食事過剰だからこそ、受精卵の着床障害が発生する
●食べ過ぎると羊水が作れなくなる
まともな羊水を作れなく原因には、「水分過剰」のほかに「食事過剰」がある。
食事を食べ過ぎてしまうと、食事の消化吸収にエネルギーを取られてしまい、妊娠に振り向けるエネルギーが逆に減少してしまうのである。
勿論、健康な赤ちゃんを産むためには、多くの栄養分が必要になる。
しかし、食いすぎてしまうと、それ自体を消化吸収するために、莫大なエネルギーを消費してしまい、妊娠に振り向けるエネルギーを少なくなり、挙句の果てには、妊娠する意欲が減少してしまうのだ。
飽食の世の中になると、女性が子供を産まなくなるのは、この人間の不思議なメカニズムが原因なのだ。
人類は進化の過程で、幾たびも飢饉を経験してきたために、粗食や絶食にはいくらでも耐えられるのだが、飽食には耐えきれないのである。
人類に食糧が安定的に生産され、過剰になるのは、文明成立以降だから、僅か5000年前からなのである。
そのため、人間の体が飽食に耐えられるように、人体が進化していないのだ。
あれほど繁栄を極めたメソポタミア文明も、エジプト文明も、古代ローマ帝国もなんで滅亡していったかといえば、食事過剰で女性たちが子供を産もうとしなくなったからなのだ。
現代でも、覇権を獲得して繁栄の絶頂期にアメリカ合衆国でも、やはり食事過剰の結果、女性たちが子供を産まなくなっているのだ。
日本でも、高度経済成長を経て、社会が豊かになったら、やはり食事過剰の結果、女性たちが子供を産まなくなり始めたのだ。
フェミニズムに汚染されれば、「日本は男社会だから」とか、「女性の社会進出」がとか、「日本は男尊女卑だから」だと、女性が子供を産まない理由を並べたててくるのだが、女性が食事過剰の結果、子供を産まなくなるのは、物理的法則というべきもので、社会がどうだの、男性や女性がどういう関係を築こうが関係ないのだ。
人間の体が飽食に対して、対応できない体だからなのである。
●美食は必ず偏食を生む
飽食に追い討ちをかけるのが、食事過剰になると人々は必ず美食に走り、美食は必ず偏食を生むということなのである。
人間の舌が美味しいものを求めるのは、当然なことである。
しかし、それが限度を超えてしまうと、美食は偏食になってしまうのだ。
そして、偏食は妊娠をより不可能にさせていくのだ。
人間は飽食時代を迎えると、玄米を白米に変え、黒パンを白パンに変え、黒砂糖を白砂糖に変えていくのだ。
炭水化物を白くさせると、糖度が最高レベルまでに上がり、それらを食べると美味しいと思ってしまうのだ。
人間は本来的に「果実食動物」なので、甘いものには目がないのだ。しかも、ストッパーが効かないのだ。
ところが、こうやって白い炭水化物を摂取すると、内臓はこの白い炭水化物の消化吸収に非常に手こずるのだ。玄米や黒パンや黒砂糖のように、まるごと食べてくれれば、内臓はちゃんと消化吸収できるのだが、ビタミンやミネラルを切り捨てて、白い炭水化物のみとすると、内臓はちゃんと消化吸収できなくなるのだ。
白米や白パンや白砂糖は、体内に入ると急激に血糖値を上げるのだが、いつまで経ってもなかなかエネルギーに変わらないため、人は白米や白パンや白砂糖を過剰に摂取してしまうのだ。
白米のご飯なら何杯でも食べられる、お菓子やケーキならいくらでも食べられる、というのは、このメカニズムはなせる業なのだ。
●炭水化物過剰は必ず栄養バランスを崩す
人間は本来的に果実食動物であるがゆえに、体内に食物が入ってきたら、炭水化物の処理を優先させる。
膵臓からはインスリンが分泌されて、炭水化物の処理を行うのだ。
そして、炭水化物の処理を終えて、血糖値が落ち始めたら、膵臓からはグルカゴンが分泌されて、脂肪と蛋白質の処理を行うようになるのである。
ところが、炭水化物過剰の食事を取っていると、いつまでも炭水化物の処理を優先させるために、いつまでも経っても、脂肪や蛋白質の処理が行われないのだ。
そのため、脂肪や蛋白質を食べても、満腹感が出てこず、大量に食べてしまうのだ。
これは日頃、玄米や黒パンを食べている女性が焼肉屋やステーキレストランに行ってもそれほど肉を食べないのだが、白米や白パンを食べている女性が焼肉屋やステーキレストランに行くと、考えられないくらい大量に食べてしまうのは、日頃から炭水化物が過剰だからなのである。
炭水化物が過剰だと、内臓は炭水化物からのみエネルギーを取ろうとするので、脂肪や蛋白質からはエネルギーを取ろうとしないのだ。
そのため、こういう女性はエネルギー出力が30%程度しか出ず、いよいよ子宮に回すエネルギーが少なくなってしまうのだ。
●羊水と女性ホルモンの同時因果関係
このように「酵素水分でない水」や「栄養バランスを崩している食事」を取っていると、健康な羊水を作れなくなっていしまうのだ。
健康な羊水を作れないからこそ、女性ホルモンが適正な形で分泌されないのである。
だから、黄体機能が不全になるのである。
まともな羊水が作れないのなら、わざわざ黄体機能を活性化して、受精卵を子宮に着床させることないのだ。
まともな羊水を作れないのに、受精卵を子宮に着床させて、妊娠させても、胎児はまともに育たず、流産させるしかなくなるのだ。それどころか母体が危険になり、命を落とす可能性だってあるのだ。
「健康な羊水の供給可能」と「女性ホルモンの適正な分泌」は同時因果関係にあるのである。
「健康な羊水の供給可能」と「女性ホルモンの適正な分泌」の双方が揃わない限り、黄体機能は活性化しないのだ。
病院での不妊治療では、最初に排卵誘発剤が処方されるために、女性は自分の卵子になにかしらの異常があるのではないかと思ってしまいがしだ。
しかも、その後に医者から精子や卵子の話を聞かされれば、患者たちは精子や卵子に視点が集中してしまうのである。
俺にいわせれば、排卵誘発剤など目くらましにすぎないのだ。
不妊治療を行っている医者たちが悪戦苦闘しているのは、精子や卵子ではないのである。受精卵が子宮に着床してくれないことなのである。
なぜ、子宮が受精卵の着床を拒否するかといえば、黄体機能が不全だからである。
黄体機能を作動させるホルモンである「黄体ホルモン」は、不妊症の女性たちはちゃんと分泌しているのである。
だったら、黄体ホルモンが分泌されても、それを正常に作動させない何かしらの原因があるはずである。
それは「まともな羊水を作れない」ということしかないだろう。
俺も漢方医たちも、不妊症を治療するにあたって、精子や卵子を問題にしたことなど一度もないのだ。
なぜなら、俺は不妊症の原因が解っているし、漢方医たちは経験則で不妊症では精子や卵子が問題ではないと解っているからなのだ。
ところが、病院で不妊治療を行っている医者たちだけが、精子や卵子を問題視して、不妊症患者たちをブラックホールへと誘い込むのである。
不妊症患者たちは、どんなに真面目に病院で不妊治療を受けようとも、スタート地点から方向を間違えさせられるのである。
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コメント
はじめまして。
タマティーさんの記事興味深く読ませていただいてます。
私は一年ほど前に妊娠したのですが、胞状奇胎のため流産となり、2回のそうは手術に抗がん剤治療をうけました。妊娠解禁となり不妊治療をしていたのですが、不安と疑問に感じることがあったので治療をお休みしています。
クロミッドからHMG注射に人工授精と行ったのですが、妊娠にいたらずタマティーさんの記事のように自分の子宮に自信がないのに、治療といえば沢山卵を育て排卵させることばかりで、その副作用で卵巣が腫れ。。。なにをしているんだろうと思い今に至ります。
そうは手術で子宮内膜が薄くなっていたり癒着しているのではないか、着床しずらくなっているのではということが私の中の不安です。
水分過剰に炭水化物過剰。。思い当たる節がありすぎドキッとします。膀胱炎になっていらい水分の摂取はとても多いと思います。ほうじ茶とかでも多くとらないほうがいいのでしょうか?
着床しやすい子宮になるようにタマティーさんの記事参考に頑張ってみたいと思います。
記事の更新楽しみにしています!!
投稿: mi | 2008年5月 9日 (金) 11時40分
「mi」さん、コメントありがとうがざいます。
「mi」さんは、本当に偉いと思います!
不妊治療で最大の問題は、不妊治療の成功率の低さではなく、不妊症の患者たちが、不妊治療で成功しないと思いながら、惰性で不妊治療を受け続けてしまうことなんです。
そういう患者は、いくら不妊治療を受け続けても治らないんですよ。
だから、勇気を出して不妊治療をやめた決断は素晴らしいんですよ!
さて、「mi」さんは「そうは手術」で、子宮が傷ついているのではないかと思って不安でいるようですが、子宮を治すのに効くのは、「干し椎茸」「タケノコ」「ナマコ」とかです。この食材は子宮には非常に効きます。是非、料理に使ってみてください。
タケノコは今が旬なので、休みの日にはタケノコ掘りにでも行かれたらどうでしょうか? タケノコ掘りって、結構面白いですよ。
それから、膀胱炎になられたということですが、膀胱炎を治すために無暗に水分を取るよりも、フルーツや野菜を食べて、それらに含まれる「酵素水分」をちゃんと摂取したほうがいいと思います。
特に、朝食時にフルーツを食べる習慣を身につけると、物凄く健康になりますよ。
「ほうじ茶」は大丈夫ですよ。
できれば、お茶うけに「梅干し」をつけたほうがいいと思います。利尿作用がより強力になるんです。
危険なのは「清涼飲料水」や「高温殺菌牛乳」や「ミネラルウォーター」です。jこれらは膀胱や腎臓に重い負担をかけるので、摂取するのはやめておきましょう。
それから、「mi」さんは、料理とかで「化学塩」を使っていませんか?
「化学塩」を使っていると、膀胱炎になったり、胞状奇胎になってしまったりするんです。
塩は「天日塩」が絶対にいいです!
天日塩に含まれる塩化ナトリウムとミネラルのバランスが、膀胱を正常にさせ、健康な羊水を作るのには、最適なバランスなんですよ。
この「不妊治療批判シリーズ」では、「不育症の原因」や「不育症の治療法」の記事が出てきますので、是非、楽しみにしていてくださいね!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月 9日 (金) 20時08分
二度目まして、こんばんは。
私、牛乳大好きなんです。子供の頃から水代わりに飲んでました!だから今回の内容は衝撃的です!!
一日1杯くらいならいいですか?最近は低脂肪乳を代わりに飲むようにしてますが大丈夫ですか?豆乳はどうですか?ミネラルウォーターじゃなくて、水道水をろ過させたものはどうなんですか?コーヒーは?紅茶は?プーアール茶は?
いったい何を飲めば一番いいんでしょうか・・・?
投稿: yuu | 2008年5月10日 (土) 22時14分
「yuu」さん、2度目のコメントありがとうございます。
妊娠したいのであるならば、市販されている牛乳はお勧めできません。
現在、日本で市販されている牛乳は、高温殺菌牛乳が主流で、この牛乳は高温で殺菌を処理するために、牛乳内の酸素がなくなり、乳清タンパクやビタミンが破壊されている牛乳なんです。
しかも、牛乳それ自体が、ありとあらゆる飲み物の中で、もっと体を冷やすんです。しかも、大抵の人たちは、その牛乳を冷蔵庫で冷やし、その冷たいままで飲みます。これでは体が冷え切ってしまいます。
更に、市販されている牛乳は、乳牛に合成ホルモン剤を使用して、大量に牛乳を出させているので、これが人体に入ると、女性ホルモンを撹乱して、黄体機能に異常を起こさせるんです。
ほとんどの人たちは、12歳を過ぎると牛乳を分解できる酵素を失ってしまいます。
12歳を過ぎた人間が牛乳を飲めば、血糖値が上がってしまい、脂肪や蛋白質を消化吸収する能力が低下して、肥満になってしまうんです。
そこで人類が思いついたのは、「ヨーグルト」や「チーズ」や「バター」といった乳糖を分解させた加工食品なんです。大人が血糖値を上げずに、牛乳を食べるには、こういう方法しかないんです。
それでも、「yuu」さんがどうしても牛乳を飲みたいなら、現在では、合成ホルモン剤も使わず、殺菌処理もしていない、自然の製法で作られた牛乳が売られています。
その牛乳を買ってきて、自宅でヨーグルトを作って食べることをお勧めします。
もしも、この牛乳が手に入らなかったら、次善の策ではあるけれど、「低温殺菌牛乳」を買ってきて、「ヨーグルト」にして食べることをお勧めします。
「yuu」さんが、今一番とらなければならないものは、フルーツの中に含まれている「酵素水分」なんです。
朝食時にフルーツをたくさん食べておくと、1日中、喉があんまり渇かなくなりますよ。
酵素水分が含まれているフルーツをちゃんと食べているなら、豆乳を飲んでもいいし、珈琲も紅茶もプーアール茶もいいんですよ。
お茶は利尿作用があるから、飲んだ分はそのまま体外に排出されてしまいます。
女性がちゃんとした「羊水」を作るためには何をすればいいかは、今後、このシリーズで出てきますので、是非、お楽しみに!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月11日 (日) 08時50分
アドバイスありがとうございます。早速朝からフルーツを食べるようにしました。
で、もうひとつ質問です。最近筋力をつけるために運動を始めましたが、ウォーキングとか筋トレとかで汗をかくようなときには何を飲めばいいんでしょうか?さすがに豆乳とかフルーツジュースとかはキツイので・・・。
天然塩を入れた水とかですか?
投稿: yuu | 2008年5月13日 (火) 21時28分
「yuu」さん、コメントありがとうございます!
こういう具体的な質問だと、答えるこちら側も非常に楽なので、ありがたいです!
まず、始めに言っておきます。
このブログで紹介した「ウォーキング」とか、「筋肉トレーニング」は、スポーツをすることが目的なのではなくて、水分過剰を解消させて妊娠することが目的なんです。
ウォーキング程度では、水分補給をしなければならないほど、汗をかきません。
水分過剰の女性であるなら、1時間ウォーキングさせただけで、薄らと汗をかき、2~3回も小便に行きます。
それだけ体内で水分が過剰になっているんです。
まずは、毎日、地道にウォーキングをして、水分過剰を解消するべきだと思います。(但し、雨の日以外ってことです。)
一方、筋肉トレーニングでは、かなり汗をかき、水分補給が必要となります。
そういう時は、「浄水」に、「レモン」や「カボス」や「ゆず」など柑橘類の搾り汁を入れ、そこに「純正蜂蜜」を入れて掻き回せた「蜂蜜フレッシュジュース」を飲むことをお勧めします。
「蜂蜜」の糖分で疲労が取れ、「柑橘類」のビタミンCでお肌が艶々になります。
寒い日は、紅茶に黒砂糖を入れたものがお勧めです。
筋肉トレーニングは、毎日やると、必ず挫折します。
筋肉トレーニングは、週に2回~3回という形でコンスタントにやった方が、持続させることができます。忙しければ、週1回でもいいんです。
スポーツジムでやるのも良し、自宅でテレビを見ながらやるのも良し。
但し、やるときは集中して、筋肉トレーニングを行うことです。
その方が、筋肉がつくんです。
ウォーキングや筋肉トレーニングは、あくまでも、女性の水分過剰を解消させ、健康な羊水を作れるようにし、受精卵の着床障害させ、妊娠させるためのものです。
このことは絶対に忘れないでくださいね。
ちなみに、「yuu」さんのように、牛乳を水代りに飲んでいたなら、かなり腰回りに贅肉がついていると思います。
ウォーキングや筋肉トレーニングを行っていくと、水分過剰が解消されるので、贅肉が一気に落ちていきます。
世の女性たちは、肥満の原因を脂肪と看做しているのですかが、肥満の原因は水分過剰だというのが、はっきりと身をもって解るようになると思います。
自分の体がスリムになりスマートになれば、どんな服でも着こなせ、似合うようになります。
女性が自分の美しさに自信を持つということは、非常に重要なことなんです。
自分に自信があれば、どんな難問が訪れても、ちゃんと自分の力で解決できるようになるんです!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年5月14日 (水) 09時06分
ありがとうございます。早速やってみます!
投稿: yuu | 2008年5月14日 (水) 13時11分