第十七節 妊婦が作る「レシピの威力」
●なぜ、レシピは必要か?
妻は結婚してから料理を作っていかなければならなくなるのだが、その場しのぎで料理を作っていったら、いつの日にか料理のネタはなくなり、料理は単調になっていく。そして、作っている自分自身も料理をする面白みが消え、料理をすることが苦痛になっていってしまう。更に妊娠というもっとも大事な時期に、自分が食べるべき料理を何も考えずに、適当に作っていったら、これほど不健康なことはないのだ。
人間の記憶力はそれほど優れているものではないのだ。なんの記録もつけずに、自分が覚えていられる料理など、ごく僅かなのだ。もし、料理のレパートリ-を増やし、栄養に気遣った料理を作りたいのであるならば、「レシピ」を作ることだ。レシピを作れば、自然と料理のネタが増えていき、栄養バランスを気遣う料理を作ることができるようになるのだ。
レシピは最初から本格的に作ることはない。自分が気に入った料理があったら、その作り方をメモする程度でいいのだ。それがある程度溜まってきたら、それを清書して、本格的なレシピ集を作って行けばいいのだ。レシピ集に関しては、最初から本格的な物を作っていくと挫折する可能性があるので、最初は地道にメモを集めていくだけでいいのだ。
レシピを集めていかないと、いつまで経っても本格的な料理が作れないのだ。いつも場あたり的な作業しかできなくなってしまうのだ。レシピを書いていき、それを集めていくと、「料理の核」というものが出来上がっていくのだ。この「料理の核」さえ出来てしまえば、後はいかなる料理も作れるようになり、料理をすることが突然に面白くなってくるのだ。
「料理の核」ができなければ、いくら料理をした所でアマチュアなのである。アマチュアだったら、いくら料理しても、美味しい料理を作ることができないのだ。料理がまずければ、夫婦の会話だって弾まないし、それよりも健康に悪いのだ。妊娠しているなら、お腹の中の赤ちゃんに悪い影響を与えるのは必然なのだ。だからこそ、レシピを作り、レシピ集を作っていくことだ。レシピ集さえあれば、健康な料理を作ることができ、夫婦の会話も弾み、お腹の中の赤ちゃんにもちゃんとした栄養を届けることができるようになるのだ。
●レシピ集の制作の仕方
レシピ集には、「カード式」「ノート式」「電脳式」の三つがある。
①カード式
カード式は、レシピをカードに書いていき、それをボックスに溜めこんでいく方式をいう。このカード式は、恐らくドイツが発祥の地であるらしく、それがドイツの影響力の及んだ国々に伝播していった。ドイツ人女性が、料理がうまいのは、このカード式のレシピ集にあるといっていい。カード式だと非常に便利で、台所に置いておけるし、使用頻度の多いレシピとそうでないレシピを分けることができるのだ。
②ノート式
ノート式は、レシピをノートに書き込んでいく方式をいう。このノート式は料理人たちが行っていたものが始まりだと思う。ノート式は、思いついたら、いつでも書き込めることができ、溜まっていくと充実感が出て来るのが特徴だ。しかし、使用頻度によって順番を変えることができない欠点がある。但し、ノートでなく、ルーズリーフを使えば、この欠点を解消することができる。
③電脳式
電脳式は、パソコンにレシピをファイルしていく方式をいう。パソコンだと、文章だけでなく、写真も添付できるのがいい。料理をより視覚的に把握することができるようになるのだ。しかも、パソコンなので、いくらでもレシピを増やしていくことができるのだ。欠点としては、台所ですぐさま見れないという物理的な欠点がある。
これら「カード式」「ノート式」「電脳式」の三つの中から、自分が気に入ったものを選べばいいだろう。一番使い勝手がいいのは、やはりカード式だろう。これは実際に使ってみると、これほど便秘なものはないからだ。几帳面な性格だったら、ノート式がお勧めである。ノート式を使っている女性には、几帳面な女性が多いからだ。電脳式は手軽に出来るので、パソコンが得意の女性はこちらを選ぶといいだろう。
レシピ集を作る際は、自分だけが読めるような文字を書くのではなく、他人が読んでも読める字を書いておこう。字が汚いと、段々読む気がしなくなってくるからだ。また、将来、自分の娘がレシピ集を見て料理が得意になっていくこともあるので、レシピには奇麗な字を書いておいた方がいい。
●情報収集
料理のネタは、自分の記憶力だけでは限界がある。そういう時は、料理本を買って読めばいいのだ。懇切丁寧に料理の作り方が載っているのだ。料理本から料理のネタを取る時は、料理本の料理の作り方を実際にやってみても、自分が思っていた料理はできないことを知っておくべきだ。料理本を書くような人は、本格的な調理器具を持っていたり、その人の味の癖もあるし、料理本独特の文章の言い回しがあって、レシピ通りに作っても、ちゃんと作れないのだ。だから、レシピ通りに作るのではなく、ちゃんと自分が頭を使って工夫していくことだ。
お料理番組を見る時も、ボケーッと見ているのでなく、お料理番組の中で自分が気に入った料理があれば、それをメモしておくことだ。レシピを見逃しても、番組のホームページにアクセスすればレシピが載っているし、テレビのデジタル化が進めば、ボタン一つでレシピが出て来るようになることだろう。
自分の母親や義母に料理を教えて貰うのも、貴重な情報源である。母親や義母からは伝統料理を教えて貰うことができ、そして何よりも家庭料理のベテランなので、料理の仕方が実戦的なのだ。自分が謙虚になって、義母に料理の仕方を教えて貰えば、「嫁と姑の争い」などなくなる筈だ。
友達から料理を教えて貰うのも、貴重な情報源になる。自分が料理を作っていると、どうしても自分の好みが強く出てきてしまい、偏食傾向になっていってしまうからだ。その点、いろんな友達から料理を教えて貰えば、そういう偏食傾向に歯止めがかかり、バリエーション豊富な料理を作ることができるようになるのだ。
外食した際も、ただ漠然と食べるのではなく、気に入った料理があれば、それを記憶しておき、それを自宅で再現してみることだ。これをやると飛躍的に料理がうまくなるし、何よりも本物の料理人と出鱈目な料理人を見極めることができ、今後、外食する際は、本物のレストランを選ぶことができるようになれるのだ。
●レシピは100枚溜まると、凄まじい威力を発揮する
レシピ集作りは、余程料理が好きな人でもない限り、最初は意外と億劫である。ただ、レシピが100枚溜まってくると、ある日突然に凄まじい威力を発揮してくるのだ。それまでは料理がうまくなかったのに、ある日突然に料理がうまくなり、自由自在に料理を作れるようになるのだ。これは本当に不思議な現象としかいいようのないことが、我が身に起こってくるのだ。
妊娠したら、妊娠のために栄養のある料理を作ればいいと、妊婦向けの料理本を買ってきたりしてしまうが、いくらそういうことをした所で、その女性の料理がうまくなるわけではないのだ。それどころか、料理をすることに、喜びを見い出せないのだ。そういう気持ちは、必ず他人に伝わってくるので、いくら自分が努力して料理を作っても、夫は喜んでくれないし、味だって美味しくないのだ。そして、いずれ夫が夕食を外食で済ますようになってしまうのだ。
妊娠中はまだ子供がいないのだから、こういう時にこそ、レシピ集を作り、料理の腕をあげ、料理をする喜びを身につけておこう。料理の下手な女性が、子供を産めば、育児でテンヤワンヤになってしまい、料理を始め、家事のすべてが駄目で、家庭内は荒れ放題になってしまうのだ。
食事は毎日するものである。だから、料理を作った人の気持ちは、料理を通じて伝わってしまうのだ。レシピ集を持っていなかったら、料理をすることに喜びを見い出せないのだから、その料理を食べている夫や子供も、喜びを見い出せなくなってしまうのだ。「夫を愛している」といなら、「子供を愛している」というなら、その愛を料理を通じて表現していくべきだろう。自分が愛すべき人に、「まずい料理」を出していたら、その愛はたかが知れた愛なのだ。
妊娠のために、こういう栄養素が必要だから、その栄養素の入った食品を使って、料理をしていけばいいというものではないのだ。その食材をうまく使いこなすテクニックだって必要なのだ。そして何より、料理を作っていく心だって必要なのだ。料理も心技体の三つが揃わない限り、まともな料理など作れるわけがないのだ。お腹の中の赤ちゃんに必要な栄養を与えたいと思うなら、レシピ集を作り、料理の腕を上げて、料理をすることに喜びを見い出そう。そういう母親が作ってくれた料理こそ、お腹の中の赤ちゃんがもっとも喜ぶ料理なのだ。
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