夫婦の相性が良すぎると、なぜ、流産が起きるのか?
●夫婦仲がいい夫婦に限って、なぜ流産するのか?
「排卵誘発剤による薬害」「不妊治療性流産」に続いて、「夫婦仲がよすぎるゆえの習慣性流産」である。
不妊症の夫婦の最大の特徴、夫婦の仲が良すぎることなのだが、これは不育症でも同じで、不育症の女性が妊娠してしまうと、二人だけの生活を壊したくないために、無意識のうちに出産を望んでいず、そのため体が勝手に流産を引き起こしてしまうのだ。
昔から夫婦仲が良すぎることは、不妊症の原因であると思われてきたが、それは不育症の原因でもあるのだ。
こういう夫婦は、夫婦というよりも「兄と妹」「友達感覚」といった感じで、夫婦関係が成熟していないのだ。それが一発で解るのが、夫婦で会話していても、夫婦として実のある会話ができていないし、夫婦としてやるべきことを行動に起こしていないのだ。
しかも、こういう不育症の女性は、外見はそうではなくても、仕事や家事をやらしてみると几帳面に行う女性で、高い成果を収め、家の中はきちんと整理整頓されていて、ブログなども詳細な不妊治療の経過を書いたりする。
頑張り屋さんであり、真面目すぎるのだ。まず、こういう女性はユーモアを言わない。動きに隙がないし、心に余裕がないのだ。
たとえ、赤ちゃんが産まれたとしても、赤ちゃんが存在できる場所がないのだ。
●本当は望んではいない出産
こういう不育症の女性は、不育症を克服して、赤ちゃんが欲しいという発言とは裏腹に、実は心の中では、まったく違うことを考えているのだ。
いくら不妊治療を受けていても、その不育症の女性が、心の奥底でこの二人だけの生活を破壊しようと望んでいないのだ。
赤ちゃんが産まれて来ることよりも、今の夫婦二人だけの生活を大事にしすぎているのだ。
本当は出産を望んでいないのだ。
不育症の治療を受けているからといって、その不育症の女性が、赤ちゃんを望んでいるとは限らないのだ。寧ろ、本当は赤ちゃんを望んでいないがために、流産を引き起こす不育症の治療を受け続けていることだってありうるのだ。
もしも、本当に赤ちゃんが欲しいならば、2回か3回流産したら、病院での治療に諦めをつけ、漢方医の方へ行くはずだ。本当に赤ちゃんが欲しいとなったら、女性は大胆な行動を取ってくるからだ。これは個人差の問題ではなく、女性の本能レベルの問題なのである。
「赤ちゃんを産む時は陣痛で大変だろう」「子育ては大変だろう」「子供ができると仕事ができなくなるので大変だろう」と、産みもしないのに頭の中をいっぱいにしているのだ。まさに人生哲学の根本が、「一切皆苦」であり、何をやらしても苦しく、何を見ても「大変だ」なのである。
普通、夫婦に子供ができれば賑やかになる。それを第三者が見れば、「楽しそうだね」と言うはずだが、この女性が見ると、「子育てが大変ですね」になるのである。
これこそが日本全国に展開する最大の宗教団体「大変だ教」である。この宗教の信者になると、「出産も大変だ~」「育児も大変だ~」「生きていくのも大変だ~」になるのである。
仏教であるならば、「一切皆苦」の状況から、戒律を守り、修行を行って、解脱に至ろうとする。ところが、「大変だ教」は、「一切皆苦」の状況から、何も改善しようとせず、ただひたすら「大変だ~」「大変だ~」を唱えるのである。この「大変だ~」は、浄土真宗にとっての「南無阿弥陀仏」、日蓮宗の「南無妙法蓮華経」の言葉とまったく同じ重要さを持っている言葉なのだ。
では、その大変なる苦しみから逃れられる方法は、唯一、夫婦が二人だけで暮らすことなのである。
だから、不育症の治療を受けても、流産を繰り返すのである。
●二人だけの世界は心地いいものだが
不育症の女性が、このように考えてしまうのも、自分の母親が「大変だ~」を繰り返してしたこともあるだろう。知らず知らずのうちに、母親の考えに洗脳されてしまったのだ。
人間は自分の両親から圧倒的な影響を受けるが、成長とともに、両親の考え方とは違う考えをし始める。
自立の時期を終え、結婚によって独立すると、両親の影響から完全に離れ、自分の頭で考え行動を起こそうとする。
ところが、反抗期あたりで両親から離れていくことがうまくできずトラブルを抱えてしまった女性や、青春時代に余りにも多くのことを経験しすぎた女性は、未来に向かって前進することよりも、自分の内側に向かうようになり、静かな時間を過ごしてたくなるのだ。
結婚したのに前進せず、「いい加減、静かにさせてくれ」と夫婦二人だけの生活に引き籠ってしまうのだ。
この不思議な現象は、俺は非常に解るんだ。
俺が中学生に時、山岳部に所属していたのだが、夏の合宿で北アルプスの縦走を行ったのだ。合宿だから四六時中、部員たちと一緒である。いい加減に苦しくなって、部員たちから離れ、北アルプスの山小屋で一人、珈琲を飲んで一息をついたのだ。中学生だから珈琲一杯でも高価である。しかも、合宿では珈琲を持ってきているのである。それでも、俺は部員たちから離れて、お金を払ってでも、一人で静かにできる時間を望んだのだ。
みんなと一緒にいればいるほど、自分一人の時間が大事になってくるのである。
これが結婚すれば、二人の時間になるだけである。
学校や大学や会社で、余りにも多くのことを経験しすぎれば、「夫婦二人だけの静かなる時間」が欲しくなるのである。しかも、自分と本当に気心の知れた人間など、この世でごく僅かである。その中でも、結婚相手はもっとも気心の知れた人間であり、その者と「静かなる時間」を過ごしたくなるのだ。
世の中には、結婚を拒否する女性がいるが、そういう女性は、一生懸命に学生生活を送ってこなったし、一生懸命に仕事をしていない女性なのである。
一生懸命に生きれば生きるほど、その反動がどこかに出てくるものなのだ。
一生懸命に生きれば、「夫婦二人だけで静かにさせてくれ」と思うのは、当然なのである。結婚が20代や30代で起きるのも、学校や大学の束縛から離れ、仕事で一生懸命にやっているからなのである。
一生懸命に仕事をすればするほど、夫婦二人だけで静かに暮らしたくなるのだ。
夫婦二人だけの心地いい世界で生きたくなるのだ。
●夫婦生活に変化があれば、変わるものである
このようにして、夫婦二人だけの静かなる時間を優先して、不育症の治療を受けているにも拘わらず、それを壊したくないのだ。
要は、夫婦仲が良すぎて、実は心の奥底で赤ちゃんの出現を望んでいないのである。
こういう夫婦は、都会から離れて山荘にでも、1週間ほど夫婦二人っきりで暮らしてみることだ。仕事を何もせず、夫婦二人だけで時間を過ごすのだ。仕事をしすぎて、都会での暮らしに疲労しているのだ。
大自然の中で、疲労を吹き飛ばして、リフレッシュすることだ。
静かなる世界を打ち破るもの、それは本当に夫婦二人だけの世界を満喫することなのである。夫婦二人だけの世界を満喫したら、夫婦二人だけの生活はもういいやと思うようになるのである。
このような状態になると、夫婦は生活に変化を求め始めるのである。
意外にも、仕事がうまくいくようになったとか、家を引っ越しをしたとか、旅行にいったとか、人生に転機が訪れ始め、その忙しい時に限って、呆気なく妊娠し、出産してしまうのだ。
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コメント
タマティー様、こんばんは。
先日、歌の試練を出していただいたさくらです。
お腹の子が着床した頃にタマティー様のサイトに出会って
これはお腹の子が引き合わせてくれたに違いない!と
過去のブログをじっくり読んで運動、体操、朝フルーツ、
白砂糖や添加物抜きといろいろ張り切っていたのですが
今日の検診で、3度目の流産が確定してしまいました
そんな時に思い出したのが、こちらの記事でした。
私(39)と主人(45)は昨年再婚。
お互い、こんなに相性の会う人は他にいないと思っているほど
仲が良い夫婦です。
私は主人のことが好きで好きでしょうがないのですが
そんな気持ちが、
赤ちゃんを遠ざけてしまっているんでしょうか。
なんだか切ないです・・
年齢的に出産は難しいということも理解しているのですが
やはり、「愛しい主人の子を産みたい!」と思うのです。
それにはやっぱり「山籠り」しかないのでしょうか。
今日は本当にショックで・・
ついついコメントを書いてしまいました。
歌の試練、なかなか難しいです・・
知らない曲でしたので、まずは歌詞とメロディーを
覚えるところからスタートなのですが、なかなかうまくいかず
図々しいことを承知でお願いさせていただくのですが
歌以外の試練をお願いできませんでしょうか
何卒、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m
投稿: さくら | 2016年9月26日 (月) 18時25分
さくらさん、三度目の流産は残念でした。
妊娠はできているんだけど、3度も流産なら不育症に該当します。
しかし不育症の解決は簡単なので、そんなに深刻に成らない方がいい。
不育症を直したいのなら、とにかく米の飯をしっかりと食った方がいい。
不妊症の女性たちもそうなのですが、米の飯を食べる量が余りにも少ないんです。
それが不妊症や不育症を引き起こしているので、食事の際は米の飯をしっかりと食べましょう。
試練は、
「お手製の春巻きを3種類作る」
という物に変更しましょう。
できるかな~?
投稿: タマティー | 2016年9月27日 (火) 06時01分
タマティー様、ご返信ありがとうございます!
昨日は「負けちゃダメ」「がんばろう」「強くならないと」など
前向きな励ましの言葉がとても重たかったのですが
タマティー様の「残念でした」の一言に、
心がふっと軽くなりました。
お米のご飯ですね。
一生懸命食べているつもりですが、
もともと食べる量が少ないので
もっとしっかり食べるようにしたいと思います。
最近、3分搗き米から玄米に変えましたが、
玄米は本当に美味しいですね。
新しい試練、ありがとうございます。
お手製春巻き3種ですね!
お米に合う、美味しい春巻きを作ろうと思います
投稿: さくら | 2016年9月27日 (火) 17時41分
タマティー様、こんにちは。
昨晩は貴重な「主人と一緒に夕食がとれる日」でしたので
早速お手製春巻きを3種類作りました。
一つは、軽く塩もみした人参の千切りにごま油をまぶしたもの。
一つは、塩と酒で下味をつけた小エビとそら豆。
もう一つは、醤油麹につけた鶏胸肉と小松菜と白ネギ。
折角なので、皮も自家製にしてみました。
どれも美味しかったのですが、
主人は人参春巻きのシンプルな美味しさが
特に気に入ったようです
楽しい試練を、ありがとうございました。
合格であることを祈っています
投稿: さくら | 2016年9月29日 (木) 11時17分
さくらさん、合格です!
春巻は通常1種類しか作らないのですが、3種類用意すると、味を比較できて、美味しさの領域が広がります。
1種類だと、最初の物だけ美味しいと感じて、後はバクバクと食べてしまうので、作り甲斐がなくなってしまうんですよ。
それでは家族全員の名前と生年月日、結婚した年月日、身長体重血液型、それに占って欲しい事を書いて送って下さい。
投稿: タマティー | 2016年9月30日 (金) 06時22分
さくらさん、お互いに一度失敗しているって?
出来れば、その人たちの名前と生年月日と、結婚離婚した年月日を知りたいです。
投稿: タマティー | 2016年10月 1日 (土) 06時01分