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安産をしたいのであるならば、妊娠中は温かい格好をする

●温かい格好と安産の比例関係

 妊婦が安産になる確率と、その妊婦が厚着であるということは、正比例の関係にある。即ち、妊婦が妊娠中に厚着であるならば、出産時に安産になり、妊婦が妊娠中に薄着であるならば、出産時には難産になってしまうのだ。妊娠や出産は、高体温でこそ、安全性を確保できるので、妊婦は妊娠中、いかに温かい格好をし続けるかが、幸福と不幸の分かれ目になってくるのだ。

 現代の女性たちは、とにかく薄着に慣れてしまっている。現代では暖房設備が整ってしまったために、厚着をする必要性が少なくなってしまったし、しかも、ファッション誌や芸能人は薄着をしているので、それに影響を受けて、どうしても薄着のファッションが格好いいと思ってしまいがちだ。しかし、どんなに暖房設備が整おうとも、アフリカ大陸に発生した人類が、日本列島までに展開してきて、この地で住む以上、厚着の重要性にはまったく変化がないのだ。日本列島では、縄文時代であろうが、弥生時代であろうが、それ以降の時代であろうが、薄着であった時代はまったくないのだ。厚着せざるをえないのは、日本列島に住む以上、宿命のようなものなのだ。

 日本民族は今まで厚着をしてきたために、日本民族の肌や体自体が、厚着に慣れてしまっており、アフリカ人のように頑丈な肌をしているのではないのだ。アフリカ人はほとんど裸に近い姿で生息してきたために、その分だけ肌が鍛えられてきたのだ。ところが、アフリカ大陸より、遥かに寒い日本列島で暮らしてきた日本民族は、厚着をせざるをえず、その分だけ肌が弱ってしまったのだ。だから、厚着をしなければ、体が充分に機能してくれないのだ。

 妊娠中は特に、お腹の中の赤ちゃんが成長をしていくので、そのため、常に36.5℃~36.8℃に間に体温を保っておかないと、赤ちゃんは無事に成長できなくなってしまうのだ。出産時においても、この間の体温であればこそ、安産に出産を行えるようにできているのだ。もしも、この間の体温よりも低くくなってしまえば、子宮も正常に作動せず、難産になっていくのは確実なのだ。

 特に日本には四季があるので、夏は猛暑が続くし、冬は厳冬になる可能性もあるのだ。そのため、夏は薄着で過ごしてしまい、それゆえに薄着に慣れてしまっているので、冬でも薄着で過ごす女性たちがでてきてしまうのだ。寒い冬だけ温かい格好をすればいいのではなく、春でも夏でも秋でも冬でも、妊娠中は温かい格好をしておくべきなのだ。常に温かい格好をしていれば、常に体が温かく、安産をすることができるようになるのだ。

●普段着はいつでも長袖長ズボン

 妊娠中の普段着は、常に「長袖長ズボン」でいることだ。半袖と長袖では、温かさがまるで違うのだ。家事をする際に長袖が邪魔だというのなら、腕を捲ればいいのだ。妊娠中は、妊娠していると雖も、結構動くので、スカートを穿いていると、結構邪魔になるのだ。動きやすい長ズボンした方が賢明である。

 夏でも長袖長ズボンを貫いてしまうことだ。女性の場合、体の冷えは、実は夏を寒く過ごしてしまったことが原因になっているのだ。寒い冬が原因ではないのだ。夏を薄着で過ごしてしまったからこそ、冬になって体が冷え切ってしまうのである。だから、夏はどんなに暑かろうが、長袖長ズボンを貫いてしまい、暑い夏のうちに、体を温めておくことだ。

 寒い冬も、本格的な寒さがやってくるまえに、防寒装備に切り替えてしまうことだ。こうすることで、冬の寒さに慣れてしまうことだ。防寒着をきていれば、結構温かいので、冬でも汗を流せることができるのだ。マフラーや手袋は、雪が降らなくても、しておくことだ。こういうアイテムは非常に体を温めてくれるのだ。

 自宅に居る時でも、涼しい格好はしないことだ。自宅でいくらリラックスできるからといって、涼しい格好をしていると、低体温が身についてしまうのだ。自宅では余り動かないために、体温が上昇していかないのだ。だから、自宅でも長袖長ズボンの服を着て、体を温めておくことだ。

 結婚していると、夫は男性であるために涼しい格好をしがちである。これは男性の方が、女性より筋肉の量が多いために、体が結構、熱いのだ。その夫の涼しい格好に引き摺られて、妻も涼しい格好をしないことだ。男の体と女の体は違うのだ。女性は女性としてもっともベストな格好をしていればいいのだ。

●室内シューズか足袋を履く

 日本の住宅では、住宅内では靴を脱ぐので、どうしても足元が冷えてしまうのだ。靴を脱ぐことによって、自宅内を清潔に保てるが、その反面、足元が冷えてしまうのだ。妊娠中はどうしても足元からの冷えを嫌うために、できればフロ-リングの多い家であるならば、「室内シューズ」を履いてしまえばいいし、畳の多い家であるならば、「足袋」を穿いてしまえばいいのだ。

 室内シューズや足袋を履くと、足元の冷えがなくなるので、膝の痛みや、腰痛や、肩こりや、頭痛がなくなるのだ。妊娠中は特に腰痛や肩こりを起こす妊婦が出てくるのだが、こういう妊婦は足元が冷えているために、血液の通り道である腰や肩が凝ってしまい、痛みを発生させているのだ。日本で肥満が多くないのに、腰痛の患者が多いのは、家の中で靴を脱ぐ習慣があるからなのだ。

 日本では家の中で靴を履く習慣がないために、家の中で室内シューズを履く時は、必ず夫に断りをいれておこう。いきなり履いたらビックリしてしまうからだ。室内シューズを履く時は、できれば運動靴にし、床の上を歩いても、音が出にくい靴を履くようにしよう。同じ室内シューズを毎日履くのではなく、3足ほど持っておいて、それらをローテーションしながら履いて行けば、靴が臭くならなくて済むのだ。

 足袋を穿く時は、「厚手の足袋」を穿くようにしよう。薄手の足袋だと、汚れが目立ったり、破れやすく、それほど温かくならないからだ。厚手の足袋だと、汚れにくいし、壊れにくし、体が温かくなるのだ。畳の多い家は、通気性もいいので、その分、冬では家の中が寒いのだ。その点、厚手の足袋を穿いていると、その寒さを防げるのだ。

 スリッパを履いても結構寒いのだ。スリッパを履くくらいなら、室内シューズを履いてしまった方がいい。靴下を穿いても、靴下は所詮、靴を履いてナンボの物としてできているために、足袋の足元にも及ばないのだ。足袋自体は、それ単独で使えるようにできているので、足袋の効力は靴下の効力を圧倒しているのだ。

●パジャマも長袖長ズボン+マフラー

 寝る時も、温かい格好をして寝ることだ。人間の体の修復は睡眠時に行われるし、お腹の中の赤ちゃんへの栄養も、睡眠時にもっとも多く行くようにできているのだ。そのため、涼しい格好をしていたら、体温が下がってしまい、それらの作業に支障をきたしてしまうのだ。だから、寝る時も温かい格好をして寝て、体が自動的にやってくれる作業の手助けをしてあげることだ。

 パジャマは当然に長袖長ズボンのパジャマだ。少し厚手にし、寝汗をかく程度のパジャマにすればいい。パジャマの色を、赤とか、ピンクとかの色にしておくと、その色の効果で自然と体が温かくなっていくので、パジャマは明るい色を選ぶことだ。人間の体は睡眠時に500ml以上の汗をかくので、朝起きたら、パジャマは洗濯籠の中に入れることだ。汚れていないからといって、今日の夜も着ようとはしないことだ。

 日本の家屋は通気性がいいので、冬になると結構寒いのだ。冬に冷え性に悩まされたり、風邪をひく女性たちが多いのは、この家の構造にあるのだ。だから、そういう時は、マフラーをつけて寝ることだ。マフラーをして寝ると、首回りが温められるので、全身に温かい血液が行き渡るのだ。マフラーは何も新しいものを買うのではなく、お古のマフラーで充分である。

 人間は習慣性のある動物なので、それが古き良き習慣であるならば、その習慣は今を生きる我々にも効果があるのだが、しかし、それが悪い習慣であるならば、その習慣は今を生きる我々にとんでもない損害を与えてくるのだ。しかも、習慣であるがゆえに、その習慣の危険性を見破りにくいのだ。

 妊娠に温かい格好が必要だというのを知っていても、周りの人々が薄着でいれば、自分も薄着にしてしまおうというのが、通常の人々の行動パターンだ。だから、自分を強く持って、たとえ周囲の人々が同じ行動を取っていても、それが妊娠や出産にとって悪いものであるならば、勇気を振るって排除していくことだ。妊婦にとって温かい格好をすることこそが、妊娠にも出産にもいいと解っている以上、悪習を排除して、温かい格好をし続けることが、自分や自分の赤ちゃんの幸せに繋がっていくのである。

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