な母親がかけた呪い】

さて、男女平等によって家族の中の愛がちゃんと流れていない家庭で育ってしまった女性たちは、本来なら母親から貰う「母性愛」を貰えなかったがために、「成長過程ストレス障害」に罹ってしまい、不妊症を発症してくるのだ。

「未成熟の母親」のもとでは、「未成熟の子供」しか育たないのである。

未成熟の母親は、本当の母親になっていないから、母親であることを拒否して、子供と平等の立場で接してしまうのだ。こういう女性たちが良く口にするのが、「友達感覚の親子関係」というやつだ。子供にとって見れば、実の母親になのに、母親になっていないのだ。こういう母親のもとで育てば、子供は母性愛の蓄積が圧倒的に不足してしまうのだ。

この未成熟の子供が大人になって結婚しても、結婚をまともにすることができないし、赤ちゃんを産みたいという気持ちも消えてしまうのだ。

未成熟の子供では母親にはなれないのだ。未熟な母親にかけられた呪いで、娘たちは不妊症に苦しむことになるのだ。

不妊症は自分の母親にかけられた呪いでもあるのだ。

【親の因果が子に報い】

宗教の世界には大きく分けて「民族宗教」と「人工宗教」がある。民族宗教はその民族が民族の歴史の中で創り上げていった宗教であるが、人工宗教が教祖たちによって人工的に創られた宗教である。

人工宗教の特徴はみな一様に「平等」を唱えているということである。ユダヤ教は「父が酸っぱい葡萄を食べたので、子供の歯が浮くとは言わない」(エレミヤ書)として親子間の因果律を否定して、親子間の平等を実現させてしまった。ユダヤ教を土台に成立したキリスト教もイスラム教も、親子間の因果律を否定して、親子間の平等を実現してしまった。

平等観に立脚している仏教も、出家する訳だから、当然に親子間の因果律を否定する。

これに対して、日本では「親の因果が子に報い」と言われ続けてきたのだ。

人工宗教の教義よりも、我々の祖父たちが伝えてきた「諺」の方が真実であろう。

不妊症を発症させる「成長過程ストレス障害」にしても、不妊症の妻の母親がかけたからこそ、その女性たちは不妊症を発症しているのである。

人工宗教でいくら親子間の因果律を否定しようとも、未熟な母親が自分の娘にかけた呪いを解くことはできないのだ。

では、一体どうすれば、この呪いを解けるのか?

【母性愛を夫に求めるな】

女性は子供の頃にちゃんと両親から愛されれば、大人になってから子供を産むものなのである。女性が大人になっても赤ちゃんを産めないというのは、子供の頃に愛されなかったがゆえに、ちゃんとした愛を出せないので、赤ちゃんを産めないのだ。

そして、自分の心の中に母性愛の蓄積がない妻は、自分の夫に母性愛を求めてしまうのだ。「成長過程ストレス障害」に罹っている妻たちが、夫としょうもない喧嘩をするのはそのためだ。

夫は男性なのだから、夫に母性愛を求めたとしても、夫の体から母性愛が出てくる訳がないのである。

「成長過程ストレス障害」を克服していく上で大事なことは、「母性愛を夫に求めるな」ということなのである。

母性愛というのは、「絶対肯定の愛」だから、「あなたはあなたのままでいいんだよ」という愛だ。夫婦間では夫は妻を肯定しているがゆえに、妻が錯覚して夫に母性愛を求めてしまうのだ。

不妊症の夫婦には、意外と仲が良くラブラブの夫婦が多いのだが、妻の方が夫に対して必死に母性愛を貰おうとしているがゆえに、しがみついているだけなのだ。

人間というものは、配偶者からたっぷりと愛されれば、次のステージに行きたくなるものなのだ。だから、いくら夫婦といえども、普段からベタベタしないものなのだ。本当に愛されていれば、さらりとしているものなのである。

妻にとって次のステージとは、妊娠であり、出産であり、育児だ。次のステージにいけないというのは、心の中で愛の不足があるという証拠なのである。

【母性愛の補完】

母性愛を自分の母親から貰えないとすれば、他の母親から調達してこざるをえない。

まずは、「親戚巡り」をすることだ。

親戚で子供のいる母親たちから母性愛を貰うのだ。

沖縄県は親戚づきあいが活発なのだが、人口減少が続く都道府県の中で、一番人口増加率が高いのだ。

次は、「子供が3人以上いる母親と仲良くなる」ことだ。

子供が3人以上いれば、ちゃんと母性愛が出てくるので、そういう母親たちと仲良くなって母性愛を貰うのだ。

母性愛は「絶対肯定の愛」だから、ちゃんと母性愛を出せる母親たちは、未熟な母親たちのように「赤ちゃんはまだ?」と、子供ができないことを深く追及してこないものだ。

逆に「別に今のままでいいんじゃない?」といってくる可能性の方が強いのだ。

勿論、今のままでいい訳ではないのだが、こうやって不妊症で苦しんでいる現実を肯定してもらうと、なぜか不妊症を克服できて、妊娠することげできるのだ。

それだけ、自分の心の中で母性愛が不足していたということであり、その不足した母性愛を補ってしまえば、「成長過程ストレス障害」はアッという間に治ってしまい、不妊症を脱してしまうのだ。

母性愛というものは、不妊症を吹き飛ばすほど、強力な愛なのである。

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