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不妊治療性流産

●不妊治療を受けるから不妊治療性流産が起こる

「排卵誘発剤による薬害」に続いて出てくるのが、「不妊治療性流産」である。不妊治療性流産とは、不妊治療を受けているからこそ、流産が発生するという、皮肉な流産である。

「排卵誘発剤による薬害」も、厳密に言ってしまえば、「不妊治療性流産」なのであるが、ここでいう「不妊治療性流産」は、不妊治療を受けている女性のがわの心理に問題があるということで、流産を引き起こしてしまう流産である。

これは実際に不妊治療を受けた女性なら、誰もがこの心理的トリックに引っ掛かってしまい、自分の思考パターンが人為的に歪められ、そして誰もが「私もそうだった!」と共感できるものなのである。

①負け癖がついてしまう

不育症は何度も流産してしまうわけだから、不育症の女性に「負け癖」がついてしまい、たとえ妊娠しても、既に心理的には流産モードに入っており、「今度も流産してしまうのかな」と思っていると、現実にそうなってしまうのである。

人間の心は、想念を思い描くと、それがいつの間にか実現してしまうという能力を持っている。「成功哲学」は、この心の能力をうまく使ったものであるが、この「負け癖」による流産は、心の能力を悪用したものである。

特に不妊治療を受けてきた過程で、「排卵誘発剤を服用したのに妊娠できなかった」「人工授精を何度も受けたのに妊娠できなかった」「体外受精を何度も受けたのに妊娠できなかった」「顕微授精を何度も受けたのに妊娠できなかった」というように、不妊治療で「負け癖」がついてしまうと、妊娠しても、その「負け癖」が出てきてしまい、また妊娠でも負けて流産してしまうのである。

「負け癖」というのは、本当に厄介なものなのだ。どんなに医者がベストな治療を尽くしても、不育症の女性に負け癖がついていると、結局は流産してしまうからだ。

②不育症について不勉強と勉強のしすぎ

人間にとって無知ほど怖いものはない。

自分が不育症なのに、不育症のことを全然勉強していないのである。医者の意見だけを鵜呑みしてしまうのである。医者だって得意不得意があるし、不育症の治療を行いながら、不育症のことが得意ではない医者だっているのだ。しかも、医者も人間なのだから、嘘をつくことだってあるのだ。

こういう医者の餌食にならないためにも、自分で不育症のことを勉強すべきなのである。

まずは、不育症を克服した女性の意見を聞けばいいのだ。本屋に行けば、不育症について書かれた本が売っているし、図書館に行けば、不育症について書かれた本が並んでいるのだ。インターネットを使って不育症のことを調べればいいのだ。

とにかく自分が動き出すことである。

不育症は流産を繰り返すのだから、そのままでいたら、次も確実に流産するだけである。

ただ、勉強していく中で気をつけておくべきことは、女性にとって、「女の直感」を失わせる過剰な知識は、女性を不幸のドン底に突き落とすということである。

不育症のことを勉強しすぎて、赤ちゃんを産むことではなく、不育症を勉強することが目的になってしまうのだ。本末転倒とは、まさにこのことで、実際の医療現場でも、やはり不育症に詳しすぎる不育症の女性というのは、不育症から抜け出せられないようである。

③悲劇のヒロインになってしまう

これは少女マンガを読み過ぎてきた女性特有の現象である。不妊症や不育症を発症することで、自分が悲劇のヒロインになってしまうのである。

或る意味、少女マンガの世界が、現実の世界に現われてきたのである。

こういう女性は、不妊治療で心身を痛めつけられることも、流産を繰り返すことも、それらは部外者から見れば不幸なことなのに、その女性本人は自己満足なのである。なぜなら、自分が悲劇のヒロインになっているからなのである。

こういうことは医学の範疇ではないのである。少女マンガを読んできた女性たちの心理を知っているか、否かなのである。

こういう不育症の女性は、自分に悲劇が続いている限りヒロインに成り続けられるという、奇妙な心理状態なのである。彼女の心理状態と不妊治療がベストマッチしてしまったのである。

●不育症という自己洗脳

不妊治療で気をつけなければならないことは、治療を受けている不妊症の女性が、「自分は不妊症という病気である」と認識するのではなく、「自分は不妊症である」と自己洗脳してしまうことなのである。

不育症の治療でも、「自分は不育症である」と自己洗脳してしまい、たとえ妊娠しても、体が無意識のうちに流産に持って行ってしまうのだ。

この自己洗脳の過程で、「負け癖がついてしまう」とか、「不育症について不勉強と勉強のしずぎ」が起こり、自分自身が「悲劇のヒロインになってしまう」のだ。

不妊治療性流産は、非常に厄介なのだ。体は健康なのに、自己洗脳しているために、心が無意識のうちに流産へと誘導してしまうのだ。

しかも、更に厄介なのが、排卵誘発剤などの副作用で、精神を安定させるビタミンが失われており、不育症の女性が「ネガティブモード」になってしまうのだ。そのため、悪い方へ、悪い方へと、誘導されてしまうのだ。

人間のホルモンは、脳から出てくるので、脳が洗脳されてしまうと、ホルモンの分泌に異常が起こり、自分が願いもしないような現象が勝手に起きてしまうのだ。

●自分の心の歪みとるもの 

人間は進化の過程で、脳を発達させてきたがために、これによって文明を築き上げるという偉大なる功績を打ち立てたが、その反面、自分の心を制御できない人たちをも生み出してしまったのだ。

人間はこの世で生きている限り「完全なる自由」など得られることはないのである。誰かの影響を受けて、自分の心も変化していくし、結婚でもすれば、配偶者の影響をもろに受けて、自分の心も大きく変わっていくのである。

それと同じように、不妊治療を受ければ、自分の心が歪んでいくのである。不妊治療で失敗すればするほど、時間が経てば経つほど、自分の心が歪んでいくのである。不妊治療を受ける女性は、まず、このことを理解しておいた方がいい。

排卵誘発剤の薬害による流産は、薬害自体が引き起こすのだが、不妊治療性流産は、不育症の女性の心の歪みが引き起こすものなのだ。

不妊治療性流産は、放置しておけば、流産を繰り返すが、不育症の女性の心の歪みを取ってしまえば、簡単に除去でき、出産へと導くことができるのだ。

では、どうやって、不育症の女性の心の歪みを取ればいいのか?

①不育症を克服した女性の話を聞く

まずは、不育症を克服した女性に会って話を聞くことだ。不育症の女性が流産を繰り返して、自分でウダウダと一人で考えていても、なんの進展もないのである。

だから、自分が動いて、不育症を克服した女性と会い、どのようにして不育症を克服したかを聞くことだ。成功者から話を聞くのが、成功のもっとも近道である。

不育症を克服した女性は、東京大学の大学院を卒業した才媛ではなく、オリンピックで金メダルを取るような特別な女性でもなく、「ごく普通の女性」である。それゆえ、「あんなごく普通の女性にもできるのなら、私にもできる!」と思えるようになるのだ。

負け癖が一気に吹き飛んでしまうのだ。

②担当の医者を変える

人間には相性というものがあるから、自分と相性の悪い医者の治療を受けていても、また再び流産してしまうのだ。あの医者の顔を見るだけで、流産してしまうということだってありうるのだ。

その医者の医療テクニックがいかに素晴らしいものであっても、医者との相性が悪ければ失敗してしまうものなのである。

また、医者の中には、不育症について必要以上に説明してしまい、不育症の女性の向学心をなくしてしまう医者がいたり、不育症について肝心なことを話してくれない医者がいるので、不育症の女性が必要以上に不育症について勉強せざるをえなくなってしまうこともあるのだ。

医者の患者への接し方の違いで、不育症の女性が、不育症について不勉強になったり、勉強のしすぎになってしまうのだ。

相性の悪い医者を変えて、自分と相性のよい医者にすれば、不育症が治ってしまうことだってあるのだ。

③漢方医の治療を受ける

病院で不育症の治療を受けつつも、漢方医の治療を受けるというのも、不育症の女性の心の歪みを取ることになる。

漢方医学に触れることによって、西洋医学から離れると、西洋医学の思わぬ弱点が見えてくるのだ。それは科学的根拠を見つけられない原因不明の症状には、恐ろしいほどまでに無力であり、それどころか症状を悪化させるのである。

この点、漢方医学は、科学によって武装していないので、科学的根拠がなくても、効きそうな薬を処方しまくって、病気を治してしまうのである。こういうことは、原因がはっきりと解っている病気には有害だが、原因不明の病気には非常に有効なのである。

それに不育症の女性にとって、漢方医と接することは、最大の気分転換になるのだ。不育症の女性は流産を何度も経験しまくるので、流産の話を聞いてもらえるだけで、気が楽になるのだ。そうすると、自分の心の歪みが取れ、いとも簡単に妊娠できてしまうのだ。

④病院での治療をやめる

病院で不育症の治療を受け続けて、「こういう治療を受けていると、もう自分が駄目になるな」と思ったら、病院での治療をやめるというのも、心の歪みを取る方法なのだ。

不育症の治療を受ければ受けるほど、自分の心が歪んでしまい、いくら治療を受けても成功しなくなるのだ。

そのため、不育症の治療をやめると、心の歪みが一気に取れ、出産できてしまうのだ。

⑤自分が変わる

心の歪みは不育症という現状を維持している限り続くのだ。

そのため、まずは自分が変わることだ。自分がこのままではいけないと思い、自分が動き出し、自分ができる限りのことを試していく。

医者の意見よりも、医学的知識よりも、「女の直感」を信じて、行動していく。

試行錯誤であったとしても、行動していけば、思わぬものが見つかり、突破口が開けてくるものなのだ。

自分が動き出すと、新しい世界が広がってくるのだ。

自分が行動を起こしていると、不育症はどこかに消え去ってしまい、気づいてみたら、赤ちゃんを出産していたというのは、よくあることなのだ。

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