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第九節 妊婦にとっての「人間関係の密度」 ~妊娠はもっとも濃厚な人間関係である~

●人間関係の密度

 妊娠したからといって、妊婦の思い通りには決して周囲は動いてくれない。妊婦生活を幸せに過ごしたいのであるならば、自分を中心に世界が動いているという天動説から早く抜け出すべきであろう。周囲を自分中心に動かそうとすると、トラブルの連続になってしまうからだ。自己中心的に生きるのではなく、自分が最適になれるように生きればいいのである。そのためには、人間関係の密度の違いを知っておくべきだろう。

 まず、第一段階は 「類友」である。なんとなく仲がいいというのは、人間関係の密度が濃くなっていく最初の段階なのだ。これ以前では、単なる知り合い程度に過ぎないのだ。子供の頃に友達作りを盛んにやるのは、人間関係の密度を濃くしていこうとするからだ。配偶者は決して友達とか親友の類ではないのであるが、夫婦の根底には相性がいいというのが横たわっているのだ。

 第二段階が、「利害」である。利害関係は、友人関係よりも人間関係が濃くなっていく。お金の動きというのは、万国共通だから、人間の欲望がモロに噴き出してくるのだ。利害を共にできる仲というのは、思った以上に強固な人間関係を作り出していくのだ。夫婦といえども、家計というものがあり、夫の収入が減っただとか、妻の浪費が激しいというのは、離婚の引き金になる可能性があるので、結婚しているからといって、利害を無視して結婚を運営していくべきではないだろう。

 第三段階が、「行動」である。人間は一緒に行動すると、人間関係がより深くなっていく。学校でも同じクラスの友人よりも、クラブ活動で一緒の友人の方が、人間関係は濃くなっていくのだ。人間は群生動物だから、一緒に同じ行動を取る人に対して、利害よりも深い人間関係を築いてしまうのだ。結婚も、結婚生活を一緒に行動しているということで、人間関係を深めていくのだ。但し、結婚しているといっても、夫婦は四六時中一緒に居るのではないので、夫婦が一緒にい居る時は、一緒に居られる時間を大切にした方がいい。

 第四段階が、「価値観」である。人間は脳を発達させてしまった動物であるがゆえに、自分と同じ価値観を共有する人間を非常に大切にするのだ。宗教団体でも政党でも、同じ宗教やイデオロギーを共有する仲では、「同志」と呼び合うほどの深い人間関係を構築するのだ。但し、同じ価値観を共有しているがゆえに、その価値観から外れた場合、凄まじい排他性を発揮するのだ。キリスト教は背教者や異教徒を大量虐殺していったし、社会主義は政権を奪取すると、どの社会主義政党も国民に向かって大量虐殺を展開している。夫婦も同じ価値観を共有し合っている仲なので、自分たちの価値観を明確にしておいた方がいい。離婚したカップルのほとんどの離婚原因が、価値観の違いなのだから。

 第五段階が、「創造」である。人間は新しく何かを創造した時に、もっとも深い快感を味わえるようにできているので、創造を一緒に行った相手に対して、もっとも深い人間関係を構築していくのだ。会社も商品を創造することによって社員の深い結束を誇っているし、軍隊も祖国防衛や領土拡大を行うことによって軍人同士の深い結束を誇っているのだ。結婚においては、妊娠や出産や育児が、創造行為に当たるのだ。そのため、夫婦は赤ちゃんを産むと、夫婦関係がより深くなっていくのだ。昔から「子は鎹」と言われたが、まさにその通りなのだ。

●人間関係の密度で対応は異なる

 妊娠や出産や育児は、人間にとって最高の創造行為である。だからこそ、もっとも深い感動を与えてくれるし、人類が毎年毎年休むことなく続けてきたのだ。妊娠や出産や育児は、人間をもっとも成長させ、その人間にもっとも深い人間関係を作り出すので、この作業をやれば、深く重みのある人間になれるし、この作業をやらなければ、もっとも深い人間関係を作り出せない人間になってしまうのだ。

 ヒっトラーには子供がいなかったが、それゆえに人類史上もっとも残虐な行為を働いてる。政治家のように、国民の安全を預かる任務を遂行するなら、その政治家が結婚して、子供がいるというのは、最低条件として要求されるべきであろう。独身の政治家や、結婚しても子供のいない政治家は、どんなに調子のいいことを言っていれも、最終的には国民に大損害を与える政治家になることであろう。こういうことも、その人間が妊娠や出産や育児を通して、もっとも深い人間関係を構築できたか否かで、まるで別物に変わってしまうからだ。

 妊婦の場合、妊娠したからといって、妊娠だけをやっていればいいのではないのだ。確かに赤ちゃんを孕むということは、最高の創造行為ではあるが、それをうまく成立させるためには、「類友」「利害」「行動」「価値観」といった、その土台となっている人間関係を夫に対して、きちんと構築していくことが肝心なのだ。これを無視すると、妊婦生活はうまくいかなくなるし、しかも、出産後に離婚という悲劇を引き起こしてしまうからだ。

 夫との相性を再確認しておくべきだし、家計簿をきちんとつけて、収入の範囲内で生活できるようにすべきだし、休日のように夫婦で一緒に居られる日は、可能な限り同じ行動を取るべきだし、夫婦の価値観を共有するために、夫婦で話し合う時間をちゃんと確保しておくべきだろう。こういう夫婦関係をきちんとそておくと、妊婦生活がスムーズにいくのだ。

 夫だけでなく、夫以外の人間関係も良好にしておくべきだろう。人間関係は、人間関係の密度で異なるので、その対応もきちんと変えておくべきだろう。例えば、舅や姑は、妊娠や出産や育児を手助けしてくれる人物である。そのため、よくありがちな「嫁と姑の争い」みたいな低レベルなトラブルは、絶対に起こさないことだ。特に出産時には、姑の存在は非常にありがたいものになるからだ。

 それから、助産婦とも妊娠や出産を手助けしてくれるので、この助産婦と良好な人間関係を築くのは非常に大事である。ただ、助産婦と言っても、所詮は赤の他人なので、自分と相性のいい助産婦を選び、自分と相性の悪い助産婦は決して選ばないことだ。妊娠したことに頭をいっぱいにしてしまわないで、冷静になって助産婦を良く見るべきだろう。

●他人を知ることの方が大事

 多くの人々は、自分が周囲から理解されないことに、深い憤りを発している。しかし、自分が周囲から理解されなくても、決して困ったことではないのだ。他人が自分を知らないことが困ったことではなく、自分が他人を知らないことこそが困ったことなのだ。人間関係でトラブルを起こす人は、必ずといっていいほど、自分が他人の価値を知らないのだ。

 人間関係は、人間関係の密度で、その対応が異なるから、自分にとってその人がどれほど重要な人物かは、自分とその相手との人間関係の密度で決まってしまうのだ。だからは、まずは自分にとって、相手がどの重要な位置にある人であるか把握しなければならないのだ。

 昔から、「すべての人々を友人とする者は、一人の親友を持たない」と言われる。友達を多く作って、親友を作らなければ、いつまで経っても深い友情を構築することはできないであろう。若い時は友達の多さを自慢しがちだが、友達を多く作ることはないのだ。親友を作り、その親友を大切にしていけばいいのだ。

 人間関係でもっとも揉めるのは、利害関係だ。「金の切れ目は縁の切れ目」といわれるくらい、金欠になったら人間関係は減少していく。そのため、決してお金の支払いができなくなような状況には持っていかないことだ。家計簿をきちんとつけ、浪費を抑えていくべきだろう。それと友人の間では決して金の貸し借りを遣るべきではないし、いくら頼まれても連帯保証人には決してならないことだ。

 人間は同じ場所に長く居ると腐ってしまう動物なので、行動を共にできる人物と仲良くしておくのは大事なのである。お料理会とか、お食事会とか、趣味を一緒に行う人とか、仕事仲間だとかは、大事なのだ。妊娠したからといって、自分の行動量を急激に減少させてしまうと、自分の人間関係が急激に減少してしまうことになってしまうのだ。

 同じ価値観を共有できる相手は、非常に大事な存在になる。地元の神社のお祭りなどには可能な限り参加すべきだし、自分の信条と同じくする者がいれば、その者を大事にしていけばいいのだ。友人を作る時も、ただ仲がいいことだけを選んでいくのではなく、「幸せになろう」「豊かになっていこう」という最低限の価値観だけは共有できるようにすべきだろう。社会の暗部ばかり見る人や、所得格差に憎悪を持つ人や、異性に対して憎悪を持っている人は、絶対に友人にはしないことだ。不幸や貧乏は、確実に伝染してくるのだ。

●夫の仕事、妻の妊娠

 女性にとって、妊娠や出産や育児は、人類にとって最高の行為なのだということを再確認しておこう。女性はこれらができるがゆえに、男性よりも圧倒的に優位に立つことができるのである。勿論、男性は女性が妊娠するために、メイクラブを行うし、女性が出産すれば費用を負担させられるし、育児だって参加できても、母親よりは子供と長くいられるわけではないのだ。

 男は妊娠できないがゆえに、男は出産できないがゆえに、男は育児をできないがゆえに、男は仕事で全力を投球してくるのである。これこそが、男と女の決定的な違いなのである。最近は、男性に「育児を手伝え」とか、「女性の社会進出」ばかりが強調されるが、そういうことをしているからこそ、女性としての人生を満喫できず、女性の人生から楽しさが消えて、出生率が低下していってしまうのである。

 男が全力で仕事をしなかったら、まともな仕事ができるわけがないのだ。まともな仕事ができなければ、給料だって低くなっていくのは当然なのだ。「社会の格差」や「ワーjキングプア」が問題になってくるのは、男性が全力を尽くして働けない環境を、フェミニストたちの妄説に唆されて、政府や学者やジャーナリストたちが、無理矢理に作っていったからなのである。

 男は仕事をしてこそ、存在価値が出てくるし、女性は妊娠や出産や育児をしてこそ、生存価値が出てくるのだ。男性がなぜそこまで一生懸命に仕事をするかは、それが男に課せられた宿命だからだ。女性がなぜそこまで妊娠や出産や育児に喜びを見出すかは、それが女に課せられた宿命だからだ。この神様が与えた宿命を、人間が「理性の力」で人為的に捻じ曲げてはいけないのだ。

 妻にとって、妊婦にとって、夫はもっとも深い人間関係を結ばなければならない相手である。その夫に対して、世間で出回っているような愚劣な意見を適用させないことだ。妊婦生活を幸せに送りたければ、まずは夫に仕事で頑張ってもらわなければならないのだ。夫は妻を物理的に守る存在であるが、妻は夫を精神的に守ってあげる存在なのだ。そのことを忘れなければ、妊婦生活は幸せになっていくし、そのことを忘れれば、高い代償を支払わされる羽目に陥っていくのだ。

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コメント

 『タマティーの勝手に解説アワー』

 人間は決して平等でjはない。特に自分にとって、人間は平等ではない。
 人間は自分が大切と思う人間を、他の人間たちから差別して、大切にしようとする動物である。
 いくら人間の平等を唱えようが、差別の撤廃を唱えようが、人間には不平等性と差別性が、しっかりと横たわっているのだ。

 妊婦にとって、夫が非常に大切な存在である。
 だったら、大切なように扱えばいいのである。夫を大切に扱えば、自分の夫から大切にさせるのは、自明の理である。

 最近、友達感覚の夫婦みたいな夫婦がいるのだが、こういう夫婦は夫婦の関係を深めていないのだ。非常に浅い所での付き合いしかしていないのだ。
 
 妊娠や出産や育児は、夫と共同で行う最高の創造行為である。夫の手助けなくしては、幸せな妊婦生活をすごせないのだ。
 だから、夫との人間関係を深めていくべきだろう。
 夫との人間関係を深めて、良好にしておかないと、妊婦生活は決して幸せになはならないのだ。
 他人の戯言には決して騙されないことだ。

投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年10月10日 (金) 06時35分

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