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第十五節 発酵食品で妊娠の邪魔者を撃退せよ

●妊娠の邪魔者、それは「活性酸素」

 妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんが何度も細胞分裂を繰り返すし、妊婦も食事の量がどうしても増えてしまう。しかも、妊婦は妊娠しているということで、かなりの緊張状態を持続することなになる。そうなると、大量に発生してくるのが、「活性酸素」である。この活性酸素こそが、妊娠の邪魔者なのである。

 活性酸素は、細胞を損傷させ、遺伝子を傷つける。下手をすれば、赤ちゃんを身体障害者化させることだってあるし、流産を引き起こすことだってあるのだ。しかも、活性酸素が多ければ体が老化していくので、妊婦の中には出産後、急速に老ける女性たちも出てくるのだ。1人の育児で疲労困憊してしまう母親たちは、体内に大量の活性酸素を抱え込んでいるとみていいのだ。

 人間は年齢が上がると、どうしても活性酸素が増えてくるので、高齢出産をする女性は、どうしても活性酸素を除去する措置が必要になってくる。過去に過度のスポーツを行っていた女性や、甘い物が大好きな女性や、肉中心の食生活を送っていた女性も、大量の活性酸素を抱え込んでいるので、健康な赤ちゃんを産みたければ、活性酸素対策は絶対に必要である。

 お腹の中の赤ちゃんのためと思って、食事の量を増やし、必要な栄養素を多く取っていっても、それで万全になるというのではない。それだけ多くの食事を取っていれば、消化吸収の過程で活性酸素を大量に出してしまうのだ。妊婦の中には、食事の量を増やしたために、疲れきっている妊婦たちがいるが、これは食べ過ぎによって、活性酸素を大量に発生させてしまったからなのである。

 10代後半だとか、20代前半である、健康的な女性たちには、活性酸素対策は必要ではない。こういう女性たちは、まだ体が若いので、自然な形で活性酸素を除去できる能力を持っているのだ。だが、女性も26歳を過ぎれば、この活性酸素を自動的に除去できる能力が落ちてくるので、どうしても活性酸素対策が必要になってくるのだ。

●発酵食品

 活性酸素を除去したいなら、朝食時に「フルーツ」をたくさん食べ、三度の食事には必ず「野菜」の料理を出すことである。フルーツや野菜には、酵素水分が大量に含まれているので、この酵素水分が活性酸素を除去してくれるのだ。フルーツジュースや野菜ジュースにすると、消化にエネルギーを消耗することが少なくなるので、効果的に酵素水分を吸収でき、活性酸素を除去することに向かわせることができるのだ。

 フルーツや野菜以外で、活性酸素を効果的に除去したいのなら、発酵食品が最適である。発酵食品の中でも、もっとも食べてほしいのが、「糠漬け」である。糠漬けは、野菜の酵素を倍以上に増やし、ビタミンやミネラルも増加させ、冷野菜を温野菜に変える優れ物なのだ。しかも、妊婦が毎日、糠床に手を突っ込んで、糠を掻き回していると、免疫力が増加し、赤ちゃんがアトピー性皮膚炎に絶対にならなくなるのだ。近年、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが急増しているが、それは妊婦が妊娠中に糠漬けを食べなかったからなのである。

 糠漬けは、プラスチック製の器を使うのではなく、必ず陶器にすることだ。陶器だと自然に温度調節をしてくれて、糠漬けに最適の温度を提供してくれるのだ。今は夫婦二人暮らしなので、陶器も小さ目な物を買ってしまいがちだが、将来、増えるであろう子供たちのことを考えて、できれば「甕」のような大きな物を買っておいた方がいい。糠床が大きければ、大量に野菜を漬けることができるのだ。糠床はガラスや陶器の蓋をするのではなく、ザルを上に被せれば、通気性が良くなり、糠床が腐るということはなくなる。

 それから発酵食品といえば、なんといっても「納豆」である。納豆は活性酸素を除去するだけでなく、妊娠中に乱れがちな女性ホルモンを整えてくれるし、骨を固める作用があるので、骨太の赤ちゃんを産むことができるようになるのだ。しかも、母親の産後の骨粗鬆症状態に陥ることを防ぐことができるのだ。納豆は朝食時よりも、夕食時に食べた方が効果的である。

 味噌も発酵食品である。味噌汁は、できれば妊娠中は毎日飲むことである。お代りを何度したっていい。味噌汁は活性酸素を除去してくれるだけでなく、ご飯と連動して知能を高めてくれるし、しかも体を温めてくれるので、お腹の中の赤ちゃんの成長をスムーズにいかしてくれるのだ。味噌は市販の物を買うのもいいが、できれば手前味噌にすることだ。知り合いの女性たちを集めて、みんなで味噌作りをすると、非常に楽な形で味噌を作ることができる。

 梅干しも忘れてはならない発酵食品である。但し、梅干しは酸性食品であって、これが体内に入ってくると、それに対抗して体内をアルカリ性にしてくれるという食品である。そのため、決して大量に食べていいわけではないのだ。1日1個で充分な食品である。梅干しは減塩運動の煽りを受けて、塩を減らし、その代わり防腐剤の入っているものが大量に出回っているので、梅干しを買う時は、必ず成分表示の欄を見ることだ。梅干しは100g単位で買うよりは、1kgいくらというような「樽」で買った方が断然にお得である。

 妊娠中、食事の量を増やしてしまったために、どうしても食欲が湧かない時がある。そういう時は、「キムチ」を食べるといい。キムチも発酵食品である。だが、市販されているキムチには、食品添加物が入っているので、できれば自宅でキムチを作ってしまおう。キムチは意外と簡単に作れる。

 まず、昆布と煮干しでダシを取り、そこに白玉粉と蜂蜜を入れ、更に粉唐辛子を入れる。一方、「ニンニク」「生姜」「玉ネギ」「リンゴ」をミキサーにかけ、「アキアミの塩辛」と混ぜ合わせる。これを先程の液体と混ぜ合わせ、そこに「天日塩」を入れ、「ゴマ」を擦り下ろす。これを野菜の上にかけ、掻き回せれば、即席のキムチのできあがりだ。アキアミの塩辛は韓国料理専門の食材店で売っている。

●酵素を消耗しないこと

 酵素は取っていけば、いいというものではない。酵素を取った上で、酵素を消耗しない工夫をすることだ。妊娠中は活性酸素が大量にで出て来るということは解っているのだから、その活性酸素を除去するために使うことだ。酵素をせっせと摂取しているのに、酵素を消耗していたら、一体なんのために摂取しているか解らなくなってしまう。

 酵素をもっとも激しく消耗させるのは、「タバコ」と「アルコール」である。妊婦がタバコを吸うのは言語道断だが、夫の喫煙も許される行為ではない。タバコは本人が喫煙するよりも、副流煙による受動喫煙の被害の方が、何十倍も大きいのだ。タバコの煙は、体内で猛烈な活性酸素を出してくるので、妊婦の健康を害してしまうのだ。

 自宅だけでなく、外出した際は、タバコを吸っている人たちには、絶対に近付かないことだ。喫茶店でもレストランでも、禁煙の店を探して入ることだ。自分の友人にタバコを吸っている人がいたら、妊娠中はその友人と絶交しておくことだ。タバコに関しては、用心しすぎるということは、絶対にないのだ。我が子を健康な姿で産みたいと思うなら、タバコを徹底的に駆逐していくことだ。

 アルコールは目くじらを立てて怒るほどのものではないが、やはり危険である。妊娠中はアルコールを禁止している妊婦も多いかが、たまに少量を飲酒するなら、安全圏なのである。但し、アルコールを飲む際は、必ずオツマミを食べることだ。オツマミによってアルコールの害を最小限に食い止めることができるのだ。アルコールを飲んだとしても、ビールならコップ3杯、ワインならグラス1杯が限度である。蒸留酒は絶対に禁止である。

 便秘も酵素を消耗してしまう。便秘はそれだけ腸内に老廃物や毒素を抱え込んでいるのだから、その維持のために大量の酵素が失われてしまうのだ。便秘をする女性に限って疲れているのは、このためなのだ。妊娠中はとにかく便秘をしないことだ。便秘をすればするほど、酵素が失われて、活性酸素が活躍し始めるのだ。

●夜のお風呂と熟睡

 酵素を入れても、活性酸素を除去するのは、実は夜間なのである。人間の自律神経は、日中は交感神経にシフトして、夜間は副交感神経にシフトする。交換神経では人間を活発に活動させて、活性酸素を出していくが、副交感神経では、人間を休息モードにさせて、リラックスさせ、活性酸素を除去していくのだ。、

 そのため、酵素は夜間に活性酸素を除去することになるので、できれば援護射撃をして、活性酸素をより多く除去させてあげることだ。まずは、リビングを奇麗し、夕食を豪華にして、夫婦の会話を弾ませることだ。夜間はリラックスすれば、副交感神経がより強力に作動してくれるのだ。リビングは徹底的に掃除し、余計なものは置かないことだ。夕食も腕を振るって作り、夕食の時間を長くしていくことだ。その夕食の際に、今日あった出来事だとかを夫婦で話していけばいいのだ。決して夕食を早食いで済ましてはならない。

 食後は後片付けが終わったら、夫婦で筋肉トレーニングをするとか、ストレッチをするとかして、夫婦の親密さを深めていくことだ。人間は話し合っていても、それほど深いリラックスにはならないのだ。夫婦一緒に体を動かすからこそ、深いリラックスを得られるのだ。そういう意味では夫婦のメイクラブも、深いリラックスを得られるものなのだ。

 体を動かし終わったら、41℃以下のお風呂に入って体を温めることだ。41℃以下のお風呂に入ると、副交感神経が完全に作動し、活性酸素を除去していくことになるのだ。お風呂は30分間ぐらいは入っててほしい。こうすると、体が芯まで温まり、疲れが除去されていくのだ。

 風呂からあがったら、体を拭いて、暖かい格好をして、そして睡眠する。風呂に入った後に寝ると、熟睡できるのだ。この熟睡の最中に副交感神経は、活性酸素を除去してくれるのだ。だから、妊婦が、風呂に入らずに寝てしまったり、夜更かしをするというのは、活性酸素を溜め込んでいくということになってしまうのだ。妊娠中は可能な限りお風呂に入り、早寝早起きを心がけることだ。

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