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妊婦生活の命運を分ける義母の存在

●義母にはお婆ちゃんになる前に、自分の母親になってもらう

 妊婦にとって、義母の存在こそが、妊婦生活の命運を分ける天王山になるのだ。義母との関係さえ良好にできれば、妊娠や出産で主だったトラブルは発生しなくなるのだ。決して義母の存在を甘く見てはいけない。義母は結婚や妊娠を祝福したとしても、義母は嫁に自分の息子を奪い取られたと思っているのだ。

 母親というものは、娘より息子の方がかわいいものなのだ。その息子が成長して、結婚して、自分のもとから離れていってしまうのである。子供を産めばいつかはやってくる宿命的な別れなのに、それを受け入れられないのだ。この義母の心の葛藤こそが、「嫁姑の争い」を引き起こしてしまうのだ。嫁姑の争いの原因の大半は、実はこの義母の心の葛藤を、嫁が無視したことにあるのだ。

 だから、嫁姑の争いを引き起こしたくないのであるならば、まずは義母に「自分の母親」になってもらうのだ。いきなり「お婆ちゃん」になってもらうのではなく、まずは自分の母親になってもらい、義母の心の葛藤を和らげてあげるべきなのだ。「私はあなたの息子さんを取るのではなく、私が息子さんの嫁になることで、あなたの家族の一員になるのですよ」という意思表示を至る所で示していけばいいのだ。

 花嫁は結婚に浮かれて無頓着でいてはならないのだ。妊婦は妊娠に浮かれて無頓着でいてはならないのだ。自分たちの結婚生活も妊婦生活も、義母の存在で明暗がくっきりと分かれてしまうのだ。自分の夫は、結婚しても、義母の息子で居続けるのだ。愛をどんなに濃くしても、それが血に取って代わることはないのだ。結婚や妊娠や出産を幸せにしたいなら、義母との関係を良好に努めるようにし続けることだ。

 義母に対して、自分の母親に対するように接してはならない。自分の母親に対するように接していると、義母から返り討ちに遭うだけだ。義母は他人と思って接した方が、不要なトラブルを避けることができるのだ。要らぬ期待を抱くより、赤の他人と思って接した方が、義母の気持ちを正確に掴み取ることができるのだ。

●義母には三種類しかいない

 この世には人それぞれ色々な人々がいるけれど、義母には3種類しかいないのだ。いかなる義母といえども、この3種類のどれかに入る女性であるのだ。それゆえ、自分の義母がどのような人であったとしても、決して義母を特別視しないことだ。どのような義母であったとしても、或る一定の行動パターンで動いているのだ。

①専業主婦の義母

 まず、専業主婦の義母である。現在の生活は、電化されてしまったので、家事がそれほど重労働ではなくなっている。そのため、育児に専念したとしても、子供が大きくなれば、仕事に働きでるべきなのだが、仕事に行かず、専業主婦として人生をまっとうしようという主婦は、少なからずにいるのだ。

 専業主婦である義母は、今まで家事を専業でやってきた以上、家事に関してのみ、非常に学ぶべきことがたくさんあるのだ。特に祝い事の料理などは、信じられないほどにうまいのである。そして、人間関係が家族を主としてきたので、家族内の人間関係が濃密である。家族の者に対してなら、愛情深く接してくれるのだ。

 しかし、専業主婦の義母には欠点もあって、まず、社会での人間関係の処理はうまくないのだ。そのため、息子の結婚によって、新たに嫁が入ってくると、その人間関係の構築に戸惑ってしまうのだ。更に、社会で働いていなかったので、会話がのろい。このことに関しては、嫁の方が気をつけて、テンポを合わして話した方がいい。また、義母が家事を全部やってきたために、息子が家事を一切手伝ったことがなく、そのため、夫になっても家事を一切手伝わないということもあるのだ。こういう場合、夫が家事をしないことで怒ってももしょうがないのだ。これは家族の文化の違いなのだから。

②家庭と仕事を両立をさせた義母

 次に家庭と仕事を両立させてきた義母である。家庭と仕事の両立というのが、女性雑誌で取り上げられたりするが、そんなのやってみれば簡単にできることなのだ。ただ、家庭と仕事の両立を行っても、両立にはならないのだ。自分の子供がいれば、家事の方に重点が行くのは当たり前なのだ。雑誌の編集者たちは、家事にも仕事にも平等にエネルギーを配分しようと言っているからこそ、実現不可能な議論になっているだけなのだ。

 家庭と仕事の両立を図ってきた義母は、厳しいが学ぶべきことはたくさんあるのだ。忙しい日々を過ごしてきたがゆえに、家事をやらしてもテキパキとこなしてくるし、仕事をやらしても独身女性よりもきちんと仕事をこなしてくるのだ。この義母の場合、まずは、家庭と仕事の両立をさせてきたことを褒めてあげよう。家庭と仕事の両立などやってみれば大変ではないのだが、これをやっている主婦は誰かに大変だと思われたいだけなのである。だから、家庭と仕事を両立させてきた義母を褒めてあげると、嫁と姑の関係が一気に改善していくのだ。

 しかし、家庭と仕事を両立させてきた義母には欠点もあって、それは家事と仕事に追われて忙しい日々を過ごしてきたために、家事でも仕事でも。「これだッ!」という目立つことをしたことがないのだ。料理を作っても「絶品料理」を作れないし、仕事でも後世に名を残すような仕事をしていないのだ。そのため、専業主婦が持っているような家庭内での圧倒的な自信というもがまるでないのだ。かといって仕事だけをしてきた女性のような仕事の成果も出していないのだ。

③家庭をそっちのけで仕事をやりまくった義母

 第三番目が、家庭をそっちのけて仕事をやりまくった義母である。「女性の社会進出!」というスローガンに騙されて、家庭をそっちのけで仕事をしてきてしまった主婦だ。仕事のために、家事も子育てもちゃんとやっていない。子供は好き勝手に育ってきたために、礼儀作法を知らないし、食事でも好き嫌いが激しいのだ。しかも、こういう主婦の夫に限って、夫が委縮してしまい、夫らしい働きも、父親らしい働きもしていないのだ。

 まだ、仕事にだけ専念してくれれば理解もできるのだが、仕事だけでなく労働運動にまで手を出し、政治運動にまで手を出してきたら、もう家庭に振り向ける時間も労力もない筈である。特に教職員をやっている義母は要注意である。こういう女性は、自分の権利ばかり主張し、自分の義務を果たそうとしないのだ。相手に対する思いやりというものがまったくないのだ。

 仕事ではなく、慈善活動や宗教活動を熱狂的に行い、家事のほとんどを放棄してしまう主婦もいるのだ。口では「愛」だの、「慈善」だの、「信仰」だの言っているが、自分の家族の者に対して、まともな愛を注げないのだ。自分が子供の頃に、両親からまともな愛を注がれなかったために、慈善活動や宗教活動をすることで、自分の心にポッカリと空いた穴を埋めようとしているのだ。

 こういう家庭そっちのけで仕事をやりまくった義母には、学ぶべき所は何もないのだ。この義母の恐ろしい所は、親子の関係を社会での人間関係として求めてくることなのである。家庭内と社会は違うのだというのが解っていないのである。もしも、学ぶべき所があるとするなら、それは反面教師として学べばいいのだ。

 嫁姑で揉めやすいのは、実は家庭をそっちのけで仕事をやりまくった義母なのだ。いくら仕事で成果を出したとしても、子育てをちゃんとしてこなかったという贖罪意識が心のどこかにあるのだ。それが自分の息子に対してではなくて、息子の嫁に対して出てきてしまうのだ。この義母とは、仲良くやろうとするのではなく、揉めるのを覚悟した方がいい。揉めると解っていれば、なんらかの対処の仕方も思い浮かぶ筈だから。

 嫁姑で次に揉めやすいのが、専業主婦の義母である。専業主婦の義母は、世間知らずだから、マスコミで嫁姑の争いが報じられていると、我が身にも起こるのではないかと心配しているのだ。しかも、息子を手塩にかけて育ててきたから、いざ息子が結婚すると、息子を嫁に取られたという感情が湧き起こってきてしまうのだ。だが、義母と嫁との人間関係が縮まるにつれて、嫁のことをちゃんと理解して、仲良くするようになるのだ。

 嫁姑でもっとも揉めにくいのが、家庭と仕事を両立させてきた義母である。この義母は、子育てもきちんとやりきったし、仕事もきちんとやっているので、何かに拘るこということがないので、嫁が粗悪でない限り、嫁姑の争いが起こるということはないのだ。ただ、うまくやってきた分、嫁への感情表現がぎこちないのだ。こういう所は、嫁の方がちゃんと汲んであげるべきだろう。

●姑に助言を求めれば、嫁姑の争いはなくなる

 嫁姑の争いを起こしたくなければ、まずは人間関係の基本をマスターしておこう。良い人間関係を築くための第一歩は、人間の本性をきちんと理解しておくことだ。人それぞれに着目するのではなく、すべての人に共通する人間の本性に着目するのである。人間の本性が解っていれば、相手がどんな人物であったとしても、ちゃんと対処できるのだ。

 人間の本性とは、人間は自己中心的な生き物で、自分の目先の利益にしか興味を示さないということである。逆にいえば、相手のことなど関心がなく、相手の利益を尊重したりしないのだ。この世には他人に慈善を施したり、他人に奉仕する人がいるが、それは教育を受けたからこそできるものなのであって、人間を教育もせずに放置しておけば、私利私欲でしか行動しないのだ。

 人間はもともち自分のことしか考えないものだと解れば、姑もまた自分のことしか考えていないのだ。息子やその嫁が幸せになるより、まずは姑である自分が幸せになりたいのだ。結婚したからといって、姑が利他の精神で動いてくるなどと決して思ってはならないのだ。寧ろ、嫁姑間では、この利己主義が剥き出しになって現われてくる。だから、嫁と姑は揉めるのだ。

 嫁と姑は決して平等ではないのだ。結婚している以上、姑が死ぬまで、自分よりも上位の存在で居続けるのだ。そして何よりも自分の夫を産み育ててくれた最高の恩人でもあるのだ。それゆえに、嫁姑の争いをしでかすのではなく、人間の本性をわきまえ、姑とトラブルを起こさないようにすればいいのだ。

①義母の前では身なりを正しくする

 まず、人間は身なりの正しい人を見ると、第一印象を良くしてしまい、その後の人間関係を良好にしていこうとするのだ。だから、姑の前では身なりを正しくすることだ。妊婦であってもファッションには拘って、ちゃんとした姿で、姑の前に現れるべきなのだ。女性の第一印象は、同じ女性に対しても重要なのだ。

②義母の話に耳を傾ける

 次に義母の話に耳を傾け、義母の話をちゃんと聞くことだ。女性はお喋りをすることで、人間関係を築こうとすることを忘れるな。義母だって女性なのだから、嫁と話すことで人間関係を深めていこうするのだ。義母と話をする時は、聞き役に徹することだ。女性は自分の話を聞いてもらうと、気分が良くなり、聞いてくれた人に好感を持つのだ。

③義母の存在や行いを認める

 第三番目は、義母の存在や行いを認め、義母の存在を受けれ、義母は自分にとって価値のある人だと認識することだ。自分が価値ある人間と思われているかどうかは、深く話さなくても解るものである。嫁が義母を価値ある人間と思っていると、自分も義母から価値ある人間と扱われるのだ。

④義母を褒める

 第四番目は、義母を褒めることだ。人間は他人から褒められて、気分を害する人はいないのだ。何かと「お母さんは凄いですね~」と褒めていけばいいのだ。この場合、主語は≪お母さん≫だ。決して≪私≫ではないのだ。人間どんなに下らない人物でも1つや2つは褒める所がある。それを探して褒めればいいのだ。

⑤義母に助言を求める

 そして最後に、義母に助言を求めることだ。嫁姑の間において、助言というのは非常に重要で、助言を求めるということは、「あなたの人生経験を活用させてください」と言っているようなものなのだ。姑が嫁をいびるのは、嫁に家族の一員になってもらいたいからなのだ。姑にいびられるより、姑に助言を求めて、それを実行して、姑にあなたの家族の一員になったと思わせればいいのだ。そうすれば、嫁姑の争いはなくなり、姑は嫁を実の娘のように扱い出すのだ。

●親子の仲にも礼儀あり

 嫁と姑の関係がうまくいっても、決して自分の母親との関係のようにはならないと思った方がいい。義理の親子の間にもきちんと礼儀を守って、だらしない関係にしないことだ。お中元やお歳暮を贈ったり、お年始の挨拶や、盆の墓参りでの挨拶をきちんとこなしておくことだ。

 大事なことは、「義母とは仲良くすべきだが、決して馴れ馴れしくするな」ということだ。あくまでも人工的に築き上げた義理の親子関係なのだ。崩そうと思えば、いくらでも簡単に崩せるのだ。折角、出来上がった親子関係を、緊張感を持って、大切に維持し続けることだ。

 仲がよくなってないのに、誕生日プレゼントなど贈るな。義母は複雑な心境なのである。息子を嫁に取られてしまい、自分のもとを旅立っていってしまったことをちゃんと受け入れるまで、時間はかかるものなのだ。義母と無理矢理仲良くするよりは、まずは、その義母の気持ちを察してあげることだ。その思いやりこそが、嫁と姑の争いをなくすのだ。誕生日プレゼントを贈るのは、それからなのである。

 もしも、嫁姑の争いをしてしまってら、それは「あなたはもっと成長しなさい」という神様の声なのだ。嫁姑の争いで悪いのは誰かといえば、怒っている方が悪いのである、精神的にもっと成長しないから、下らない争いに巻き込まれてしまったのである。人間関係をよくしたいなら、自分がもっと精神的に成長して、貰う側より与える側に立つことなのである。貰うよりも与えるものが多ければ人間関係はうまく行き出すのだ。姑に何も与えていないから、トラブル続きになってしまうのである。嫁姑の関係を良くする方法なんていくらでもあるのだ。

 義母と仲良くできれば、妊娠や出産や育児で、有り得ないような手助けをしてくれるようになるのだ。今まで違う家庭環境で育ってきたために、学ぶべきことはたくさんあるのだ。感謝を持って義母の手助けを受け入れるとともに、家事に関して学べる所があるならとっと学んでいこう。

 妊婦にとって義母との関係は、最大の難関である。これを乗り越えるためには、夫なくして乗り越えられないのだ。かといって、その難関を乗り越えるのは、自分自身の力によってなのだ。夫に感謝することはあっても、決して夫に泣きついたりしないことだ。夫にとっては、嫁も姑も両方とも大事なのである。どちらかを取ればと言われれば、嫁の方を取るが、かといって自分の母親を捨てるわけにはいかないのだ。どんな義母であったとしても、嫁は自分自身の力で乗り越えていくべきなのである。妊婦にとっては、この義母とも関係を乗り越えてしまえば、一人前の母親になることができるようになるのだ。

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