« 妊婦にとっての「三種の神器」 | トップページ | 妊娠したら、便所掃除は毎日行え ~便所掃除と安産の不思議な関係~ »

妊娠中だからこそ、家事をテキパキと行うこと

●妊娠における家事の絶対的重要性

 人類は太古の昔、男たちは狩猟に行って獲物を捕えてきて、女たちは集落の周りにある木の実や山菜を取り、家事にせっせと精を出していたのだ。その期間が四百万年も続いたために、狩猟採集経済が終わり、農業や工業や商業が発達した今でも、男たちは外に働きに行き、女たちは買い物や家事に精を出しているのだ。形は変えているけど、本質的なことは何も変化していないのだ。

 だから、男性が外に働きに行かないで、主夫をやっていても、それがいくら本人の望むものであっても、決して一人前の男とは看做されない。女性が買い物や家事を放棄して、いくら頑張って外で働いていても、決して一人前の女とは看做されない。なぜなら、それらは人間の本質に反した行動だからだ。株式投資や通貨取引のように狩猟性の強い仕事は、今でも男性の独占に近い仕事になっている。それに対して、買い物のような女性の本能を満たすものは、デパートでもスーパーでも女性が買いやすいようにできているのだ。不景気だというのに、ブティックや宝石店は繁盛しまくっているのだ。

 幸せな人生を送りたいのであるならば、人間の本質に合致した生き方をすべきなのである。結婚して幸せになりたかったら、妻は家事をきちんとこなしていくことだ。妊娠中なら尚更のことだ。なぜなら、家事は妊娠の中の運動で、もっとも妊娠に効果のある運動だからだ。家事のように、チョコマカ動く動作は、女性の体にもっとも優しく、少ない運動量の癖にエネルギーを消費してくれるのだ。

 妊娠して、身重になってくると、家事を行うことがつらくなってしまい、そのために家事の手抜きをしたり、家事を放棄してしまったりする妊婦がいるが、これは非常に危険な行為なのだ。女性の体は家事のような動きに対して、もっとも動くように出来ており、妊婦が家事をしなくなると、運動不足が決定的なものとなり、非常に高い確率で難産になってしまうのだ。

 妊娠しても、家事の重要性は決して変わらないのだ。寧ろ、家事の重要性は増すぐらいなのだ。だから、妊娠中は家事をちゃんと行う。できれば家事をテキパキとこなしていこう。赤ちゃんが生まれる前に、家事をテキパキとこなせなかったら、赤ちゃんが生まれてからは、テンヤワンヤの大騒ぎになってしまうのだ。

●料理

 料理は家事の中で基本中の基本の家事である。家族の者たちが毎日食べるゆえに、家族の者たちの健康に直結してくるのだ。料理をしなくなった妻は、もはや妻ではないのだ。歴史書を紐解いて見てみればいい。王侯貴族の妻たちは料理をしなくなるが、しかし、その代償として、夫婦仲を悪化させ、我が子を難病にさせ、夭折させてしまっているのだ。 兵站を絶たれた軍隊は戦わずに降伏してしまうように、妻が料理を作らない家庭は、何もせずに崩壊していくのだ。

 妊娠中は特に料理をすることが大事になってくる。お腹の中の赤ちゃんに、ちゃんとした栄養を補給するためにも、自分が料理を作っていかなければならないからだ。しかも、妊婦自身が妊娠中に体力がつくような食事をしていないと、出産時にちゃんとして体力を発揮することができず、難産になってしまうのだ。

 料理をする際は、まずは食材選びからである。食材は料理を決めてから、食材を買うことだ。お店に行く前に、買うべき食材をリストアップしていくと、無駄遣いが圧倒的に少なくなるのだ。食材は安いという理由で買うのではなく、安全な物を買うように心掛けよう。安全な商品を、安い時にまとめ買いすれば、食費を節約することができるのだ。

 料理をしようと台所に立って、すぐさま火をつけるのではなく、まずは下準備である。きちんと下準備をするからこそ、きちんとした料理ができるのである。下準備がしっかりとできていれば、火を使って料理をするのを、うまく行えるようになるものなのだ。碌に下準備をしないで、火をつけるからこそ、料理が滅茶苦茶になってしまうのだ。

 料理の時間は余り長い時間をかけないことだ。平日の夕食の料理の時間は、1時間以上かけない。できれば、30分以内で終わらせることだ。短時間で料理してしまった方が、料理は美味しくできるのだ。勿論、休日などでは、料理に時間をかけてもいい。これは豪華な料理を作るためであって、平日は質素な料理で充分なのだ。

 台所は女の城にして、家族の健康の源なのである。台所を奇麗にしておくのは当然だし、妻が使いやすいように、常に工夫し続けるのは、当然なことなのだ。妊娠中は、冷えが天敵になってくるので、台所は足元を温かくしておくことだ。例えば、カーペットを二重に敷けば、台所は結構温かくなるのだ。

●掃除

 妊娠中、掃除はしっかりとしておいた方がいい。家庭の中を掃除をしないでいると、埃が溜まってしまい、その埃が妊婦に風邪をひかせたり、生まれてきた我が子をアトピー性皮膚炎にさせてしまうのだ。アトピー性皮膚炎は、ダニに刺されない限り、発症しない病気なので、母親が掃除を怠っていると、赤ちゃんをアトピー性皮膚炎にさせてしまうのだ。

 妊娠中は毎日掃除をしておくことだ。掃除機をかけ、濡れた雑巾で水拭きをしていくことだ。また、妊娠中には、一度、大掃除をしておくことだ。休日を利用して、夫婦で徹底的に家の中を掃除しておくことだ。埃を徹底的に吐き出し、ダニが存在しないようにすることだ。これをするだけで、アトピー性皮膚炎を最小限にまで食い止めることができるようになるのだ。

 掃除をする際、とにかく要らない物を捨てていくことだ。人間はなんでも溜めこむ性質をもっているので、その性質に従っていたら、どんなに大きな豪邸に住んでいようとも、ガラクタで家中が溢れかえってしまうのだ。人間の行動力は、家の中に要らない物が少なければ少ないほど、行動力が増してくるのだ。

 既婚女性は自分が妊娠しやすいように家の中を変えていくし、自分が育児をしやすいように家の中を変えていくものなのだ。だから、家の中をどうするかは、妻の意見を優先させるべきなのだ。大体、夫は自宅にいる時間が、妻よりも少ないのだ。自宅の滞在時間が多い人の意見を優先させた方が、家の中は効率的に使えるようになるのだ。

 妊娠中に特にやっていた方がいいという掃除は、「窓掃除」である。窓掃除はもっとも足腰を使うので、妊娠に特に効果があるのだ。しかも、窓が奇麗になるので、家の中が非常に明るくなるのだ。出産してから、赤ちゃんの育児に慣れるまで、窓掃除などできる状態ではなくなるので、妊娠中に窓掃除をしておくことだ。

●洗濯

 洗濯は今やすべて電化されているし、しかも、乾燥機も持っている夫婦もいるので、洗濯はそれほど苦労するものではない。洗濯で重要なのは、いかにうまく干すかであり、いかにうまく畳むかなのである。洗濯物を干す際は、ランダムに洗濯物を干すのではなく、タオルを一纏めにして干すとか、下着類を一纏めにして干すとかして、洗濯物が乾いた後に、素早く取り込めるように工夫しておくことだ。

 洗濯物を畳むのも、夫婦で畳み方のマニュアルを作って、夫婦のどちらが畳んでも、同じような畳み方になるようにしておくことだ。そして何をどこにしまうかを、夫婦でちゃんと情報を共有しておくことだ。というのは、出産時に、夫に洗濯を行ってもらった場合、滅茶苦茶に畳まれたり、既定の場所にしまってないと、これほど迷惑なものはないからだ。特に、パンティーの畳み方などは、夫に教えておいた方がいい。男である夫が、パンティーの畳み方など絶対に知らないから。

 妊娠との関係で考えておかないといけないのは、「ハンカチ」である。ハンカチは洗って乾かしても、アイロンがけせざるをえなくなので、さすがに出産時にはアイロンがけをすることはできない。夫がアイロンがけをしてくれればいいが、出産時のようにドタバタしている時には、したくでもできないものである。だから、妊娠の或る時期を超えてからは、夫にハンカチではなく、「ハンドトタオル」を使ってもらうようにすることだ。これだけでもハンカチのアイロンがけという作業が消滅するのだ。

 洗濯は、昔は力仕事だったけど、今では頭を使う仕事なのだ。汚れ物は毎日出る以上、これをいかにうまく処理していくかなのだ。妊娠中に自分たち夫婦の選択の仕方を築き上げておいた方がいい。出産前に洗濯をきちんとできていないと、赤ちゃんの産着すらまともに洗えなくなるのだ。

 それから、洗濯洗剤は、決して合成洗剤を使わないことだ。赤ちゃんの肌は敏感なので、合成洗剤を使っていると、かぶれたり、皮膚炎になったりしてしまうのだ。赤ちゃんの肌のことを考えたら、なんといっても天然石鹸である。自然に優しい天然石鹸は、赤ちゃんの肌にも優しいのだ。

●家事こそ安産のための最高の活動である

 家事は時給に換算することはできないし、そもそも家事は消費行動である。既婚女性がいかに家事をうまくこなしてくるかで、その夫婦の豊かさが決定してしまうのだ。経済学者のジョン・メイナード・ケインズが指摘するがごとく、人間の経済的な豊かさは、所得によって決定されるのではなく、消費によって決定されるのである。

 だから、夫婦の所得がいくら高額であったとしても、妻がちゃんと家事を切り盛りしてくれなければ、一向に豊かにならないのである。年収が1億円を超え、高級住宅街に住んでいるのに、妻が家事をしないばっかりに、貧しい家庭生活を味わっている家族はいくらでもいるのである。どんなに所得が低くても、妻が家事をきちんとこなしていれば、その家族は豊かな家庭生活を営んでいるのだ。お金の多寡に惑わされると、いつまで経っても豊かさを獲得できないのだ。

 既婚女性にとって、家事を立派に行うことができれば、人生万事に応用ができるのだ。家事をきちんとできない既婚女性は、何をやらしても中途半端なのだ。「女性の社会進出!」が年柄年中叫ばれているのに、いい仕事ができる女性が少ないのは、家事を馬鹿にしているからである。家事は女性の脳と体を最高レベルで活動させるものだから、家事をしなければ、女性が持っている能力を発揮できなくなってしまうのだ。

 既婚女性が憂鬱になったり、精神病になってしまうのは、家事をしないことに、その大きな原因があるのだ。妊婦も妊娠して、体がきついからといって、家事を放棄していると、自分の精神が病んでくるものなのだ。人間は何かをしていれば、悩まなくなるのだ。妊婦もあれこれ悩む前に、家事をきちんとこなしていれば、悩み事を抱え込んだりしないものなのだ。

 家事こそ夫婦円満の最高の活動であり、家事こそ安産のための最高の活動なのである。いくら妻が愛を叫んでも、家事をしなかったら、夫婦の仲はうまくいかなくなるものなのだ。安産をもたらす食材やスポーツはいくらでもあるけど、家事ほどに安産をもたらしてくれるものはないのだ。世界で最高の愛をいくら捜し求めても、実は家事をしなければ見つけられないのだ。世界で最高の幸せな妊婦生活を送ろうとしても、実は家事をこなしていけば実現できてしまうのだ。結局、この世でもっとも素晴らしいものは、我々の日常の中にあるということなのである。

|

« 妊婦にとっての「三種の神器」 | トップページ | 妊娠したら、便所掃除は毎日行え ~便所掃除と安産の不思議な関係~ »

不妊治療」カテゴリの記事

妊娠」カテゴリの記事

出産」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 妊娠中だからこそ、家事をテキパキと行うこと:

» 洗剤 [洗剤]
洗剤に関する基本的な情報です。 [続きを読む]

受信: 2008年10月30日 (木) 10時19分

» メールDEゲット エッチなニュース [メールDEゲット]
岐阜県内で、許可を受けずに性的サービスを提供していた、 違法風俗店経営の男が逮捕され、警察は14日までに同様の店を対象に集中取締りを行い、 合わせて14店舗を摘発、12人を検挙しました。 逮捕されたのは岐阜県各務原市の風俗店経営、川島基裕容疑者41歳です。 警...... [続きを読む]

受信: 2008年10月30日 (木) 13時15分

« 妊婦にとっての「三種の神器」 | トップページ | 妊娠したら、便所掃除は毎日行え ~便所掃除と安産の不思議な関係~ »