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第九節 お腹の赤ちゃんにとっての賢脳食

●子供の頭の良し悪しは母親の食事で決まる

 人間が他の動物に対して唯一優位に立てるのが、「知能の高さ」である。人類はその進化の過程で脳の容積量を大きくし、知能を高めていったがゆえに、自然界の頂点に君臨できているのである。人間は戦えば虎やライオンよりも弱く、走れば馬や鹿よりも遅い。羽がないので鳥のように空を飛ぶことはできないし、泳いだ所で魚のようには早くないのだ。すべての面で劣っているのに、知能が高いがゆえに、他の動物たちを押しのけ、文明を築いているのである。

 人間の知能の高さは必ずしも遺伝しないが、母親の食事と子供の食事は確実に遺伝してくる。そして、母親が妊娠した頃から賢脳食を食べていれば、胎児の知能も高くなり、その結果、生まれた赤ちゃんは最初の段階から、知能の高い赤ちゃんとして、脳を発達させていくことができるのだ。それゆえ、子供の良し悪しは、母親の食事で決まってしまうのだ。

 妊婦が無精白の穀物ばかりを食べていると、赤ちゃんの知能は非常に低くなってしまうのだ。江戸時代、幕臣たちは白米を食べていたが、幕臣たちに知能の高い武士たちはほとんどいなかった。これに対し、長州藩の武士たちは、白米を食べず、麦飯を食べていたので、そのために明治維新を引き起こす人材を無数に排出することができたのだ。

 結論から言ってしまえば、知能を上げる穀物は、「玄ソバ」「全粒小麦」「玄米」である。「玄ソバ」はもっとも知能を上げる効果があり、ソバを食べる民族では、時折、天才を排出している。日本民族はソバを食べるが、日本民族だけでなく、中国人もロシア人も、東欧諸国の人々も、ソバを食べる。東欧諸国やロシアで、時折、天才が出てくるのは、ソバを食べているからであろう。

 世界で初めて文明を築いたシュメール人たちは、「全粒小麦」を食べていた。しかし、文明が発達すると、全粒小麦を食べなくなり、精白小麦を食べるようになり、知能を低下させてしまう。気をつけなければならないのは、日本で売られているパンには、無精白小麦だけでなく、白砂糖や脱脂粉乳が使われており、血糖値を異常に上げてしまうということだ。

 だから、妊娠中は白パンを食べずに、「黒パン」を食べることだ。黒パンを作っているパン屋さんは拘りを持って作っているので、味もいい筈だ。パスタを食べる時は、「全粒小麦のパスタ」を食べるようにすることだ。全粒小麦のパスタは茶色なので、見た目は悪いが、赤ちゃんの知能を高めてくれるのだ。うどんを食べるなら、「玄うどん」を食べるようにする。

 それから、白米をやめて、玄米を食べるようにする。できれば、「押麦入り玄米食」にすることだ。押麦と玄米を半々で入れて炊くと、もっとも消化が良くなり、知能を上げる効果が高くなるのだ。更に「雑穀食」にしてみるのもいい。「玄米」「押麦」「大豆」「粟」「稗」を入れて炊けば、非常に健康的なご飯になるのだ。

●炭水化物を補完するもの「ビタミンB1」

 「玄ソバ」「全粒小麦」「玄米」だけを食べていても、知能は高くならない。穀物は「ビタミンB1」がないと、脳へ栄養を運んでくれないからだ。ビタミンB1は炭水化物の消化を助け、脳に栄養を運び、精神状態を正常に保ってくれるのだ。妊娠中はこの「ビタミンB1」を特に多く必要とする。ビタミンB1を自分にだけ使うのではなく、お腹の赤ちゃんにも使用するからだ。妊娠中は妊婦の精神状態が乱れる時があるが、これはビタミンB1不足に陥ったからである。

 ビタミンB1を多く含んでいる食品は、「大豆」「玉子」「豚肉」「うなぎ」「ピーナッツ」「ヨーグルト」である。和食ではご飯に必ず味噌汁が付くが、あれは最高の組み合わせなのだ。朝食時に玉子料理を食べる人は多いが、あれは朝食時にビタミンB1を補給してしまうと、1日中、頭脳を活発に活動させることができるからなのだ。

 妊娠中は、ピーナッツを常備しておき、何か食べたくなったら、ピーナッツを食べればいい。そうすればビタミンB1不足には決してならない筈だ。妊娠中はお腹の中の赤ちゃんを守らなければならないという意識を常に持ち続けてしまうので、どうしても大量にビタミンB1を大量に消費してしまうのだ。そのためにビタミンB1不足に陥り、どうしても精神が乱れてしまうのだ。

 ビタミンB1は過剰に摂取しても、余分なビタミンB1は体内に貯蔵されず、すべて体外に排出されてしまうのである。そのため、毎日、摂取し続ける必要性があるのだ。また、白砂糖を摂取すると、ビタミンB1が大量に消費されてしまうので、妊娠中は白砂糖を摂取しないことだ。白砂糖を摂取する人にキレやすい人が多いが、これは白砂糖によるビタミンB1不足が原因なのである。

 女性はお喋りが大好きで、いつもペチャクチャと喋っているのだが、この喋るという行為にも、ビタミンB1は消費されていくのだ。喋るということは、脳を使っているからである。そのため、女性は慢性的にビタミンB1不足の傾向があり、ビタミンB1が不足すると、脳は糖分がやってこなくなるので、「甘い物が欲しい!」という誤った指令を出してしまうのだ。このために女性は甘い物を大量に摂取してしまうのだ。だから、甘い物を食べたくなったら、ピーナッツを食べればいいのだ。こうすれば深刻なビタミンB1不足には陥らない筈だ。

●脳は脂肪でできている

 脂肪は女性たちから目の仇にされているが、脳は脂肪でできているのだ。赤ちゃんの脳を大きくしたいのなら、脂肪を摂取していくことだ。脂肪を多く含んだ食品には、「クルミ」がる。クルミはその形が脳の形に似ているので、昔から脳に効果がある食品として食べられてきたのだ。 

 和食は極端に「植物油」を使っていない食事なっているので、料理を作る際は、意図的に植物油を使用していくことだ。太るからといって、植物油の使用を嫌がる女性がいるが、女性が太るのは、主に精製された穀物と白砂糖を食べるからであって、植物油を摂取したからではないのだ。植物油の摂取は赤ちゃんの脳を大きくさせる効果があるのだ。

 動物性脂肪も脳を大きくさせる効果があるのだ。動物性脂肪は大量に摂取すれば危険だが、栄養バランスが取れている状態で摂取するなら、健康に非常に貢献するのだ。動物性脂肪でも、魚の脂を摂取しても、なんら人体に害はないのだ。魚の脂に関しては、人体はちゃんと適応できているのだ。

 家畜の脂も、ある程度までなら、きちんと処理できるのだ。焼肉を食べれると脳が活性化するという現象は、誰もが経験している筈だ。肉の摂取で問題になるのは、肉中心の食生活を送ってしまうからなのである。ちゃんと栄養バランスを取った上でなら、肉中心の食生活にはならないのである。

 妊娠中はいかに母親がきちんと脂肪を取ったかで、赤ちゃんの脳の大きさは決定されてしまうのだ。妊婦が脂肪を極端に減らした食事を取り続けていれば、お腹の中の赤ちゃんは脳を大きくさせることができないのだ。母親がちゃんと脂肪を摂取し続けてくれるからこそ、赤ちゃんは脳を大きくさせることができるのだ。

●妊娠中といえども頭をちゃんと使うこと

 「妊娠中はまったく頭が働かなかった」という母親たちが多いが、それは無精白の穀物とビタミンB1の摂取が足りないからなのである。妊娠中に無精白の穀物とビタミンB1の摂取が少ないと、頭がまったく動かなくなるのだ。妊娠中は、糖分とビタミンB1を胎児に優先されるため、無精白の穀物とビタミンB1の摂取が少なければ、母親の脳へ行く量は少なくなってしまうのである。

 妊娠中といえども、仕事や家事で頭を使っていくことだ。母親が頭を使うということは、お腹の中の赤ちゃんも一緒になって頭を使っていることになるのだ。脳は使えば使うほど活性化するので、知能の高い赤ちゃんが生まれやすくなるのだ。妊娠しているかrといって、無為の日々を過ごしていたら、脳の機能は低下していく一方なのだ。

 暇があるなら、読書をしたり、雑誌を読んだりして頭を使っていくことだ。文章を読めば、読解力がついてくるのだ。日記をつけたり、手紙を書いたりしていくことだ。文章を書いていくと、脳が論理的思考能力を身につけていくことができるのだ。毎日、文章を読んだり書いたりしていないと、夫婦の会話のレベルが上がらなくなってしまうのだ。

 雑学は脳をクールダウンさせるので、自分が知らないことを知ることに喜びを覚えよう。雑学を知っていれば、会話をした時に非常に会話が弾むのだ。テレビを見るなら、クイズ番組を見てクイズを答えていく。これをやると、脳の疲労が溶けていくのだ。クロスワードなんかも、脳の疲労を取る効果があるのだ。

 そして、何より夫との会話が盛り上がるように工夫しよう。夫が自宅に滞在して時間は、それほど長くないのだ。しかも、男性は無口な人が多いから、自分が意識して喋っていかないと、夫婦の会話がなくなってしまうのだ。既婚女性にとっては、夫との会話がもっとも頭を使う箇所なのだ。夫婦の会話が弾むように工夫すれば、脳は飛躍的に活性化することができるのだ。

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コメント

 『タマティーの勝手に解説アワー』

 赤ちゃんの頭を良くしてあげたいのなら、無精白の穀物とビタミンB1を大量にとっていくことだ。
 食事は母親がどういう食生活を送っているかで決まってしまうので、その母親に負う所が大きいのだ。
 知能の高い人は、大抵、しっかりとした食生活を持った母親から生まれている。
 母親が偏食に走ると、子供はどうしても馬鹿になる。
 
 その家族がどのような食生活を維持しているかというのは、貧富や身分というのは、余り関係ない。
 それよりも、その母親が、どういう家庭で育ってきたのかの方が重要なのだ。
 我が子の頭の良し悪しは、母親が自分で全責任を負うという覚悟を持ってもらいたいものだ。
 そういう母親が多くなれば、日本民族は優秀な人材を多く排出して、世界で活躍していくことになるであろう。

投稿: 愛のタマティー天使 | 2008年10月17日 (金) 11時01分

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