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妊娠中における外食での注意点

●毎日、料理を作っていたら、妻だって疲れます

 妊娠中にいくら栄養が大切だからといって、毎日自宅で料理を作っていたら疲労してしまう。どんなに料理好きな女性であったとしても、毎日料理をするのはしんどいのだ。たまには外食をするからこそ、自宅で料理をする喜びも沸いてくるのだ。逆にいえば、毎日料理をしているからこそ、外食をした時に外食する有難さが解るのだ。

 妊娠してしまうと、どうしても外食をしたくなくなってしまう。外食はどうしても栄養バランスが崩れているからだ。かといって、外食をまったくしないと、世間から取り残されてしまった感じになってしまうから、今度は夫婦での会話がどうしても弾まなくなってしまうのだ。夫婦で最近どうもマンネリ化していると思ったら、たまには外食にでも行って、夫婦の気分をリフレッシュすることは絶対に必要である。

 妊娠中は夫婦で外食する際は、妻を優先にして決めるべきだろう。妊娠しているために、妊娠にとって危険な料理を出してくるお店は決して行けないからだ。夫婦でどこの店に行くかは、妻が自分で探して決めておくことだろう。夫に任しておくと、どうしても肉料理の店に行くことになってしまうのだ。

 夫は仕事で外食の回数が多いと思っても、それは仕事で外食をする場合なのである。男女が静かに食事できる場所を知っているわけではないのだ。夫が気を利かして、「今度、どこか食事にでも行こうか」と言ってきたら、「どこでもいい」とは決して答えては駄目だ。こういう妻の答えが一番困るのだ。夫はすべてを知っているわけではないのだ。こういう時は、妻がお店をちゃんと指定してくれれば、夫は妻を無料で連れていってくれるのだ。無料でいけるのだから、「どこでもいい」と言うべきではないのだ。

 妊婦にとって、これだけは覚えていた方がいいのは、夫婦水入らずの外食をするのは、恐らく妊娠期間中までだということである。出産してしまえば、どうしても子供のことでいっぱいになってしまうのだ。だから、妊娠期間中の外食は、夫婦二人っきりで食事をするのは、最後だと思って食事をした方がいい。こういう気持で食事をすると、気分が充実して、満足いく食事ができるのだ。

●妊娠中に行ってはいけないお店

 妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんの安全を守るべく、妊婦が絶対に行ってはいけないお店というものがある。

①ファストフード

 さすがに夫婦でファストフード店には行かないと思うが、敢えて言っておく。ファストフードは食品添加物が大量に入っており、妊娠には非常に有害なのだ。妊娠中はどうしても体が敏感になっているので、ファストフード店で食事をすると、気持ち悪くなってくるのだ。妊娠中はファストフードを食べるのは、絶対に禁止である。

②ファミレス

 ファミレスも食品添加物がテンコ盛りである。ファミレスは便利ではあるけれど、夫婦が久々の外食で利用すべき場所ではないのだ。レストランを選ぶ時は、チェーン店として展開をしている店を選ぶのではなく、料理人がオーナーであり、丹精込めて作っているお店を選ぶべきである。それゆえ、妊娠中にファミレスで食事をするのは、絶対に禁止である。

③中華料理店

 中華料理店は、食品添加物の中でも化学調味料を大量に使ってくるのだ。そのため、中華料理を食べると、舌が麻痺し、肩が異様に凝ってしまうのだ。中には激痛が走る妊婦だって出てくるのだ。化学調味料は食べると、脳に侵入し、染色体異常を引き起こして流産をさせたり、たとえ生まれたとしても、「脱脳症」「無眼症」「骨格の異常」を引き起こしてくる非常に危険な化学物質なのだ。中華料理を食べたいなら、自宅で作って食べることだ。妊娠中に中華料理店で食事をするのは、絶対に禁止である。

 妊娠中は、どこのお店で食事をすればいいかを考えるより、どこの店で食べるのが、妊娠にとって危険なのかを考えていくことだ。危険な店が解っていれば、その店に行かないし、危険な店を知ることによって、妊婦にとって安全なお店が解ってくるのだ。妊娠期間中は無知ほど恐ろしいものはないので、我が子を守るためにも、何が危険なのかを知っておくべきである。

 夫婦の外食は回数が少ないのだから、「値段が安い」という理由で決して選ばないことだ。値段が安いということは、その店がインチキをしているということなのだ。折角、夫婦で外食をするのだから、ちゃんとした料理を出してくれるお店を選んで食べに行こう。妊娠中に夫婦で外食するのは、数えるほどしかないのである。

●本物のレストランの見分け方

 では、本物の料理を出してくれるレストランをの見分け方を提示しておこう。

①値段は少し高めである

 食材に拘っている店は、決して値引き合戦をしてこない。本物の食材を使っていれば、値段は少し高いものなのである。かといって、値段が高すぎるということもないのだ。「吉兆」のようなお店は論外である。本物の料理を出してくるお店は、値段を上げすぎないのだ。自分が高いなと思ったら、その店には行かないことだ。

②お店の雰囲気が物凄くいい

 本物の料理を出してくるお店は、お店の雰囲気が物凄くいいのだ。これを感知するには、女の第六感を働かして、自分で判断していけばいい。食品添加物を使っている店はなんとなくチープな感じがするし、栄養が偏っている店は、お店の雰囲気もまた偏っているのだ。

③オーナーが金儲けに走っていない

 レストランを経営していれば、最低限でも食いっぱくれない程度には儲かるものなのである。そのレストランのオーナーが金儲けに走れば、いくらでも金儲けのアイデアは浮かんでくるものなのだ。しかし、そういうアイデアは、どれも碌でもないアイデアばかりで、そのアイデアを実行すれば、良心的なお客が消え去っていくものなのだ。オーナーが金遣いが荒かったり、オーナーの妻が派手な生活を送っているようであるならば、絶対にその店には行かないことだ。

 本物のレストランで食事をしていると、日常の生活でも本物を見分けられるようになるのだ。外食をする際、ただ単にその店の料理を食べているのではなく、その店の「気」も食べているのだ。料理の味など、どんなに頑張っても2割程度なのである。残りの8割は実はお店に漂っている気によって、自分は美味しいと感じているだけなのだ。

 本物の料理人が、お客様に美味しい料理を食べてもらいたいと思って、本物の食材を使って料理していけば、本物の料理が出来上がってくるのだ。そういう料理は本当に美味しいし、また来ようと思うものだ。自分が素直になって、そういうお店を見極めていくことである。

●夫婦で外食をするということは、実はデートなのだ

 男性は結婚すると、余程のことがないと、夫婦と一緒に外食をしたがらない。やはり、家庭で妻の手料理を食べたいのだ。これは男の習性のようなものなのだ。だから、毎日、妻が美味しい料理を作っておかないと、夫は元気が出てこないし、たまには夫婦で外食しようという気持ちが湧き上がってこないのだ。

 それゆえ、毎日、美味しい料理を作る努力をするとともに、夫婦で外食をする時は、妊娠を忘れてデート気分を味わうことだ。夫が妻を外食に連れ出すのは、いつも料理を作ってくれていることへのご褒美だと思った方がいい。男性は言葉数が少ないが、男は自分の気持ちを行動で現してくるのだ。妻はその気持ちを察してあげた方がいい。

 夫婦で外食をするということが解ってくれば、その外食を大切にすることができる筈だ。若い時はお金がないのだから、高級なレストランには行けないだろう。しかし、自分たちが行ける範囲のレストランを探し出して、デートを満喫すれば、高級レストランで食事をするよりも、贅沢で思い出深い食事をすることができるのだ。こういうことが、どれだけ妊婦生活に有益なことは、実際にやってみれば解ることだ。

 妊婦になってしまうと、どうしてもお腹の中の赤ちゃんのことばかり考えてしまいがちだけど、たまにはそれを忘れて、夫婦でデートを満喫しよう。いつも妊娠のことばかり考えていたら、自分の心がガチガチに固くなってしまって、自分の目の前にいる人の愛すら感じられなくなってしまうのだ。何事もメイハリが必要なのだ。

 不思議なもので、自分の夫や、お腹の中の赤ちゃんを大切に思っている女性は、本物のレストランを見つけ出すことができるのである。しかし、自分の夫を蔑ろにし、お腹の中の赤ちゃんだけが大事と思っている女性は、インチキ極まりないレストランに行ってしまうのだ。妊娠中に、ちゃんと「いい気」を出しているかは、こういう時に解るのである。「いい気」を出していけば、夫も、お腹の中の赤ちゃんも幸せになっていくのである。「悪い気」をだいしていけば、夫も、お腹の中の赤ちゃんも不幸になっていくのである。

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コメント

たまてぃーさん、分析してくださってありがとうございました。

妊婦ライフを振り返ってみると、仕事の付き合いで送別会に行ったりしてタバコの煙にさらされたこともありました。後悔です
それに、初期は喜んであげられなかったし、それが赤ちゃんには伝わったんだろうなと思います。
食事や運動は気を付けていました。
夫婦の心臓がきちんと作られていなかったのが悪かったのでしょう。
妊娠中期、後期には2人でプールに通ったり、ウォーキングしたり、外食したり仲良くして誕生を心待にしていたのですが、初期がよくなかったと思います。
次に妊娠するときは、妊娠を望んで、初期から夫婦仲良くしていきたいと思います。もちろん、体を動かすことも楽しみたいと思います。

私は私で新しい生活がスタートしました。これからどうなるかわかりませんが、2ヶ月前とは明らかに変化しています!考え方を変えたり環境を変えたりすると、気持ちも随分変化しますよね。未来の自分がどうなっているか楽しみです。いつもありがとうございます

投稿: らら | 2009年10月 2日 (金) 19時38分

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