不妊治療における医療過誤の法則
●不妊治療における医療過誤
今回はちょっと視点を変えて、不妊治療における医療過誤について考えてみたい。
不妊症の女性が、病院で不妊治療を受けているのに不妊症が治らず、不妊治療を受けているのに子供が出来ない、せっかく妊娠しても流産してしまった、排卵誘発剤の薬害によって子宮筋腫や子宮癌になってしまった、これらすべてが「不妊治療における医療過誤」である。
医療過誤とは、「治療ミス」のことである。
不妊症患者は不妊症を治してもらうために、医者の治療を受けたのだから、その医者が不妊症を克服できなかったら、どういう言い訳をしようとも、治療ミスなのである。
不妊治療では医療過誤が多発し、しかも、その被害を不妊症の女性たちが、一方的に被っているのだ。
●医療過誤と医療事故
現在の日本では、いかなる病気よりも、「医療過誤病」という病気がもっとも猛威を振るっている。医療過誤病は、疫病や癌やエイズウィルスどころの猛威ではないのである。
しかし、政府はなんら対策を講じないし、マスコミも真相を追究したりしない。政治家たちは日本医師会から政治献金を貰っているし、マスコミは製薬会社から広告提供を受けているからである。
医者たちは批判されないものだから、「医療過誤」を「医療事故」という用語に摩り替えようとしている。
「医療事故」とは、治療における思いがけない悪い出来事である。
医療の現場で、医者にとって思いがけないことが発生することなどありえない。医者は医学のプロなのである。治療を行うにあたって、患者にどういう反応がでるかぐらい想像がつくはずである。それゆえ、思いがけない悪い出来事が起こることなのどないのだ。
医療過誤はあくまでも医療過誤である。医療事故などではない。「医療過誤」とは、医者の治療ミスのことである。
●医療過誤の発生原因
医療過誤が発生するには、3大発生原因があるのだ。
①医者の一方的情報と患者の一方的錯覚
医療過誤は、医者が一方的に治療の情報を与え、患者がそれを一方的に信じて、自分で勝手に錯覚して、医者に治療のすべてを任しきってしまうことによって起こるのだ。
これには人間の心理が深く影響している。人間には専門的知識を出されると頭が上がらなくなるという傾向があるのだ。我々は学校の教師や警察官、税務官、弁護士や検察官や裁判官といった専門職の人々に頭があがらない傾向があるのだ。喧嘩ぱっやい不良少年でも、学校の教師をリンチするということはまずない。
これと同様に医者は医学において専門的知識を持っているから、患者の方が頭があがらなくなってしまうのだ。
その状況下において、医者はこれを悪用して、不妊症を説明しながら、患者にちゃんとした不妊治療の情報を与えていないのだ。
不妊症患者は排卵誘発剤の有効期間が2年間ということは知らされないし、医者が行う不妊治療の完治率を教えてもらうことはまずない。
それなのに、不妊症患者は医者が不妊症を治してくれると、錯覚してしまうのだ。
②巨大な病院と小さな病室に人は弱い
医療過誤は、小さな診療所ではほとんど発生しない傾向にある。医療過誤は巨大な病院で発生するのである。
人間は巨大な建物を見ると、確かめもせずに信用してしまうという心理的傾向があるのだ。巨大な病院を見るだけで、患者は自分の病気を完治してくれるだろうと、勝手に思い込んでしまうのである。
しかも、女性は小さな部屋に入って話されると、相手の意見を鵜呑みにしやすいという心理的傾向があるのだ。
巨大な病院と小さな病室が揃うと、相乗効果で女性はまんまとだまされてしまうのだ。
③社交的な人間は嘘をつき、非社交的な人間は騙されやすい
医者は治療で多くの患者を診ざるを得ないので、どうしても社交的になりやすい。
しかし、社交的な人間は嘘をつきやすくなるのだ。社交的な人間は嘘をつくことに快感を感じやすいのだ。
ところが、病人は非社交的な人が多く、非社交的な人間ほど嘘に騙されやすいのだ。嘘に慣れていないのだ。しかも、嘘に慣れていないがために、嘘をそのまま信じてしまうのだ。
それゆえ、医者と患者という組み合わせは、最悪の組み合わせなのである。
まとめ
医療過誤は医者の治療ミスなのだが、それを発生させるには、患者も加担しているのだ。診察開始時点で、医者は一方的に自分の意見を述べてしまい、患者は逆に自分の意見を余り言わず、医者の意見を鵜呑みにしてしまうのだ。
医療過誤は、医者の最初の判断ミスと患者の性善説的態度の相乗効果から生まれるのだ。
そう、医療過誤の発生には、医者だけでなく、患者も深く関わっているのである。
●医療過誤の発覚要因
では、医療過誤にあった患者は、どうすれば医療過誤に気付くことができるのか?
①カネがかかりすぎると気付く
不妊治療は、人工授精をするだけでも、かなり高額の費用がかかるので、カネがかかりすぎると思ったら、医療過誤の可能性が高い。患者本人が、不妊治療にカネがかかりすぎると解った頃には、相当な費用を出しているはずだ。
②症状が悪化していると気付く
不妊治療を受けているのに、体調がどんどん悪くなっていく、何度も流産してしまう、それどころか、子宮筋腫になったとか、子宮頚癌になったとか、他の病気を発症したら、間違いなく医療過誤である。
③治療の結果が出てこないと気付く
医者の意見を聞いて、ちゃんと不妊治療を受けているのに、長期間を経ても、不妊治療の結果が出てこなければ、間違いなく医療過誤である。
④自分で治せることを自分でしていない
不妊治療で不妊症を克服した女性の9割以上が漢方薬の服用者である。不妊治療を受けるだけで、自分が出来ることを何もしていないと、治るはずの不妊症も治るわけがない。
⑤自分自身に治療への拒否反応が出てくる
不妊治療を受ける過程で、自分の体がもう不妊治療を受けたくないといっているようであったら、もうそれ以上、治療を受けることはやめることだ。これ以上やれば、不妊治療で自分の健康を破壊してしまう。
●医療過誤への対処法
では、どのように医療過誤に対処すればいいのだろうか?
①医者をすべて悪人と思え
医者を善人だと思うから、医療過誤が発生するのである。逆に医者はすべて悪人と思い、不妊症なんか治せないだろうと思っていると、その方が、不妊症を治せる医者が見つかるのである。治療を受ける時は、性善説に立つより、性悪説に立った方が断然にいいのだ。
②病院に行かなければ、医療過誤は発生しないことを知る
これも元も子もないが、病院に行くからこそ、医療過誤の餌食になるのである。病院に行かなければ、医療過誤の餌食にならないのである。病院だけが、不妊症を治せる場所ではないのだ。
③病気は本来、自分が治すものと考える
不妊症を発症したら、まずは自分で治すことだ。不妊症を克服できる方法を述べてある本を買って読むとか、図書館で不妊症について調べてみることをしよう。病院に行くのは、それからでいいのだ。
④不妊症を克服した女性に意見を聞く
親戚や友人の中に不妊症を克服した女性がいれば、その女性に不妊症の克服の仕方を聞いてみよう。医者の意見を鵜呑みにするから、医療過誤をくらうのである。
⑤老婆の知恵を借りる
不妊症になったら、自分の祖母に不妊症の克服の仕方を聞いてみよう。老婆は意外と不妊症の克服の方法の仕方を知っている場合があるのだ。老婆に比べれば、医者は若造にすぎない。医者の医学知識よりも、人生経験が豊富な老婆の知恵の方が、人生においては役に立つのだ。
●医者は医学部でまともな勉強をしていない!
不妊症の女性たちは、医者は医学部でさぞかし医学の勉強をしたと思っているが、医学部は入るのが難しいだけで、日本の医学部の教育は、先進国の中でも最低レベルの低さであることを知っておこう。
講義のレベルは低いし、学生はサボりまくるし、試験を受けさせても、模範解答が既に準備されていて、学生たちはそれを暗記して写すだけである。
医学部の講義や試験の風景は、他のどの学部よりも想像を絶する悲惨な光景なので、こういう所で育った医者に、医者としての責任感とか医療倫理を持てるわけがない。
更に、不妊治療を行う医者の中で、医学部の学生時代に不妊症を研究した医者などいないのだ。
人は医学部卒という権威に騙されるだけなのだ。
●思い込みの悲劇
医療過誤とは人間の思い込みの悲劇なのである。
人間は思い込みで縛られると、何もできなくなるのだ。
不妊症患者たちは、不妊症で子宮が正常に作動していないのに、脳の錯覚は正常に作動してくるのだ。
「私は不妊症」→「私は子供を埋めない体」→「お医者さんは不妊症を治してくれる」
こういうふうに考えてしまうと、不妊症は医者だけが治せると思ってしまうのだ。
不妊治療は医者だけが行えるものとは限らないのだ。
漢方医だって治せるし、俺の生活改善型不妊症治療法だって治せるのだ。
更に付け加えれば、病院での不妊治療をやめると不妊症が治った患者だっているのだ。
しかも、医者が行う不妊治療の有効期限は2年間である。医者が不妊症を治せる期間はそれまでなのである。
不妊治療を受ける時は、不妊症や不妊治療で頭をいっぱいにさせるのではなく、冷静になって、不妊症を見つめてみよう。
そして、不妊治療を受ける時は、医者たちが必ず医療過誤を引き起こすことを知っておくべきだろう。
そういう覚悟で、不妊治療を受ければ、医療過誤は最小限で食い止められることができるのだ。
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