不育症の女性への注意点:「早すぎる超音波検査には気をつけて!」
●はやる気持ちは解るけど
不育症の女性は、妊娠するとすぐに病院に行って、超音波検査を受けて、自分の妊娠を確かめようとするのだが、こういう行動に俺は「ちょっと待て!」と言いたい。
というのは、不育症の女性が、流産を繰り返すのも、この早すぎる超音波検査を行ってしまうからなのである。
出産した女性に言わせると、妊娠したとしても、「いつも通りの生活をしなさい」ということなのである。
妊娠したといっても、初期であるならば、普通の女性となんら変わらないのである。だったら、妊娠していても、普通どおりの生活をしていればいいのである。
妊娠した女性が、嫌が応でも妊娠していることを自覚するのは、始めて「つわり」をした時である。「つわり」が始まるのが、妊娠第4週目から第6週目なので、その時から普通の女性であった自分が、徐々に妊婦へと変わっていけばいいのである。
実は、女性が妊娠と変わる時期こそ、お腹の中では重大なことが起こっているのである。
●妊娠初期の超音波検査はするな
女性がつわりをし始める頃、お腹の中では、胚児が胎嚢を出して、自分の身をくるもうとしている大事な時期なのである。
大体、第5週で胎嚢が確認されるのである。
胚児は胎嚢の中で、猛スピードで細胞分裂を開始して、第6週後半で心臓が形成され、心拍動が確認されるのである。
しかも、第7週で子宮の黄体機能が機能を、胎盤へ移行と移行させ、以降、胎盤が出産まで胚児や胎児を守るのである。
第7週目まで、お腹の中では、非常に重要な変化が起こっており、それゆえ、不育症の女性は、第7週が過ぎ去るまで、超音波検査は禁止である。
超音波検査はなんら人体には被害はないのだが、不育症の女性が妊娠に焦っている状態で超音波検査を受けてしまうと、黄体ホルモンに何らかの影響を与えていると思う。
なぜなら、それは自律神経を乱すから生じるのである。
●妊娠への過剰な期待は自律神経を乱す
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなり、交感神経は起床時から夕方まで作動し、副交感神経は夕方から明け方まで作動するようにできている。
交感神経にシフトすると、仕事モードになり、興奮して、人間を活動的にさせる。その反面、交感神経が作動すると、体温を低下させようとし、活性酸素が大量に出て来てしまうのだ。
副交感神経にシフトすると、休息モードになり、リラックスして、人間を睡眠へと誘導していく。副交感神経が作動すると、体温を上昇させようとし、活性酸素を除去していくのだ。
不育症の女性は、妊娠に期待しすぎるあまり、交感神経の作動させすぎであり、夜になっても、副交感神経にシフトさせず、交感神経を作動させたために、体温が低下してしまい、活性酸素が大量に出すぎてしまって、胚児を死に至らしめてしまったのであろう。
出産した女性が、未出産の女性に、「妊娠しても普通の生活をしなさい」とアドバイスするには、ちゃんとした理由があったのである。
妊娠したからといって、期待しすぎてしまうと、自律神経が乱れてしまうので、どうしても流産してしまうのである。
●流産防止のひと工夫
自律神経の乱れによる流産を防止するためには、不育症の女性は、自分の生活でちょっとしたひと工夫をすればいいのだ。
ちょっとしたことで、流産を簡単に防止できるのだ。
①いつも通りの生活を心がける
妊娠したとしても、妊娠検査薬など使って検査しない。いつも通りの生活を維持することだ。
妊娠すれば、つわりが来るのだから、妊娠したかを検査する必要性などないのだ。
つわりが来たら、とにかく柑橘類を食べる。朝の排便をちゃんとする。便秘になりそうなら、「ところてん」や「ひじき」や「納豆」を夕食で食べて、便秘にならないようにする。
②妊娠第7週がすぎるまで、超音波検査はしない
普通の女性にとって、超音波検査はなんの人的被害を出さないけれど、不育症の女性にとっては、お腹の赤ちゃんが死にかねない危険な医療器具なのである。
それゆえ、超音波検査などしない。超音波検査をしなくても、お腹の赤ちゃんはちゃんと育っている。
もしも、どうしても超音波検査をしたいというなら、妊娠第7週が過ぎるまで待つ。
不育症の女性は、超音波検査に対しては慎重に慎重を重ねるぐらいで丁度いいのだ。
③夜に41℃以下の風呂に入る
夜に41℃のお風呂に入ると、自律神経が完全に副交感神経にシフトするようになる。
不育症の女性は、妊娠に焦らないで、お風呂の中でゆっくりとして、妊娠のことなど忘れるくらいリラックスすべきだ。
お風呂に入って体が温まれば、お腹の赤ちゃんも細胞分裂がしやすくなるので、一石二鳥なのだ。
④早寝早起きをする
自律神経を整えるには、早寝早起きが一番である。流産する女性に限って、朝寝坊の女性がいたり、夜更かしをする女性がいるのは、このためなのである。
午後10時以降は、体は睡眠モードに入るのである。赤ちゃんを無事に出産したいなら、もうその時間でベッドに入って、寝ればいいのだ。
特に危険なのは、午前0時から午前2時までは、女性ホルモンは、人体を修復させようとする時間帯なので、この時間帯に起きていると、その修復ができず、体は疲労しきってしまい、お腹の赤ちゃんを維持できなくなり、流産させてしまうのだ。
だから、夜はとっとと寝る。早く寝れば、早く起きることができるのだ。
もしも、仕事があるなら、早起きをして片づけてしまった方が効率的である。
朝起きたら、まずは窓を開け、新鮮な空気を入れ、深呼吸をする。こうすれば、自律神経が1日中、正常に作動してくれるのだ。
⑤ゆっくりと食事を取る
早飯は交感神経にシフトさせてしまう。それゆえ、ゆっくりと食事を取ることだ。ゆっくりと食事を取れば、副交感神経にシフトしてくれるのだ。
特に、結婚しているといえども、夫婦がいつも食事を取るわけではないのだから、夫婦で食事する時は、とにかく会話をたくさんしておく。
会話をして食べれば、必然的にゆっくりと食べざるを得なくなるのだ。
⑥適度なスポーツをする
不育症の女性に、流産を撃破する最強のスポーツが存在するといった驚くであろう。
そのスポーツとは、実は「ウォーキング」だ。
ウォーキングこそが、自律神経を整えるのには、最高のスポーツだからだ。
流産を恐れるくらいなら、毎日ウォーキングをすればいい。ウォーキングをすれば、憂鬱にならないし、気分も上々になるのだ。
⑦冗談を言う
ユーモアは副交感神経にシフトさせてくれる。
不育症の女性は、とにかく冗談を言わないのだ。冗談を言わないから、交感神経にシフトしすぎてしまい、流産を引き起こしてしまうのである。
不育症のことを考えれば考えるほど、余裕がなくなってしまい、神経がピリピリして、交感神経にシフトして、流産になってしまうのだ。
だから、冗談を言う。
自分の流産を笑い飛ばせるぐらいの冗談を言えれば、もう二度と流産などしなくなることだろう。
まずは、自分の夫が笑い転げるような冗談を言ってみることだ。
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コメント
こんにちは!
毎日気温の変化が激しいですが、お元気ですか?
おこぞろぞろです。
昨日病院での判定日でした。
今回着床してくれているようです。
タマティーさんが守護霊となってくれたおかげかな?
しかし、今朝茶色のおりものが・・・。
それを見た私は、
交感神経が噴き出しました
変な汗がいっぱい出てしまいましたよ
でもこの記事を読んで、また立ち直りました。
この注意を守り生活していきたいと思います。
投稿: おこぞろぞろ | 2008年6月 5日 (木) 15時18分
「おこぞろぞろ」さん、着床おめでとうございます!
今回は必ず無事に出産したいものですね。
流産は3回で充分ですよ。
「おこぞろぞろ」さん、流産しないためにも、毎日ウォーキングをしてくださいな。ウォーキングこそ、流産を防止するのに一番役立ちます。
汗をかき、小便をし、体温をあげれば、水分過剰が解消され、まともな羊水を作ることができます。
そうすれば、後は一直線ですよ。
そして、冗談をいう。
冗談を言えば、交感神経から副交感神経にシフトして、胚児には最適な状況になります。
不妊治療のことで頭の中をいっぱいにするのではなく、いつもどおりの生活を心がけてくださいね。
それがお腹の赤ちゃんには一番いいんですよ。
今回は無事にいくように祈ってます!
投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年6月 5日 (木) 18時05分
おこぞろぞろさん、はじめまして! (とはいえ、コメントは読ませていただいてましたよ☆)
着床おめでとうございます!!!無事に過ごせますよう、お祈りします。
投稿: みかん | 2008年6月 5日 (木) 18時22分
タマティーさんこんばんは。
みかんさんにお礼を伝えたいので、
このコメント欄をお借りしますね。
<みかんさんへ>
ありがとうございます。
まだまだ先は長いですが、今回はタマティーさんの忠告を守り、
頑張りますね。
投稿: おこぞろぞろ | 2008年6月 6日 (金) 20時47分
はじめまして。不妊と、不育症で辿り着き、かじりつくように拝見させて頂いております。参考になるお話のご提供ありがとうございます。
現在二人目を妊娠して6週目です。
この2年間で2度、8週での稽留流産をしています。
1人問題なく出産をしているので検査は勧められず3回目はないだろう、、、と希望を持ち 体と心の回復まで1年かかりましたが、ようやく妊娠できました。しかしいざ妊娠すると不育症という不安が押し寄せかなり早くに病院へかかり、超音波もすでに使い、、、胎嚢のみ確認。念の為にと、流産予防でお尻に打つホルモン注射とディファストンを服用しています。薬の服用はビタミンなどを奪うだけと読みました。今は薬が安心材料になっているのですがどうでしょうか?
早く知ってしまったので自分で自分と赤ちゃんを追いこんでますね。
でも後悔のないようにやるべきことをやりきる事が不育症には重要だと勉強になりました。私はタマティーさんの助言にほとんど当てはまっていない生活習慣なので だから妊娠しづらく流産を繰り返しているのかと感じました。それに、正直に。過去の経験が不安で家の中では1日安静に過ごし、携帯にテレビに。。
これはよくないですね!いま、このコメントをうち終えたら家事にウォーキングにと動いて体をポカポカにします!
ウォーキングはお勧めの時間帯はありますか?
あと、悪阻がとても軽いのですが、それもつい心配になり、
タマティーさんは、赤ちゃんの成長と悪阻の関係はどう思われますか?前回悪阻が軽くなったので病院に行くと心拍が止まっていたので、、、、
初めてのコメントで長々とすみません。
投稿: あいぴんく | 2016年6月20日 (月) 15時17分
あいぴんく さん、不育症は病気でもなんでもなく、妊娠できている以上、本来は大丈夫なのに、母親本人がやっちゃいけない事をやっているから起る程度の物で、あんまり気にしない方がいいです。
まずあいぴんく さんのコメントを読んで思ったのは、
「とにかくご飯をしっかりと食べよう!}
って事です。
不妊症や不育症の女性たちに共通するのは、「ご飯の量が少ない事」で、お米を多く食べないからこそ、体が正常に働かないんです。
携帯電話も使えば電磁波が出て体に異常が出るんだから、暫くの間、控えた方がいいですよ。
ウォーキングは午前中がお勧めですね。この時間帯に歩けば、体温が高くなりますよ。
悪阻は体が酸化していると起る物です。
あいぴんく さんだったら、必ず悪阻は起こりますよ。
流産防止のためには、
「大豆」「アーモンド」「落花生」
を食べるといいです。ビタミンEが含まれているので、それが流産防止になるんですよ。
味噌汁とか納豆は食べるだろうけど、大豆の煮物とか出している?
アーモンドとか落花生はオヤツ代わりで食べるといいです。
投稿: タマティー | 2016年6月20日 (月) 16時50分
タマティーさん。早速のお返事とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。
ウォーキングは午前中ですね!
早速お昼ご飯に、ご飯と納豆、キウイ、生野菜を食べました。
悪阻は一人目がとってもひどかったので今回は軽く感じているのですがやはり私の生活習慣から考えると きっともっときつくなっていくかもしれませんね。食べれるうちに食べておかないとと思いました。
タマティーさんに質問して助言して頂いたからには、
しっかり実践しようとワクワクしています。。♪
タマティーさん。ドキっとしました。
大豆の煮物出していないですねぇ。。。
早速献立に取り入れます!!
米の量ですが、朝はお米は食べず、昼はお茶碗一杯程。
夕飯は昼のお米より少ないですが、毎日食べています。
でもきっとこれでわ、量が少ないということでしょうか??
投稿: あいぴんく | 2016年6月21日 (火) 20時28分
あいぴんくさん、お米をしっかりと食べているからこそ妊娠できているんだけど、少し少ないって事かな~?
後、毎回、お米だと飽きるから、たまには麺とかパンとかにして、変化を出した方がいいです。
ま、とにかく穀物はしっかりと食べておいた方がいいんで、満腹に成って、食後に眠たく成るのが丁度いいくらいですよ。
投稿: タマティー | 2016年6月22日 (水) 05時09分
おはようございます。
確かにお米の量で満腹にはなってないかもしれません! 眠くなるくらいですねっ
食べれるうちに食べれるだけ食べます!
麺やパンも大好きです。
ありがとうございます。
私事ですが前回の2回目流産では心拍確認まで届かず
明日検診なので心拍が見れるまで成長しているかドキドキです。今日は家事にウォーキングに動いてポカポカな体を作って願うばかりです。
こちらでよい報告ができたらいいです!
そして、明日からもお腹の赤ちゃんの成長を願いながらタマティーさんから教えて頂いた事を前向きに実践していけれる毎日になりますように。
投稿: あいぴんく | 2016年6月22日 (水) 07時03分