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寝室をシンプルにすると夫婦愛が高まる

●病気になるような寝室

いくら不妊症の治療だとはいえ、不妊症の夫婦がどのような寝室で寝ているのかは、すぐさま教えてもらえるわけではない。

しかし、不妊症の治療をしていると、「ここまでやれば効果が出てくるはずなのにな~」と思っても、効果が出てこない夫婦が出てくる。そういう夫婦に寝室の状況を見せてもらうと、「やはりこれが原因だったか!」と思わせるようなひどい寝室に寝起きしているのである。

いくら不妊治療を受けても効果が出てこない夫婦は、大抵が寝室にゴチャゴチャと物を置き、そして、寝室が微妙に臭いのだ。

中には、本や雑誌が乱雑に置かれていたり、洗濯物が干してあったものもあった。

これでは落ち着いて寝ることができなくなるのだ。睡眠中は副交感神経にシフトするはずの自律神経が、交感神経にシフトするままになってしまうのだ。そして、それは当然、受精卵が子宮に着床しにくくさせる要因になるのだ。どうにか妊娠に持ち込んでも、流産という結果が待ち構えているのだ。

病気になるような寝室に寝ているからこそ、不妊症を克服できずにいたのだ。

●病人たちの寝室はみんなゴチャゴチャ

人間は毎日睡眠を取るわけだから、寝室が乱雑だったり、臭かったりすれば、当然に健康を害してしまう。

どこの病院でも、病人たちは寝室をゴチャゴチャにする。

病院に入院すれば、ベッドと小さな物置台が与えられる。そのベッドを、朝起きたらベッドメーキングをしないし、その小さな物置台には物をゴチャゴチャと置くのだ。

これは病人特有の行動パターンなのだ。

研修とかで、仕事ができる男性たちと寝泊りをすると、仕事ができる男性ほど、朝起きたら、布団をすぐに畳むなり、ベッドメーキングをする。そして枕元にはゴチャゴチャと物を置かないのだ。

金持ちの寝室を覗かしてもらうと、お金持ちの寝室はみなシンプルになっているのである。

こういう寝室で寝ているからこそ、病気をせず健康で、豊かな生活を送ることができるのだ。

●睡眠の深さと寝室のシンプルさは正比例する

なぜ、寝室をシンプルにすることが重要かというと、それは「睡眠の深さ」に関係があるからなのである。

人間は起きている間に、疲労が溜まり、体のあちこちで損傷する。それらを人間は睡眠中に疲労を取り除き、体を修復するのだ。

この作業は睡眠が深ければ深いほど、活発に行われるのだ。

子供の頃は、睡眠が深いので、日中、活発に動いて、ヘトヘトに疲れても、睡眠してしまえば、疲労は取れて、元気いっぱいでいられる。

しかし、人間は歳を取ってくると、睡眠が浅くなり、疲労を除去し、体を修復するといった作業が行われにくくなるのだ。

だから、寝室をシンプルなものにし、自律神経を刺激しないようにして、副交感神経にシフトさせて、深い睡眠を取るように仕向けてあげなければならないのだ。

睡眠の深さと寝室のシンプルさは正比例しているので、寝室をシンプルなものにしてあげれば、睡眠は自然と深くなるのだ。

●高齢不妊を克服するための寝室

高齢不妊の夫婦の場合、寝室に改善策を施すことは絶対に必要である。

不妊治療を長期間にわたって受け続けたにも拘わらず妊娠できないということは、やはり寝室に問題があるからだ。

寝室は、夫婦愛と、夫婦の性生活と、妊娠を意味するので、ここが汚ければ、夫婦愛も高まらないし、夫婦の性生活もエンジョイできないし、妊娠だってできないのだ。

高齢不妊を克服したければ、寝室をシンプルにすることを心がけること。

寝室にはゴチャゴチャと物を置かない。枕元には目覚まし時計しか置かない。

ベッドカバーは自分が落ち着ける色のものにすること。この場合は、妻が落ち着ける色を優先するべきである。

枕は自分に合ったものを選ぶことだ。科学的に自分に合った枕を選び出してくれるお店もあるので、そういうお店で枕を買うことだ。枕カバーは寝汗で物凄く汚れるので、毎日洗うことだ。

シーツは、「白色」「黄土色」「緑色」がベスト。シーツの色は睡眠の深さに重要な役割を果たすので、夫婦が気に入った色を選ぶことだ。

シーツは結構汚れるので、月曜日と金曜日には取り換えた方がいい。こうすると、平日休日の区分けができるのだ。

朝起きたら、すぐに窓を開け、換気をし、ベッドメーキングする習慣を身につけることだ。これをやるかやらないかで、朝の爽快感がまるっきり違うのだ。

寝室の窓やカーテンは、寝室の印象を決定づけるものなので、窓が汚れていたら、すぐに掃除をすべきだし、カーテンは寝室に合うものを選ぶことだ。

高齢不妊の夫婦の場合、夫が加齢臭を発するお年頃になっているので、寝室に異様な臭いがこびりついてしまうのだ。

そのため、換気を充分に行い、アロマを焚くなり、お香を焚くなりして、寝室に香りを沁み込ませることだ。こうすると、睡眠が深くなるのだ。

また、夫の加齢臭がきつくならないように、夫をサウナに行かせたり、重曹風呂に入らせて、加齢臭を取ってあげることは、夫婦関係を良好を保つためにも必要なことなのだ。

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