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特別研究リポート:「なぜ、健康な筈の妊婦が脳溢血死をしてしまったのか?」

●医者の減塩指導と脳溢血

 今年、陣痛直後に脳溢血を発症した妊婦が救急車で運ばれたにも拘わらず、病院を盥回しされた挙句に死亡するという事故が発生してしまった。これは単なる医療事故というよりは、医者たちの不作為の殺人事件に近い事故である。さすがに事は重大と見て、東京都の石原慎太郎都知事は迅速に動いて都立病院の改善を命じ、厚生労働省の舛添要一郎厚労大臣も迅速に動いて医師の数を増やすよう命令を下しだ。これら両名の決断は、何でも先送りにしてしまう国会議員たちよりは、遥かに素晴らしい行動であると評価を与えたい。

 だが、しかし、問題は、病院に当直医がいなかったとか、妊婦が盥回しにされたというものではなく、なぜ、健康な筈の妊婦が、脳溢血を発症したのかということである。増してや、医者の数が少ないということは問題なのではないのだ。老人が起こす脳溢血をなぜ若い妊婦が引き起こさなければならなかったかということである。

 結論を先に言えば、「医者たちの減塩指導こそが、脳溢血死を引き起こした」のである。医者が減塩指導などしなければ、妊婦は脳溢血を引き起こすということなどなかったのである。妊婦は妊娠のために大量の塩分を必要としているのだ。自分の生命の維持のために塩分を必要とするだけではなく、羊水を作るのにも塩分を必要とし、胎児の成長にも塩分を必要としているのだ。それなのに、医者から減塩指導を受けて塩分の摂取を控えてしまったら、体が異常を示し、脳溢血という現象で回答してきたにすぎないのだ。

 ほとんどの妊婦たちは医者からの減塩指導を当たり前のように思っているが、俺が展開する「自然的マタニティーライフ」では、やたらに天日塩の摂取を勧めているので、驚いている方々も多いと思う。しかし、俺は妊婦には塩分が必要だからこそ、医者tたちの通説に反して、敢えて自分の真っ当な意見を述べているのである。

 妊婦が医者の減塩指導で減塩してしまうと、まず腎臓を直撃して、腎臓は機能を低下させてしまう。腎臓は塩分があれば正常に作動してくれるのであるが、塩分がなければ機能を低下させてしまうのである。そのため、腎臓は全身に汚い水分しか供給できず、血液は血流が悪くなり、血液のドロドロ化が起こってしまうのだ。それゆえに、血液は血液内に塩分を集中的に入れて、その吸湿性によって血圧を高め、汚い水分や老廃物や毒素を送り流そうとするのである。これが高血圧の正体である。しかし、その状態で更に減塩指導が加えられると、血圧が低下してしまい、血管内では血栓できて、しかも血流が弱いので、いとも簡単に破裂して、脳溢血を引き起こしてしまうのだ。

 減塩指導に加えて、医者たちは妊婦たちに安静指導も行っており、そのために妊婦たちの筋力が低下し、特に下半身の衰弱が激しく、下半身の血液が上半身へ行ってしまい、脳溢血の危険性は最大レベルにまで高まってしまうのだ。陣痛という、どの妊婦でも血圧が高まる時期には、もう血管内はボロボロで、いつでも血栓によって血管が破裂するようになってしまっているのだ。

 医者たちの妊婦たちに対する減塩指導と安静指導こそが、妊婦たちに「脳溢血死」をもたらしたのだ!

●西洋医学と減塩

 減塩はもはや日本では当り前のことになっている。しかし、日本の医者たちが減塩運動を始めてから、脳溢血で死亡する人たちは減少していないのだ。それどころか寧ろ増加しているのだ。医者たちは明らかに誤った医学的指導を日本国民に対して遣り続けたのだ。

 日本の医者たちが減塩運動を展開しはじめたのは、アメリカのダール博士が日本で調査を行った研究論文が引き金になっており、日本で脳溢血や胃癌が多い地方は東北地方であり、これらの人々が塩辛い食事を摂取していることから、脳溢血や胃癌の原因を塩のせいにしたのである。この研究論文は、第二次世界大戦後に書かれており、戦勝国民の傲慢が満ち溢れており、この研究内容が事実がどうか徹底的な検証すら行ってないのだ。日本の医者たちは、このアメリカのインチキ医師にまんまと騙されたのだ。

 東北地方で塩辛い食事が多いのは、それは寒いからである。塩には保温効果があるので、塩分の強い食事を食べれば体を温めることができるのだ。それゆえ、塩の多さが脳溢血や胃癌には結び付かないのだ。東北地方で脳溢血が多かったのは、とにかく東北地方の住宅が寒いからである。しかも、東北地方の人々は冬になると、動かなくなるし、その上、大酒を飲むからである。だから、冬になるとバタバタと脳溢血で死んでいったのである。

 胃癌も塩分が原因ではなく、東北地方の人々は米どころに住んでいるために、大量に白米を食べるからなのである。この大量の白米が胃にこびりついて、胃を傷つけ疲労させてしまい、しかも、白米は体を酸性にさせるから、胃癌が発生しやすい状況になってしまうのだ。だから胃癌を発症してくるのだ。

 東北地方では脳溢血の発生率が減少したが、それは減塩指導によるものではないのだ。戦後、性能の高い温かい暖房器が普及して家の中が温かくなり、しかも、冬でもスポーツができる公共施設が作られ、冬でもスポーツをするようになったからなのである。それに経済的に豊かになったために、オカズが増え、それに対して白米の消費量が減少したからこそ、胃癌の発生率も下がったのである。

 西洋医学で減塩を進めるのは、それは塩分の消費の仕方が、日本とアメリカ人では違うからなのである。日本では古来より塩といえば「天日塩」を使ってきたが、アングロサクソンたちは「岩塩」を使ってきたのだ。岩塩は塩化ナトリウム99%以上の危険な塩で、これを摂取すれば腎臓を痛めてしまうのだ。しかし、天日塩には塩化ナトリウムだけでなく、ミネラル分も含まれているので、腎臓の機能を高めてくれるのだ。

 しかも。アングロサクソンたちは肉食が多く、この肉の中には、食べ物の中で最大量の塩分が含まれているのである。だから塩など摂取しなくてもいいのである。だが、岩塩を使うと肉の味が増すので、どうしても岩塩を使ってしまうのだ。だから、アングロサクソンたちは腎臓を傷めてしまい、それが原因で脳溢血や心筋梗塞や腎臓病や癌を発症してくるのである。アメリカ人たちの西洋医学はこういう食生活を土台に作られたから減塩指導は正当なのである。しかし、それを彼らとは食生活が違う日本人に当てはめられたら、日本人は健康になるどころか、死に至る病を発症してしまうことになるのだ。

●なぜ、和食は塩辛いのか?

 和食というものは、結構、塩辛いのだが、それはお米には塩化ナトリウムが少ないので、どうしてもオカズに塩分を多く使ってしまうのだ。小麦には塩化ナトリウムがちゃんと含まれているので、小麦を使うヨーロッパの料理は塩辛くないのだ。しかも、日本列島は、夏の高温多湿で非常に暑く、それゆえに大量に発汗するので、どうしても体だから塩分が流れ出てしまうのだ。更に冬はシベリア寒気団が南下してくるから非常に寒いく、保温効果のある塩を摂取しなければ、とてもこの日本列島で生存することはできないのだ。

 勿論、これだけ寒いのだから、肉食をすればいいのだが、仏教が朝鮮半島から伝来して日本に広まってしまったために、仏教の戒律の「肉食の禁止」が広まってしまったのだ。この仏教戒律は衝撃的で、それまでは古代の日本人も肉食をしていたのに、仏教伝来以降、急激に肉食が減ってしまったのだ。いかも仏教の肉食の禁止が衝撃的だったかが解る。  

 しかし、このために、日本人は冬の寒さに対応できなくなり、これは「北上の遅さ」にはっきりと現われて来る。大和朝廷は東北地方を日本武尊の頃から攻略しているのに、東北地方を完全に支配下におくのは平安時代までかかっているのである。北海道に至ってはもっと遅れてしまい、江戸時代にやっと進出でき、本格的な開拓が始まるのは明治維新以後である。肉食をしてこなかったというのが、これほどまでに領土拡大を遅らせたのである。

 日本国内でも長野県と福島県は異様な塩辛さを誇っている。これは長野県では海の魚が摂取できなかったためであり、福島県も沿岸部でない地域はやはり異様に塩辛くなっているのだ。これも仏教の肉食禁止がもたらした弊害で、インド人には肉食禁止はできても、日本ではできない証拠だといっていいだろう。

 ちなにみ、日本では未だに減塩運動が展開されているが、岩手県は日本で一番最初に減塩運動から離脱してしまった。減塩指導に従ったら、健康が悪くなったという人々が続出し、しかも、インポになる男性が増え始めたからだ。男性がインポになるのも、塩分不足が原因で、体内の塩分が不足してしまえば、若くて健康な男性だってインポになってしまうのだ。岩手県民は減塩運動の馬鹿らしさを身を以て解ったからこそ、減塩運動をやめてしまったのである。

●天日塩の偉大なる効果

 妊婦が妊娠中や出産時に脳溢血など起こしたくないのであるならば、きちんと塩分を摂取しよう。塩分といっても、化学塩や岩塩ではなく、日本人が古来より食してきた天日塩である。天日塩をきちんと摂取して腎臓の機能を高め、自分自身にもお腹の中の赤ちゃんにも適正な塩分と奇麗な水分を供給してあげよう。

 和食の単調な塩辛さを防止するためには、塩分の少ない白米をやめて、「押し麦入り玄米食」をするようにし、しかもこのご飯を炊く時に、必ず小匙1杯の天日塩を入れることだ。これをするだけで、オカズを塩辛くしなくて済むのだ。塩辛い食事が好きな人は本当に塩辛くしていくので、舌が馬鹿になってしまうのだ。

 医者たちの減塩指導などに騙されないで、天日塩の偉大なる効果に気づくことだ。天日塩は腎臓を強化してくれるし、羊水を作ることにも貢献し、胎児の成長にも必要不可欠の物質なのだ。しかも、出産時の排出力の強化にも役立ち、天日塩をちゃんと摂取していれば、安産になる確率が高まるのだ。

 天日塩は過剰に摂取したとしても、過剰な分はちゃんと小便で排出されるのだ。化学塩ではこうはいかず、腎臓が機能してくれないので、体内に蓄積してしまうのだ。僅かなミネラル分がこうまでも人間の健康を左右してくるのである。医者たちの浅はかな知識より、ご先祖様の知恵を大切した方がいいのだ。

 なお、妊娠中に医者から減塩指導を受けて塩分摂取を減らしてきた妊婦は、体内が塩分不足に陥り、しかも汚い水分が蓄積されているので、これらを解消することが先決となる。まずは、朝起きたら、「天日塩入り根昆布湯」を飲み、天日塩を補給してあげることだ。そして、朝食に「キュウリの塩揉み」や「キュウリの糠漬け」を食べることだ。キュウリには利尿作用があるので、これで体内の汚い水分を排出してしまうのだ。朝食後はとにかく動いて、尿意が来たら小便をするようにしよう。そうすれば体内の汚い水分を排出でき、脳溢血の危険性はまったくなくなるのだ。

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コメント

 今年の7月27日、「元モーニング娘。」のメンバーの飯田圭織さんの長男が生後6ヵ月で夭折されてしまったそうで、ご冥福をお祈り申し上げます。

 この赤ちゃんは生後直後から腎臓を患っており、慢性腎不全のために死去したということです。
 これも妊娠中に、飯田圭織さんが医者から減塩指導を受けてしまったために、赤ちゃんに塩分が不足してしまい、そのために赤ちゃんの腎臓が生育せず、出生直後から赤ちゃんの腎機能が低下し、腎不全を起こし死亡してしまったのです。
 これも医者の減塩指導を受けたからこそ、腎不全を発症して死亡してしまった事件です。

 減塩はほんとうに恐ろしい結果を引き起こすので、自分が生きたければ、更に自分の赤ちゃんの命を守りたいのであるならば、絶対に医者の減塩指導を拒否することです。

 塩が危険なのではなく、医者の誤った医学的指導こそが危険なんです!

投稿: タマティー | 2008年11月29日 (土) 10時59分

はじめまして。某所にこちらのリンクが張られており、
その内容に驚きましたがコメントさせて頂きます。

>俺が展開する「自然的マタニティーライフ」
を是非自己完結して頂きたいと思います。
ブログ主様が担当されている患者様に何が起こって
もです。ここまで、医師や医学を否定しておいて
困った時は「医者と医学」に頼るのは失礼な話だと
思いますし、尻拭いさせられる病院や医療従事者も
たまったものではないでしょう。
周産期の病気等での急変で亡くなる事も「自然」な
ことですものね。
でもブログ主様の担当の妊婦さんは「塩」さえ与えて
おけば安産になる様ですので要らぬ心配ですね。
失礼致しました。

投稿: 一般人 | 2008年12月 2日 (火) 00時57分

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