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不育症を治したければ、農作物を育ててみる

●農作物の力

不育症の女性は、妊娠できたら、出産するのは当たり前と思っているだろうが、不育症を発症していなくとも、流産というのは、人間の女性は結構するのである。

人間は本来「果実食動物」なので、人間の本来の食べ物である「フルーツ」や「野菜」や「木の実」をちゃんと食べずに、「肉」を大量に食べてしまうと、どうしても体に無理が行って、流産をしてしまうのだ。

自然界というのは、その動物が食べる物は大抵が定まっている。例えば「ゾウ」はあんなにデカくても「草」しか食べない。ライオンはどんなにお腹がすいていても、草食動物の「肉」しか食べない。そのため、自然界にいる動物は、余程のことがない限り流産をしないし、ましてや不育症になったりはしない。

人間のように、本来は「果実食動物」なのに、それを忘れて雑食になってしまえば、その報復しとして「流産の確率」が飛躍的に高まったのである。

だから、不育症を克服したければ、流産を再び引き起こしたくないのであるならば、「先祖がえり」を行えばいいのだ。

自宅でフルーツや野菜を育ててみればいいのだ。

自分でフルーツや野菜を育ててみると、出来上がった時は物凄く感動する。しかも、農作物を育てることによって、農作物から「育つパワー」を貰い、それを不育症克服のパワーに変えるのである。

●タマティーの例

俺の母親は豪農出身のゆえに、農作物の育て方はほとんど知っているのに、結婚したら庭に農作物を植えずに、「モミの木」やら「アジサイ」を植えやがった。

俺が赤ちゃんの頃は、モミの木も苗木だったが、俺が小学生になる頃には、恐ろしいまでに高くなりやがった、しかも、モミの木を3本も植えたのである。モミの木のお蔭で日当たりは悪くなるし、食べれる実なんかつけやしないのだ。

アジサイに至っては、庭一面に植えたので、アジサイの花が咲く頃は、圧巻というべきものなのだが、所詮、アジサイが咲くのは梅雨時であり、こんなジメジメした季節に、何が楽しゅうて、アジサイを見なくてならないのか? そのためか、鎌倉では明月院のアジサイが有名なのだが、俺はあんなものを見ようとする気すら起きないのだ。アジサイなど見飽きるほどまでに見たし、何よりアジサイは食べれる実をつけないのだ。

それゆえ、俺は母親に反抗して、庭に実のなるものを植えたのだ。「イチゴ」「ヒマワリ」「山椒」「パセリ」「シソ」「ルッコラ」と、どれも食べられるものを植えたのだ。庭でフルーツや野菜を育てると、育てるのが楽しくなるし、何より収穫物を食べられるのがいい。

有機無農薬にして、手作りである。しかも、世界で唯一の品である。

フルーツや野菜を育ててみると、不育症の女性が考えるような「妊娠できれば簡単に出産できる」という考えは吹き飛ぶはずだ。

フルーツや野菜は、愛情をかけて育てないと、美味しい実を実らせてくれないし、手間暇をかけなければ駄目だけれど、かといっていじくりすぎても駄目なのだ。その微妙な塩梅を、何度も失敗しながら身につけていくのだ。

物事というのは、失敗する方が当たり前なのである。失敗を繰り返して、適正な遣り方をマスターするからこそ、成功することができるのである。

●具体例

①「プランターで実験」

農作物を作ったことがない不育症の女性は、まずはプランターで実験してみよう。

プランターなら、マンション住まいでもできるし、毎日、手頃に観察できる。

②「お庭に畑を作る」

自宅にお庭があるなら、お庭を少し改造して、畑を作って、農作物を植えてみよう。

お庭に畑を作ると、食べるだけでなく、鑑賞でも、夫婦で結構楽しめるのだ。

③「家庭菜園」

自宅にお庭がなくても、畑を借りて、家庭菜園を作ることもできる。

最近は、農家は後継者不足に陥っているのだから、非常に安い値段で貸してくれたりするのだ。

平日は仕事や家事に追われても、休日に家庭菜園でもやれば、いい気分転換になるのだ。

●応用編

応用編としては、「農園つきの別荘」を所有することだ。

日本では、別荘というと、建物だけなのだが、別荘は農園がついてこそ、別荘たりえるのである。

いつもは都会で働いていても、休みの日には別荘に行き、農作業で汗を流すのである。そうすれば、都会でのストレスは一気に吹き飛んでしまうのだ。

農園つきの別荘なら、季節の移ろいを肌で感じることができるし、収穫物を大量に食べることができるのだ。

自分たちの生活が経済的にも精神的にも非常に豊かになるのだ。

別荘の平日の管理は、近くの農家に頼むとか、不動産屋に頼めばいいのだ。

●効果

①家計が助かる

自分たちでフルーツや野菜を作ると、なんといっても家計が助かるのだ。フルーツや野菜を作る必要経費など、たかが知れているのだ。

食料品店でフルーツや野菜を買い続ける夫婦と、食料品店で買うこともあるが、自宅でもフルーツや野菜を作っている夫婦を比べれば、10年後には、貧乏人と大富豪ぐらいの差がつくのだ。

②新鮮なフルーツや野菜が手に入る

自宅でフルーツや野菜を作っているのだから、料理を作る時に取ってくればいいのだ。新鮮そのものである。

新鮮なものは、ビタミンも豊富だから、栄養的にも非常に優れた物になるのだ。

③不育症の治療に効果がある

そして何より、不育症の治療に効果があるのだ。フルーツや野菜を育てることによって、命ある物を育てる喜びを知り、妊娠しても、お腹の赤ちゃんが順調に育っていくことができるのだ。

それに、流産を繰り返して、傷ついてしまった心も、農作物を育てることで、段々と癒されていくのだ。

●自分の子供に農作物を育てる大切さを教える

自分がフルーツや野菜を作ってみると、収穫できるまで、いかに多くの手間暇がかかっているかが解るようになるはずだ。

不育症の女性は今まで、食事というものは出てきて当然、味付けがまずければ文句をいうのは当然、冷蔵庫の中の食べ物を腐らしても当然、と思っていたのが、そんな考え方が音を立てて崩れ始めるはずだ。

食べ物というのは、食べれるだけでありがたいものなのである。

だから、食べ物は、粗末にしてはいけないし、大切に扱わなければならないし、自分が食べれるだけの量を食べればいいのだ。

人間は万物の霊長であったとしても、自然界から食べ物をお裾分けしてもらっている存在にすぎないのだ。

人間として、このもっとも大事なことを、不育症の女性たちは、水分過剰と食事過剰の生活の中で忘れてしまっていたのである。

そのために流産を繰り返してきたにすぎないのだ。

それゆえ、自分がフルーツや野菜を育ててみることで、このもっとも大事なことを学びとっていけばいいのだ。

そして、将来、赤ちゃんが産まれたら、自分の子供に農作物を育てる大切さを教えていけばいいのだ。

そうすれば、食べ物の好き嫌いで、親を悩ますこともなくなるし、その子が将来、大人なって結婚した時、不育症で苦しむことはなくなるのだ。

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