羊水の劣化の原因
●羊水は腐らないけど、劣化する
倖田來未が「35歳をすぎると羊水が腐る」と発言して、大問題になったかが、羊水は腐りはしないが、羊水は或る年齢をすぎると、劣化し始める。
その年齢は「35歳」ぐらいからだろうと思う。
倖田來未の発言が大問題になった時、テレビ局の取材に応じた医者たちは、「女性の羊水は年齢の変動を受けない」と発言していたが、そんなことあるはずがない。
小学生が切り傷を負って、血を流せば、血の匂いがプンプンする。ところが、30代の女性が血を流せば、小学生の血ほどには匂わないのだ。これが老人ホームの老人になれば、血を流しているのに、小便の臭いがするのである。
これが人間の実態なのである。
血液ですら、こうなのである。羊水だって、年齢と共に劣化するのだ。
羊水は腐りはしないけど、羊水は劣化するのだ。
羊水が劣化すると、流産の危険性が高まり、身体障害者を産む確率だって高まるのだ。
ダウン症の赤ちゃんを産む確率は、20代は「0.04%」なのに、35歳をすぎれば、「0.34%」に跳ね上がるのである。
●羊水の劣化の原因
①加齢
羊水が劣化する最大の原因は、「加齢」である。
理由は、女性は26歳以降、急激に女性ホルモンが増加し、その副作用で体が冷えてしまい、内臓の機能が低下するからである。
もう一つの理由は、女性は歳を経ると共に、体内の酵素量が落ちていくからなのである。
女性は妊娠し出産することで母性ホルモンが出てくるのだが、この母性ホルモンには女性の体を温める効果があるので、その効果で女性ホルモンの副作用を抑えるのである。
人間の女性というものは、本来、10代前半で結婚し、7~8人の子供を産むのが当たり前だったのである。12歳で結婚して、7人の子供を3年おきに1人産んだとしても、21年である。
そうすると、女性ホルモンのピークである33歳とピタリと一致するのである。
現在では、女性が大学に進学することが当たり前になり、30歳までは結婚せずに仕事をするのが当たり前になってしまったが、そういう社会の歪みが、日本民族の生存そのものを脅かす「不妊症」の出現なのだ。
水分過剰や食事過剰が体に悪いのと同じように、「教育の過剰」や「労働の過剰」だって人間にとっては有害なのである。何事も与えすぎや、やりすぎは、体に非常に悪いものなのである。
女性は26歳以降、女性ホルモンが分泌されまくることで、体をより成熟した女性の体に変えていくのだが、その際に、大量の酵素が使用されてしまうのだ。
ところが、不妊症の女性は、フルーツや野菜に含まれる「酵素水分」を余り補給せず、糠漬けなどの発酵食品を積極的に取らないから、体内で妊娠が不可能になるような酵素不足に陥ってしまうのである。
②タバコ
加齢以外に、羊水が劣化する最大の原因は、「タバコ」である。
タバコを吸う人の体臭は、ヤニ臭いが、タバコを吸う女性の羊水もヤニ臭くなるのだ。
タバコは1本吸うたびに、100mgのビタミンCを奪っていく。
しかも、喫煙者はタバコを1本だけ吸うということはなく、タバコは中毒を発生させるから、1箱、2箱、3箱と、ヘビースモーカーになっていくのである。
本数ではなく、箱数になっていくと、どれだけ多くのビタミンCが破壊されるか、自分で計算してみよう。
ほとんどの動物は自分でビタミンCを作り出せるけど、本来的に「果実食動物」である人間は、このビタミンCを体内で作り出せないのだ。霊長であるゴリラも、チンパンジーも、サルも、同じくビタミンCを作り出せないのだ。ビタミンCは、必ず食事で摂取しなければならないのだ。
ビタミンCは強力な抗酸化物質なので、ビタミンCがないと、女性の体内は酸化してしまい、お腹の中の赤ちゃんが細胞分裂の際に、染色体異常を引き起こす原因になるのだ。
タバコは流産の原因だし、ダウン症の赤ちゃんを産んでしまう原因であるのだ。
不妊症の女性でタバコを吸っている女性がいるなら、絶対にタバコは禁止である。このことに関しては、問答無用である。
また、不妊症女性だけでなく、その夫がタバコを吸っていた場合、妻は副流煙を吸い込んでしまい、しかも、フィルターがないぶん、夫よりも多くのタバコの煙を吸い込んでしまうのだ。
それだけでなく、タバコを吸うことによって、夫もタバコのために、勃起障害になったり、精子が傷ついたり弱体化したりして、ちゃんと射精できたとしても、劣化した精子しか出せず、そのために健康な受精卵にならず、たとえ子宮に着床できたとしても、染色体異常を引き起こして流産に至ってしまうのだ。
不妊症や、不育症を克服したいのなら、絶対にタバコは禁止である。
禁煙しただけで、不妊症や不育症を克服した例は、いくらでもあるのだ。いかなる排卵誘発剤や漢方薬よりも、禁煙は効果があるのだ。
③アルコール
タバコに準じて、羊水を劣化させる原因に、「アルコール」がある。
ただ、人類はアルコールを飲みながら、アルコールの害を取り除くことも行ってきたのだ。これがタバコと決定的な違いである。
アルコールを飲むと、「ビタミンB1」「ビタミンB2」「マグネシウム」を奪っていく。
「ビタミンB1」は、炭水化物の消化を助け、子宮に栄養が行くようにし、胚児や胎児を成長を手助け、神経や心臓や筋肉の機能が正常になるのを保ってくれるのだ。
ちなみに、白米には、ほとんどくビタミンB1が含まれていないので、白米を食べていると、白砂糖を食べていないのに、「糖尿病」になってしまうのだ。ビタミンB1が不足すると、「脚気」になるし、「不妊症」になるし、「胞状奇胎」になってしまうのだ。これらすべては、白米を食べ始めた江戸時代から出現し始めた異常な病気なのだ。
「ビタミンB2」は、生殖器を正常に作動させ、受精卵の着床を手助け、胚児や胎児の成長を支援する。
ビタミンB2は、妊娠には陰ながら重要な役割を果たす。日本人はビタミンB2を基本的に「魚」から摂取してきたので、魚の消費量が減少した現在は、当然に生殖器の異常に悩まされることになるのだ。
「マグネシウム」は、脂肪を燃焼させてエネルギーにしてくれ、カルシウムと結び付いて胚児や胎児の骨格を形成し、流産を防ぐ役割を果たす。
日本人は必要とされるカルシウムを満たしたことがないが、それ以上にマグネシウムは完全に欠乏状態である。カルシウムばかり取って、マグネシウムを摂取していないと、「腎臓結石」になったり、「胆石」になったりするのだ。
マグネシウムがたくさん含まれている食材に、「イチジク」があるのだが、これはなんと「鬼子母神」が好んで食べたものなのである。鬼子母神は、「子授け」「安産」「子育て」の神として祀られているが、その理由は「イチジク」にあるようである。
アルコールは、これだけ重要なビタミンやミネラルを奪うのだから、危険なのだが、だが、お酒のオツマミって、これらのビタミンやミネラルをすべて補給しているのである。
お酒のオツマミに出てくる「ピーナッツ」「ナッツ」「チーズ」「レバー」「アーモンド」「クルミ」って、「ビタミンB1」「ビタミンB2」「マグネシウム」がはいっているのだ。
これがタバコと決定的な違いなのである。喫煙者はタバコを吸いながら、柑橘類を食べてビタミンCを補給する姿など見たことがない。
酒飲みたちは、知らず知らず、アルコールの害を取り除くことをやってきたのだ。
不妊症の女性でお酒が嫌いだとか、下戸の人は、お酒を飲む必要性などない。
が、すべての飲酒を禁止するというのは、非常に問題がある。
夫婦で祝い事をする時にはお酒が必要となるし、人づきあいでお酒が必要となるからだ。
不妊症の女性といえども、お酒は許されるべきだろう。但し、お酒を飲む際は、ちゃんとオツマミを食べ、深酒はせず、少量にし、休肝日を設けるべきだろう。
④内臓疲労
人間の体自体は男女ともに、19歳で成長のピークに達するので、それまでは大量の食事を必要とするが、20歳以降はそれほどの食事を取る必要はなくなる。
ところが、人間は食事を大量に取りまくるのである。それまでの19年間が成長期だったために、成熟期に入っても成長期のままでいてしまうのだ。
しかも、この時期に飲酒が法的に許されるようになるから、夕食後に、お酒や食事を取ってしまうのだ。後は睡眠しかないのに、その時間帯に飲むは食べるはをするから、10代の時は縦に身長が伸びていったのに、今度は横に体重が伸びていくことになるのだ。
女性はこれにお菓子を食べるという間食が加わり、より拍車がかかるのだ。お菓子だって、3度の食事の時に食べれば、それほど太るものではないのだ。が、食事と食事の間に食べるからこそ、肥満の原因になるのだ。
このように、食事過剰や飲酒や間食で、内臓は酷使され続けるので、休むことができず、内臓が疲労していくのだ。女性にとっては、内臓疲労になると、内臓がうまく機能してくれないので、健康な羊水を作れなくなってしまうという事態が発生してしまうのだ。
それゆえ、「断食」をする。断食をして、内臓を休ませてあげるのだ。
断食は、朝食と夕食の間の一切の飲食物を摂取しない「日中断食」をすれば水分過剰が解消されるし、朝食から次の朝食まで一切の飲食物を摂取しない「24時間耐久断食」をすれば食事過剰が解消されるのだ。
12時間なり、24時間なりの断食をすることで、内臓は休むことができ、体内の老廃物や毒素を排出することができ、内臓の疲労が取れるのだ。
しかも、断食後は、食事の量が適量になり、それまでの食事の量よりも少なくなるのだ。内臓が疲労していないぶん、飲食物を的確に消化吸収できるようになるのだ。
断食をしなくても、「アルコ-ル」を控えるだけでも、内臓の疲労は取れる。アルコールを飲むと、アルコールの処理に労力を使うだけなく、体内のビタミンとミネラルを奪うので、どうしても疲労していくのだ。そこで、禁酒をすることで、内臓の疲労を取り除いてあげるのだ。
断食をしなくても、間食を控えることが、食事と食事の間の断食になるのだ。間食をしなければ、内臓は食事と食事の間、休むことができるのだ。このことは間食をする女性に限って、なぜか疲労しているということからも、間食を食べる、正確には、いつも間食を取り続けてしまうことが、内臓を恐ろしいほどにまで疲労させるのだ。
⑤合成界面活性剤
日常的に使っていながら、羊水を劣化させるものに、合成界面活性剤がある。石油系の「シャンプー」「リンス」「ボディーソープ」「洗剤」に含まれているものだ。
産婦人科医がいうには、流産する妊婦の羊水の大半が、シャンプー臭いというのだ。
人間は皮膚からも水分を吸収するので、シャンプーで頭を洗って、たとえ水で流したとしても、水分を吸収してしまうのだ。その際、シャンプーも一緒に吸収してしまうのだ。
合成界面活性剤は、精子の量を減少させ、卵子の活動を鈍らせ、受精卵の着床に障害を起こさせ、胚児や胎児に発育障害を起こさせ、流産に導くのだ。奇形児の原因でもあるのだ。
合成界面活性剤を使っていれば、羊水が劣化するのは当然なことなのだ。
合成界面活性剤入りの「シャンプー」「リンス」「ボディーソープ」「洗剤」をやめさせ、天然石鹸にするだけで、不妊症を治したこともあるので、いかに合成界面活性剤が危険かが解ろうというものだ。
また、できれば洗髪の回数を控えるべきである。女性は30代にもなれば、頭皮の脂分が減ってくるのである。それなのに、毎日、先発していたら、髪は細り、禿の原因にもなってしまうのだ。
30代になれば、自分の頭が汚れたなと思ったら洗う程度の回数でいいのだ。
●だから、急げ!
我々はマスコミの情報に晒されていると、高齢出産が可能になったとか、60代のお婆ちゃんが出産したとか、そういう現実離れした情報に晒されてしまう。
が、現実には20代後半の女性でも不妊症を発症し、その治療に悪戦苦闘しているのである。これが現実の姿なのだ。
だから、「30歳を過ぎたら、急げ!」なのである。
自分の体に無理が効かなくなったと同時に、羊水も着実に劣化しているのである。
女性ホルモンの副作用をなくすためには、「スポーツや風呂で体を温める」 「夫の愛を感じる」「フルーツや野菜から酵素水分を摂取する」ということを地道にやっていこう。
タバコを吸っていたら、絶対に禁煙しよう。
アルコールはなるべく控える。できれば飲まない。
間食をなるべくやめて、内臓疲労を取る。
合成界面活性剤をやめて、天然石鹸にしよう。
これらをやるだけで、羊水の劣化は食い止められるのだ。
30歳をすぎたら、いつまでも若い女性のような気持でいられわけがないのだ。自分の考えを変えなければ、生き残れないのだ。年齢に応じて、自分の生き方を変えていかない限り、自分の人生を楽しめるわけがないのだ。
宝塚やジャニーズのファンになって、自分の青春の時間を止めてしまうことも、一つの生き方ではあろう。
だが、そういう生き方は、所詮、誰かに自分の人生を託しながら生きている生き方なのだ。「自立」や「個性」や「主体性」など、ひとかけらもない人生なのだ。
女性が30歳にもなれば、自分の顔に小皺やシミができる始める。今まではピチピチの肌だったのに、そこに小皺やシミができれば、驚き、恐れ、おののく。
中学生の頃は、授業でニュートンの万有引力の法則を説明されても、ピンと来なかったが、30歳をすぎれば、お腹やお尻の肉が垂れ下がり始め、ニュートンの万有引力の法則を自分の体が勝手に証明し始めるのである。万有引力の法則なんて、嫌が応でも解るものになるのだ。
それなのに、20代の女性と変わらない生き方などできるはずがないのだ。それをやれば絶対に無理がある。体のどこかにガタが来るのだ。心だって「心ここにあらず」の状況に陥ってしまう。
「自分が」「自分が」という前に、「自分らしく生きる」という前に、自分の人生になんの変化もなければ、その人生は八方塞がりになり、行き詰まっていくだけなのだ。何も変わらない生活とは、生ける屍とさして変わらないのだ。
状況や年齢に応じて、自分を変えていくべきなのだ。そうやって、「古い自分」を捨て、「新しい自分」を生み出していくのだ。「赤ちゃん」を生むより、まずは「新しい自分」を生み出すことの方が先決なのである。
次回予告:次回はいよいよ「原因不明の不妊」を取り扱います。医者たちがお手上げ状態の「原因不明の不妊」を、タマティーはどう立ち向かっていくのか? 原因不明の不妊症の女性たちに救いの手は差し伸べられるのか? お楽しみに!
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コメント
こんにちは。2回目の書込みです!
いつも勉強になる内容ありがとうございます。
今回もとても勉強になりました。と、同時にかなりへこんでおります。
加齢・タバコ・飲酒。。。本当に私の羊水が腐ってるから赤ちゃんが来れないんだな~って。。。
でも原因は自分自身だし。ビールは我慢というより飲まなくても大丈夫なのですが、タバコはつい手が出ます。根性なしで、自分に甘すぎます。完璧にタバコをやめたとしても今までの蓄積があるだろうから私の体はどのくらい立てば綺麗になるのだろう??
もうこれ以上時間をかけたくないし。。。
でも急がばまわれだし。。
自分に負けないように、がんばろ~っと!!
最近の記事は私のためだけにに書いて下さってるのではと、
勘違いするくらいリアルタイムなアドバイスでいろいろ考え受け止め、感謝をしております。
次回を楽しみにしております。
投稿: kuna | 2008年5月16日 (金) 15時10分
「kuma」さん、2度目のコメントありがとうございます。
俺の書いた記事でビンビン感じてくれて嬉しいです! 書いた甲斐があるってもんです。
はっきりと言います。「kuma」さんの不妊症は、禁煙に成功すれば、治ると思いますよ。
タバコを吸っているのだけが悪いのではなくて、そこに変わることのできない弱い「kuma」さんがいるんだと思います。
タバコとお酒、どっちが悪いかといえば、圧倒的に「タバコ」ななんせすよ。
タバコを吸うと、ビタミンCを奪うんですけど、ビタミンCはお腹の赤ちゃんの細胞の成長には必要不可欠なんです。
しかも、タバコの煙が肺の中に入ると、それを処理するために、酵素水分が使用されてしまいます。そうなると、健康な羊水を作れなくなるんですよ。
お酒は少しなら、飲んでもいいんですよ。オツマミで失われたビタミンやミネラルが補給できるから。
もしも、「kuma」さんがタバコを吸いたくなった時、「ナッツ」や「アーモンド」や「ピーナッツ」や「ヒマワリの種」を食べるといいと思います。
タバコを吸う人って、お口が寂しくなるから、タバコを吸ってしまうんですよ。
だから、お口が寂しくなったら、「ナッツ」や「アーモンド」や「ピーナッツ」や「ヒマワリの種」を食べればいいんですよ。
これをやると、結構、簡単に禁煙ができますよ。
これらは、スーパーで買うより、問屋か専門店で買った方がお得です。
是非、禁煙にチャレンジしてください!
今よりも、ずっと奇麗になりますよ。
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月16日 (金) 20時41分
おはようございます。
タマティーさんありがとうございます。
何度も決意をしても、意志が弱く自分に甘くでスタート地点に
もどってました。。。
いつも親身にコメントを返していただき感謝です。
体の1周期の間で気持ちがいつもジェットコースターに乗ってるみたいに上がったり下がったり、その原因はやはりタバコを我慢。。。してるという所だった様に思います。禁煙ではなく我慢でした。今の私は本当に崖っぷちです。でもその時にタマティーさんに話を聞いていただいて、いろんな情報もいただいて自分を本当の意味で考えさせられました。気持ちも改められました。
タバコはもうおさらばです!!自分の体を健康にすることをがんばります。もちろん!主人と仲良くすることも!!
でも歳をとってる割には人間が未熟な為、また話を聞いてくださいね。宜しくお願いいたします。
投稿: kuma | 2008年5月19日 (月) 09時29分