美肌にすることが高齢不妊克服に繋がる ~コラーゲンとビタミンCの最強コンビ~
●本当に、美人は得か、ブスは損か?
この世には、不妊症の夫婦が何百回やっても妊娠できないのに、たった1回やっただけで妊娠できてしまうカップルがいる。
こういうカップルをみると、ほとんどの女性がお肌ツヤツヤの女性たちなのである。
それに比べて、不妊症を患う女性は、お肌に艶がないのである。
お肌に艶があるか、艶がないのか、それが妊娠と不妊の分かれ目なのである。
我々は女性を見る時、美人なのか、ブスなのか、そういう基準で見方をしてしまう。確かに女性の場合、美人は得で、ブスは損をしているように思われる。
しかし、美人であったとしても、男性から敬遠されて、モテず、行かず後家になってしまう女性がいる。その一方で、ブスであったとしても、男性から好かれ、モテて、結婚して、賑やかな家庭を築いてしまう女性がいる。
なぜ、こういう現象が起きるかといえば、美人であろうがブスであろうが、男性から好かれ、モテて、結婚して、子供に恵まれる女性たちは、みなお肌がツヤツヤなのである。
そう、女性の幸福を決めてしまう重要な基準には、「美肌」か否かという基準があるのである。
●美肌の作られ方
女性の肌は、「栄養バランスの整った食生活」「スポーツ」「睡眠」の三点が揃えば、女性の肌は美しくなっていく。
フルーツと野菜をきちんと取り、炭水化物と脂肪と蛋白質をバランスよく取る食生活を送ることである。肉中心の食生活や、お菓子を手放せない食生活では、美肌を作れない。
スポーツをすれば、発汗し、血糖が消費され、血流が良くなるので、お肌はツヤツヤになっていく。女子スポーツ選手に美人が多いのは、このためなのである。
午後10時から午前2時までの間に女性ホルモンが大量に分泌されるので、この時間内に就寝すると、女性ホルモンの力でお肌は美しくなっていく。夜更かしをする女性の肌が荒れているのは、女性ホルモンの分泌が乱れてしまっているからなのである。
10代の女性たちのお肌が綺麗に見えるのは、家庭で母親が栄養バランスの整った食事を作り、学校でスポーツをし、睡眠もばっちり取っているからである。
女性の美醜が明確に分かれてしまうのは、女性が会社で働くようになってからなのである。女性が仕事をしていれば、食事や運動や睡眠が乱れがちになってしまうからである。
●20代後半以降、女性の肌に変化が起きる
女性は26歳以降、女性ホルモンが急増してくるので、女性の体が急激に変わってしまう。
この時期は成長期とは異なり、身長は伸びないのだが、女性の体が妊娠しやすいような体に変化していく。胸やお尻のあたりが、いかにも妊娠や出産や育児に適した体形になっていくのだ。
この時期から、顔にできる「シミ」「シワ」を気にし始め、お肌に「張り」と「艶」がなくなり始める女性たちが出てくるのだ。
女性はこの時期、大量の酵素や栄養素を使って、女性の体を変化させていくので、それに耐えうる酵素や栄養素を摂取していかないと、「シミ」「シワ」ができ、お肌から「張り」と「艶」がなくなってしまうのだ。
シミやシワを防ぐためには、「ビタミンA」と「植物油」が絶対に必要である。ビタミンAは皮膚を美しくするためには必要不可欠なもので、ビタミンAが不足すると、シミやシワができ始める。また、ビタミンAは油溶性なので、植物油と一緒に摂取しないと、吸収されない。
俺が「生活改善型不妊症治療法」で、「リンゴ人参ジュース」を勧めているのは、人参にはビタミンAが含まれ、しかも、ジュースにオリーブオイルを溶かすことによって、ビタミンAの吸収を手助けさせてあげられるからだ。
お肌に「張り」と「艶」を出させるためには、「ビタミンC」と「コラーゲン」が必要である。ビタミンCは、コラーゲン形成に重要な役割を果たす栄養素である。コラーゲンは、体の組織細胞の形成や、歯や骨や血管などの維持と修復には欠かせない栄養素である。ビタミンCとコラーゲンは連動していて、双方がないと、本来の役割を果たさない。
ビタミンCとコラーゲンが不足すれば、お肌から「張り」と「艶」がなくなってしまうのだ。特に女性は33歳を過ぎると、体が酸化し始めるので、その抗酸化作用のために大量のビタミンCが使用されてしまうのだ。
また、肉中心の食生活を送っている女性は、肉の筋肉や脂肪のある箇所は食べるけど、コラーゲンが含まれている箇所は太るとからといって、拒否してしまうのだ。そのため、コラーゲンは40歳を過ぎる頃には、決定的な不足状態に陥ってしまうのだ。
●妊娠におけるコラーゲンの役割
コラーゲンはお肌に「張り」と「艶」を与えて、美肌を作る効果があるだけでなく、お腹の赤ちゃんの成長には欠かせない栄養素なのだ。
お腹の赤ちゃんは、母親の体でコラーゲンが不足してしまえば、体の組織細胞を成長させることはができないし、骨や歯や血管を成長させることができない。
そのため、高齢の女性が産む赤ちゃんは元気がなく、体が小さく、病気がちの赤ちゃんを産んでしまう。身体障害者の赤ちゃんを産む確率が増えるのも、高齢出産の特徴である。
若い女性が赤ちゃんを産むと、その赤ちゃんは元気で、体が大きく、健康なのは、母親の体にコラーゲンが豊富にあるからなのである。
それゆえ、高齢不妊の女性は、自分の高齢不妊を克服するためにも、元気で、体が大きく、健康な赤ちゃんを産むためにも、コラーゲンを含んだ食材を多く取るべきなのだ。
●コラーゲンが含まれている食材
コラーゲンが含まれている食材は、「鶏の手羽先」「鶏の足の爪」「鶏皮」「軟骨」「牛筋」「フカヒレ」である。
お手頃の値段で食べられるコラーゲンの代表格は、すべて鶏関連である。鶏をちゃんと食べている女性には不妊症は少ないが、牛肉を中心に食べていると、不妊症の女性の割合が多くなる。これはコラーゲンの摂取量と関係があるのだ。
コラーゲンを摂取する際は、必ずビタミンCが含まれている食材を食べよう。コラーゲンとビタミンCは連動しいるので、コラーゲンだけを食べても、作動しないのだ。
「鶏の手羽先の唐上げ」と「パセリ」のコンビなんかは、最強の組み合わせなのだ。
l高齢不妊の女性で、お肌に「張り」と「艶」がない女性は、重点的にコラーゲンとビタミンCの組み合わせの食事を取り続けることをお勧めする。
その効果は、自分が鏡で見るよりも、自分の夫から、「お前、最近、肌が綺麗になったじゃないか」と言われたら、効果があったと見るべきだろう。
妻の髪型や服装が変わったことに鈍感な夫であっても、肌に張りや艶が出てきたことには敏感に反応すると思う。
大事なことは、効果が出てくるまで、食べ続けることだ。そして、効果が出てきたら、定期的にコラーゲンとビタミンCの入った食材を食べ続ける習慣を決して忘れないことだ。
それが高齢不妊克服に繋がるのだ。
●コラーゲン入りの化粧品はインチキである
最後に、コラーゲンに関して注意点を述べておく。
コラーゲンは有名になってしまったがゆえに、多くの悪徳企業から悪用されているのだ。
化粧品会社から、コラーゲン入りの化粧品とかが売られているが、こういう化粧品はすべてインチキ商品である。
コラーゲンは組織細胞を成長させることによって、美肌を作るのであって、それなのにコラーゲンが入っている化粧品を肌につけても、効果はないのだ。コラーゲンを肌に塗ることによって、それが美容に効くという科学的データは存在しないのだ。
また、コラーゲン入りのドリンクや、コラーゲン入りのサプリメントは、高齢不妊を克服するためには必要ない。
高齢不妊を克服するためには、鶏の手羽先を食べていれば充分である。その方が効果あるのだ。ちょっと贅沢をしたければ、フカヒレスープでも飲めばいいのだ。
大事なことは高齢不妊だけに注目するのではなく、自分の美肌と妊娠には関係があるのだという観点を持つことである。
そういった余裕こそが、高齢不妊を克服する力になるのである。
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