不妊治療の成否は、不妊症の女性と医者との信頼関係で決まる ~大学病院よりも、個人クリニック~
●不妊治療の命運は不妊症の女性が握っている
病院での不妊治療は、不妊症の責任が男女半々にあるからといって、不妊治療の主導権が男女平等であることはないのだ。
不妊症の女性こそが、不妊治療の主導権を握っているのである。
ここでも男女平等というのが、嘘だということが解るであろう。
女性にとって、赤ちゃんを産みたいというのは、本能レベルの根源的な欲求なのであって、女性であるならば、どうしても赤ちゃんを産みたいのだ。
だから、不妊治療で主導権を握ってくるのは、当然なのである。
赤ちゃんを産めなかったら、なんのために初潮以来、毎月生理を行ってきたかまったく意味不明になってしまうのだ。
現在の日本では、フェミニストが社会で高位の役職を得、フェミニストでなくてもフェミニズムに汚染された女性たちが跳梁跋扈しているため、妊娠や出産や育児を拒否し、社会で働くことだけに生き甲斐を見出す女性たちばかりと思ってはならないのだ。
少なくとも、不妊症の男性の妻は、赤ちゃんを産みたいと言っている以上、フェミニストでないことだけ確かなのである。この点、不妊症の男性は、自分の妻に対して、もう少し配慮をした方がいいだろう。
不妊症の女性が余りにも我武者羅になって不妊治療を受けているのに、夫がなんの理解の態度を示さないというのは、必要でない夫婦の喧嘩を招いてしまうからだ。
●大学病院よりも個人クリニック
不妊症の女性が、病院での不妊治療を受けるに当たって、不妊治療の世界で起こった地殻変動を理解しておくべきだろう。
というのは、個人クリニックが「体外受精」を遣り始めたことによって、不妊治療は大学病院から個人クリニックへとシフトしたからだ。
体外受精のような木目細かいサービスをしなければならない手術、しかも体外受精の費用は高額なので、不妊症の女性も真剣であるのだ。
個人クリニックと大学病院お成功率の違いの統計は出ていないが、実際の現場では個人クリニックの方が遙かに高いと思う。
不妊症の女性たちは、大学病院には絶対に行かない方がいい。
やはり、病気や治療法によっては、圧倒的に個人クリニックの方が優れている分野もあるのだ。
●まずは個人クリニックを審査しろ
個人クリニックで不妊治療を受ける時、個人クリニックは個人で経営しているがゆえに、その医者のチェックが内部では効かないのである。
そのため、まずは個人クリニックを審査することだ。
「医者の人格はまともか?」
「病室は奇麗か?」
「治療は首尾一貫しているか?」
「成功者達はいるのか?」
「金額は高すぎないか、安すぎないか?」
最低でもこの5点だけはチェックしておこう。
不妊治療には医者の向き不向きがあるので、まずはその医者の技術ではなく、人格を審査することだ。俺が見るに、不妊治療に向いている医者は、体がしっかりとしていて、なんとなくオッサンくさい男性であると思う。女医はフェミニズムに汚染されていなく、女としての身嗜みをしっかりとしている女性である。
痩せすぎている男性とか、肥満の男性とか、フェミニズムに汚染されている女性では不向きである。また、不妊症の女性が美人ではない場合、イケメンの医者には気をつけよう。不妊治療がうまい医者の中に、イケメンはいないからだ。
病室が奇麗かどうかは、不妊症の女性にとっては非常に重要なことである。不妊症の女性はここで治療を受ける以上、汚い病室では女性が不快を感じてしまい、成功率が下がってしまうからだ。
治療が首尾一貫しているかどうかとは、その個人クリニックで不妊治療が自己完結しているかどうかということである。個人クリニックの中には、精子の採取だけ、大学病院に任せたりしている所もあるので、こういう個人クリニックでは、成功率は下がるのだ。
その個人クリニックで成功者達がいれば、その医者の医療テクニックは信用できる。しかも、不妊症の女性にとって、成功者がいるということは、未来が開け、心理的に自分も成功できると思え、成功率が高まるのだ。
個人クリニックの場合、不妊治療の金額が高すぎても、安すぎても、ひどい治療を行ってくる可能性がある。これだけは、自分の金銭感覚を信じよう。
●医者にすべてを任せない
個人クリニックは、個人の医者ゆえ、医者にすべてを任せないことだ。
医学界では「セカンドオピニオン」と言われる医者、即ち、医学的な相談相手が必要なのである。
大学病院や大病院では、これを整えるのに必死になっているが、個人クリニックではまったく無頓着である。
この点は個人クリニックの最大の弱点なのである。
それと西洋医学とは違った観点の漢方医たちからの意見も聞いておくことだ。
漢方医たちはたまに無料で講習会を開いたりしているので、自分でチェックして行ってみるといい。こういう地道な作業が不妊症を克服できる近道なのだ。
●患者と医者の信頼関係
病院での不妊治療を、外部から批判してつくづく思うのは、患者と医者の信頼関係ができていれば、下手な医療テクニックでもなんとか成功させることができるということである。
しかし逆に言えば、患者と医者の信頼関係ができていなければ、その医者がどんなに高度の医療テクニックを持っていても、失敗する可能性は高くなるのである。
病人の治療で、患者と医者の信頼関係ができるか否かは非常に重要な要素なのである。
ところが、偏差値の高い大学を出た医者は、この信頼関係を無視してくるのである。自分の医療テクニックですべてを処理しようとしてくるのである。
この部分こそが、病院で医療過誤や医療事故が多発し、国民に医療不信を抱かせる根本的な原因となっているのだ。
患者と医者の信頼関係の構築には最低3ヶ月間かかるものだし、そのくせ、女性の患者は第一印象で決めてくるし、男性の患者は理屈を捏ねてくるのだ。
古い馴染みの患者を治すのは簡単だが、新しい見知らぬ患者を治すのは、難儀なのである。
昔、国民健康保険が整備される前には、どの家庭にも家庭医がいたものだが、昔の低レベルの医療テクニックで、よく治療できたと思うのだが、それは患者と医者の信頼関係があったからなのである。
ところが、国民健康保険が整備されると、医者たちはこの患者との信頼関係を捨ててしまい、金儲けに走ったのである。
医療だってビジネス化すれば、成功率は下がるものなのである。
しかも、国民健康保険の財政が破綻したから、政府が改革しようとしたら、医者たちは病院経営が成り立たないと、ギャーギャー騒いでいるのである。
患者を治療するという医者の本業は一体どこに行ったのだ?
不妊治療を行う医者は、まずは、患者との信頼関係の回復に努めてほしいよ。不妊治療の成功率うんぬんよりも、まずはそこから再出発をすべきだ。
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コメント
タマティーさん、こんにちは!
体外受精は体力を消耗すると言うタマティーさんのご指摘通り、
ホルモン補充している時はとってもダルくってとっても眠たく
なります。
今は調整周期で薬の服用がないので身体だけでなく気持ちの
軽さまでが全然違うのが判ります。
そしてタマティーさんのアドバイスに沿って実践しています!
いざ毎日実践すると我流が出てしまうので間違いがあったらご指摘下さいませ。m(_”_)m
今日は朝食の事を…
「フルーツ」と「リンゴ人参ジュース」と「味噌汁」で充分との具体的
アドバイスとてもありがたいです。
「味噌汁」は毎朝作っているので問題ナッシングー♪です。
「フルーツ」はもともと大好きなので喜んでぃ~とばかりに、
今一番安くなっている大好きなイチゴを食べています。
しかし漢方医から水分と糖分の摂り過ぎだと指摘されていたので、
果糖の摂り過ぎも良くないかなと思い(甘い物も)極力控えていたんだけど大丈夫ですか?
目の下のクマ等を見て糖分過剰を指摘されました。
「リンゴ人参ジュース」は石原結實先生の著書にも別名「妊娠ジュース」と書かれていたので以前毎日実践していたものです。
…ダゲドこれが続きませんで…
今は人参メインの無農薬サラダにしています。ジュースにするよりもボリュームが出せるので大食いのうちらでも満足感があるのです。
それと、リンゴは今旬ではないのであまり美味しくないし高いので、
冬に田舎から送ってもらった時しか摂っていません。
それでもやっぱりリンゴと人参の組み合わせ、そしてジュースにした方が良いんでしょうか?
今日は雨降りでウォーキングはお休み…なのでサウナ付き銭湯に行って汗をかいてこよっと思っています。
投稿: じゃがまる | 2008年5月29日 (木) 14時24分
「じゃがまる」さん、コメントありがとうございます!
なんか物凄く元気になったんじゃないんですか?
「じゃがまる」さんの調子の良さが伝わってきますよ。
人間は本来「果実食動物」なので、果糖は素早くちゃんと処理できるんですよ。特に朝食時の炭水化物は、1日の活力の源なので、絶対に必要なんです。
炭水化物で危険なのは、夕食時に食べる「白米」「白パン」「白砂糖」ですよ。夜になれば炭水化物は余り必要ないので、夕食時にlこれらの物を食べてしまうと、内臓は疲労してしまうんです。
「目の下のクマ」は熟睡できていないっていうことですよ。
夜に筋肉トレーニングやストレッチをすると、熟睡できますよ。
確かに、この時期、「リンゴ」が余り美味しくないですからね。
「リンゴ人参ジュース」は、妊娠のための栄養素をすべて含んでいる優れ物なんです。
もしも、これがダメなら、バナナと人参のジュースを作るとかして、自分に合うように工夫してください。バナナを勧めるのは、バナナは便秘を解消させてくれるからです。
要は、朝食時に体は、もっとも酵素水分を吸収するので、フルーツをしっかりと摂取すればいいんです。
★追伸★
明日から「不育症の特集」が始まるんですけど、「じゃがまる」さんも、不育症に関係なくとも、読んでおいてくださいね。
俺が紹介する不育症の治療法は、「じゃがまる」さんにも、そのまま使えると思います!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月29日 (木) 18時08分