補講:「不育症治療の裏の顔」
●不妊症でない不育症の女性たちへ
俺が「男性不妊」から「不育症」のカテゴリーにエントリーした時、俺は不育症の女性たちから、総攻撃を受けてしまった。
曰く、「不育症の女性の気持ちを解っていない」「不育症のカテゴリーには不適格だ」「お前は目障りだ!」と。
俺は不妊治療の世界で戦ってきたために、てっきり不育症のカテゴリーも、不妊症である女性が、不育症を発症して、その女性たちが集まったカテゴリーと思っていたら、不妊症でない不育症の女性たちの巣窟であったのだ。
俺の「不妊症バトルロワイヤル」は、あくまでも不妊症の女性が不妊症を克服して、赤ちゃんを産めることを目的に行ってきたために、不妊症でない不育症の女性は違和感がありすぎたのだ。
俺の方も、不妊症である不育症の女性だと思っていたから、あくまでも不妊症の女性が不育症を克服するにあたっての情報を公開したのだ。
そのため、不妊症でない不育症の女性たちの反感を買ってしまったのだ。しかし、では、俺の情報が不育症の女性たちにとって有害かといえば、決してそうではなく、俺が示した不育症の治療法を実践していけば、不妊症でない不育症の女性たちも、不育症を克服することができるのだ。
●不妊治療と不育症治療の決定的な違い
不妊症でない不育症の女性たちには、是非とも解って欲しいのは、不妊治療と不育症治療の決定的な違いである。
不妊治療では、医療革命というべきものが発生し、世界的に衝撃を与えた「体外受精」、そして精子が1匹でもいれば妊娠できるという「顕微授精」が誕生したのだ。
「体外受精」では、受精卵を作るのは、男女の自然な性行為だったのに、それを医者が作ることを可能にしたのである。
「顕微授精」に至っては、男性の精子が1匹であれば妊娠できるという、人類史上最大の医療革命を発生させたのだ。しかも、顕微授精は日本生まれの医療技術であり、日本では高い医療技術を保持しながら、全国に普及していったのである。
この医療革命のために、優秀な医者たちが不妊治療の世界に多数行くようになり、不妊治療では優秀な医者たちが活躍しているのである。
しかも、1990年代から不妊治療は、ビジネスとしても成功を収め、競争による市場原理によって、外国に比べれば、遙かに安い料金で、不妊治療を受けられるようになったのである。
俺がこの「不妊治療批判シリーズ」で、不妊治療を批判しているのは、これだけ優れた功績を持ちながら、「実は不妊治療の成功率は10%~20%、 最高の医者でも25%という事実を、不妊症の女性たちに伝えていないこと」「漢方薬は不妊症に効かないと思い込んでいること」「不妊症の患者に生活の改善を行わないこと」を行っているからなのである。
不妊治療を行う医者たちが、俺の批判を真摯に受けとめ、それを実践していけば、将来的には不妊症の女性は、100%の確率で不妊症を克服できる可能性があるのだ。
不妊治療におけるこれだけの大変革に対して、不育症の世界ではまったくといっていいほど、変革が起きていないのだ。
不妊治療に優秀な医者たちが集結してしまったために、不育症の医者たちは、不妊症の医者に比べ、遙かに能力が劣る者が集まり、そして人材不足に陥っているのだ。
不育症の女性たちは、不妊症の女性たちとは違い妊娠できるのだから、後は何かしらの治療を施してあげれば、簡単に出産できるのである。
不妊治療の世界で、不妊症の女性を妊娠させることに悪戦苦闘する医者の姿を見てきた俺にとって、「不育症の医者たちは一体何をやっているんだ!?」という怒りが出てくるのは無理もないのだ。
●不育症治療を分析してみれば
不妊治療の世界で激戦を勝ち抜いてきた俺にとっては、不育症の治療など批判するに値しないほど幼稚なものなのだ。不育症の女性たちが、真剣になって受けている不育症の治療を分析してみれば、実はこういうことを不育症専門の医者たちはやっていたにすぎないのだ。
①原因不明
不育症では、原因不明のものが70%以上を占めるのだが、この事実を公表したら、俺は不育症の女性たちの反感を買ってしまった。
医学というのは、こういうものなのである。
不妊治療では医者たちが悪戦苦闘しながら、不妊症の最大の原因は「受精卵の着床障害」にありと、見つけ出していったのである。
逆に、不育症の医者たちのように悪戦苦闘しなければ、不育症の原因の70%以上が原因不明のままに放置されるのは、当然なのである。
俺は生活改善型不妊症治療法で、不育症の原因は、「まともな羊水が作れない」「射精タイミングの悪さ」「染色体異常を引き起こす外的要因」の三つを上げたのだ。この原因解明も俺が悪戦苦闘して得た結果であり、自分が多大な犠牲を払って悪戦苦闘したからこそ得られた結論なのである。
不妊症でない不育症の女性たちの中で原因不明と宣告された女性は、俺が指し示した原因に思い当たる節があるはずである。
②子宮の奇形
先天的な子宮の奇形であるならば、手術を行って治すしかない。不育症の医者たちが医者らしいことをしているのは、この手術だけである。
というのも、子宮の奇形には先天的なものは遙かに少なく、後天的なものの方が圧倒的に多いからだ。
整体師たちは、若い女性たちの骨盤が大人の女性と発達していなく、赤ちゃんを産める骨盤になっていないことを指摘しているのだ。
しかも、不育症の女性がスポーツをしていなければ、足腰に筋肉がついていないので、妊娠しても妊娠を維持できる筋肉が足りないのだ、
不育症の医者たちは、不育症の女性の骨盤の異常を、まったくといっていいほど気づいていないし、放置しているのだ。
③抗リン脂質抗体症候群
不育症の医者たちは、抗リン脂質抗体症候群に対して、「アスピリン」を使用しているが、アスピリンは抗リン脂質抗体自体に効いているのではないのだ。
アスピリンは、本来は頭痛薬なのだけれども、「血液をさらさら」にする効果があり、血流を良くすることによって、抗リン脂質抗体が作った血栓を溶解しているにすぎないのだ。
不育症の医者たちがやっていることは、非常に原始的な方法なのである。
不育症の医者たちが使用するアスピリン以外の薬も、抗リン脂質抗体に効いているのではないのだ。
抗リン脂質抗体症候群は、不育症の女性が、赤ちゃんの時に、早い段階で離乳食を食べてしまい、その食材の抗体がダイレクトに入ってきたゆえに、発症してしまっているのである。
しかも、赤ちゃんに母乳を飲ませず、ミルクを飲ませよと指導したのは医者であり、その赤ちゃんが数十年後に、抗リン脂質抗体症候群という病気を発症して、再び医者の治療を受ける羽目になっているのである。
いわば、抗リン脂質抗体症候群は、医者たちが作った病気であり、しかも、その医者でも治せない病気なのだ。
抗リン脂質抗体症候群は、不可解な流産を引き起こすが、無暗に流産を引き起こすのではなく、不育症の女性の体内が「水分過剰」と「食事過剰」になれば発動してくるのである。だから、「水分過剰」と「食事過剰」に気をつけていけば、充分に防げる病気なのだ。
④HLAの暴走
HLAの暴走は、本当に存在するのかと、俺は疑いを持っている。
というのは、このHLAの暴走を防ぐために用いられている「免疫療法」が、不育症専門の医者たちが、不育症への最後の切り札として、多数使用されているからだ。
こんなにも多くのHLAの暴走を引き起こす夫婦がいるはずがない。
免疫療法は実際にはこういうふうにして使われているのだ。
不育症の女性が、夫の血液から採取したリンパ球を、自分の体内に入れると、自分のリンパ球と相乗効果を起こして、女性の免疫力が急激に向上するのだ。
免疫力が急激に向上してくれたお蔭で、それまで免疫力を上げるために使用されてきた大量の酵素が使用しなくて済むようになり、不育症の女性の体内で大量の酵素の余裕ができるのだ。
そのために、不育症の女性は、その大量の酵素を使って、羊水を製造することが可能になり、妊娠し出産できるようになるのだ。
妊娠や出産には、大量の酵素を必要とするので、リンパ球の注射が1回で終わらず、2回以上行わなければ出産までは難しいと思う。
これが免疫療法の実体なのだ。
夫婦のHLAが暴走を起こしているのではないのだ。
こういう事実が暴露されると、不育症の医者たちの切り札というのは、所詮、俺の生活改善型不妊症治療法の初歩レベルのものにすぎないのだ。なぜなら、俺は不育症の女性たちが、体内の酵素水分不足ゆえに、「まともな羊水が作れない」ことを最初に指摘していたのだから。
●不育症治療の今後
不育症の世界では、将来、激変が起こると、俺は予想する。
不妊治療を行う医者から見れば、不育症の医者は無能に等しく、不妊治療で競争を勝ち抜いてきた医者たちが、この不育症の治療に参戦してくるのは、必至だからだ。
不妊治療を行う医者たちは、妊娠することをもって成功と考えているために、流産率を高くしてしまっているが、体外受精だろうが顕微授精だろうが、最高は25%程度の妊娠率にしかならないので、後は妊娠率を伸ばすのではなく、流産を少なくして、出産率を上げようと考えるのは当然だからだ。
そうやって、不妊治療で実績を積んできた医者たちが、不妊症でない不育症の女性たちを治療し、出産へと導くのは必然の流れであろう。
その時、不育症専門の医者たちの低レベルの治療に泣いてきた不育症の女性たちにとっては朗報になることであろう。
だが、その際に有力な武器となるのは、現在の不育症専門の医者たちが最後の切り札として使っている「免疫療法」なのだ。
「免疫療法」を多用していけば、不育症をもっと治せるし、それどころか、この免疫療法は、不妊症の治療にも使えて、妊娠率を上げることができるのだ。
その免疫療法も、今やっているような夫のリンパ球を注入するのではなく、不育症の女性の「リンパ球」を取り出して、それを培養して、再度注入すれば、その女性の免疫力が急激にアップし、酵素水分に余裕ができ、そのために、まともな羊水を作り出すことができ、不育症を克服することができるのだ。これは現在、癌治療の三大療法以外の療法として行われているものであるが、不育症にも強力な効果があるのだ。
まぁ、とにかく、将来、流産を繰り返して悲しみの涙を流す女性たちが、激減していく日が来ることだけは確かである。
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