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歴史的役割を終えた非配偶者間人工授精

●怒りのオリンピック

俺は今回の北京オリンピックには激怒している。

それは中国政府がチベット人やウィグル人を弾圧して、大量虐殺を働いているということだけではない。

オリンピック中継に芸能人が出てくることなのだ。

オリンピックはアスリートたちが真剣勝負でゲームを行うからこそ、面白いんだ。

そういうスポーツ中継にはアスリートたちと、それを中継するアナウンサーがいればいいだけであって、他の人間は必要ないのだ。

ましてや芸能人など必要ないのだ。

スポーツ中継に芸能人が出てくれば、見ている方は興醒めなのだ。面白いゲームも一気に面白くなくなってしまうのだ。

オリンピックに出場してくるアスリートたちは、芸能人よりも遥かに安い年収で一生懸命に戦っているのだ。芸能人たちはアスリートたちをダシに、オリンピックでも儲けようとするな!

そのため、俺はオリンピック中継では芸能人が出てこないNHKをなるべく見るようにしているのだ。

しかも、NHKには俺の大好きな「青山祐子」がいるのだ。

ところがである。

その青山祐子が最近、オバサン臭くなりはじめたのである。肌の張りがなくなり、髪型からは若さがなくなり、徐々にオバサン化しているのだ。

恐るべし、加齢モンスター!

●招かれざる客「非配偶者間人工授精」

五輪中継での芸能人や、青山祐子の加齢モンスターが、招かれざる客であるように、不妊治療にも招かれざる客がいる。

それは「非配偶者間人工授精」(AID)である。

不妊症の夫婦は、自分たちの赤ちゃんが自然な形では妊娠できないからこそ、病院を訪ね医者に治してもらおうとしているのである。

それなのに、いくら不妊症の治療がうまくいかないからといって、夫の精子ではなく、他人の精子を使って妊娠させようとするのは、本末転倒なのである。いや、問題自体が違う問題へと変化してしまっているのだ。

なぜ、「非配偶者間人工授精」が行われてしまったかといえば、それは「戦争の爪痕」に原因がある。

我が日本国は、先の大東亜戦争で大敗北を喫し、300万人もの戦死者を出す大損害を被ってしまった。

特に帝国陸軍も帝国海軍も、軍人はすべて男性だったので、戦争によって大多数の結婚適齢期の男性たちが戦死するという異常事態に陥ってしまったのだ。

そのため、敗戦後、結婚する若い男性たちが圧倒的に不足してしまったのだ。

我々は今でなら、敗戦直後からベビーブームが起こったことを知っているが、敗戦直後では ベビーブームなどほとんど問題にならず、当時の女性たちにとっては結婚できる男性が圧倒的に不足してしまったことの方が遥かに重大な問題だったのだ。

昭和40年代まで男性は売り手市場で、お見合い結婚が非常に盛んに行われたのだ。

非配偶者間人工授精が行われるのは、まさにこの時期なのである。初めて非配偶者間人工授精が行われたのは、1949年である。

しかも、生殖医療を担当する医者たちの間で、この非配偶者間人工授精について本格的な議論など行われず、成し崩し的に行われるようになってしまったのだ。

非配偶者間人工授精について考える時、この時代背景を無視して考えると、まったく頓珍漢な議論になってしまうのだ。

非配偶者間人工授精を始めた当初は、夫の精子が不活性の精子である場合、妊娠が困難になるので、他人の男性の精子を使って人工授精を行ったのである。

非配偶者間人工授精は1949年以来、1万人以上の子供が生まれ、現在でも年間1千人以上の赤ちゃんを産んでいるのだ。

●顕微授精の衝撃

ところがである。

日本人の医者によって、顕微授精が開発されたのである。

生殖革命というと体外受精の方に注目がいってしまうのだが、顕微受精の方が遥かに生殖革命のレベルが高いのである。

顕微授精は精子が1匹でもいれば妊娠可能になるという、人類史上前代未聞の医療技術なのである。しかも、精子が活性していようが、不活性であろうが構わないのである。

精子が1匹でもいれば妊娠は可能になったのである。

この顕微授精の登場によって、非配偶者間人工授精は存在理由を失ったのである。

夫の精子が不活性であったとしても、顕微授精で妊娠は可能になったのである。

非配偶者間人工授精はその歴史的役割を終えたのである。

が、しかしである。

非配偶者間人工授精は消滅するどころか、逆に増加しているのである。

医者たちは不妊症の夫婦の弱みに付け込んで、ぼろ儲けをしているのである。

●無精子症のトリック

俺は不妊症の研究の過程で、不妊症の夫婦はちゃんと精子も卵子も排出しているということを突き止めている。

不妊症の夫婦を悩ましているのは、精子でも卵子でもなく、受精卵の着床障害なのである。

不妊症の女性の体が、水分過剰と食事過剰のために、まともな羊水を作ることができず、そのために、子宮が受精卵の着床を拒否しているのである。

ところが、病院の医者たちはこの現実を無視し、男女平等イデオロギーに取りつかれて、不妊症の原因は男女半々にあると言い出し、男性の精子量の検査を行い、男性に無精子症の宣告を下すのである。

この無精子症の宣告にはトリックがあるのだ。

男性は若い時は、オルガズムと射精が一致しているが、歳を取ると、オルガズムにいっても、射精せず、粘液だけを放出してしまうことがあるのだ。当然にこの粘液の中には精子など含まれてはいない。ちゃんと精子を放出できる能力を持った男性でも、加齢によって、こういう現象が起きるのだ。

これがほとんどの無精子症の正体なのである。

万が一に本当に無精子症であったとしても、この「不妊症バトルロワイヤル」では、無精子症の克服の仕方を紹介した。

要は、無精子症の男性は「水分過剰」「食事過剰」なのである。女性が「水分過剰」「食事過剰」になれば不妊症になるのと同じように、男性も「水分過剰」「食事過剰」になれば、不妊症になるのだ。

だから、無精子症を克服したければ、まずは断食を行い、清涼飲料水やお酒をやめ、肉中心の食生活を改めていけばいいのである、

無精子症は克服可能な症状なのである。

それゆえ、無精子症を宣告する病院は、なんらかの悪意があるのである。

事実、顕微授精を行える病院やクリニックでは無精子症の宣告が少なく、非配偶者間人工授精を行える病院ではやたらに無精子症の宣告が多いのである。

非配偶者間人工授精を行うために、無理矢理にでも無精子症の宣告が必要なのである。

これが年間1000人以上に及ぶ、非配偶者間人工授精による出産のトリックなのである。

●レズビアンたちによる悪用

非配偶者間人工授精を行う医者たちが、非配偶者間人工授精を悪用しているのだから、他の者たちだってこの非配偶者間人工授精を悪用される可能性だってある。

それがレズビアンたちである。

ジョディー・フォスターを始め、レズビアンで同棲生活が長期に及んだ場合、この非配偶者間人工授精を悪用して、妊娠・出産に踏み切るレズビアンのカップルたちは多いのだ。

日本でもレズビアンたちによって、この非配偶者間人工授精を悪用して、妊娠し、出産しているカップルが多々いるのだ。

医者たちが歴史的役割を終えた非配偶者間人工授精を悪用しているから、レズビアンたちにも悪用されるのである。

非配偶者間人工授精は、本来は、不妊治療を受けても妊娠できない夫婦に対して、非常手段として行った治療法なのである。

それを不妊症とは一切関係ないレズビアンのカップルに使用すべきではないのである。

歴史的役割を終えた非配偶者間人工授精を残しているからこそ、レズビアンたちに付け込まれるのである。

●税金で優雅に暮らす「未婚の母」たち

レズビアンが非配偶者間人工授精を悪用しているのだから、ノーマルな女性たちも悪用しだすのである。

非配偶者間人工授精を使って「未婚の母」になる女性たちの出現なのである。

子供は欲しいが夫はいらないという、余りにも身勝手な女性たちによって、この非配偶者間人工授精が悪用されてしまうのである。

最近は「シングルマザー」という言葉がはやっているが、自分の好きな男性に既に妻子がいて、それにも拘わらず妊娠して出産してしまい、未婚の母として生きていくということはありえることだろう。

こういう女性になら同情を与えることはできるだろう。

しかし、そういう人間関係を一切無視して、精子バンクから精子を調達して、非配偶者間人工授精で妊娠し、出産してしまう女性に、一切の同情など必要ないのだ。

しかも、この女性は、自費で子供を育てるのではなく、政府から寡婦年金を貰って育てるのである。しかも、定職に就かないで生活保護を受ければ、二重に政府から給付金の受けて、優雅な生活を営むことができるのである。

非配偶者間人工授精が悪用されただけでなく、国民の税金も、この馬鹿げた未婚の母に悪用されるのである。

●小さな誤れる善意が生み出す巨悪

非配偶者間人工授精は、最初は不妊治療を受けても妊娠できない夫婦のために行われたのである。

しかも、夫からは精子が出ているにも拘わらず、他人の精子を使ったのである。

非配偶者間人工授精は、最初の段階で小さな誤れる善意から始まっているのである。

この非配偶者間人工授精が、医者たちが悪用し、レズビアンたちが悪用し、未婚の母たちが悪用しだしたのである。

最初の小さな誤れる善意が巨悪を生み出してしまったのである。

非配偶者間人工授精は、最初は、非営利のものだったのに、今では精子バンクという営利企業が出現してしまっているのである。

こうなってくると、もはや「本質からの乖離」でしかないのだ。

非配偶者間人工授精に関して、フェミニストたちは、「生殖の自己決定権」は個人にこそあると主張しだすのだが、生殖に関して自分が自己決定権を持つことは当然なのである。

しかし、非配偶者間人工授精は、「生殖の自己決定権の濫用」なのである。

権利というものは、自分が無制限に勝手気儘に使えるのではなく、法の支配のもと、歴史や伝統や習慣に合致して、公正に使用しなければならないのである。

非配偶者間人工授精を悪用するレズビアンたちや未婚の母たちには、権利における公正さなど、決して導き出せないのだ。

非配偶者間人工授精はもう歴史的役割を終えたのだ。即刻、廃止すべきなのである。

医者たちが利権のために非配偶者間人工授精を残しているからこそ、巨悪が生み出されていくのである。

もしも、不妊医療でこの非配偶者間人工授精が使われることがあるとするなら、不妊症の男性が事故か病気で金玉を喪失してしまった時だけなのである。こういう男性が出てきたなら、この非配偶者間人工授精は使用されて然るべきであろう。

しかし、これ以外には絶対に使用すべきではないのだ。

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