陽性体質と陰性体質
●性格を変えても体質を変えようとするな
自律神経がちゃんと整ってくると、自分の性格が変わってくる。
今まで性格が暗かった人が、急に性格が明るくなったリ、今まで考えすぎていた人が、急に思考がクリアになったりと、自律神経のバランスが整うと性格が変わってくるのだ。
性格というものは変わっていくものなのだ。
俺は小学生の時は賑やかでクラスの人気者だったが、高校生になると性格は暗くなり、読書家になった。それだけ自分が成長したからなのである。
不妊症の夫婦の中にも、結婚を境に性格が変わった人がいると思う。「結婚して性格が変わったね」ということは、或る意味、褒め言葉である。人間は成長していけば、性格は変わっていくのだ。性格が変わらないということは、成長していないということなのである。
ただ、性格が変わりすぎて、バラバラ殺人事件を起すまで変わってはならない。
変わるにしても、いい方向に変わっていかなければならないのだ。
性格は変わっていくが、変わらないのが「体質」である。
体質はその人が生まれつき持っているもので、これは絶対に変わらない。
性格を変えても、絶対に体質までは変えてはならなし、変えようとしてはならないのだ。
●体質生まれつきのものである
この体質の違いは、同じ人間でもまるで人間の種類が違うのではないかと思わせるほどの違いなのである。
例えば、歌人の「与謝野晶子」だ。
与謝野晶子は堺女学校卒業と同時に頭角を現し始め、雑誌『明星』の創刊と共に社友となり、毎号寄稿し続け注目された。処女歌集『みだれ髪』を出版すれば、爆発的な人気を博し、歌壇での彼女の地位を不動にしたのだ。
自宅では毎月、新詩社の月例集会を開催し、一夜百首会もしばしば開催しても、まったく疲れ知らずだったという。
与謝野晶子は、周囲の男性たちを魅了し続けた女性で、彼女に出会った男性たちはみな彼女の支持者になったといわれる。
与謝野鉄幹と結婚すれば、5男6女を生み育て、全員を立派な大人に成長させたのだ。
結婚もせず仕事に生涯を捧げても大した仕事ができない女性や、子供を1人か2人を産んで、育児にくたびれ果てている既婚女性たちと比べれば、これはもう性格の違いとかではなくて、もはや体質の違いというのが解るだろう。
俺はマーガレット・サッチャーに出会った時に、この体質の違いをまざまざと見せ付けられた思い出がある。
マーガレット・サッチャーは威風堂々としており、青いドレスをファッションモデルよりもうまく着こなして、オーラを発しまくっていたのだ。
そして喋らせてみると、ありえないような早口で喋り始め、しかも話の内容に無駄がないのである。
俺はマーガレット・サッチャーと出会った日以来、彼女に魅了されてしまったといっていいだろう。
マーガレット・サッチャーはイギリスの首相だったとはいえ、イギリス人女性でこういう女性を見たことがないし、日本の女性政治家で彼女の足元に及ぶような女性政治家を見たことがない。
これはもうその人が生まれつき持っているものなので、平等という観点に立って、自分のその人と同じような生き方をするのは、絶対に危険なことだと思う。
●2種類ある体質
体質には「陽性体質」と「陰性体質」の2種類がある。
陽性体質は。体は「筋肉質」で、性格は「積極的」で、何をやらしても「行動的」である。
陰性体質は、体に筋肉が少なく 性格は「消極的」で、何をやらしても「思索的」である。
ただ、こういう体質の違いは、大まかなもので、陽性体質と陰性体質のどちらかが優れているということはない。
陽性体質が行動的で羨ましく思えても、裏を返せば無謀ということでもあり、陰性体質が思索的で羨ましく思えても、裏を返せば優柔不断ということでもあるのだ。
また、陽性体質だろうが、陰性体質だろうが、不妊症は発症するのだ。
●体質の見分け方
自分が陽性体質なのか、陰性体質なのかは、女性の場合は高校生の頃を基準にしよう。
高校生の頃に性格が積極的で、何をやらしても行動的だったら、陽性体質であると思う。
逆に高校生の頃に性格が消極的で、何をやらしても思索的だったら、陰性体質だと思う。
男性の場合は、30歳前後の自分を見て、性格が積極的で、何をやらしても行動的だったら、陽性体質だと思う。
逆に、30歳前後の自分が、性格が消極的で、何をやらしても思索的だったら、陰性体質だと思う。
陽性体質と陰性体質が自分ではっきりと解るのが、対人関係なのである。
陽性体質の場合、自分が気に食わない人に対して起こったとしても、その怒り方がストレートなのである。
例えば、与謝野晶子は平塚らいちょうと共に女性解放運動を行っていたのだが、平塚らいちょうが持つ思想の危険性に気付き、袂を分かって、平塚らいちょうを批判し、罵倒するようになった。しかし、そういう時でも、与謝野晶子の怒り方はストレートに怒りを爆発させ、そのくせその怒りが収まればあっけらかんとしているのである。
一方、陰性体質の司馬遼太郎は、自分が気に食わない人と会うと、1週間近く落ち込み、出会ってしまったことを思い出すたびに更に落ち込んだという。司馬遼太郎は座談会で和気藹々と話していても、座談会で自分が気に食わない人がいると、自宅に帰ってから自分の奥さんに愚痴を垂れまくっていたという。司馬遼太郎は与謝野晶子と違って、自分が気に入らない人の批判を、公表したことがないのだ。怒りを自分の中に溜め込んでしまう傾向があったのだ。
体質で対人関係はまるで違ったものになってしまうので、陽性体質の人に怒りを溜め込ませるのは危険なことになってしまうし、陰性体質の人に怒りを発散させようとするのは危険なことになってしまうのだ。
●性格よりも体質を見よ
不妊症の女性で多いのが、夫の性格を変えようと躍起になっている女性たちだ。
夫の性格を変えようとすると、地獄のような苦しみが訪れてくるのだ。
夫の性格を変えるのではなく、夫の性格を受け止め、この人をよりいっそう愛するのだ。そうすると、自分が今まで嫌だと思っていた夫の性格がまったく気にならなくなるのだ。
そうやって自分が変わると、夫の性格が変わっていくのだ。
性格は変わる時には変わる。
性格は自発的でしか変わらないのだ。
しかも、夫は妻の態度の変化で性格が変わることもあるが、男性は仕事で豹変する可能性があるのだ。
問題は性格ではなくて、体質である。
体質は変わらないから、陽性体質の人は生涯、陽性体質だろうし、陰性体質の人は生涯、陰性体質で生き続けるのだ。
これはもう受け止めるしかないのだ。
夫が陰性体質であったとしても、この人は物事を深く考えるタイプなんだと思い、夫に不足している行動力を自分が補ってあげればいいのだ。
夫が陽性体質であったとしても、この人は行動を迅速にするタイプなんだと思い、夫に不足している思慮深さを自分が補ってあげればいいのだ。
夫婦がそれぞれの体質の違いを受け入れることは、自律神経のバランスを回復させる最後の難関になるので、これができてしまうと、自律神経が活性化してくるのだ。
即ち、不妊症を克服して、妊娠しやすい体に変わっていくのである。
●体質による食事法
自律神経のバランスが整ってくると、自分の体質にあった性格が出てくるので、体質と性格の間に無理がなくなって、自分が楽になっていくのだ。
自分の体質が明らかになってくると、食事まで変わってくる。
陽性体質の人が不妊症を発症している場合、今まで肉を大量に食べていたが、自分の自律神経が活性化してくると、陽性体質の人は野菜を食べるようになるのだ。
陽性体質の人なのに、肉ばかり食べていると、交感神経が優位になってしまい、不妊症を発症してしまうのだ。
ところが、自律神経が活性化してくると、副交感神経にシフトさせてくれる野菜を食べるようになり、受精卵が子宮に着床しやすいようにさせて、妊娠しようとするのだ。
逆に、陰性体質の人が不妊症を発症している場合、今まで肉を余り食べていなかったが、自分の自律神経が活性化してくると、陰性体質は肉を食べるようになるのだ。
陰性体質の人なのに、野菜ばかり食べていると、副交感神経優位になってしまい、不妊症を発症してしまうのだ。
ところが、自律神経が活性化してくると、交感神経にシフトさせてくれる肉を食べるようになり、配偶者のことを好きになるようになり、妊娠しようとする意欲が湧いてきて、妊娠をもたらしてくれるのだ。
このように自律神経が活性化して、食事まで変わってくるのは、自律神経に関する最後の難関になるので、これが起こると不妊症を克服できるようになるのだ。
| 固定リンク
「不妊治療」カテゴリの記事
- 子安神社の子授祈願札(2016.04.14)
- 自我のリストラ(2015.12.07)
- 病気になったらメシ食うな!(2015.07.01)
- なぜ冬の終わりになるとカボチャが美味しくなるのか?(2015.03.09)
- 夫婦専用の「アレ」を意味する言葉を考えてみました(2015.01.26)

コメント