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排卵誘発剤自体が流産を引き起こす ~排卵誘発剤が奪う栄養素~

●不妊治療の裏の顔

不育症の原因は、「まともな羊水をつくれない」「射精タイミングの悪さ」「染色体異常を引き起こす外的要因」なのだが、病院での不妊治療を受けている不育症の女性たちには、これらに3つほど不育症の原因が加わるのだ。

その1つが、「排卵誘発剤による薬害」である

不育症の女性たちにとっては驚きであろう。排卵誘発剤自体が流産を引き起こしているのだ。

排卵誘発剤は女性の女性ホルモンを人為的にいじくるために、不育症の女性たちに非常に高い代償を支払わせることになるのだ。

排卵誘発剤の副作用としては、「高熱」「頭痛」「倦怠感」ぐらいは身をもって感じるだろうけど、それ以外にも「脳梗塞」で死ぬ可能性もあるし、「卵巣過剰刺激症候群」になって妊娠どころではなくなることもあるのだ。

だが、それ以上に、不妊治療を受けながら、出産をすることが不可能になるという、排卵誘発剤の薬害があるのだ。その薬害とは、排卵誘発剤が「流産」を引き起こすということである。

不妊治療における流産とは、いわば不妊治療の裏の顔なのである。

●排卵誘発剤自体が流産の原因である

排卵誘発剤は、不育症の女性たちが考えるよりも、遙かに多くの、そして妊娠に重要なビタミンやミネラルを奪っているのである。

排卵誘発剤が奪うビタミンやミネラルは、「ビタミンB6」「ビタミンB12」「ビタミンE]「ビオチン」「コリン」「葉酸」「マグネシウム」などである。

これらがいかに、胚児にとっては重要であるかを、今から説明していく。

①「ビタミンB6」  

「ビタミンB6」は、赤血球の生産には不可欠なので、これが欠乏すると、貧血になってしまい、胚児に血液が行かなくなってしまい、染色体異常を引き起こし、流産させられてしまうのだ。

排卵誘発剤を服用すると、貧血気味になるのは、「ビタミンB6」が不足してしまうからである。

ちなみに、「つわり」の防止には「ビタミンB6」がよく効くので、不育症の女性は、「ヒマワリの種」「ピスタチオ」「クルミ」などを摂取していると、「つわり」を防止することができ、胚児も貧血にならなくて済むようになるのだ。  

②「ビタミンB12」

「ビタミンB12」は、神経の健康を維持するには不可欠な物質なので、これが欠乏すると、自律神経が乱れ、体を冷やす作用のある交感神経がいつまでもシフトし続けてしまい、胚児は低体温を強いられ、染色体異常を引き起こし、流産させられてしまうのだ。

排卵誘発剤を服用すると、神経過敏になるのは、「ビタミンB12」が不足してしまうからである。

ちなみに、「ビタミンB12」を多く含んでいる食材は、「あまのり」「赤貝」「牡蠣」「ハマグリ」「シジミ」「ホッキガイ」「イクラ」「牛のレバー」「鶏のレバー」である。特に不育症の女性で目立つのは、自宅で「貝類」を余り食べないことである。不育症の女性は、神経過敏を防ぐためにも、なるべく多くの貝類を食べた方がいい。

③「ビタミンE」

「ビタミンE」は、流産の防止を行うには不可欠な物質なので、これが欠乏すると、流産へのストッパーがなくなり、流産してしまうのだ。

排卵誘発剤を服用すると、非常に早い段階で、胚児流産が起こるのは、「ビタミンE」が不足してしまうからなのである。

ちなみに、「ビタミンE」を多く含んでいる食材は、「落花生」「アーモンド」「芽キャベツ「大豆」「うなぎ」「タラコ」などである。不育症の女性は、「落花生」や「アーモンド」を問屋か専門店で大量に買ってきて、お口が寂しくなったら、ポリポリと食べることぐらいはしておいた方がいい。

④「ビオチン」

「ビオチン」は、女性が妊娠すると、徐々に漸減していき、或る一定の限度を超えると、胚児に染色体異常が起こり、流産させられてしまうのだ。たとえ流産しなくても、未熟児や低体重児が生まれる。

排卵誘発剤を服用すると、流産が起こったり、たとえ流産しなくても、未熟児で赤ちゃんを産む女性が続出するのは、「ビオチン」が不足してしまうからなのである。

ちなみに、「ビオチン」はを多く含んでいる食材は、「卵黄」「レバー」「大豆」などである。気をつけなければならないのは、生玉子を食べてしまうと、卵白がビオチンの吸収を阻害するので、不育症の女性は、生玉子を食べてはならない。

⑤「コリン」

「コリン」は、肝臓の機能を強化する物質で、これが欠乏すると、肝臓の機能が低下し、胚児にエネルギーが供給できなくなり、胚児は染色体異常を引き起こして、流産させられてしまうのである。

排卵誘発剤を服用すると、体の調子が悪くなるのも、肝臓の機能が低下しているからなのである。

ちなみに、「コリン」を多く含んでいる食材は、「卵黄」「牛の心臓」「牛のレバー」「鶏のレバー」「大豆」などである。不育症の女性は、これらの食材を取るとともに、解毒効果のあるカテキンを含んだ緑茶を摂取して、肝臓の機能の手助けをしよう。緑茶はカフェインを含んでいるので、危険性もあるが、濃い目の煎茶を飲むとか、抹茶で飲むとかして、1日2杯程度なら、逆に妊娠には効果がある。

⑥「葉酸」

「葉酸」は、胚児の細胞分裂には不可欠な物質で、妊娠の異常出産をも防ぐ、妊娠にとって最重要なビタミンである。これが欠乏すると、胚児は細胞分裂ができなくなり、染色体異常を引き起こして、流産させられてしまうのだ。

排卵誘発剤を服用しているなら、意図的に「葉酸」を摂取していかないと、排卵誘発剤の薬害で「葉酸」が決定的に欠乏することになる。なぜなら、妊婦は妊娠のために、成人女性の2倍の「葉酸」が必要となるからである。

ちなみに、「葉酸」を多く含んでいる食材は、「人参」「あさつき」「アスパラガス」「枝豆」「オクラ」「春菊」「ブロッコリー」「ホウレンソウ」「「カボチャ」「アボガド」「うなぎ」「ウニ」「ホタテ」「牛のレバー」「鶏のレバー」などである。

⑦「マグネシウム」

「マグネシウム」は。カルシウムと共同して胚児の骨の形成に深く関わる重要なミネラルである。これが欠乏すると、胚児は骨を形成できなくなり、染色体異常を引き起こして、流産させられてしまうのだ。

排卵誘発剤を服用しているなら、意図的に「マグネシウム」を摂取していかないと、排卵誘発剤の薬害で「マグネシウム」が決定的に欠乏することになる。特に日本人はカルシウム以上に、マグネシウムの必要量を満たしたことがないので、意図的に摂取しなければならないのだ。

ちなみに、「マグネシウム」を多く含んでいる食材は、「玄米」「全粒小麦」「アーモンド」「いちじく」「ナッツ」「バナナ」などである。「生活改善型不妊症治療法」でリンゴ人参ジュースを勧めるのも、「リンゴ」「と「人参」「と「バナナ」の三者が揃うと、妊娠のための栄養としてはパーフェクトだからである。

付け加えていうなら、妊婦が出産後に骨密度が急激に下がり、「骨粗鬆症」のような症状を呈するもの、「マグネシウム」不足が原因なのである。大概の妊婦は意図的にカルシウムを摂取しているが、マグネシウムを摂取していないために、骨が脆くなってしまうのである。

●不妊治療の不思議の解明

排卵誘発剤が奪うビタミンやミネラルを見ていくと、不妊治療の不思議が解明されていくのだ。

なぜ、不妊症の後に不育症を発症するのか?

なぜ、不妊治療で成功した女性たちの90%以上は、治療開始から2年以内で出産しているのか?

なぜ、不妊治療で成功した女性の90%以上が漢方薬を使用しているのか?

なぜ、不妊治療をやめると妊娠できるようになるのか?

なぜ、不妊症の女性たちは不妊治療を途中放棄するのか?

それらの疑問の答えが「排卵誘発剤の薬害」だと解れば、すべての謎は解けてくるのである。

せっかく不妊治療で不妊症を治したのに、その後に不育症を発症するのは、排卵誘発剤が妊娠に必要なビタミンやミネラルを奪うからなのである。

不妊治療で成功した女性たちの90%以上が、治療を開始してから2年以内で出産できるのも、2年以上経てば、排卵誘発剤の薬害で出産が絶望的になるからである。

不妊治療で成功した女性たちの90%以上が、漢方薬を使用していたのも、排卵誘発剤の薬害のために、体調が優れないから、無意識のうちに漢方薬に手を出してしまうのである。

不妊治療をやめると妊娠できるという現象が起こるのも、その不妊症の女性が排卵誘発剤の薬害から解放されたからなのである。

赤ちゃんが欲しいのに、不妊治療を途中で放棄する不妊症の女性が続出してくるのも、「こんな排卵誘発剤の薬害では、元気で健康な赤ちゃんは生まれないな」と、「女の直感」で解るからなのである。

不妊症の女性にとっては、「まさか!」と思うことであろう。

不妊症で、自分が何度も流産したのは、自分の体に何か異常があって、それで何度も流産してしまったと思いがちだ。

しかし、事実は違うのである。

「排卵誘発剤の薬害」で流産し続けたのである。

より正確にいうなら、不妊治療で排卵誘発剤を使用するのが解っているにも拘わらず、不育症の女性が排卵誘発剤の薬害を緩和させる措置を取らなかったということなのである。

今からでも遅くはない。不妊症を克服した不育症の女性は、単なる不妊症の女性と違って、妊娠はできるのだから、後は流産を引き起こさない措置を取ればいいのである。

「未来の赤ちゃん」は、すぐそこまで来ているのだ!

後は、あなたがどう動くかなのである!!

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