嘘で固めた男性不妊症 ~医者たちはこうやって不妊症患者たちを騙す~
●医者たちの不妊治療の世界にしか存在しない男性不妊症
病院での不妊治療は、まず、女性が病院に行き、不妊治療を受け始め、女性が夫と散々口論した挙句、夫を病院に連れて行き、精液の検査をして、男性不妊症が発覚するというお決まりのパターンを経る。
しかし、実を言うと、「男性不妊症」なる病気は、西洋医学の世界にしか存在しない病気なのだ。
「生活改善型不妊症治療法」を進めている俺も、漢方医たちも、男性不妊症なる病気を見つけ出せないのだ。
俺たちだけでない。不妊治療を実際にやっている医者たちも、不妊症の原因に男性不妊症が含まれていないのは、百も承知なのだ。医者たちは、不妊症の原因をすべて、女性の女性生殖器の異常にあると、長年の実際の治療結果から導き出しているのだ。
確かに、不妊治療を扱った医学書には、男性不妊症が必ず出てくる。それで、こういう本を読んでしまった不妊症の女性たちは、男性にも不妊症の原因があるのだと思ってしまう。それどころか、実際に病院で精液の検査をしたら、夫の男性不妊症が発覚するのである。
これは一体どういうこと?
●病院で実際に使用される男性不妊症の業界用語解説
まずは、この不思議な現象を解明していく前に、「医学用語」と「業界用語」は違うのだということを解って欲しい。
医学部の教授たちと、病院の医者たちは、同じ専門用語を使っていても、一方は「医学用語」として解釈し、一方は「業界用語」として解釈しているのだ。
妻にせかされて、不妊症の男性が病院に行って、精液の検査を受けたら、「精子減少症」「乏精子症」「無精子症」のどれかの判定を受けるはずだ。
ここでは、これらの専門用語の医学用語の解説ではなく、業界用語としての解説をしておく。医者たちはこういうふうに、この専門用語を使っているにすぎないのだ。
①精子減少症
精子減少症とは、男性の精子の量が、平均値以下ということである。
男性の精子は、1回の射精ごとに、「5000万匹~1億匹」いるのだが、この平均値より少ないということなのである。勿論、この精子の量でも充分に妊娠できる。
②乏精子症
乏精子症とは、男性の精子の量が、基準以下ということである。
この精子の量では、妊娠できるかもしれないが、妊娠が困難だといっているのである。
③無精子症
無精子症とは、男性の精液の中に、精子が1匹もいないということである。
実を言えば、「医学用語」と「業界用語」が一致するのは、無精子症だけであり、他の「精子減少症」と「乏精子症」はまったく違った意味で使用されて言いるのである。
最近では「精子減少症」も「乏精子症」も同じ業界用語として使っている医者たちが増えてきたが、要は「精子は出ているけど、妊娠が困難」といっているだけである。
●「誰もが確実に死ぬロシアンルーレット」
不妊症の男性の精子量計測には、重大な問題点が隠されているのである。
①対不妊症ストレス
男性はストレスがかかると、精子の量が少なくなるのだ。不妊症の男性が、自分の妻と散々口論した挙句、病院に行くのである。しかも、イヤイヤでいくのである。通常よりも、より減少するのだ。不妊症の男性は、病院に行く前から、男性の精子の量は、通常の時の精子の量よりも減っているのである。
②加齢なる既婚者
不妊症の男性は、大概が20代後半からであり、30代がもっとも多く、中には40代の男性もいることだろう。しかも、不妊症の男性たちは、すべて結婚しているのだ。そういう男性に向かって、エロ本やアダルトビデオを見せれても、うまく射精できるはずがないのだ。
若い男性や、独身男性なら、エロ本やアダルトビデオを見ても興奮できることだろう。しかし、加齢なる既婚男性に、もうそんなものは必要ないのだ。こういう状況で無理矢理にオナニーをしても、出てくる精子の量は減少するのが当然なのである。
③病室
男性というのは、自分の身の安全が確保される状況でないと射精しないのだ。これは動物的本能なのであり、これは人間といえども動物である以上、決して失われることない本能なのである。
だから、不妊症の男性が、一人で病室に入っても、男性は医者の存在が気になって、自分の安全が確保されていないと思ってしまうのだ。こういう状況で、男性は無理矢理にオナニーをして射精をするのである。通常よりも、遙かに低い量の精子しか出てこないはずである。
そう、病院での精子量の計測は、どんな男性がやろうとも、男性不妊症の宣告が下されるようなシステムになっているのだ。
この方法なら、精子量を計測している医者ですら、男性不妊症の判定を受けるのである。
これは「誰もが確実に死ぬロシアンルーレット」なのだ。
精子量の計測ですべての男性が男性不妊症の宣告が下されるのだから、後は、精子の量で、「精子減少症」「乏精子症」「無精子症」のどれかにすればいいだけなのである。
●人工授精に持っていくための必要な嘘
不妊症の男性で、無精子症と宣告されるのは、非常にごく僅かで、大半が「精子減少症」や「乏精子症」の判定を受ける。
不妊症の男性といえども、不妊症の女性と同様に、ちゃんと精子を出しているのである。
それなのに、医者たちは、なぜ、男性不妊症を宣告する必要性があるのか?
それは、人工授精や体外受精を行うためには、男性不妊症がどうしても必要だからである。
不妊症の女性に排卵誘発剤だけを処方していたら、病院はとっくに倒産しているのである。不妊症の女性に人工授精や体外受精をするからこそ、病院は儲かるのである。
それなのに、不妊症の女性に、「夫の精子の量は正常です」といってしまえば、人工授精や体外受精に持って行けないのである。
だから、誰もが確実に死ぬロシアンルーレットのような精子量計測を行って、男性不妊症を宣告してくるのである。
医者が、不妊症の女性の夫に、男性不妊症を宣告すれば、その夫は完全にパニックになって自信を喪失するし、しかも、不妊症の女性は、自分が思っていた通りだと思って、一気に医者を信用してしまうのである。
そうなれば、後は医者の成すがままなのである。
不妊症の女性たちは、赤ちゃん欲しさのために、小さな病室で、一体誰が不妊治療の費用を払い、一体誰が不妊治療で儲けるのかということを、奇麗さっぱりと忘れてしまうのである。そして一体誰が不妊治療で体をボロボロにするかも忘れてしまっているのだ。
部外者の俺がはっきりと指摘しておくと、不妊治療の費用を支払う羽目になるのは、不妊症の女性の夫であり、不妊治療で儲けるのは医者であり、不妊治療で体をボロボロになる羽目になるのは、不妊症の女性本人なのである。
不妊症の女性たちは、自分の夫を信用せず、医者を信用するから、不妊治療で地獄を見るのである。
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