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第十三節 妊婦だからこそ必要な「腎臓の強化」

●腎臓の重要な役割

 妊娠中は肝臓と同様に、腎臓も重要な役割を果たすことになる、腎臓は大腸から水分を引っ張ってきて、それを濾過して奇麗な水分を全身に回していくのである。それと腎臓は余分な水分を尿に変えて、体外に排出していくのである。人間の体の70%は水分で作られているために、腎臓の機能が低下すると深刻な影響が出てくるのだ。

 腎臓が弱った状態が「妊娠中毒症」なのである。不要な汚い水分を体外に排出できないからこそ、妊娠中毒症という症状がでてくるのだ。腎臓が弱っていれば、出産時に難産が確実になってくる。出産時には大量の水分が必要になってくるのに、腎臓が供給してくれないからだ。

 腎臓が機能していれば、お腹の中の赤ちゃんに奇麗な水分を供給でき、赤ちゃんは正常に成長していくことができるのだ。腎臓が機能していれば、お腹の中の赤ちゃんが排出した不要な水分を体外に排出することができるのだ。腎臓が弱ってしまった場合、赤ちゃんは奇麗な水分が供給されず、汚い水分で遣り繰りをしなければならず、そこで何らかの障害が発生させてしまうのだ。

 腎臓は肝臓と同様に、10代の頃にスポーツをやっていた女性の腎臓は鍛えれている。逆にスポーツをしてこなかった女性の腎臓は鍛えられていない。アルコールと清涼飲料水は腎臓を痛めるので、可能な限り摂取するべきではない。アイスクリームは腎臓に深刻なダメージを与えるので、妊娠中は絶対に摂取すべきではない。

 腎臓を鍛えたかったら、妊娠中といえどもスポーツをすることである。スポーツをしていれば、血行が良くなり、体温が上昇していき、腎臓が鍛えられていくのだ。体を動かせば、余分な水分を尿として排出できるのだ。妊娠しているからといって、体を動かさないと、腎臓の機能は低下していくのだ。医者たちは妊婦に安静指導を行うのだけれども、この安静指導こそが難産を作り出しているのだ。

●腎臓に効く食品

 腎臓に効く食品には、「シジミ」がある。シジミは味噌汁にして飲む。妊娠したら、飽きない範囲でシジミの味噌汁を食事に出していくべきだろう。昔は、妊娠したら、シジミの味噌汁を頻繁に飲ませたものである。シジミの成分が。疲労した腎臓に効き、腎臓の機能を活発にさせてくれるのだ。

 それから、腎臓に効く食品は、「腎臓」そのものである。腎臓に限っては、「牛の腎臓」がもっとも効果がある。牛は大量の小便をするから腎臓が鍛えられているのだ。日本では余り腎臓を食べないが、沖縄県では腎臓をちゃんと食べている。豚でも、羊でも、腎臓をちゃんと食べているのだ。そのため、沖縄県は飲酒量が多いのに、腎臓病になる人々が非常に少ないのだ。このため、沖縄県の妊婦は、腎臓が手に入るので、非常にラッキーだろう。

 根菜類も腎臓に効く食品である。特に「ゴボウ」「人参」「山芋」が効く。妊娠中は「金平ゴボウ」を作るなり、「山芋の煮物」を作るなりして、腎臓を鍛えていこう。この他にも、「サツマイモ」「ジャガイモ」「玉ネギ」も腎臓に効くので、これらの食材を地道に料理に使っていくことだ。

 冬場になると、どうしても体温が下がってしまうので、腎臓の機能も低下しがちである。そういう時は、「鍋物」にして、内臓を温めていくようにしていくことだ。冬になると鍋物は定番のようなものだが、寒い冬を過ごさざるを得ない日本民族にとっては、欠かせいない料理なのだ。

 料理をする際は、必ず「天日塩」を使用することだ。この天日塩があると、腎臓は活発に活動することができ、機能を回復してくるのだ。化学塩を使っていると、腎臓はこの塩を使って腎臓を動かすことに、非常に苦労してしまい、腎臓が疲労していくのだ。腎臓病患者が腎臓病に陥るのは、化学塩を使用しているからなのである。妊娠中は腎臓が倍の働きをするので、絶対に天日塩は欠かせないのだ。

●排便排尿の重要な役割

 腎臓は大腸から水分を持ってきて、それを濾過して奇麗な水分を全身に回しているので、便秘になってしまうと、大腸から汚い水分を持ってきて濾過しなければならなくなるので、腎臓が非常に疲労しきってしまうのだ。便秘の女性の体臭が臭くなるのは、このためなのだ。妊娠中は便秘になりやすいので、きちんと排便をしておくことだ。便秘であると、腎臓の機能が低下し、汚い水分を全身に回していかなければならなくなるのだ。

 そのため、妊娠中は排便が重要な仕事になってくるのだ。排便は習慣性があるので、便秘になったら、絶対に便秘を放置しておかないことだ。便秘になったら、即座に対策を打つことだ。夕食に食物繊維たっぷりの食事を出すとか、翌朝に根昆布湯をたっぷりと飲むとか、便秘が解消できることを、なんでもいいからぶつけていくことだ。そうすれば便秘は解消されていくのだ。

 体内の余分な水分を排出していかないと、腎臓の機能は弱っていってしまうので、尿意を感じたら、とにかく排尿することだ。女性の場合、小便を我慢する傾向があるので、小便は決して我慢しないことだ。余分な水分を抱え込んで、腎臓の機能を低下させていけば、その悲惨な代償を支払うのは、自分自身なのだ。

 排便も排尿も体温が低下していけば、排便も排尿も困難になってくるのだから、とにかく体温をさげないことだ。スポーツをする、家事をテキパキとこなす、風呂に入る、体を動かしていれば、血行は良くなり、体温は上昇していくのだ。体を動かさない妊婦に限って、体温が低下しているので、妊婦になったら、体を動かすということを決して忘れないことだ。

 排便排尿をスムーズにいかせたいのなら、便所掃除は絶対に欠かせない。便所が汚く臭ければ、いざ排便排尿する時に、出るものが出なくなるからだ。妊娠中は毎日、便所掃除をすることだ。そして便所を女らしく模様変えを行ってしまうことだ。便所を自分がしやすいように環境を変えていくべきなのである。

●頻尿になった時の腎臓対策

 身重になってくると、大きくなった胎児が内臓を圧迫して、頻尿になっていく。そういう時は、腎臓を酷使していることでもあるので、頻尿になったら、腎臓に効く食品を多目に取ることだ。腹帯をし、暖かい格好をして、体温を下げさせないことだ。いくら身重になっても、体を動かすことを心がけることだ。

 頻尿になると、喉が渇くのだが、そういう時は、水をガブ飲みしないことだ。水は腎臓を冷やしてしまい、腎臓の機能を低下させてしまうからだ。喉が乾いたら、「ローズヒップティー」をたくさん飲むことだ。ローズヒプティーは疲れ切った腎臓にビタミンCをもたらすことで、腎臓の機能を回復させるのだ。

 また、頻尿になった時は、どうしても水分摂取量が増えていくので、塩分もきちんと摂取しておくことだ。水分ばかり摂取していたら、水分と塩分のバランスが崩れてしまうからだ。塩分補給には「イカの塩辛」がもっともベストである。イカの塩辛は市販されているものを買うより、生のイカを買ってきて、自宅でイカの塩辛を買う方が絶対に安全だし、お得である。市販のイカの塩辛は、食品添加物が大量に入っているので、妊婦には非常に危険なのだ。イカの塩辛は自分で作ってみると、非常に簡単なので、自分で作ってみることだ。出来たイカの塩辛にユズを添えると、季節感が出て、非常に楽しめるのだ。

 頻尿になるということは、胎児が内臓を圧迫することで、母親の体内の水分調整を行っているのだ。ここで無暗に水分を摂取していくと、折角の水分調整も無駄になり、大量の余分な水分を抱え、腎臓が疲労しきった状態で、出産に臨まなければならなくなってしまう。喉が渇いたから、なんでも飲んでいいわけではないのだ。「ビタミンCの入っている水分を取ってください」という、お腹の中の赤ちゃんのメッセージなのだ。

 腎臓を鍛えた状態で、出産に臨むと、出産が非常に楽になるのだ。出産時はそれほど腎臓を使うということだ。出産後、腎臓が機能がよければ、出産後の体調回復も早くなるし、母乳の出もよくなるのだ。妊娠してから出産までたっぷりと時間があるのだ。その間、いくらでも腎臓を鍛える時間はるのだ。決してこの大切な時間を無駄にしないことだ。

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