一品パーティー
【全国一斉停電作戦】
つっ、遂に完成!
昨日の夜遅くまで書き上げた作戦案!
これで、2ちゃんねる小僧どもを殲滅することができる!
そこで俺は早朝から、緊急に《タマティ-&『ViVi』連合軍最高総司令部》で作戦会議を召集した。
「俺は2ちゃんねる小僧どもを殲滅することができる作戦を考えついた。全国にある発電所を爆破して、全国一斉に停電させて、2ちゃんねるのサイトそのものを消滅させるのだ! そうすれば、2ちゃんねる小僧どもは、2ちゃんねるを使えなくなるから、みな中毒症状を発症して死んでいくのだ! どうだ! この作戦を《全国一斉停電作戦》と呼ぶ!」
出席者たちはポカ~ンと聞いていた。
沈黙を破ったのは、渡会明子である。
「でも、そうすると、2ちゃんねるは消滅しますけど、《爆笑タマティー宮殿》も消滅してしまいます。そうなると、《不妊症バトルロワイヤル》を楽しみに見ている不妊症患者の方々が物凄く残念なことになってしまうんですけど~」
「わっ、忘れていた!」
ガガガガーーーーーーーーーーーン!
「不覚であった、俺! 最近、この寒さで俺の脳味噌もうまく作動していない! あ~、白鳥百合子の白い肌で俺の冷たい体を温めて欲しい! 百合子ーーーーーッ!」
(な、なんか変だぞ!)
見ると、そこには怒りの炎が燃え上がっている長谷川潤がいるではないか!
「な、潤チャマ、冷静になれ!」
だが、時は既に遅し。長谷川潤が猛牛の如く全速力で突進してきた!
ドッカーーーーーーーーーーン!
「お久しぶりに、鮭の産卵ーーーーーーッ!」
俺は久々に《鮭の産卵SM》の餌食になってしまった。
これでは全国一斉停電作戦どころではない。
そこに突然、緊急警報が鳴り響いた。
【迎撃】
「緊急事態発生! 緊急事態発生! 《ペコポン蛯原&『CanCam』連合軍》が接近中! 《ペコポン蛯原&『CanCam』連合軍》が接近中!」
アナウンスを聞き終えると、
「不意を衝かれたか? うちらが2ちゃんねる小僧どもを相手にしている間に、隙をついて打って出てきたか? 一体、どこの部隊だ!?」
タマティーはレーダー担当の者に訊いた。
「ピンキー西山茉希の部隊だと思われます。西北西に約50キロ!」
「やけに近いな」
渡会明子はモニター画面を見ながら、
「これは本気だと思います。偵察にしては数が多すぎます!」
と言った。
(やはり、昨日のうちに2ちゃんねる小僧どもを殲滅しておくべきだった! ズルズルやっているから、こうい悲惨な状況に陥ってしまうんだ!)
タマティーは、長谷川潤と藤井リナを見て、作戦を告げた。
「では、これより、2ちゃんねる小僧どもはひとまず置いといて、ピンキー西山茉希の部隊へ迎撃を行う! 第101戦略爆撃旅団と第203装甲騎兵旅団を俺が直接率いて向かう! それでは出撃!」
【炬燵ホイホイ作戦】
第101戦略爆撃旅団と第203装甲騎兵旅団は、全速力で進撃して、ピンキー西山茉希の部隊がいる所に到着した。
林の中にそそくさと隠れたので、ピンキー西山茉希の部隊からは、こちらが見えない。
(兵力は遥かにこちらの方が勝っている。一瞬で殲滅してやる!)
ピンキー西山茉希の部隊は敵が近くにいるのも知らずに、『CanCam』の撮影の準備を行っていた。
タマティーは長谷川潤と藤井リナを呼んだ。
「では、これより、作戦を伝える。まずは、『CanCam』の奴等が撮影する場所に炬燵をばら撒く。そうると、冷え性の西山茉希が炬燵に入ってヌクヌクしてしまい、撮影が中止になってしまうという訳だ。この作戦名は《炬燵ホイホイ作戦》と言う。解ったな! では、配置につけ!」
藤井リナは了解したが、解っていないような顔をしているのが、長谷川潤である。
「あの~、炬燵ってなんですか?」
ガガガーーーーーーーン!
(ハ、ハ、ハワイ育ちの潤チャマには炬燵が解らないのだ!)
それでは敢えて炬燵について説明しなければならない。
「炬燵というのはな、布団つきのテーブルでな、中は電気コンロで温まっているから、そこに足を入れると、足がポカポカしてくるのだ。年頃の男女が二人で入ると、互いの足で突っつきあって、愛を育むのだ」
「そうなると、それは足専用のラブホテルですか?」
「あ、足専用のラブホテル!? どこのバカに足だけをラブホテルに入れる奴がいるんだ!? 上半身はどうするんだ!? ともかく行け! やれば解る!」
第101戦略爆撃旅団と第203装甲騎兵旅団は、ピンキー西山茉希の部隊に気付かれないように、炬燵を配置した。
すると、寒さで体を震わしていたピンキー西山茉希が、
「あっ、炬燵がある!」
と言って炬燵に近づき、入ってしまった。
「あったか~い」
ピンキー西山茉希は炬燵の暖かさでヌクヌクとしてしまい、リラックスムードである。
(作戦成功!)
「フフフ、認めたくないものだな、美しさゆえの過ちというものを」
密かに笑みを浮かべるタマティーであった。
【炬燵よりも仕事】
「見たか! 日本古来の必殺兵器《炬燵》の威力を!」
が、しかし、
「マキちゃ~ん! 準備完了しました! スタンバイお願いします!」
とスタッフが告げると、ピンキー西山茉希は、
「ハ~イ!」
とにこやかに応えて、すぐさま炬燵から出て、撮影場所に向かってしまった。
「な、な、なんという不埒な女だ! あいつは炬燵よりも仕事を選びやがった! だから、あいつはいつまで経っても冷え性が治らないのだ!」
タマティーは吐き捨てるように言った。
どうやら。炬燵ホイホイ作戦は失敗したようである。
「炬燵ホイホイ作戦は、ピンキー西山茉希の体を温めただけですね」
と藤井リナはさらりと言ってのけた。
「この落とし前はいつか絶対につけてやる!」
タマティーは悔しがって、すぐさま兵を撤退させた。
【一品パーティー】
昨日といい、今日といい、作戦がうまくいかない。
こういう時はパーティーでもやって、パーッと気分転換しよう!
タマティーは、第101戦略爆撃旅団と第203装甲騎兵旅団の兵士たちに1人1品ずつ料理を作るよう命じ、パーティーを開いた。
これぞタマティーの得意技《一品パーティー》であります!
《一品パーティー》は参加者が1人1品ずつ料理を持ってくるという単純なパーティー。
普通のパーティーだと、ただ集まって食事をするだけ、そうすると、パーティーにおける話だけが盛り上がってしまい、話自体が表面的なものにならざるをえないくなってしまう。
ところが、一品パーティーだと、その料理からその人の家庭が見えてくるし、パーティーの話だけでなく、料理からの話題も弾むので、深い話ができて、深い付き合いができるようになるんだ。
不妊症の夫婦は是非、友達を誘って開いて欲しい。不妊症の夫婦は、夫婦二人だけで孤立してしまう可能性があるからだ。友達と話し合っていれば、不妊症の話もそれほど深刻にならないはずだ。
参加者の条件は既婚者であることを条件にした方がいい。
結婚できない男女は、その中でも特に女性は、幼稚な女性が多く、独立した大人の男女の会話ができないからだ。
特別に独身者を参加させる場合は、不妊症について情報を持っている者で、しかも、ちゃんと恋人同伴で参加することを条件にした方がいいだろう。
一品パーティーは、ホスト役の夫婦が黒パンとスープを用意し、他の夫婦がオカズとデザートを作らせるのだ。
いきなり夕食でやると本格的になってしまうので、最初は、妻たちが昼食時に集まって、一品パーティーの練習をすればいいだろう。ガールズトークで盛り上がれれば、今度はそのメンバーの夫たちをも集めて、夕食時に一品パーティーを開けばいいのだ。
【一品パーティーの注意点】
日本では住宅環境の悪さが祟って、自宅でパーティーを開くというのが少ないのだが、そのくせ合コンだけは盛んに行われている。
そのため結婚前に合コンに熱心だった男女は要注意だ。
セックス相手をゲットしようとする感覚で参加してくるからだ。
こういう男女は早い段階で排除した方がいい。結婚した大人の会話ができないからだ。こういう男女はいくら忠告しても態度を改めないので、間違っても相手の改心を待とうなんて思っちゃいけない。
【情報交換】
一品パーティーは、あくまでも結婚した男女の情報交換のためのパーティーだ。
だから、料理を作らせた上で参加させるのである。
料理を作らせれば、だいたいどんな夫婦生活を送っているか解るものだ。
特に不妊症の夫婦にとっては、かつて不妊症だった夫婦から不妊症についての情報が聞けるかもしれない。こういうのは、医者が話す不妊症の情報とは、まったく違う情報である場合が多い。こういう話を聞くと、不妊症の夫婦は医者の言いなりになっているというのが、はっきりと解るようになるのだ。
不妊症の妻の場合、やはり料理の作り方が不妊症の原因になっているので、ベテランの主婦から料理の仕方を教わるというのは絶対に必要だ。
不妊症の夫の場合、精子が少ないということで、妻が考えている以上に、深刻なストレスを抱え込んでいるので、他の夫たちと話すと結構、気分転換になるし、不妊症を克服できる情報を貰えるかもしれない。
不妊症の夫婦は二人っきりで不妊症を抱え込んでしまい、二人で深刻になってしまうので、それを克服するためにも《一品パーティー》は必要だと思う。みんなで話し合えば、解決策も浮かんでくるというものだ。
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