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タマティーの不妊症治療の最後の切り札:「夫婦和合」

●不妊症治療の最後の切り札

さて、『不妊症バトルロワイヤル』も終わりに近づいてきたので、ここで不妊症治療の最後の切り札を使う。

今まで14回ほど切り札を使ってきたが、これが最後の切り札で、究極の切り札である。この切り札を使いさえすれば、不妊症は確実に治る。

不妊症治療の最後の切り札は、『夫婦和合』である。

結婚にした者にとっては、当たり前すぎる切り札であり、当たり前すぎるからこそ、この夫婦和合の本当の意味が解らなくなるのだ。

●結婚は人間にとっての最大の修行

結婚した夫婦は、出会ってから結婚するまでの間、「これは運命での出会いだ!」「これほど相性の合う人はいない!」と思っているはずである。

多くの女性たちは少女漫画の読みすぎなのか、恋愛や結婚は悪戦苦闘の末にできるものだと思っている。

しかし、本物の恋愛や、本物の結婚は、すべての物事がスムーズにいく。なぜなら、その出会いが、「運命の出会い」だからだ。

運命の出会いでなく、人為的な出会いならば、悪戦苦闘することになる。なぜなら、その出会いは、人為的な出会いだからだ。人為的な出会いは、その本人にとって必要のない出会いだから、悪戦苦闘してしまうのである。

不妊症の女性たちは、出会ってから結婚するまでは、何事もスムーズに進んできたはずだ。なぜなら、不妊症を発症したといっても、運命の出会いに基づく結婚だったからだ。

ところが、男児は結婚すると、結婚相手は自分が嫌だと思うことを平気でやってくる。「人前でのオナラをしてほしくな」と思っている妻に、夫は平気でオナラをしてくる。「妻のおいしい料理を食べたいな」と思っている夫に、妻は失敗した料理を平気で出す。「掃除をしている時にはどいていてほしいな」と思っていると、夫は平気でゴロゴロし出す。「仕事が終わって帰宅した時は妻に出迎えてほしいな」と思っている夫に、妻は夫が帰宅しても出迎えずテレビを見ているのだ。

結婚した途端に、正確にはホヤホヤの新婚生活が済んだ頃に、こういう現象が起きてくる。どの夫婦でも起きてくる現象である。

そして、不妊症の女性の場合、「赤ちゃんがほしいな」と思っていると、なぜか赤ちゃんができなくなる。

なぜか?

それは「夫婦の相性がいいから」なんだ。それは「夫婦の結婚が運命の出会いに基づく結婚」だからだ。

運命の出会いだからこそ、相性がいいからこそ、相手は自分が嫌だと思うことを平気でやってくることになる。

だから、結婚は人間にとって最高の修行なのである。人間は結婚でもっとも鍛えられるようにできているわけ。

●夫婦仲が良すぎると、ブレーキがかかる

世の中には、結婚でトラブルを抱えている夫婦はいくらでもいる。

妻が「浮気してほしくないな」と思っているのに、平気で浮気をしてしまう夫。「暴力を振るってほしくないな」と思っている妻に対して、平気でドメスティックバイオレンスを働く夫。

これってなんかおかしいと思わない?

妻がやってほしくないと思うことを、夫は確実にやってきているんだ。

これが離婚になってしまうと、離婚した女性は、大抵こう言う。

「性格の不一致が原因です」

これってなんかおかしいと思わない?

だって、結婚する前や、結婚した当初は、あれほど仲が良く、ラブラブだったわけだ。それなのに、結婚して僅かの間で、性格の不一致の男女になるわけがないだろ。

夫婦の仲がいいからこそ、夫婦のトラブルを発生させ、夫婦の仲がいいからこそ、自分がやってほしくないことを、結婚相手はやってくるわけ。

夫婦仲が良すぎると、逆に結婚にブレーキがかかってしまうんだ。

結婚する前は、仲が良くても、結婚に向かってエネルギーを放出することができた。しかし、結婚してから、夫婦の仲がいいゆえに発してくるエネルギーを、他のどこかにぶつけていないから、どうしても、エネルギーが夫婦自体に向けられて使われてしまい、その結果、マイナスの出来事が連発してしまうのだ。

そう、結婚で発生したエネルギーをうまく使いこないしていないんだ。だから、エネルギーが行き場を失って、夫婦を傷つける方向に使われてしまうんだ。

●結婚によって精神ステージが変わる

男女は結婚することによって、新しい精神ステージに突入する。しかも、使えるエネルギーは、独身時代の10倍以上である。

結婚した男女は、その高エネルギーを使って、新しい家族を形成していくのだ。

夫婦の立場は対等であったとしても、夫を家長にし、妻が夫を支え、家庭の実権を握るようにする。夫には外で働いてもらい、妻は家事をこなし、家計簿をきちんとつける。

結婚すれば幸せになれるという考え方を捨て、「幸せを与えられる」から「幸せを与えていく心」に変えていかなければならない。

結婚という新しい精神ステージでこれらのことをこなせると、結婚がうまく行き始め、幸福が雪崩の如く訪れてくる。

しかし、夫婦は男女平等だと考えたり、妻が家事をこなさず、家計簿をつけないと、結婚はトラブル続きで、不幸が津波のごとく襲いかかってくる。

夫に幸せを与えずに、夫から自分を幸せにしてもらおうと考えていると、結婚は地獄の様相を呈することになる。

夫を幸せにしていないに、赤ちゃんが欲しいと言っていると、当然に赤ちゃんはできず、不妊症で苦しまなければならなくなるのだ。

夫のいい部分や好きな部分を愛するだけでなく、夫の悪い部分や嫌いな部分を愛するようにする。

すると、自分の精神レベルが上がり、今までの苦しみが消滅して、幸せが訪れてくるのだ。

逆に、夫の悪い部分や嫌いな部分を毛嫌いしていると、今までの苦しみが更に倍増して、更なる不幸がやってくるのだ。

「どうしてうちの旦那は」「どうして男の人って」とか言っていると、不幸はより強力になっていくのだ。

夫が家庭内暴力を働くのも、夫が浮気してしまうのも、自分が不妊症になってしまうのも、要は、妻の心がそうするように招いてしまっただけのことなのだ。

人間はすべての物事において、自分がコントロ-ルできるのは、あくまでも自分だけなのだ。

結婚しているからといって、妻が夫のコントロールをすることなどできないのだ。妻が夫を自分の思い通りにしたり、自分の都合のいいように変えようとすると、地獄のような苦しみに襲われるだけなのだ。

結婚を不幸なものにしてしまったのは、自分自身の心がそう招いてしまったのだ。夫が悪いのでもなく、他の誰かが悪いわけでもないのだ。

夫を家長として立てず、夫を幸せにしなかったからこそ、結婚を不幸なものにしてしまったのだ。

だったら、夫を家長として立て、夫を幸せにしてあげればいい。自分の夫のいい面も悪い面も愛してあげる。ありままの夫を好きになり、夫のために見返りを求めずに与えていく。

すると、夫婦のもとに、幸せが雪崩の如くに押し寄せてくるのだ。

●結婚は結婚式を挙げれば終わりではない

多くの女性たちは、結婚すれば幸せになれるだろうと思い込んでいる。

しかし、現実は結婚すると、幸福になる夫婦と不幸になる夫婦の真っ二つに分かれるのだ。

結婚して不幸になってしまう夫婦は、結婚式を挙げた時点が最高の幸せの瞬間で、それ以降は、なんら精神的に成長していないのだ。

一方、結婚して幸福になっていく夫婦は、結婚式を挙げた時点を夫婦のスタートラインにし、それ以降、徐々に精神的に成長していってのだ。

結婚でもっとも大事なことは、「結婚式を挙げることではなく、結婚し続けること」なんだ!

結婚式を挙げた時点を幸せのピークにするのではなく、結婚をし続けることによって、自分たち夫婦を精神的に成長させ、たくさんの幸せを生み出していくことなのである。

精神的に成長しないなら、不幸はいくらでもやってくる。

丁度それは神様が「そのままでは駄目なんだよ」と、その夫婦に言っているかの如くに。

不妊症だって、その夫婦が精神的に成長しないからこそ、自業自得で自分たち夫婦を苦しめているだけなんだ。

●結婚を幸福なものにするために

結婚は自分たち夫婦を精神的に成長させてくれるものだと解れば、後は簡単なんだ。

①夫婦共通の目標を持つ

まずは、夫婦共通の目的を持つことだ。

大概の夫婦は、子供がいて、大きな家に住み、経済的にも豊かで、みんなが笑顔で賑やかな家庭を築くことだ。

そういう目標を紙に書き出して、自分たちの目標を明確にすべきだ。

その上で、コルクボードを買ってきて、自分たち夫婦の写真を中心に、自分が住みたい家を写真にして貼り、子供たちの写真を貼り、それを毎日眺めていればいい。

こうすると、左脳と右脳の両方を刺激することになり、自分たちの目標が短期間で実現しやすくなるのだ。

②結婚に執着しないこと

結婚すると、「私は結婚してます」「私は妻です」と何事にもつけて前面に押し出してくる女性たちがいる。彼女たちは結婚に執着してしまっているのだ。 

執着は渇愛を産む。渇愛は愛だけれども、苦しみしか生まないのだ。

結婚したら、結婚に執着するのではなく、結婚は自分を修行させてくれる場所だと謙虚にしておくことだ。

こういうふうに結婚を捕えておくと、精神的に成長しやすくなるのだ。

③第三者に自分たち夫婦の異常を指摘してもらう

結婚したら、夫婦二人きりの世界に浸っているのではなく、自分たち夫婦の相談に乗ってもらったり、問題点を指摘してもらう人物を持っておくことだ。

妻だったら、自分よりも年齢が上で、結婚している女性で、ちゃんと子供がいる女性である。

要は、結婚の先輩にご指導をいただくのだ。

この方が、自分たちが手探りで行うよりも、早くに精神的に成長できるのだ。

●不妊症は夫婦和合ができると消滅してしまう

不妊症が発生しているということは、夫婦和合ができていないということなのである。

不妊症の夫婦には、夫婦仲のいい夫婦が多いのだが、夫婦仲が良ければそれでいいのではないのだ。「好きです」「愛してます」というだけでは、自分たち夫婦を幸せにすることはできないのだ。

現在の地球は、キリスト教が世界中を覆ってしまったがために、「愛こそが最高の価値」だと思われている。

しかし、人間は愛だけでは幸せになれないのだ。

愛は幸せに至るための手段であり、愛があれば幸せになれるわけではないのだ。

丁度、労働は豊かになるための手段であったとしても、労働すれば必ずしも豊かになれるわけではないように。

夫婦にとって愛よりも遥か大事なものは、「夫婦和合」なのだ。

夫婦和合ができてしまえば、その夫婦に幸せも豊かだも爆発的に生み出していくことができるのである。

不妊症だって、夫婦和合ができていれば克服できてしまうのだ。赤ちゃんは夫婦和合ができているお父さんとお母さんのもとで生まれたがっているんだ!

だから、自分たち夫婦を赤ちゃんが生まれたい環境に変えてあげればいいのだ。

不妊症の治療法には、色々あるかもしれない。だが、その中でも「夫婦和合」こそが、不妊治療の最高の切り札なのである。

この夫婦和合の境地に辿りつけば、いかなる困難な不妊症も簡単に克服できてしまうのである。

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