「夫の精子の量」よりも、「夫の妻への精神的態度」が問題なのだ!
●妻が夫を脅せば、不妊治療の成果は悪化する
男性不妊症は、それほど心配するものではないのである。
不妊症の妻が、生活を改善してくれれば、夫もそれに引きずられて治ってしまうからだ。
ただ、無精子症の男性だけが問題であって、それだけは特別な治療法が必要となる程度である。
だが、不妊治療の過程で重大な問題になってくるのが、男性不妊症が発覚したことによって、妻が夫に対して強圧的な態度に出てくることなのである。
不妊症の女性は、「私にだけ問題があるわけじゃない。夫にも問題があるじゃないの!」と思って、何か精神的に吹っ切れてしまい、後は不妊治療でまるで夫を脅すようなことを遣り始めるのである。
不妊症の女性は、ここで重大な過ちを犯すのである。
それは、「男性はストレスに弱い」ということを考慮しなくなるのである。
男性は本来、闘争的な動物であって、自分の身にストレスがかかると、闘争によって解決しようとするのである。この男性の闘争本能は、文明生活の中で、かなり弱められているけど、殺人事件を起こすのはほとんど男性だし、格闘技の選手もほとんどが男性である。勿論、殺人事件を起こす女性だっているし、女性で格闘技の選手もいる。しかし、全体からみればごく僅かなのだ。
ところが、この男性も、外からのストレスには対処できても、内からのストレスには非常に弱いのである。内からのストレスとは、自分の妻からストレスがかかってくることである。
男性は自分の妻からは自分の常に応援し支援てくれていると思っているから、妻から自分が男性不妊症ではないかと疑いの目をかけられ、そして男性不妊症が発覚することで、妻から男性不妊症だと見下されるのに、強烈なストレスを感じてしまうのである。
不妊治療を受けている夫婦が、夫に精子量の検査を受けるまで散々夫婦喧嘩をしあい、検査を受けて男性不妊症が発覚すると、夫がお荷物状態になってしまうが、これは男性の闘争本能を無視した結果なのである。
男女平等だと思って、女性が男性も自分と同じような考えや行動を取るだろうと思ってはならないのである。
女性は変化した環境に適応できる動物である。
不妊症が発覚しても、女性は持ち前の言語能力と行動力で乗り切れると思ってしまう。
しかし、女性がそうだからといって、男性もそうだと思ってはならないのだ。男性は自分の妻から信用されないことが、もっともつらいことなのだ。
妻が夫を脅せば、不妊治療の成果は悪化するのである。
●男性の責任は寧ろ精神的要因
不妊症の夫婦の場合、男性に精子量の問題があるというよりは、夫が妻に対して精神的な問題があるのである。
こちらの方が、夫の精子の数より、遙かに重要な問題なのである。
①優しすぎる
不妊症の夫婦の場合、特に目立つのが、夫が妻に優しすぎるということなのである。
夫が妻に嫌われたくないために、厳しい所を見せていないのだ。
厳しさとは、何が正しいかをはっきりと教え、行動に移させることである。
優しさとは、相手に対する心からの思いやりである。
「優しさ」と「厳しさ」があるからこそ、夫婦は前進していくことができるのである。
優しさだけでは、優しくされている時は気持ちいいかもしれない。しかし、何が正しいかを教えてくれないがために、前進できないのである。
人間の人生は、何かを捨てれば、何かを得るようにできている。あれも捨てたくない、これも捨てたくない、あれも欲しい、これも欲しいといっていては、何も前進できなくなるのだ。
夫婦がいくら愛し合っていて、夫がどんなに妻に優しくしていようとも、妻が間違っていることをしていたら、ビシッと厳しい態度を取るべきなのである。
妻は夫がそういうことをしてくれるからこそ、愛に畏敬の念が伴い始めるのである。
ただ漠然に「好きです」「愛してます」では、ダメなのである。
こういう夫は、精神的に成熟していないのである。
②性愛術
男性の精神的成熟度が一発で解るのが、性愛術である。
男性は若い時は、「射精するためのセックス」しかできないのだが、精神が成熟すれば、「女性をオルガズムに導くメイクラブ」に変えていくのである。
自分の快感を優先させるよりも、女性の快感を優先しようとするのだ。自己中心的な態度から、相手に悦びを与えるという態度に変えていくのである。
ところが、不妊症の男性たちは、精神的に成熟していないために、いつまで経っても、「射精するためのセックス」しかできないのだ。そのために、妻はいつも性的に欲求不満で、不妊症という形で、不満が爆発してくるのである。
不妊症の女性は、明らかにオルガズムの量が少なすぎるのだ。オルガズムが少ないために、子宮が正常に機能してくれず、そのたに不妊症になってしまうのだ。
不妊症の男性は、ただ単に精子を提供すればいいのではなく、もう少し性愛術の工夫をすべきだろう。
自分が精神的に成熟して、「妻をオルガズムに導くメイクラブ」の楽しさに目覚めるべきであろう。
③射精タイミング
不妊症の夫婦の性生活は、「月1回」というのが一番多いのだが、これでは夫婦の性生活の回数としては少なすぎる。
これでは不妊症になるのは、当たり前だし、妻が不倫を働いたり、離婚を突き付けてくる原因にもなりかねない。
不妊症の男性は、性善説に立って自分の妻に限ってそんなことしないとは思わずに、性悪説に立って自分の妻が悪行を働かないためには、何をすればいいかを考えるようにするべきであろう。
夫婦の性生活の回数を「週1回」に変えたら、簡単に妊娠できてしまったというのは、不妊症の治療の中でよくあることなのだ。
精子や卵子が問題なのではなく、ただ単に夫婦の性生活の回数が少なすぎたのだ。
大体、結婚していれば、女性は「排卵日前日」と「月経直前」に性欲が湧き起こり、この日だけは女性はメイクラブをしたがるということを、解るはずなのだが、不妊症の男性に限って、ここが解らないのである。鈍感なのか、男女平等と思い込んでいるのか、自分の妻なのに、自分の妻の性的なことが解らないのである。
ちなみに、不倫をする人妻や、離婚してしまう女性は、「排卵日前日」と「月経直前」に自分の性欲が高まるということを知らないらしい。自分の性欲を満たすべき時に満たしてないからこそ、異常な行動を取ってしまうのである。
男性は年柄年中、性欲が起きるが、女性は「排卵日前日」と「月経直前」にしか性欲が起きないので、この両日にきっちりと性生活を送らないと、不妊症やら、不倫やら、離婚やら、夫婦にとってとんでもないことが起きるのだ。
●妊娠と不妊の分かれ道
男性が精神的に成熟すれば、、妻に厳しさを示すようになるし、オルガズムに導くメイクラブができるようになるし、「排卵日直前」と「月経直前」という妻の性欲が高まる時に性生活を送ることができるようになるのだ。
そうすれば、妻には明らかな変化が出てくるのだ。
①夫を立てる
「愛」に「厳しさ」が伴えば、「畏敬の念」が湧いてくるものである。
妻が自分が夫から愛され、その上で厳しくされると、夫に対し畏敬の念を持つようになり、夫を立てるようになるのだ。
妻が夫を立てられるようになると、夫婦の関係が成熟して、妊娠へと向かうのである。
妊娠は女性が主体に行うべきものだが、妻が夫を立てないと妊娠できないのだ。妊娠し、出産している妻たちは、ちゃんと夫を立てているのだ。
不妊症の夫婦は、仲はいいのだが、妻が夫を立てているかといえば、決してそうではないのだ。だから、夫婦として成熟していず、不妊症の餌食になってしまうのだ。
②夫の悪口を言わない
夫婦生活で、妻は自分の性欲を満たしてくれて、オルガズムにイカしてくれるなら、夫への悪口は言わないものである。
ところが、不妊症の女性に限って、夫への何らかの不満を持っていて、悪口を言ってしまうのである。
こういうのは、その不満や悪口自体が問題なのではなく、夫婦の性生活に問題があるから、その不満や悪口をいくら聞いても無駄なのである。
夫婦で妻が夫の不満や悪口を言っていると、自分が発した言葉の100倍以上のエネルギーとなって、自分の身に跳ね返ってくるのだ。不妊症はその一例にすぎないのだ。
③夫婦喧嘩をするよりも、夫婦で戦略情報会議を開く
夫婦において、ほとんどの夫婦喧嘩は、夫婦の情報不足から起こっている。
夫がやろうとしていることを妻が知らなかったとか、妻がやろうとしていることを夫が知らなかったとか、情報の行き違いから夫婦喧嘩が発生しているのだ。
しかし、夫婦の関係が成熟してくると、夫婦喧嘩は少なくなり、夫婦で情報戦略会議を開くようになるのだ。
「情報戦略会議」とは、大げさな名称だが、要は夫婦が物事を始める前に、ちゃんと情報の遣り取りをしているということである。
夫婦喧嘩を起こすような夫婦は、この会議を開かないために夫婦喧嘩が発生してしまい、夫婦喧嘩が起きた後でいくら夫婦が話し合ってもうまくいかないのだ。
だから、夫婦の関係が成熟してくると、自然と夫婦喧嘩の無意味さが解り、自然と夫婦で情報戦略会議を開くようになるのだ。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言われながら、不妊症の夫婦は、些細なことで夫婦喧嘩をし、不妊治療で夫婦喧嘩をし、排卵日セックスをやろうとして夫婦喧嘩をするのである。
不妊症の夫婦は夫婦仲がいいのだが、決して夫婦の関係が成熟しているわけではないのだ。
このように、妻が夫を立て、夫の悪口を言わなくなり、夫婦喧嘩をやめて情報戦略会議を開けるようになれば妊娠できるが、妻が夫を立てず、夫の悪口をいい、夫婦喧嘩を行っていれば不妊症で苦しむことになるのだ。
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コメント
こんにちは。
タマティーさんには、本当に私の全てが見えているのではないかと。。。本当に再認識させられる内容でした。
「情報戦略会議」はタマティーさんに出会えた少し前頃から少しずつではありますが、開催されてます。主人は主人なりに考えていてくれた事。今までは何でそんな肝心なことを言ってくれないのよ!!なんて思ってたんですが、本当は一足先に私が私の意見を言ってて頭から押さえつけてたんです。
排卵日セックスでの夫婦喧嘩はイヤって言うほどやってきました。。。
タマティーさんの言葉はいつも心に響いて改めて感謝の心がわいてきます。
まだまだ100%タマティーさん式生活を送れてないぐうたら主婦ですが、がんばっていきたいと思います。
投稿: kuma | 2008年5月29日 (木) 10時50分
それにしても、「kuma」さんは偉いな~。
なんか最初の頃の姿とは、まったく違う変化ですよ。
夫婦喧嘩の8割以上は、夫婦の意思疎通が図れていないことなんですよ。
だから、夫婦喧嘩が始まると、「言った」「言わない」「聞いた」「聞いてない」の喧嘩が始まるんですよ。
だから、夫婦が物事を始める前に、ちゃんと会話していれば、夫婦喧嘩がなくなるんですよ。
夫婦喧嘩がなくなれば、そのエネルギーを新しいことに投入できますから、今までとは考えられないくらい、幸せになっていくんですよ。
物事が始まってからでは遅すぎるんですな。夫婦喧嘩が始まってからでは、いくら話し合っても埒があかないんですね。
まぁ、「kuma」さんも、1歩1歩ゆっくりとやっていけばいいんです。何事も最初は遅いし、のろいです。
しかし、時が経てば経つほど、スピードが増してきて、昔の自分の力では成し遂げられなかったことを、簡単に成し遂げられるようになるんです。
真面目にやるよりも、まずは動き出すこと!
自分が動けば、自分の未来が変わります!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月29日 (木) 11時33分