タマティーの恋愛観
●子供の頃は美少年
千佳子「今日は、趣きを変えまして、不妊症のことについてではなく、タマティーさんの恋愛観について、伺ってみましょう。タマティーさんは、子供の頃、モテましたか?」
タマティー「俺の子供の頃って、男の子と女の子が真っ二つに分かれていたんだ。特に小学5年生の時が、もっとも激しくて、男女が分かれて対立しあってたんだ。男の子は5人のリーダーで男の子のグループを運営していて、俺はその1人だったんだ。女の子は、〈ユカ〉っていう女がリーダーがグループを率いていたんだ。そんで、席替えの時、俺がジャンケンで負けて、ユカっていう奴の横の席になってしまったんだ。グループの上では仲が悪いんだけど、席が横なもんで、そのうち話すようになってね、話してみると、仲良くなってしまったんだ。その後だよね、俺の人生の中で女性の中で一番可愛い女性に好かれたり、女性の中でトップの女性に好かれたりするのは。あの日以来、俺は魔法にかかってしまったみたいだよ」
千佳子「ユカさんがタマティーさんにとって初恋の相手だったんですか?」
タマティー「いや、そうじゃないな。ユカは美少女で背が高くてね、ピアニストになるのが夢の少女だった。男の子がカブトムシやザリガニやカマキリを採って遊んでるのに、ピアニストになろうとしてんだもん。住んでる世界が違いすぎたよ。全日空のパイロットの娘さんだったから、お金がたくさんあったんだろうな」
千佳子「ユカさんはタマティーさんのことが好きだったんだすか?」
タマティー「それは本人に訊いてみないと。でも、俺とユカがやけに仲がよかったんで、クラスでは噂になったりはしたよ。彼女が俺に惹かれた理由は、俺が美少年だったからかもね。俺は子供の頃、本当に可愛かったんだ。ユカも美少女だったから、俺に惹かれたんだろうな。人間は自分と違う物を持っている相手に惹かれることもあるけど、自分と同じ物を持っている相手に惹かれることもあるからね」
●美少女にモテるという苦痛
千佳子「では、その後も美少女にはモテたんですか??」
タマティー「そうだね。6年生になった時、俺が今から考えても物凄い美少女の〈ミナ〉という女の子がいたんだけど、その子は明らかに俺のことがすきだったね。俺もその子がまるで絵本に出てくるかのような美少女だったもんで好きだったけど、でも、それが恋愛だというのはなかったね。好きになるのと、恋をするのは、別もんだよ」
千佳子「なんかもったいないですね」
タマティー「俺はつくづく思うんだけど、自分が好きな人より、自分に誰から好かれるか、それを知る方が大事なんだよ。多くの人たちは、自分が誰から好かれるかを知ろうとせずに、自分の好きなタイプを優先させるから不幸が続くんだよ。俺は美少女にモテた。美少女の中で一番可愛いのにモテるというのが解ったのは、その後の人生で絶対的に俺の幸福を決定づけたね」
千佳子「では、タマティーさんはどのようなタイプが好きだったんですか?」
タマティー「俺は美少女にはモテたから、逆に、ブサイクな女性を好きになろうとしていたんだ。ブサイクな女性とはどうしても話がうまくできないし、それどころか嫌われたりしていたからね。〈なんであんな奴に、クラスで一番可愛い子が好きになるんだろう?〉ってね、俺は女同士の嫉妬争いに巻き込まれていたみたい」
千佳子「美少女にモテたというのは、万々歳ではなかったんですね。タマティーさんにとっては損害もあったんですね」
タマティー「特に小学生の頃って、みんなと仲良くしたい年頃だから、そういう嫉妬をぶつけられるのは、困ったもんだよ。俺はたまたま美少年に生まれただけであって、その美少女の方もたまたま俺のことを好きなわけであって、それは人為的な力ではどうすることもできないじゃん。俺はそういう醜い争いが嫌いだったから、中学校は私立の男子校に進学したんだ」
●魂の交じわりを求めた友情
千佳子「男子校なら女の子はいませんものね」
タマティー「ところが、その男子校で俺は遥かに上回る美少年がいたわけ。〈ヒデタカ〉って子なんだけど、そいつは芸能界で子役をやっていたぐらい可愛かったんだ。ヒデタカは目が物凄く大きくてね、俺、あん時、俳優と一般人の差は目の大きさにあると思ったね。その後は、ヒデタカとべったりだったね。俺は美少女たちがなぜ俺に騒いだかの理由が、ヒデタカと仲良くなって解ったね。自分と同じ物をもっているからだよ。それは他の人は持っていないんだよ。自分と同じ物をもっているから好きになるんだよ。それが痛いほど解ったね」
千佳子「なんか、そういうのは友情を超えていませんか?」
タマティー「確かに、普通の友情ではなかったね。俺はヒデタカと魂の交わりを求めていたんだと思う。友情にしては重たかったと思うよ。俺の方もこの友情の表現の仕方が解らなかったしね。限りなく近いものがあるとすれば、古代ギリシャの〈プラトニックラブ〉ぐらいだよね。古代ギリシャの詩人〈テオニグス〉が〈悲歌〉という詩を残しているんだけど、
少年よ、お前の頬の艶やかな間、
私はお前にかしづく。
たとえ、死の運命に囚われるとも。
この詩は理解できるんだよね。でも、俺の方の友情は、男色とか同性愛ではないしね。なんか根本的な所が違うんだよね。性欲はまったくないんだよ。もっと精神的な男同士の高貴な友情なんだよ」
千佳子「ヒデタカ君とはその後どうなりましたか?」
タマティー「俺は中学生の頃は文武両道でね、学問にも精進したし、スポーツも結構やったんだ。だが、ヒデタカは頭は悪いし、スポーツも得意ではなかったしね。それでなんか仲が、あと一歩、一線を超えないんだよね。不完全燃焼だったよ。一番仲がよかったはずなのに」
千佳子「親友にはならなかったんですね」
タマティー「そうだね、その後、ヒデタカとは疎遠になり、高校生になってから、〈タクミ〉という奴と出会うわけ。そいつはブサイクな男でね。でも、才能はあるし、喋らせれば頭の回転はいいし、スポーツもできたので、一気に仲良くなったね。そいつが俺の初めての親友だよ、高校生で楽しい思い出は、タクミと遊んだ時期だけだね。高校を卒業した時、タクミはベーシストになろうとし、俺は法学部に進んでね。二人別々に人生を歩むことになったね」
●初恋の衝撃
千佳子「タマティーさんの話を聞いていると、女性の話が出てきませんよね」
タマティー「当たり前だろ! 男子校だよ。女性がいないんだよ。恋愛とかまったくないんだよ。中学や高校の頃は無菌室で育ったみたいなもんだよ。それが大学で始めて恋を経験するわけ。俺には初恋の衝撃は凄まじかったね。いきなり、〈ドカーン!〉だよ」
千佳子「初恋の女性はどういう女性だったんですか?」
タマティー「これまた美少女だよ。沖縄出身の女性で、それなのに沖縄らしくないの。肌は白いし、顔のすべてが良く整っているんだよ。初恋の女性とは、出会った瞬間にビビッと来たね。話しても、ドンピシャというくらい、話が合うんだよ。こういう女性は俺の人生で始めてだったね。本当によくデートしてね。まさに〈二人の世界〉だよ。そのうち、互いに超能力みたいなものがついてしまって、相手の言いたいことが、テレパシーで解ってしまったんだ。まるでガンダムに出てくる〈ニュータイプ〉だよ。あれは!」
千佳子「そんなに深い仲になってしまったんですね」
タマティー「俺は初恋をする前、俺は自分と身長が同じ位の女性で、スポーツが得意な女性と付き合いたいと思っていたんだ。ところが、初恋の女性は、身長が低いし、スポーツはからきし駄目だしね。恋愛をするためには、恋愛幻想が必要で、しかも、〈恋の魂〉はその恋愛幻想を撃破して、恋愛が始まる者に、稲妻のような電撃を走らせるってのが解ったね。初恋の女性との出会いは、人間の力ではどうしようもなかったもんね。神の見えざる力が働いたんだよ。深い仲にならざるえなかったよ」
千佳子「その初恋の女性とはどうなったんですか?」
タマティー「結婚直前まで行ったね。でも、何かがおかしく成り始めたんだ。話が合わなくなって、些細なことで喧嘩したり、そうこうしているうちに、運命の赤い糸が、プッツンと音を立てて切れてしまったわけ」
千佳子「ほッ、本当に運命の赤い糸が切れる音って聞こえるんですか?」
タマティー「そういうのが解ったということだよ。それから、もう後はグチョグチョですよ。破滅へ一直線ですよ。あれほど仲がよかったのに、別れてしまうんだから、自分の心が引きちぎられたぐらいの激痛が走ったよ」
●失恋の痛手
千佳子「超能力がつくぐらいの相手と別れるのは、本当につらいと思います」
タマティー「初めての失恋を経験した後、どうして別れしまったんだろうと考えて、それで算命学に辿り着くわけ。俺の恋愛がおかしく成り始めたのは、〈天中殺〉の時期で、まさに失恋した時期は天中殺のまっただ中だったんだ。そんで、その後はその算命学を必死に学んでね。それから姓名判断や手相や家相やら風水やらを学んで、運命聖学者の道を歩むことになったわけ」
千佳子「失恋がタマティーさんの人生を変えたわけですね」
タマティー「そうなんだ。俺は失恋してもタダでは起きない性格だよ。そしたら、人間の運命が手に取るように解ってきたわけ。だが、そのぶん、女性と付き合うことに慎重になりすぎてしまって、そのために恋愛の氷河期が訪れてしまったんだよ。俺も運命のことや学問のことで女性と付き合っているよりも、勉強したかったんだよね。そんで本屋で本を買い捲り、図書館で読書をしまくりの生活を送るようになったんだ」
千佳子「勉強の期間はどのくらい続いたんですか?」
タマティー「かなり続いたね。勉強すると、勉強したい分野がますます広がっていくんだよ。運命のことや、宗教のことや、政治、経済、文化、社会とかね。気力は充実していたね。だが、俺の心を暗くしたものもあって、それがフェミニストたちだね。フェミニストたちは性差を社会や文化に求めてくるんだけど、それは嘘だろうというのが、科学的に解ったわけ。人間の遺伝子と性ホルモンが性差を作り出すんであって、社会や文化はそに追随したものだろうと。なぜ、こんな明らかな嘘をつくのかといえば、フェミニストたち自身が自立していないからなんだ。フェミニストたちは、年齢的にはもう充分に自立していなければならないのに、いまだに親から自立できていないんだ。俺はフェミニストたちの本を読むたびに、俺の心を暗くしたね」
●マリア・シャラポアの衝撃
千佳子「当時はセクハラやジェンダーフリーが嵐のごとく吹き荒れてしましたからね」
タマティー「そういう俺が悲惨な時に出てきたのが、マリア・シャラポアだったんだ。彼女が16歳の時に、ジャパンオープンで優勝したんだけど、その時のインタビュー記事を読んでビックリしたね。俺の勝負哲学の大半を、16歳の小娘が喋ってんだよ。この女はマジで凄いなと。いずれ世界を驚かせるようになるだろうと思ったら、翌年にはウィンブルドンで優勝したんだ。あれは本当に嬉しかったね。あん時に気づいたわけ。日本国内でいくら平等を推し進めても、外国から才能を持った人物がやってきたら、日本国内の人材では太刀打ちできないと。平等は破滅の道だと。あれで平等から完全に目が覚めたね」
千佳子「それからどうなされたんですか?」
タマティー「もう勉強している時期ではないだろうと思って、出版社を作ろうと思い立ったわけ」
千佳子「どうして出版社を作ろうと思ったんですか?」
タマティー「勉強していた時期に、社会主義者やらフェミニストたちが平然と嘘を並べた本を出していることに気づいたわけ。しかも、外国の書物を意図的に悪意ある誤訳をしたりとか、原文にはない文章を入れたりとか、そういうのが物凄く怒りを蓄積させてね。これはいかんと。こういう書籍が出回っていると、日本はいずれ国家の命運を誤ることになると思うし、個人の人生も悲惨なものになってしまうだろうと。それで国民のために有益な書籍や雑誌を出版しようと思う気持ちが段々と膨らんでいったんだ」
千佳子「出版社の計画は順調に進んだんですか?」
タマティー「それがね。俺が出版社を始める前に、通り抜けねばならない通過儀礼が待ち受けていたんだ」
ーーーーーインタビュー続く。
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