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産後の栄養不足は二人目不妊を引き起こす

●産後の肥立ちの悪さ

二人目不妊の女性たちに意外に多いのが、産後の肥立ちが悪かったということなのだ。

何事も最初が肝心で、出産直後に躓けば、育児が難しくなり、母性ホルモンが出にくくなるのだ。

赤ちゃんを出産すれば、「赤ちゃんの母親確認」によって母親としての自覚が芽生え、赤ちゃんの胎便の多さを見てビックリし、出産後48時間後に「黄金の母乳」を与えて、やっと母親としての日々が始まるのである。

それなのに、この大事な48時間の最中に、産後の肥立ちが悪くて、寝込んでいたら、母親としての自覚も行動も出てきようがないのだ。

①スポーツをしない

こういう女性たちは、妊娠中にスポーツをまったくしていないのだ。

妊娠したら、「ウォーキング」「筋肉トレーニング」「水泳」をするのは、当然である。妊娠や出産はそれだけ体力を必要とするのである。

できれば、「安産スッポン運動」をしてほしい。安産スッポン運動をすれば、安産になり、産後の肥立ちの悪さなど絶対になくなるからだ。

②常に涼しい格好をしてる

妊娠が暖かい格好をしていれば安産になり、妊婦が涼しい格好をしていれば難産になる。

これは「出産の法則」といってもいいくらい、数学的規則性正確さで結論が出てくるのだ。

妊婦になったら、「長袖長ズボン」「ババシャツ」「スパッツ」「腹帯」をするのは、妊婦にとって「聖なる義務」である。

難産になれば、産後の肥立ちが悪くなるというのは、出産前から既に解りきっていることなのである。

③動物性蛋白質と植物性脂肪の不足

和食には動物性蛋白質と植物性脂肪が不足している。このため、和食を食べ続けていると、出産時でのパワーが不足してしまい、そのために産後の肥立ちが悪くなってしまうのだ。

和食の動物性蛋白質に苦しめられた人は、今度は一転して動物性蛋白質を大量に食べてしまい、深刻な「ビタミン不足」「ミネラル不足」に陥るので、要注意なのだ。

植物性脂肪は妊婦にとって「ハイオク」のような高エネルギーを発してくれる貴重な食材なのだ。

俺が「リンゴ人参ジュース」や「野菜ジュース」にオリーブオイルを入れるのは、出産を意識してのためなのである。

これ以外にも、油が多目のドレッシングを自分で作って、サラダにたっぷりとかけるようにしよう。

④緑茶の飲み過ぎ

緑茶は「ビタミンC」や「カテキン」が含まれているので、非常に健康にはいいのだが、体温を下げてしまうという副作用があるので、妊婦の場合、抹茶なら1杯、煎茶は3杯が限度であり、お茶請けとして「梅干し」や「和菓子」をつけるようにしなくてはならないのだ。

緑茶を飲む人は、何杯でも飲むのである。緑茶は飽きがこないし、しかも、自分の肌が艶々になるので、健康を実感できるからだ。

しかし、何事にも限度というのがあるので、緑茶を飲み過ぎて、体を冷やしてしまえば、難産になり、産後の肥立ちが悪くなるのだ。

⑤酵素水分の不足

妊娠中と出産時では大量の酵素水分が使用されているので、妊婦たる者、妊娠中は大量の酵素水分を意識的に摂取しておく必要性があるのだ。

酵素水分は朝食時にもっとも多く吸収されるので、朝食でフルーツをたくさん食べておくべきだろう。

ちなみに、ヨーロッパでは、「朝のフルーツは金、昼のフルーツは銅、夜のフルーツは鉛」という諺があるのだ。

「朝のフルーツは金」ということは知っていても、その後は知らないだろう。

特に夕食時でフルーツが出されると、体を冷やしてしまうので、絶対に食べないことだ。

妊娠中に外食やパーティーに出席した時は、フルーツが出されたら、ついつい食べてしまうので、要注意である。

●妊娠と出産で疲労した腎臓

妊婦にとって妊娠中は、羊水を常に製造し続けなければならず、出産時は出産に必要な水分を全身に送らなければならなくなるので、腎臓は持てる機能をフル稼働して働くことになり、腎臓は出産後に疲労しきってしまうのだ。

そこに今度は「母乳」を作るために働くので、疲労が重なってしまい、産後の肥立ちの悪さとして現れてくるのだ。

出産で疲労した腎臓を回復させる食材は、「ナツメ」である。

世界中どの民族も出産した女性の産後の肥立ちの悪さで悩まされているが、中国ではナツメを食べる習慣が身についているので、中国人女性は産後の肥立ちに悩まされにくいのだ。

「ナツメ」は腎臓の疲労を回復し、母乳の出を良くし、生理痛も和らげるのだ。

「ナツメ」以外にも、「プルーン」や「アンズ」や「アボガド」は、腎臓の疲労を回復させてくれる。

「人参」「ゴボウ」「ヤマイモ」「タマネギ」「ニンニク」は腎臓の機能を強化してくれるので、夕食時に料理して食べるといい。

●出産すればカルシウムとマグネシウムは絶対に不足する

日本人は必要最低限のカルシウムとマグネシウムを満たしたことがないのだが、これは日本の土のほとんどが「火山灰質」ということに関係している。

火山灰質なので、土壌の中にカルシウムとマグネシウムが余り多く含まれていないのだ。

このため、日本人の身長は低くなってしまったのだ。

日本人はカルシウム不足を、主に魚の骨を食べることで補ってきたので、魚のカルシウムの吸収には長けているのだ。

味噌汁を作る時は、「煮干し」を多く入れ、それを食事中に食べるようにする。

小魚の佃煮を作り、それにゴマ油をかけて食べる。こういうふうに食べるとカルシウムがもっとも効率的に吸収できるのだ。

これ以外にも、「鶏ガラ」を買ってきて、それをスープを作る時に使うと、カルシウムを豊富に吸収できるのだ。

「ひまわりの種」「ピーナッツ」「くるみ」もカルシウムをたくさん含んでいるので、食後にポリポリと食べればいいのだ。

マグネシウムは、「バナナ」「いちじく」「アーモンド」「ナッツ」にたくさん含まれているので、これを食事の際に食べるようにすればいいのだ。

いくらカルシウムをたくさん取っても、マグネシウムがないと骨は形成されないので、マグネシウムをちゃんと摂取しよう。

●産後の肥立ちの悪さは今からでも治せる

産後の肥立ちの悪さを放置しておくと、二人目不妊に見舞われてしまう。

特に妊娠と出産で腎臓が疲労してしまった女性は、そのまま放置していても、腎臓の疲労が取れるわけではないのだ。

カルシウムとマグネシウムの不足に悩まされている女性は、そのまま放置していても、カルシウムとマグネシウムの不足が解消されるわけではないのだ。

だから、意図的に治していかないと、いつまでも疲労し、不足したままなのだ。

それゆえに二人目不妊になってしまうのだ。

産後の肥立ちの悪さは、今からでも治せるのだ。

腎臓の機能を回復させ、カルシウムとマグネシウムを補給していけば、母性ホルモンが正常に分泌され始めて、体温の低下が治まり、体温が上昇していき、妊娠が可能な体になり、二人目不妊を克服できるようになるのだ。

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