ストレス解消ショッピング!!
●ブランド品は長持ちする
俺の初恋の女性は、ブランド品が好きな女性だった。ところが、大学生の俺は、ブランド品になんら価値を認めない男だったのだ。彼女は親から貰ったお金で買うのではなく、彼女がせっせとアルバイトをして稼いだお金で、彼女はブランド品を買うのである。
デートの時にブランドのバックを持ってくることは、まぁ理解できた。しかし、夜にちょこっと暇があったので、彼女を呼び出して、「お茶でも飲みながら話でもしないか?」と誘ったら、なんとこういう時でもブランドのバックを持ってくるのである。
「こういう時は、ラフな格好で、身一つで来い!」と、俺はムッとしてしまった。
恋愛における相性は良かったのに、これがまさしく価値観の違いという奴で、ブランド品を巡って、二人は対立しあったのだ。
或る時、俺は彼女に「高いお金を出してブランド品を買うより、そのお金で安い物をたくさん買った方がいいじゃないか?」と訊いたことがあった。そしたら、初恋の女性は、「安い物は早くに壊れるが、ブランド品は長持ちする」と答えてきたのだ。
俺はビックリしたね。彼女はブランド品をただ買っていたのではなく、長持ちするという観点から買っていたのだ。
このことに関しては、俺は痛いと思うくらいに、身に思い当たることがあったのだ。俺は服とかは安い物を買い、その浮いたお金で書籍やCDを買っていたのだが、安い値段の服は壊れるのが早いのだ。
まさに俺は服に関しては、「安物買いの銭失い」を地で行くがごとくであったのだ。
●母親のバーゲン好き
一方、俺の母親はバーゲンが大好きで、安い値段の品物が大好きである。だが、自分の服を買ってくるだけならいいのだが、俺の服まで買ってくるのだ。
しかも、俺が新しく服を購入しようかなと思う時に買ってくるのである。さすがに血を分けた者同士である。欲しい時期が解るのである。
しかし、母親が喜んで買ってきたために、俺はこの服を着ざるを得ないのだ。母親が喜んでいるのに、これを捨てるわけにはいかないのだ。
母親はバーゲンから帰ってくると目を輝かして、最高の笑みを浮かべて、バーゲンで買ってきた商品の説明をするのである。母親は、バーゲンで掘り出し物を見つけてきて、値段は安く、品質もいいものに、最高の快感を感じているのである。
母親にとってバーゲンは最大のストレス発散の場なのである。
バーゲンというものをバカにしてはいけないのだ。俺の母親は同い年の女性たちよりも、遥かに若く見えるのだ。
バーゲンに行ってストレスを発散した女性と、バーゲンに行かないでストレスを溜め込んだ女性の格差を、俺は目の前で見せ付けられたのだ。
●物欲は肯定しよう
不妊症の女性は、ブランド品を購入していなかったり、バーゲンに行かなかったりしていないだろうか?
女性だったら、ブランド品は欲しいし、バーゲンに行くのは好きなはずだ。
それを我慢するのは良くないと思う。
ただでさえ、「対不妊症ストレス」があるのだから、その上に「不買ストレス」を抱え込んではいけない。不買ストレスは不妊症患者の自律神経のバランスを崩すもとである。
日本では仏教の影響が強いので、物欲を否定しがちである。僧侶たちは「少欲知足」を説いて、仏教徒たちに物欲を否定しようと躍起になっているが、その教えを説いている僧侶たちは、1億円以上の銀行預金を持ち、ベンツに乗り、高級グルメにうつつを抜かしているのだ。
僧侶たちの妄説に惑わされてはならない。
嘘だと思うなら、瀬戸内寂聴の資産を調べ上げてみればいい。出家したといいながら、莫大な資産を隠し持っているのだ。出家とは私有財産を放棄することなのに、僧侶たちは莫大な資産を持っているのだ。
僧侶は言っていることと、やっていることが正反対の連中なのだ。
だから、仏教に惑わされずに、物欲を肯定しよう。
自分が欲しいと思うブランド品は買う。自分が行きたいと思うバーゲンには行く。
日頃のストレスをショッピングで解消するのである。
●ストレス解消ショッピング
ストレス解消ショッピングをする時は、買いたい物を定める。
ブランド品はやはり舐めてはいけない。
俺はファッション関係の仕事をしているが、バックはやはり「ルイ・ヴィトン」のバックが一番いいのだ。散々、高級なバックを試した後に、最後に辿り着くのはルイ・ヴィトンのバックなのだ。
女性向けのブランド品を考える時、有名なブランド品と品質の良さは正比例しているので、高級ブランド品はそれだけのものであるということは解っていた方がいい。
バーゲンも絶対に舐めてはいけない。
女性はバーゲン会場に行くと興奮するし、そのバーゲンの中から掘り出し物を探し当てた時に、その興奮は最高潮に達するのだ。
通常の買い物では、「商品」しか買えないが、バーゲンだと「エキサイティングな体験」まで買えるのだ。
また、最近はネット販売が普及してきたが、ネットで買うより、直接にショップに行った方がいい。
直接にショップに行けば、その商品の本当の良さが解るものだし、そのショップで他の商品に眼が行き、購入したっていいのだ。
こういうふうに、「ついで買い」で掘り出し物に出会うことができるのだ。
ネット販売では、こうはいかないのだ。
不妊症の女性にとって、ストレス解消ショッピングは絶対に軽視してはならない、自律神経のバランスを回復させるのには、いい方法だと思う。
ショッピングをするだけで、対不妊症ストレスが消え去り、自律神経がバランスを回復して、妊娠しやすい体に変えてくれるなら、安いものである。
●家計の粉飾決算
但し、ストレス解消ショッピングは、自分のお金を使って行うこと。
「自分の欲しい物は自分で働いて稼いだお金で買え」ということだ。
自分で稼いだお金だからこそ、喜びと興奮を味わえるのである。
既婚女性にやりがちなのが、自分が家計を握っていることを濫用して、家計の粉飾決算を行うことだ。
その誤魔化して得たお金を、専門用語で「ヘソクリ」というのだ。
こういう家計の運営の仕方をしておくと、家計が苦しくなってくるので、家計の粉飾決算は直ちにやめることだ。
不妊症を克服して、妊娠すると、出産や育児開始初期には一時的に出費がかさむので、今から貯金でもいておいた方がいいのだ。
しかも今は、不妊症で子供がいないのだから、働きにでもいけばいいのだ。
今の御時勢、既婚女性向けの仕事なら幾らでもあるのだ。
そうやって、自分で稼いだお金でショッピングをするから、楽しいのだ。
家計を誤魔化してショッピングしても、楽しくないのだ。そういうことをやっていると、段々、顔が暗くなっていくのだ。やはり自分がやましいことをやっているからなのだ。
●夫婦でプライベート会社
不妊症の女性の中で、現在は、不妊症の治療を受けているんだから、働きに出るよりも、不妊症の治療を優先したいと思っている女性には、夫婦でプライベート会社を作ることをお勧めする。
プライベート会社は夫婦二人だけの会社だ。
他に取締役を雇うことも、株式市場に上場することも目指さず、夫婦二人のための会社だ。
夫婦ともに代表取締役になって、夫婦で会社を切り盛りするのである。夫婦が休日を利用してビジネスを始めるのである。ただ、実質的には妻がやるのである。
業務内容は自分がこれなら儲かりそうだなと思えるものをやればいい。
ネット販売でもいいし、ショップを経営するのでもいいし、レストランを経営するのもいいだろう。
資産運用の会社にするのもいいだろう。
プライベート会社を経営することによって、取締役報酬を得て、それを自分のストレス解消ショッピングの費用に当てるのである。
家計を切り盛りできる既婚女性なら、プライベート会社を経営することは簡単にできるのだ。
しかも、会社の必要経費を使うことが出来るようになり、会社で使うものと、家庭内で使うものとダブルものがあるものなら、会社の必要経費で落とせばいいのだ。これで家計は助かるのだ。
プライベート会社を持てば、合法的な節税が可能になるのだ。
結婚して、「夫の財布」「妻の財布」「家計の財布」「プライベート会社の財布」の4つが揃うと、お金の心配が一切なくなるので、不妊症の夫婦には是非ともプライベート会社を作ることをお勧めする。
●ショッピングの効用
ストレス解消ショッピングの効用は、なんといっても不妊症の女性が抱え込んでいる対不妊症ストレスを解消させてしまうことである。
女性はショッピングが大好きで、バーゲンが大好きなのだ。ショッピングでストレスが解消されるなら、安いものである。
そして、ストレス解消ショッピングの第二の効用は、自律神経の正常化である。ストレス解消ショッピングでストレスがなくなり、自律神経がバランスを回復させるのである。自律神経がバランスを回復してくれれば、夫婦の愛はうまく流れるようになるし、受精卵が子宮に着床して、順調に育ってくれるのだ。
最後に、ストレス解消ショッピングの第三の効用は、欲しい物を購入できた幸福感である。不妊症の女性は、不妊症の治療の中で、悲しみの方が遥かに多かったので、ストレス解消ショッピングで久しぶりに、幸福感を味合わすことができるのだ。
不妊治療ばかりやって、しかも、その不妊治療が失敗し続けると、不幸の癖がついてしまうので、なかなかその不幸の癖から抜け出せなくなってしまうのだ。
ストレス解消ショッピングで、たまには不妊症や不妊治療のことを忘れて、違うことに夢中にさせると、その不幸の癖が消えてなくなり、いつの間にかに、不妊症を克服して、妊娠していたりすることだってあるのだ。
不妊症を克服するためには、正攻法ばかりではなく、思わぬ所から攻めて行くという方法だってあるのだ。
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