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2008年12月

早期胎盤剥離 ~妊娠中毒症の慣れの果て~

●早期胎盤剥離の恐怖

 陣痛が始まると、すぐさま出産できるわけではなく、徐々に子宮口が開いていき、時間をかけてゆっくりと出産していく。現代のスピード感ある生活に慣れきってしまうと、この出産のテンポの遅さは、なんともまどろっこしいものなのだ。しかし、そういうまどろっこしさを吹き飛ばしてくれるエキサイティングな出産の仕方がある。それが「早期胎盤剥離」だ。

 早期胎盤剥離が始まると、突然に下腹部に激しい痛みが生じ、その激しい痛みのために顔が真っ青になる。そして股間から大出血してしまうのだ。伴に連れ添った夫は、まさか自分の妻が股間から大量出血するとはまったく思っていなかったので、ビックリ仰天してしまう。この早期胎盤剥離の妊婦は、大抵、救急車で病院へと運ばれる羽目になる。

 早期胎盤剥離だと、当然、出産は難産になってしまうし、医者は妊婦の足元につけこんで帝王切開手術へと持っていこうとする。大量出血の後に、帝王切開手術を受ければ、二重に体の負担がかかってしまうので、産後の肥立ちが物凄く悪く、体力が著しく低下した状態で育児を開始をしなければならなくなってしまうのだ。

 また、早期胎盤剥離は、赤ちゃんにとっても危険な状況になってしまう。通常の出産では胎盤は最後に出てくるのだが、早期胎盤剥離だと最初に胎盤が出てきてしまうので、赤ちゃんは呼吸ができなくなり、酸欠になってしまい、脳に損害を受けてしまうのだ。赤ちゃんは子宮から産道を通って外界に出てくる時、瞬間的に脳を大きくさせる成長を行うので、この間に胎盤から酸素が送り込まなければ、脳を大きくさせることができないのだ。

 早期胎盤剥離は、最悪の場合は、赤ちゃんを死産させてしまうし、赤ちゃんの脳に障害をもたらす危険性が飛躍的に高まるのだ。帝王切開手術で取り出しても、長らく酸欠状態にあったし、酸素不足で脳を大きくすることができなかったので、頭が小さく、知能の発達が著しく遅くなってしまうのだ。

●妊娠中毒症から来る早期胎盤剥離

 早期胎盤剥離は突然に起こるが、突然にやってくるものではない。早期胎盤剥離は、妊娠中毒症から来る症状なのである。妊娠中毒症が恐ろしいのは、ムクミや高血圧や尿蛋白などではなく、出産における妊婦の体力が著しく低下しているので、異常出産を引き起こしやすく、早期胎盤剥離もその流れで出てくるものなのである。いわば、早期胎盤剥離は妊娠中毒症の慣れの果てなのである。

 医者の安静指導こそが、妊娠中毒症を引き起こすのであり、医者の安静指導こそが、早期胎盤剥離を引き起こすのである。病人であるならば安静にさせるという医学的指導は正しいものである。しかし、妊娠は病気ではないし、妊婦も病人ではないのだ。それなのに安静指導を行えば、健康な妊婦でも体のどこかに異常が出てくるのは当然なのだ。

 妊娠中に安静しているのではなく、可能な限り体を動かすことが早期胎盤剥離という異常な出産を防止することができるのである。事実、胎盤早期剥離というのは、助産院に通う妊婦にはほとんど発生しない。理由は助産婦たちが妊婦たちに妊娠中といえども体を動かすように促すからである。

 妊娠の結果というのは、出産時にモロに出てくるのだ。妊娠から出産まで10月10日ある。その長い期間に安静にしていて、体を鍛えていなかったら、出産が異常になってしまうのは当然なのだ。早期胎盤剥離という症状だけを見るのではなく、どうして早期胎盤剥離が起こったかということに注目すべきなのだ。

 だからこそ、早期胎盤剥離の対策は、実は妊娠中毒症を引き起こさないということなのである。早期胎盤剥離をどうにかするよりも、妊娠中毒症を治す方が先決なのだ。妊娠中毒症を発生させなければ、早期胎盤剥離になる可能性は急激に低下していく。体にムクミや高血圧や蛋白尿が出始めたら、体を動かし、筋肉量を増やし、排便排尿を盛んに行えばいいのだ。

●早期胎盤剥離には予兆がある、

 早期胎盤剥離は突然に激しい痛みから始まるが、早期胎盤剥離は突然にはやってこない。予兆は妊娠中毒症とまったく同じである。臨月に入った段階で、運動不足による「ムクミ」や「高血圧」や「尿蛋白」が出てきたら、出産時に早期胎盤剥離になる可能性が高くなるのだ。

 特に臨月時での尿は必ず見ておくべきで、異常出産をする妊婦の多くは、糖尿を出しているのだ。小便をして泡立つようだったら、すぐさま対策を打った方がいい。但し、朝一番目の小便は健康な妊婦でも泡立つことがあるので気にしないことだ。危険な糖尿は、1日に何度小便をしても、尿が泡立ってしまう尿である。

 糖尿が連続して出てくるなら、早期胎盤剥離になる可能性が高いとみるべきであり、まずは、妊娠中毒症を治すべきなのだ。とにかく体を動かして、体内の糖分を燃焼させることだ。もっとも糖分を燃焼させるのは水泳なので、泳ぎまくることだ。2時間から3時間の間、泳ぎ続けていれば、体内の糖分は燃焼され、糖尿が出てくることはなくなる。

 そして、1日1時間以上のウォーキングや週3日程度の筋肉トレーニングを欠かさないことだ。一気に体を動かして妊娠中毒症を治すのではなく、日々コツコツと体を動かして、妊娠中毒症を治していくことだ。そうすれば、体内の血流は良くなり、体温も上昇し、金に気量も増加するので、妊娠中毒症を再発しなくなるのだ。

 出産が近づくと、頻尿になるので、尿意を感じた時は、必ず小便にいくことだ。妊婦の頻尿は出産に向けて体内の水分調整を行っているので、妊婦が小便に行ってくれないと、不要な水分が体内でダブつくことになり、それが妊娠中毒症になり、早期胎盤剥離へと繋がっていくのだ。

●出産間近の早期胎盤剥離の予防策 ~臨月でも体を動かすべし~

 妊娠中に妊娠中毒症を起こしている妊婦は、早期胎盤剥離になる可能性が高いので、臨月に入ったら、特に体を動かして、小便をしまくることだ。早期胎盤剥離になったら、医者になんとかしてもらおうとは決して思わないことだ。現在の医学では、早期胎盤剥離に対する有効な手段はないのだ。医者たちは、ただ帝王切開手術でこの早期胎盤剥離を乗り切ろうとしているだけなのだ。早期胎盤剥離は医者の安静指導によって始まり、医者の帝王切開手術で終わるというだけのものなのだ。

 臨月に入ったらテレビなど一切見ないで、体を動かしまくることだ。女性はテレビを見ると体を動かさなくなるので、早期胎盤剥離の危険性が高まってしまうのだ。特に妊娠中、仕事をしていて、臨月に入って産休を取ったような妊婦は、産休中にのんびりと休んでしまうことがあるので、決して休まないようにすることだ。産休中だからこそ、家事に精を出し、体を動かしまくって、早期胎盤剥離が起きないようにすることだ。

 人間の基本の動作はウォーキングなので、臨月になったらウォーキングをすることを決して忘れないことだ。大雨や大雪ではさすがにウォーキングを控えるべきだが、それ以外の天候ではウォーキングを続けることだ。歩けば歩くほど、早期胎盤剥離は遠のいていくのだ。天候悪化のために外出できない時は、家の中をウロウロするなりして、体を動かすことを決してやめないことだ。

 臨月でのスクワットは、早期胎盤剥離の予防に物凄く効果があるので、1日1000回し続ければ、早期胎盤剥離など起きることができなくなるのだ。スクワットはいきなり1000回も行うのではなく、妊娠中に徐々に回数を増やしていけばいいのだ。スクワットは安産スッポン運動のついでにやってしまえば、スクワットをやったことと同じことになるのだ。陣痛が始まっても、スクワットをして体を動かし続けろ。そうすれば早期胎盤剥離は起きないし、子宮口も早く開いてくれるので、出産も非常に楽になるのだ。

 万が一、早期胎盤剥離になったとしても、ちゃんと出産できるのだ。勿論、出産のリスクは非常に高くなるが。妊婦生活で何をやったかの結果は、出産時において正直に現われてくるので、早期胎盤剥離などにならないように、妊婦生活ではダラダラとせず、テキパキと動いて家事やスポーツで汗を流していくことだ。

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軟産道未熟型難産 ~腰の細い女性は難産に気をつけて~

●都市生活が産んだ軟産道未熟型難産

 出産時に帝王切開など必要ない。帝王切開手術の99%以上は、医者が昼間に出産を終えておきたいという、個人的な要求から行われるものなのだ。しかし、それほど不要な帝王切開手術でも、帝王切開手術で唯一必要となるのが、「軟産道未熟型難産」を引き起こしてくる妊婦たちの出産である。

①腰が細く、妊娠中に足腰を鍛えていない妊婦

 「軟産道未熟型難産」というのは、難しいような用語に聞こえるが、要は、妊婦の中でも腰が細く、しかも、妊娠中に足腰を鍛えていない妊婦が引き越してしまう難産なのだ。腰が細くて、ただでさえ赤ちゃんが産道を通りにくいのに、妊娠中に足腰を鍛えていないために、出産に耐えられるだけの体力がなく、そのために難産になってしまい、しかも、赤ちゃんが産道を通ることができないという難産になってしまうのだ。そのために、こういう妊婦にだけは帝王切開手術が必要となってくるのだ。

②腰が細く、X脚の妊婦

 もうひとつ「軟産道未熟型難産」を引き起こす妊婦のタイプは、腰が細く、足がX脚の妊婦である。この手の妊婦は、通常の女性たちよりも身長が高く、常に猫背をしているのだ。そのためいつも前屈みの姿勢でいるので、足元がハの字の形になっていて、爪先に体重をかけず、踵に体重がかかっている状態になっているのだ。この生活を続けてきたために、子宮が子宮後屈になってしまい、産道の距離が通常の女性よりも長く、しかも、非常に狭いのだ。だからこそ、お腹の赤ちゃんが出て来れなくなってしまい、帝王切開手術が必要となってくるのだ。

 「軟産道未熟型難産」を引き起こすような妊婦は、妊娠発覚当初から解っているので、助産院に行ったら、必ず助産婦から改善策を施される筈だ。助産院では帝王切開手術ができないので、この手の妊婦には、妊娠中に足腰を鍛えさせて、帝王切開手術をしないで産まざるえないのだ。

 しかし、病院に行ってしまうと、この手の妊婦は帝王切開手術を必要としてくれる貴重な妊婦でなるために、妊娠中になんの指導もせず、それどころか安静指導を行って確実に「軟産道未熟型難産」になってくれるように仕向けるのだ。この部分は、助産院と病院の違いがはっきりと解る箇所なのだ。

軟産道未熟型難産の原因

①都会生まれで都会育ち

 「軟産道未熟型難産」の原因は、その女性が都会生まれの都会育ちであるということである。農村や漁村、林業や酪農業を営んでいる家庭で育ってきた女性たちに、こうまで腰が細くなる女性たちは絶対に生まれ育ってこない。都会だからこそ足腰を鍛えておらず、それどころかファッションモデルの姿を見て憧れて、更に腰を細くして、美しくなろうとし続けてきたからこそ、腰がより狭まってしまったのである。

②生活で足腰を使っていない

 「軟産道未熟型難産」を引き起こしてくる妊婦は、日頃から生活で足腰を使っていないのだ。そのためにまったくといっていいほど足腰が発達していないのだ。生活が余りにも便利になってしまったために、家事ですら敢えて足腰を使わないし、それなのに、外食の回数が多いから、足腰をまったく使っていないのだ。

③異常な座り方

 「軟産道未熟型難産」を引き起こしてくる妊婦は、異常な座り方をしているのである。椅子に座る時には、腰を立てず、腰を斜めにし、猫背になるような座り方をするので、骨盤が変形してしまっているのである。しかも、床に座る時は、正座をせずに「アヒル座り」をしてしまい、そのためにX脚になり、産道が狭まってしまうのだ。

④運動不足

 腰が細くてあっても、妊娠中に足腰を鍛えれば、「軟産道未熟型難産」にはならない。しかし、妊娠中になんら運動をしてこなっかたために、産道が狭まった状態のままになってしまい、そのために、「軟産道未熟型難産」になってしまうのだ。腰が細いからといっても、必ずしも「軟産道未熟型難産」にはならないのだ。

⑤足を組んでいると、骨盤がずれ、産道が狭まってしまう

 基本的には病気を何一つせず健康なのに、どうも腰痛がしたり、肩コリがひどかったり、頭痛がするというような女性は、いつも足を組んで座る習慣が身についているので、骨盤がずれてしまい、産道が狭まった状態になってしまい、「軟産道未熟型難産」になってしまうのだ。

軟産道未熟型難産は確実に難産が予想される

 「軟産道未熟型難産」を引き起こしてくる女性たちは、人類の歴史で、人類の体が想定していないような生き方をしているのだ。人類の歴史の中で、女性の骨盤がここまで、狭まるとは想定していなかったのだ。人類の歴史というのは、人類がいかに繁殖してきたかの歴史である。女性が赤ちゃんを自然分娩で産めなくなるという体が、もはや人類の歴史の中で異常事態なのだ。

 出生率の低さや少子化の問題が、マスコミでは何か政府が育児支援をしていないからという方向で報道がなされているのだが、出生率の低さや少子化の原因は、女性の体がもはや出産できる状態になっていないこそが原因なのだ。女性の骨盤がしっかりと発達していれば、その女性は年頃になれば結婚し、妊娠し、出産しようとするのだ。

 しかし、女性が大人になっても、正常に出産できるよう骨盤が発達していなければ、政府がどんなに育児支援をした所で、決して子供を産もうとしないのだ。骨盤が細いために、赤ちゃんが産道を出られないのだ。確実に難産が予想され、しかも、赤ちゃんが産道を通れないほどの難産なのだ。だから、帝王切開手術で産まざるを得なくなり、そのために、産みの喜びなど、まったく感じられないのだ。

 あなたが日本の都市部と地方を見比べてみればいいのだ。いかに都市で生活している女性たちの足腰に筋肉がついていないかが解る筈だ。実際に都市部で開業する整体師たちは悲鳴を発しており、最近の女性たちは、成人しているのに、骨盤自体が小学生や中学生レベルの骨盤しかしていないというのだ。これでは赤ちゃんを産む環境が整っていないから産まないということではなくて、女性の体が赤ちゃんを産める体になっていないからこそ、産まないのだ。

 骨盤が発達していない女性に無理矢理に出産させても、骨盤が発達していないために、出産後に急速に老化してしまうのだ。骨盤は血液を製造している器官なので、骨盤が発達してくれなければ、充分な血液を製造してくれなくなり、出産後に急速に老化してしまうようになるのだ。

軟産道未熟型難産の予防の仕方

 出産時に 「軟産道未熟型難産」を引き起こしてくる女性は、妊娠発覚当初から解っている。骨盤が発達していないのだから、臨月までに徹底して足腰を鍛えることだ。妊娠中に足腰を消えて行けば、確実に足腰が出産に耐えられるように発達して、帝王切開手術でなく自然分娩でちゃんと産めるのだ。

①腰パワーアップ運動

 腰パワーアップ運動とは、足腰を鍛え、足腰をパワーアップさせる運動である。遣り方は、スクワットを10回してから、寝転がり、両足の足の裏をくっつけて、腰のあたりまで持ってきて、それを両手で抱えて、更に前方に持っていくのである。そのままの姿勢で、深呼吸をし、息を吐ききったら、両手を離し、足を元の位置に戻すのだ。これを何度も繰り返していくと、無理なく骨盤を開かせることになり、産道が大きくなっていくのだ。

②四股を踏む

 四股を踏む動作も足腰を鍛えることになる。テレビを見ている時など、ただ座ってテレビを見ているのではなく、四股を踏んで、その場で腰の上げ下ろしをやったり、腰を捻ってストレッチを行ったりすればいい。足腰の筋肉が手に取るように鍛えられるし、ストレッチもできて、出産し易い体に変えていくことができるのだ。

③階段の駆け上がり

 腰の細い女性は、腰が細いだけでなく、足自体にも筋肉がついていないので、階段の駆け上がりを行って、足に筋肉をつけていくことだ。自宅から近い所に階段があるなら、そこに行って、階段を駆け上がればいいのだ。腰の細い女性は、階段を駆け上がるだけの筋肉がついていないので、これを繰り返していけば、足にしっかりと筋肉がついてくるのだ。

④ウンコ座りで歩く

 原っぱにいって、ウンコ座りをし、手で踵を持って、その姿で歩くのだ。こうすると、股間の筋肉が最大限につき、そのために産道が充分に鍛えられ、赤ちゃんが出やすいようになるのだ。このウンコ座りで歩くトレーニングは、臨月になったら特に強化して続けた方がいい。そうすれば出産時に踏ん張りが効く体にすることができるのだ。

⑤肉体労働を行う

 「軟産道未熟型難産」は筋肉トレーニングだけで防止するのではなく、家事や仕事で体を使って体を鍛えていくことによって防止した方がいい。家事も仕事も体を使う作業は自分から積極的に行い、家事や仕事をしながら体を鍛えていけば、「軟産道未熟型難産」を予防することができるのだ。

 また、家庭菜園を持って農業をしてもみたり、牧場に行って酪農を手伝ってみたり、手打ちウドンや手打ち蕎麦を作ってみたりして、足腰を鍛える作業を繰り返していくことだ。夫婦で行えば、楽しみながら、自分の足腰を鍛えていくことができるのだ。「軟産道未熟型難産」はそれだけ日頃から足腰を使っていないだけのことなのだから、出産までに足腰を鍛えていけば、ちゃんと無事に自然分娩することができるようになるのだ。

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妊婦の見えざる敵「ストレス」 ~ストレスが妊婦をダメにする~

●妊婦のストレスは、胎児にとってもストレスなのだ

 妊娠の悲劇は、物理的要因から始まるものもあるが、精神的要因から始まるものもある。妊婦はストレスにもっとも弱い存在なのだ。妊娠中のストレスは、妊婦をダメにしてしまうのだ。通常なら防げる病気であったとしても、妊婦がストレスを抱えていては、それを防ぐことができないのだ。

 妊婦のストレスは、自分一人だけが感じているのではない。妊婦がストレスを感じれば、胎児もストレスを感じてしまい、しかも、胎児にとっては母親の3倍以上ものストレスがかかってしまうのだ。妊婦が耐えられるストレスであったとしても、胎児にとっては耐えられないストレスになってしまうこともあるのだ。

 人類は文明以前は狩猟採集経済を営んでいたので、それほど密集して住むことはなかった。しかし、農耕を開始し、密集して住むようになると、人間が本来、処理できるであろうストレス以上のストレスがかかった生活を送らざるを得なくなってしまったのだ。人間が他の動物に比べて妊娠率の異様な低さ、流産率の異様な高さ、身体障害者を出生する率の異様な高さは、このストレスなくして考えられないのだ。

 動物というのはどこの世界でも、自分の子孫を増やそうと、激しい生存競争を戦っている。それなのに、人類の中には、自らの意志で子孫を残そうとしない人々が出てくるのだ。しかも、それは農村や漁村ではなくて、都市部で暮らし、しかも、高等教育を受け、裕福な生活を営んでいる人々に限って起こるのだ。自分の意志で絶滅を敢えて選んでいるのである。

 人間は脳を巨大化させて進化したために、人間が生きていく以上のことを考えてしまうと、抱え込まなくていいストレスを抱え込んでしまい、動物としての本能が弱ってしまい、子孫を作らなかったりしてしまうのだ。人々は自分の知能を高くしようと躍起になるが、その知能に応じて、ストレスの対処法を身につけないと、そのストレスで自分が押し潰されてしまうのだ。

 農業や漁業や酪農を営みながら、のんびりと暮していれば、流産を発生させることも、身体障害者を産んでしまうこともないであろう。折角、お腹を痛めて生んだ我が子に、児童虐待を働くということもないだろう。ストレスを決して甘く見てはならないのだ。人間として知能を高くし、文明生活というストレスのかかる生活をしている以上、ストレスの対処の仕方を覚えておかないと、妊娠の悲劇はいくらでも起こってくるのだ。

●家庭内の平安こそ、ストレスを最大限に防ぐ

 妊婦にとって、最大の幸福の発生源でありながら、最大のストレスの発生源が、夫婦関係である。夫婦関係こそ、妊婦の幸福も不幸も決定させてしまうものなのだ。妊娠の悲劇を起こしてしまう妊婦たちの多くは、物理的要因が引き起こしたといえども、夫婦の関係になんらかの問題があった妊婦たちなのだ。夫婦の関係さえしっかりとしていれば、その妊婦に問題が発生しようとも、夫婦が力を合わせれば、乗り越えていけるものばかりなのだ。

 妊婦にとってだけではなく、既婚女性にとって、夫婦の関係を良好にしておくということは、絶対にしておいた方がいい。マスコミでは夫婦の関係が破綻している夫婦の情報ばかり出してくるので、決してマスコミに騙されないことだ。人間は他人の不幸を面白がる悪い性癖をもっているので、決してそれに同調しないことだ。離婚率がどんなに最高値をマークしようが、幸せな結婚を営んでいる夫婦は確実にちゃんと存在しているのだ。

 朝起きたらダラダラしているのではなく、身嗜みを整えて、きちんとした挨拶を交わすことだ。夫婦といえども、礼儀が必要であり、こういう最低限の礼儀を怠っていると、夫婦の関係は悪化していくものなのだ。朝の第一印象こそが、その日の夫婦関係を決定づけてしまうのだ。

 そして、夫が仕事が帰ってきたら、自分の話をしまくるのではなく、夫の話を聞くようにしてあげることだ。男性は女性よりも言語能力が発達していないので、女性が一方的に喋りまくってしまうと、夫婦の会話が一切なくなってしまうのだ。自分に話たいことがあるなら、夫が喋り終えてから話せばいいのだ。

 もしも、夫が出張で家に帰ってこない場合、どんなことがあっても、1日に1度は電話で連絡を取りあうことだ。こういう時はメールで遣り取りするのではなく、ちゃんと生の声を聞くことだ。こういう作業はお金もかかるし、時間もかかるものだ。しかし、夫婦が互いに無事を確認し合うことで、脳の内部が快感を覚え、明日からの夫婦関係を更に良好にしていこうとするのだ。

●愚かな嫁ほど嫁姑関係で揉める

 嫁姑関係は、既婚女性にとって争いの定番になってしまっているが、それは既婚女性が嫁姑の関係の構築の仕方を習得しようとしないからである。嫁姑の問題は、それが単独で存在しているのではないのだ。嫁姑問題は夫婦問題と深い関係にあるのだ。夫との関係が巧くいっていなければ、姑との関係も悪化してくるのだ。だから、嫁姑問題で激怒するのではなく、まずは夫婦の関係を改善して良好にしていくのだ。

 そして、夫婦の関係を良好にしたら、姑に対して、自分の夫を産み育ててくれたことに感謝することだ。これは自分の口から直に言うか、文字で書き現して、きちんと伝えることだ。母親というものは、子供を産み育てからといって、他人から感謝されることはないのだ。それは母親ならして当り前のことだからだ。でも、20年の歳月をかけて育ててきた以上、誰かに感謝してほしいものなのだ。それを自分の息子の嫁から聞かされれば、非常に嬉しいのだ。

 更に、親子の間柄といえども、きちんと贈り物をすることだ。新婚当初は経済的にも苦しいのだが、こういう時期でも両親への贈り物を欠かさないことだ。両親も自分たちが結婚をしてきた以上、新婚当初の経済状況の悪さは解っているのだ。そういう時期に自分たちに誠意を見せてくれたということに、非常に感激するのだ。

 その上で、姑に妊娠や出産や育児で聞くべきことはちゃんと聞くことだ。人間は他人から物を尋ねられれば、それだけで嬉しいものなのだ。嫁にとっても、姑に物を尋ねることで、その情報を得られるだけではなく、話すことで、嫁と姑の仲をよくしていくことができる絶好のチャンスなのだ。

 こうやっていけば、どんな嫁であったとしても、嫁姑関係を良好に保つことができるのだ。だから、逆にいえば、愚かな嫁ほど、嫁姑で揉めるのだ。愚かな人々の意見を採用した所で、自分が幸せになることはできないのだ。幸せになるには、ちゃんと手順があり、その手順を踏んで行けば、ちゃんと幸せになることができるのだ。結婚したら冷静になって幸せになる方法を探すべきであり、不幸の渦中にいる女性たちの意見は絶対に採用しないことだ。

●交友関係

 結婚すれば付き合う友達は変わっていく。自分が妊娠すれば付き合う友達は変わっていく。出産すれば付き合う友達は変わっていく。これは仕方のないことなのだ。自分が精神的に成長していけば、それに応じて付き合う友達も変わってくるのだ。結婚しても、妊娠しても、出産しても、自分が付き合う友達が変わらなければ、それは自分自身が成長していないといことなのだ。

 結婚式を挙げた時は、テンヤワンヤなので余りその変化が解らないが、妊娠すると、良く解るのが友情の大切さなのだ。妊娠したら、ちゃんと祝福してくれる友達や、祝いの品をもってくる友達や、妊娠での注意点を教えてくれる友達もいれば、こっちが妊娠して目出度い気分でいるのに、出産の過酷さを言ってきたり、育児の大変さを言ってくる友達もいるのだ。

 妊娠するだけで、友達の精神レベルが解ってくるのだ。可能な限り、妊娠や出産や育児を幸せになれるものと考えている友達との友情を深めていき、妊娠や出産や育児を不幸と捉えている友達を避けていくべきなのだ。人間はすべての人々と仲良くする必要性などないのだ。自分が幸せになれるように交友関係を再編成していけばいいのだ。

 結婚したら、これだけは覚えておいた方がいいかもしれない。自分が結婚してしまった以上、独身を貫く女性とは、もはや仲良くなれないのだ。結婚を拒否する女性というのは、精神レベルが非常に低いものなのだ。結婚してしまえば、妊娠や出産や育児を中心に考えざるを得なくなり、自然と既婚女性との友人が多くなっていくのは当然なのだ。いくら結婚する前に友人だったからといって、結婚を拒否する女性と無理して仲良くすることなどないのだ。

 付き合う友達が変わっていくというのは、自分が精神的に成長している証なのだ。どんなに昔、仲良くっても、自分が成長し、相手が成長してくれなければ、友情を維持することは不可能になっていくのだ。壊れた友情を修復するよりも、妊娠や出産や育児を通じて知り合った女性たちと、新たな友情を育んでいけばいいのだ。

●仕事関係

 世の中には有難迷惑ということに、たびたび出会ってしまう。特に妊娠中は、妊娠のことを気遣ってくれるのは嬉しいけど、妊娠していると言っても、仕事ができなくなってしまうわけではないのだ。それなのに、妊娠したからという理由で、重要な仕事から外されてしまうことがあるのだ。こういうことをするのは、男性の上司よりも、自分が妊娠したことのない女性の上司の方が圧倒的に多いのだ。

 妊娠したからといって、仕事ができないわけではない。ちゃんと仕事はできるのだ。妊娠の前半はお腹が膨らむこともないので、仕事に差し障りがあるのではないのだ。せいぜい、ツワリがある程度なのである。ツワリをした所で、仕事に何か支障をきたすということはまずないのだ。

 妊娠したからといって、自分の仕事をはずすことをしてくる女性は、自分に嫉妬していると思った方がいい。結婚とか、妊娠とか、出産とか、目出度いことがある時こそ、他人の自分への態度が明確になってくるのだ。妊娠して職場の同僚から足を掬われないように、日頃から仲良くしておくことだ。同僚への悪口を日頃から言っていると、こういう時に思わぬ攻撃を受けてしまうのだ。

 また、臨月を迎えて産休を取る場合は、この産休を気に退職に持っていかれることがないようにしておくべきだ。産休は法的に保障された権利なので、この権利を行使しても、法的にはなんの問題がないのだ。日頃から「勤務態度が悪い」「上司の悪口を言う」「上司の命令の聞かない」といった問題ある社員だと、この産休を機会に退職に追い込まれるので、日頃から真面目に仕事に取り組むことだ。

 産休中は長期間にわたって自分が出勤してこないので、部下のいる役職に就いている女性は、身重になる前に権限を委譲しておくことだ、産休する直前に権限を委譲されても、その人は他の役職もあるので、いきなりできるわけがないのだ。妊娠6ヵ月を過ぎた辺りから、産休中に権限を委譲する相手に、自分の権限の内容と行使の仕方を教えておき、産休に入ったら、すぐさま差し障りなく業務を遂行できるようにしておいた方がいい。また、産休明けには、その人に夕食を奢るなどして、苦労をねぎらうことを決して忘れないことだ。

●妊婦にとっての最悪の敵「フェミニスト」

 妊婦にとって、最大のストレス源になるのが、フェミニストの存在である。フェミニストたちは結婚や妊娠を罪悪と考えているので、とにかく、結婚を始め、妊娠や出産や育児に対して、否定的な言動をしまくってくるのだ。フェミニストたちは女性の地位を向上させるといいながら、女性としてもっとも大事な結婚や妊娠や出産や育児を否定してくるのだ。フェミニストたちの意見は、どんなに美辞麗句を並べようとも、絶対に女性の地位を向上させることはないのだ。

 現在の日本では先進国の中でもフェミニストたちの率が多く、テレビや新聞や雑誌にフェミニストたちが跳梁跋扈しているのだ。それゆえに、フェミニストたちの意見が通り易く、既婚女性たちにとっては危険きわまりないものなのだ。フェミニストたちの意見を聞くたびに激怒していたら、幸せな家庭生活など有り得ないからだ。

 テレビや新聞や雑誌を見る時の注意点としては、フェミニストの意見は絶対に聞かないことだ。フェミニストがやたらと出てくるテレビ番組は見ないようにし、フェミニストたちの意見を評価している新聞や雑誌の購入は直ちに中止することだ。そして、何か発言している女性がいるなら、その意見そのものよりも、その女性が結婚して、子供がいるかを確認すべきだ。結婚して、子供がいて、幸せにして暮らしている女性なら、そうピントがはずれた意見を言ってこないからだ。

 フェミニズムというのは、決して女性の権利を高めるイデロギーではないのだ。大学を卒業したにも拘わらず、自立できない女性が、国家権力の力を借りて、強制的に自立しようというイデオロギーなのだ。そういう全体主義社会実現のために、結婚もせず、妊娠も出産も育児もしないで、日本人女性や日本人男性を罵倒し続け、政治の悪口を言いまくって、体制を転覆させる邪悪な思想なのである。

 既婚女性たちにとって、女性として自立はもう終わったのである。女性として自立できたからこそ、次の段階である女性としての独立へと向かったのである。女性が独立するとは、結婚して子供を作っていくということである。結婚というのは、自立ができない女性にはできないし、無理矢理に結婚しても離婚してしまうだけなのだ。

 フェミニストが女性だからと言って、その女性が正しいことを言っているわけではないのだ。女性というのは、結婚せず、子供を産み育てなければ、幼稚きわまりない意見しか言えないものなのだ。それほど、女性にとって結婚や妊娠や出産や育児は、非常に大切な通過儀礼なのである。女性はこの通過儀礼を経たからこそ、まともな考えを持つことができるし、まともな行動を起こせることができるようになるのだ。

●人間は変わっていくからこそ、無限に成長できる

人間はすべての人たちと仲良くできるわけではない。自分の精神レベルで出会ってしまう人々が決定してくるのだ。自分が結婚して妊娠したのに、女性として自立すらできていないフェミニストたちと仲良くできるわけないのだ。自分が結婚してしまえば、徐々に独身女性とは距離が出来始めるのは当然なのだ。

 だからこそ、人生における経験値の大切さが大事なのだ。人間は低い段階から一気に高い段階に飛びあがっていくのではなく、徐々にでしか上昇していけないのだ。子供の頃は男女一緒に遊んでいても、女の子に初潮が来れば、女の子同士で固まろうとし、女性同士の友情を深め、高校生の頃にやっと親友が出来始める。10代に親友をきちんと作っておかなければ、今後、親友を作ることはできないし、ただ単に仲良くなった友達を親友といってしまい、深い友情を築くことのできない女性になってしまうだけなのだ。

 親友と深い友情を築き上げていなければ、その後、男性と恋愛しても巧く行かないし、結婚しても巧く行かないのだ。女性同士の友情にだって、至る所で問題が発生し始めるのだ。通常の女性に対してすら揉めているなら、嫁姑の関係だって揉める筈である。結婚してから人間関係で揉める既婚女性は、その夫婦関係や嫁姑関係だけが問題ではないのである。問題はその既婚女性の人生そのものにあるのである。

 人間関係にだって「心技体」が必要なのである。可能な限り自分の精神レベルを向上させ、自分の心をポジティブモードにしておけば、人間関係は良好になっていくのである。対人関係の交際も、親しくはすべきだが、慣れ慣れしくはしないようにすべきだし、かといって疎遠にならないようにすべきなのだ。1度、信頼関係ができあがれば、余程のことがない限り、その信用を破壊するようなことはしてはらないのだ。そして、人間関係を維持するには体力が必要なので、健康に気を遣い、スポーツをして体を鍛えておけば、楽しい友情を育むことができることであろう。

 逆にいえば、自分の心がネガティブモードであるならば、人間関係でが揉めまくるし、対人テクニックがなければ、要らぬトラブルを抱え込んでしまうし、体力がなければ、どんなに素晴らしい相手に対しても、人間関係を破壊してしまうことを平気でやってのけてしまうのだ。

 人間はいきなり優れた人間関係を築き上げることなどできないのだ。どんなに仲のいい夫婦でも、そういう夫婦関係になるまでは、幾多の試練があったし、何年もの歳月がかかったのである。既婚女性でストレスの発生を低く抑えている女性たちは、結婚を機に自分を変えていったからこそ、ストレスを低く抑えることに成功したのである。

 自分を変えないことこそが、ストレスの最大の発生源なのだ。新婚当初は夫婦二人しかいないのだから、夫婦二人仲良くするということは当然なのである。結婚しているのに、自分の意見ばかり通していたら、いずれ夫婦喧嘩のオンパレードになってしまうのは、火を見るよりも明らかなのだ。

 結婚して自分の夫と仲良くすることができれば、姑とトラブルを起こすこともなくなるのだ。嫁姑の問題というのは、実は嫁と姑の問題だけではなく、実はその夫婦が巧くいっていないからこそ、発生してくる問題なのである。こういうことは人生で経験を積んでいれば、ちゃんと解ることなのだ。経験すべき時に経験をしていなかったらこそ、結婚した時に思わぬ問題を抱え込んでしまうのである。

 ストレスを抱え込んで、妊娠の悲劇を発生させる女性たちは、新しいことにチャンレンジしていくということを忘れているのだ。やってもいないのに、できない理由を探すな。結婚すれば女性は変わっていくのだ。妊娠すれば女性は変わっていくのだ。自分の人生が変わったのだから、その新たなる精神ステージで新たなことに取り組んでいけばいいのだ。自分が新たな物に取り組んでいくなら、無限に成長していくことができるのだ。そうすれば、ストレスを抱え込んでしまうことなどなくなってしまうのだ。

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妊娠中のアルコールとの付き合い方

●妊娠中、アルコールは絶対に飲んではいけないものではない

 妊婦が病院にいってしまうと、「妊娠中は絶対にお酒を飲んではいけません」と忠告されてしまう。そのため、妊婦の多くは真面目にお酒を飲むのをやめる慎ましい生活を送らざるを得なくなってしまう。妊婦に禁止事項を守らせるためには、その禁止事項に正当な理由があり、その禁止事項の順守の仕方が生活に問題が起こらないようにさせてあげるべきなのだ。

 アルコールがタバコと決定的に違う所は、アルコールもタバコも中毒症状がありながら、アルコールの場合は制御することが可能なのだということである。確かにアルコール中毒の患者もいるが、タバコ中毒ほどはひどくないのだ。タバコ中毒になれば、所構わず、いつでもどこでも吸ってしまうようになるのだ。

 いくらお酒が好きでも、妊婦になってアルコール中毒になっている女性はまずいない。妊婦になって飲み会に出席するような女性もまずいないのだ。妊娠すれば、自然にお酒には制限がかかるので、ほとんどの妊婦たちは制御可能なのである。タバコのように自分で制御することが不可能になるものと、アルコールのように自分で制御することが可能なものを一緒にしてはならないのだ。

 確かに、アルコールは飲めば活性酸素を生み出してしまう。活性酸素は胎児の遺伝子を傷つける可能がある。確かにアルコールは体内の栄養分を奪ってしまう。胎児にとってビタミンやミネラルが不足してしまう。「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB3」「ビタミンB6」「ビタミンB12」「コリン」「葉酸」「イノシトール」「パラアミノ安息香酸」「パントテン酸」「マグネシウム」「カリウム」「亜鉛」と夥しい量のビタミンやミネラルを奪ってしまうのだ。

 しかし、アルコールがタバコと違うのは、アルコールを飲む際にはオツマミを食べることなのだ。オツマミを食べることによって、失われたビタミンやミネラルを補っているのだ。タバコを吸いながら「ビタミンC」を補給する人物はいないが、アルコールなら失われたビタミンやミネラルを補いながら飲んでいるのだ。

●オツマミを必ず食べる

 妊婦といえども、お酒1杯程度なら、大丈夫なのだ。但し、アルコールはビタミンやミネラルを流してしまうので、絶対にオツマミを食べることなのだ。「オツマミの効用」に目覚めることなのだ。お酒を飲む際は、お酒そのものよりも、オツマミを中心にして食べていくことだ。

 妊娠中に飲んでいいお酒は、「ワイン」や「シャンパン」といった体を温めるお酒がいい。ワインやシャンパンならチーズがオツマミの定番なので、お酒を飲む際は必ずチーズをつけることだ。飲んでいい量は、グラス1杯程度だ。その程度の量なら、お酒の味を味わえるし、お酒の害も極力少なく抑えることができるのだ。

 妊婦がお酒を飲む場合というのは、夫の晩酌の相手が大半なので、夫がお酒を飲んでいるのに、妻が一滴もお酒を飲まないというのは、雰囲気を台無しにしてしまうのだ。1杯だけ付き合えば、雰囲気を壊すことなく、過ごすことができるのだ。妊娠だからといって、一切合財禁酒にしてしまうのは、体には良くても、夫婦の関係を破壊してしまう可能性があるのだ。

 後もうひとつ、妊婦があ酒を飲む機会があるのは、祝い事の時である。こういう時も祝杯に応じないと、相手の目出度いことを祝うことにならないのだ。禁酒をすることによってビタミンやミネラルの流失を防ぐことができても、禁酒によって人間関係を破壊することの夥しいのだ。

 勿論、妊婦が夜な夜なお酒を飲んでいたら、それはさすがに問題である。妊婦は自分がお酒を飲んだ時は、お腹の赤ちゃんもお酒を飲んでいるということを知っておいた方がいい。だが、お酒といっても、ごく少量なら飲んでも害はないし、たとえビタミンやミネラルを失っても、オツマミで補完しているのだ。

●禁酒は健康に良くても、人生に害がある

 タバコを吸っている人に禁煙をさせることができても、お酒を飲んでいる人に禁酒をさせるのは難しい。なぜなら、お酒は人間関係の潤滑油としての役割を果たしているからだ。禁酒は妊娠に有益であったとしても、妊婦の人生に非常に害があるのだ。人間関係が狭まってしまうし、楽しい人間関係を築くことができなくなってしまうのだ。

 そもそも禁酒というのは、宗教の力を持ってしても難しいのだ。仏教では不飲酒戒というのがあって、仏教徒であるならば絶対に守らなければならない五戒のうちの一つなのだが、ご承知の通り、日本の仏教徒たちのほとんどがこの不飲酒戒を破っている。仏教を信仰しながら、釈迦が定めた戒律を平然として破ってしまうのだ。

 他人に禁止事項を勧める時、その禁止事項そのもの正当な理由があり、その禁止事項を多くの人々が容易く守れるものではないと、結局、陰でその禁止事項を破ってしまい、今度は、その禁止事項を破ったという罪悪感がストレスになってしまい、妊婦たちにアルコール以上の損害を与えてしまうのだ。

 禁酒するなら、禁酒をしたことに越したことはない。禁酒をすれば超健康体になれることだろう、しかし、すべての妊婦ができるかといえば、そうではないのだ。どうしても、人間としての付き合いというものがあるのだ。それを無視して、禁酒が健康だからといって、お酒を飲むことを禁止しても、実際の生活ではそれを守りきれるわけがないのだ。

 真面目な女性たちほど、医者の意見を鵜呑みにしてしまう傾向があるので、自分が頑なになればなるほど、人間関係が狭まってしまい、自分の実際のどこかでその綻びが出始めてきてしまうのだ。人間関係の狭さこそ、妊娠の悲劇になってしまうのだ。妊婦が酒浸りになり、アルコール中毒になれば、それはさすがに問題である。しかし、実際にはそんな妊婦はほとんどいないのだ。それよりも、健全なお酒の付き合い方を教えてあげた方が、妊婦にとってはストレスもなく、妊婦生活を楽しめることができるようになるのだ。

●飲酒の問題は、妻よりも夫の方が抱えている

 ほとんどの夫婦にとって、飲酒の問題というのは、妻がその問題を抱えているのではなく、夫の方が抱えているのである。家計を預かる妻の身としては、飲酒は家計に響くのだ。お酒1本の値段が高いし、それを飲めば簡単に消費しきってしまうのである。飲酒というのは、体に害があるだけでななく、家計にも害があるのだ。

 自宅でお酒を飲む際は、「ビール」や「発泡酒」を可能な限り飲まないことだ。こういう安いお酒を飲んでしまうと、結局、お酒の出費がかさんでしまうのだ。お酒は「ワイン」や「シャンパン」のようにやや高価なお酒にしておくと、夫も自分の財布を気にしながら飲んでくれるようになるので、お酒の量が減るのだ。ワインやシャンパンを飲ます時は、そのお酒の値段を述べた上で飲ませれば、ガブ飲みすることなどなくなる筈だ。

 お酒は蒸留酒を飲むことは控えた方がいい。蒸留酒だと、飲みやすいので、どうしてもお酒の量が増えてしまうのだ。特に歳を取ってくると、蒸留酒に強くなってしまい、お酒の量が増えてしまうのだ。蒸留酒をガブ飲みしていると、肝臓病や肝臓癌になってしまうので、生きたいのであるならば、蒸留酒は控えることだ。蒸留酒はせいぜい梅酒程度のもので済ませればいいのだ。

 お酒との付き合い方は、「禁酒ではなく、節酒に心がけよ」なのだ。いくらお酒が好きだからといって、毎晩飲むことなどないのだ。平日は禁酒して、休日になったら飲酒をすればいいのだ。「平日の禁酒と休日の飲酒」を繰り返すからこそ、お酒を美味しく飲めるし、健康を害することもないのだ。

 男性は仕事を全力でこなしてくるので、仕事で発生した肉体的疲労や精神的疲労をお酒で解消してくるのだ。これは多くのビジネスマンたちが陥ってしまう悪弊なので、自分の夫が飲酒で疲労を解消しようとしているなら、疲労の解消の仕方を変えてあげた方がいい。飲酒ではそれほど疲労を取ることはできないからだ。

 まず、「珈琲を飲みすぎない」「肉中心の生活をやめる」「運動不足を解消する」といったことをすべきなのだ。仕事で疲労しきってしまう男性は、ほんとんどが珈琲の飲みすぎだし、肉中心の食生活を送っているし、運動不足なのだ。だから、まずはこれらのものを解消していくべきなのだ。

 そして、「サウナに行って汗を流す」とか、「葛根湯を飲んで体を温める」とか、「好きなスポーツを見つけて、それをやる」とか、「旅行に行って転地効果を利用して体の疲労を取る」ということをしてあげればいいのだ。

 タイ王国では「人生で儲けたお金の3分の1をお酒に使ってしまう」というような意味の諺がある。お酒は無駄といえば無駄なのである。禁酒をすれば、人間は誰しも億万長者になっていくことだろう。しかし、それでも人々が莫大なお金を支払ってまで、飲酒をするというのは、人間関係の潤滑油にお酒は欠かせないからなのである。人間関係も人との付き合い方が大事だし、お酒もお酒との付き合い方が大事なのだ。

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妊婦にとって最悪の危険物質「タバコ」

●最悪なまでのタバコの危険性

 妊婦にとって最悪の敵とは、「タバコ」である。タバコこそ今まで数多くの妊婦たちに、妊娠の悲劇を味あわせ、悲しみの涙を流させてきた最悪の物質なのである。どんなに健康に気を使っても、タバコの煙に巻かれれば、妊婦は確実に体調を崩していく。妊娠それ自体が刻一刻と危険状態に突入していくのだ。

 まず、タバコを吸うと、「流産」や「死産」の確率が飛躍的に高まるのである。日本全国に徹底して禁煙を実施すれば、流産や死産の発生件数は激減する筈である。それほどタバコは妊娠にとって危険すぎる物質なのだ。たとえ、死ななくても、早産として生まれてくる確率も高くなり、どうしても身体障害者になる可能性が高くなってしまうのだ。

 それに出産時に助産婦たちを蒼白させる「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」も、タバコが深く関わっている。日本で「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」の発生件数が異様に高いのは、やはり喫煙率の高さと関係があるのだ。事実、禁煙運動の高まりを受けて、喫煙者数が減少したイギリスでは、喫煙率の低下とともに、「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」の発生件数が減少に転じたのである。

 無事に生まれたとしても、「ダウン症」や「アトピー性皮膚炎」や「喘息」といったものに罹り易くなってしまう。「低体重児」や「身体奇形」や「小児癌」も、両親の喫煙が深く関係し、両親がタバコを吸っていなかったら、赤ちゃんはこんな病気に罹らなかった筈である。「精神発達遅滞」や「知能発達遅滞」も喫煙の習慣なしには決して生まれてこないのだ。

 赤ちゃんが睡眠中に突然死んでしまうという「乳幼児突然死症候群」も、タバコが深く関わっている。赤ちゃんは肺の機能が発達していないので、赤ちゃんがタバコの煙を吸ってしまえば、肺を直撃してくるからだ。妊娠中も出産後も、新しい命とは非常に弱弱しいものであるということを、絶対に肝に銘じておくべきなのである。

●タバコは危険性の原因

①タバコは体温を下げてしまう

 どうして、タバコがそこまで危険なのかといえば、タバコは体温を下げてしまうからである。喫煙は、喫煙者本人だけでなく、その周りにいる人たちの体温まで下げてしまうのだ。これが他の危険物質とは明らかに違うものなのだ。女性が喫煙をしようものなら、タバコは毛細血管を細くして、冷え性にさせるのだ。そのため、お腹の赤ちゃんは冷たい胎内で成長していかねばならず、しかも、お腹の赤ちゃんに充分な栄養が行かなくなってしまうのだ。

②タバコは免疫力を下げる

 タバコは1本吸うたびにビタミンCを100mgずつ奪っていってしまうので、どうしても、免疫力の低下は免れない。お腹の赤ちゃんにとっては、免疫力が低下した胎内で成長していかねばならず、そのために、染色体異常は起こり易くなってしまうし、自分自身がどうしても免疫力の低い赤ちゃんになってしまい、出生後に様々な病気をしやすい赤ちゃんになってしまうのだ。

③タバコは消化力を弱める

 母親がタバコを吸ってしまうと、タバコの効果で食欲が抑えられてしまい、しかも、内臓の消化吸収力も弱めてしまうので、お腹の赤ちゃんにとっては慢性的な栄養不足状態に晒され、その僅かな栄養分で成長していかざるをえなくなってしまうのだ。これではどうしても成長そのものがしずらくなってしまうのだ。

④タバコは心臓を弱くする

 タバコの恐ろしさは、心臓そのものを弱くしてくるので、体内に老廃物や毒素が溜まりやすくなってしまうのだ。喫煙者の体が異様に臭いのは、タバコの煙だけでなく、体内に老廃物や毒素を大量に溜め込んでいるからである。特に大腸から発癌性物質であるアミン類が発生してくると、それが胎児に直撃して、妊娠の悲劇の引き金になってしまうのだ。

⑤タバコはストレスを抱え込ませやすくなる

 喫煙者は「タバコを吸うと落ち着く」というが、喫煙者ほどストレスを抱え込ませやすくなってしまうのだ。タバコはストレスへの耐久性をなくしてしまい、些細なことですぐに怒りを発してしまうのだ。喫煙する人ほど、喧嘩っぱやいのは、タバコで忍耐力を失ってしまうからである。そのため、少しのストレスで怒るくらいだから、常に精神がネガティブモードになってしまうのだ。この母親の精神状態の中で成長していけば、お腹の赤ちゃんは妊娠中、常に怒りに晒された状態で育ったようなものになってしまうのだ。

●ニコチン中毒のメカニズム

 タバコというのは、人間にとってなんら有益なものがない物質なのである。インカ帝国は、奴隷たちにタバコを与え、強制労働に従事させたが、所詮は、タバコは奴隷の飲み物なのである。現代においてタバコを吸うということは、健康が奴隷状態になるということなのである。奴隷制度が廃止された現代でも、奴隷になりたい人間たちは大勢るのである。

 なぜ、タバコを吸うと、タバコを美味しいと思い、そしてやめられなくなってしまうかというと、タバコを吸うと脳内にニコチン受容体ができてしまい、喫煙すると脳がタバコを美味しいと思ってしまうのだ。ニコチン受容体ができてしまうと、万が一無理矢理に禁煙しようとしても、血中のニコチン濃度が低下すると、自分の意志に拘わりなく、タバコを吸いたくなってしまうのだ。喫煙者といえども、1日に本当に吸いたいのは2本~3本なのに、ニコチン中毒になってしまうと、1箱単位で吸うヘビースモーカーになってしまうのだ。

 このニコチン中毒症状が恐ろしいからこそ、多くの喫煙者たちがタバコをやめたくてもやめられないのである。喫煙者というのは、タバコ会社とって「いいカモ」なのだ。タバコを吸うために莫大なお金を支払い、しかも、大量にタバコを吸ってくれるから、一度、ニコチン中毒にしてしまえば、死ぬまで吸い続けてくれるのだ。

 ニコチン中毒と麻薬中毒のどちらが危険かといえば、圧倒的にニコチン中毒の方なのである。麻薬はまだ、麻酔に使ったり、トリップして芸術作品を生みだしたりするが、タバコにはこういう効果はないのである。タバコを吸えば吸うほど健康が損なわれてしまい、自分が仕事で大事な時に体力を発揮できず、巧く成功させることができなくなってしまうのだ。

 麻薬がなぜ法律で禁止されるかといえば、自分の意志では麻薬中毒をやめることができないからだ。だったら、タバコも麻薬と同じように法律で禁止すればいいのである。タバコが引き起こす妊娠への危険性を知っていれば、このタバコという危険物質を野放しにするということなっど決してできないことだ。必ずトッ捕まえて、絶滅に追い込むべきなのである。

●妻の喫煙だけでなく、夫の喫煙も禁止すべき

 もしも、既婚女性が喫煙をしているなら、即刻に禁煙すべきだ。また、妻だけでなく、夫がタバコを吸っていたら、妊娠を機に禁煙させることだ。タバコは喫煙よりも、副流煙の方が恐ろしいのだ。喫煙しても、タバコにフィルターがついているので、或る程度は制限された危険な煙を吸えるが、副流煙だとフィルターなしで危険な煙を吸い込んでしまうのだ。

 家庭の中にタバコの煙がなくなれば、これほど快適なことはないのである。室内から悪臭が消えるし、夫婦双方健康になれるし、ご飯を美味しく感じられるようになるのだ。そして何よりお腹の赤ちゃんにとっていい環境を整えてあげることができ、無病息災で出産を迎えることができるようになるのだ。

 仕事関係でも、友人関係でも、喫煙している人との交際をなるべく少なくし、タバコを吸わない人たちとの交際を多くしていくことだ。これだけタバコの危険性がマスコミで流れているのに、それでもタバコを吸う人は、家畜レベルの脳味噌しか持ち合わせていない人物たちなのである。

 また、女性の美しさと喫煙の習慣は絶対に矛盾する。タバコの煙はビタミンCを破壊するので、どうしても「シミ」「シワ」「タルミ」ができやすくなり、老化のスピードを速めてしまうのだ。妊娠中は余り自分の美貌にはお金も時間もかけられないので、出産後に余りにも老化した姿を見るのは、ショックなことになってしまうのだ。だからこそ、妊娠中はタバコの煙を徹底して排除していくことだ。

 日本たばこ産業の筆頭株主が日本政府なので、タバコの対策に日本政府は本腰を入れることは決してない。また、日本の医者や看護師は先進国の中で最高の喫煙率を誇っているので、これまたタバコ対策に本腰を入れることはない。タバコは誰がなんといおうが、妊娠の悲劇を引き起こす最悪の物質なのである。妊娠の悲劇を起こしたくないのであるならば、自分の赤ちゃんを無事に健康に生み育てたいのであるならば、タバコの煙を徹底して排除していくことだ。

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妊娠中も出産後も絶対に避けたい放射線

●健康な人にレントゲン検査はいりません!

 さすがにいかなる妊婦でも、妊娠中にレントゲン検査を受ける妊婦はいないだろうと思うけど、妊娠したなら、原則として今後一切のレントゲン検査は拒否した方がいい。というのは、第一子を出産すると、次の赤ちゃんも妊娠しやすくなるので、その間に妊娠していないからといって、レントゲン検査を受けてしまうと、もしかして、本当は妊娠していたという事態も有り得るからだ。そうなった時は、レントゲン検査のために胎児が被曝してしまい、流産してしまうか、生まれたとしても身体障害者として生きていかざるをえなくなるのだ。

 骨折したなど、病気をしたならまだ理解できるが、健康診断や癌検診のように、未だ病気にもなっていないのに、レントゲン検査を受けるというのは、異常なのである。健康な人にレントゲン検査などいならないのだ。いくら健康であっても、レントゲン検査のために放射線を浴びたら、自分の遺伝子が傷ついてしまい、そのれがために、自分の細胞が癌化するかもしれないのだ。

 女性が妊娠するということは健康の証である。健康でなければ妊娠などできないのだ。たとえ、病気をせずにいても、年頃の女性が妊娠しないというのは、それは未だに精神的に未熟なままなのであって、女性は精神的に成熟すれば、誰であろうが妊娠して、自分の子孫を産み育てていこうと思うものなのだ。

 だからこそ、女性が妊娠できたということは、肉体的にも精神的にも健康ということであって、今後数十年にわたってレントゲン検査など一切必要のない生活を送れるということなのだ。妊娠したら、「自分は健康だからこそ妊娠できたんだ」「今後も長らく健康でいられる」と自分の脳に刷り込んでいくことだ。そうすれば、医者の御厄介になることなどなくなるのだ。

 女性にとってレントゲン検査がなぜ恐ろしいかといえば、レントゲン検査で乳房や子宮にモロに放射線を被曝しやすいということだからである。女性の体は男性と異なって、脂肪が多いので、放射線の害を撥ね退けるだけの筋力がないのだ。それを男性と同じ基準でレントゲン検査を受けていては、レントゲン検査のために、癌を発症するようなものになってしまうのだ。

●世界に存在するCTスキャンの半分も所有する異常な日本の医療

 先進国といえども、病院に必ずCTスキャンがあるわけではない。総合病院や大病院にはあっても、市町村レベルの中小病院にはCTスキャンがないというのが一般的なのだ。もしも、レントゲン検査を受ける必要性があるなら、総合病院や大病院に回せばいいのだ。だから、中小の病院にはCTスキャンが必要ないのである。

 ところが、日本の病院では、ほとんどがCTスキャンを始め、レントゲン検査を行える検査機器を持っているのだ。CTスキャンに至っては、世界に存在するCTスキャンの半分をも、日本の病院が所有しているのである。異常極まりない事態なのである。道理で医者たちのために国家財政が破綻するわけである。

 しかも、医者たちもそれだけCTスキャンがあるなら、この高価なオモチャを使いだがるから、健康な人にであっても、レントゲン検査をしまくるのだ。健康な人がレントゲン検査を受ければ、放射線を被曝してしまうから、いくらレントゲン検査で健康を証明されたとしても、それを引き金に自分の細胞が癌化し始め、数年後に癌を発症するというお決まりのパターンを経るのである。道理でCTスキャンが整備されればされるほど、癌患者が増えていったわけである。

 本物の医者なら、患者の顔や体を見れば大体解るものなのである。それなのに、医療の基本である、この問診の大切さを忘れて、レントゲン検査をしまくるからこそ、医者の力量が急激に低下してしまい、全国の至る所で医療事故を連発させているのである。見れば解るものを、解らなければ、どんなに医師免許を持っていても、それはアマチュアにすぎないのである。

 レントゲン検査はいくら安全を主張していても、人間の遺伝子を傷つける以上、慎重に扱われるべきなのである。健康な人には使用してはいけないという大原則は絶対に定められてしかるべきなのである。人間は病気すれば、必ず表に現われてくるのだから、問診の大切をもう一度、医者たちは再確認すべきなのである。

●レントゲン検査は病気でもない限り、拒否すること

 妊娠した以上、今後、原則として、レントゲン検査を受けないことだ。医者からレントゲン検査を勧められても、「私は健康だからレントゲン検査はいりません!」ときっぱりと拒否することだ。それでも医者がなんたらかんたら言ってくるなら、「病気なら必ず体の表に現われてきます。それから治療すればいいのです」と言いきってしまうことだ。病院において医者は必ずしもいいことをするとは限らないのだ。CTスキャンというオモチャで遊ぶためなら、いくらでも悪魔の囁きを健康な人間たちにするものなのだ。

 レントゲン検査を受けて自分が癌を発症するなら、自己責任として、まだ割り切れるか、もしも、妊娠していると知らずにレントゲン検査を受けてしまい、流産するなり、身体障害者の子供を産んでしまったら、取り返しがつかないのである。その際になって、いくら医者に責任を追及しても、医者は必ずといっていいほど責任逃れをしてくるのだ。どの医療事故の裁判でも、裁判官は常に医者に甘く、患者が泣き寝入りする判決を下しているのだ。

 妊婦が赤ちゃんを産んだら、子供の身体検査で行われるレントゲン検査を絶対に拒否することだ。人間の体は男女ともに19歳までは成長していくので、その時期にレントゲン検査で被曝したら、どうしても強烈なダメージを受けてしまうのだ。最近、日本の子供たちや若者たちに覇気がないが、学校で身体検査のたびにレントゲン被曝を受けているから、どうしても覇気が消え去ってしまうのである。

 母親は我が子の命を守るためには勇気を発揮すべきだ。子供の身体検査でレントゲン検査を拒否して、いくら学校側から注意を受けても、「うちの子は肺炎でも肺結核でも肺癌でもありません。健康な子供にレントゲン検査など必要ありません。もしも病気を発症したら、私が責任を持って、転校手続きを取ります」と断固として言いきってしまえば、学校の教師たちは恐れをなして、それ以上何も言わなくなることだろう。

 自分の命を守りたければ、自分の子供たちの命を守りたければ、レントゲン検査を拒否することだ。確かに、レントゲン検査は体の内部を見れるのだから、有難い検査機器である。しかし、それは自分の遺伝子を傷つけるという高い代償を支払ってのことなのだ。その高い代償を支払う時は、自分が病気の時だけでいいのだ。

●子供を3人産めば、子宮癌にも乳癌にもならない

 医者たちは、癌の早期発見を主張して、全国至る所で、癌検診を行っているのだが、子供を産んだら、絶対に癌検診など受けないことだ。癌検診こそが、女性の遺伝子を傷つけ、癌を発症させる原因になっているのだ。「癌の早期発見!」なんてスローガンに騙されてはいけない。医者たちの癌治療は、「早期発見」「早期治療」「早期絶命」なのだ。医者の癌治療を受けたばっかりに、早期絶命しているというのが、日本の癌治療の実態なのである。

 医者たちは、乳癌や子宮癌の早期発見を主張してくるが、乳癌や子宮癌を発症したくないのであるならば、子供を産むことなのである。子供を産むと、母性ホルモンが出てくるので、この母性ホルモンが女性の体を温めてきれ、免疫力を強化してくれるので、乳癌や子宮癌ができにくい状態になるのだ。母性ホルモンこそ、乳癌や子宮癌への最強の切り札なのである。

 できれば、子供を3人以上産むことだ。子供を3人以上産めば、母性ホルモンが順調に出てくるので、乳癌や子宮癌にほとんど罹らなくなるのだ。乳癌や子宮癌を患っている女性たちは、その大半が子供を産まない女性たちなのである。産んだとしても数が少ない女性たちなのだ。人間の臓器は使ってこそ、生きてくるのである。使わなければ機能を低下させ、病魔の温床になってしまうのは、当然のことなのだ。女性として生まれたのに、子供を産み育てなかった代償は、我が身の命を以て支払うべきなのである。

 女性は結婚すれば、独身女性たちとは違う道を歩んでいくのだ。折角、結婚したのに、結婚できない女性たちと平等に扱われたら、溜まったものではないのだ。女性が結婚して、妊娠して、出産すれば、女性の体の中に、通常の女性たちとは違う変化が出てくるのは当然なのだ。出産した恩恵は、赤ちゃんという新たな命だけではないのだ。母性ホルモンも、神様がくれた恩恵なのだ。

 長寿の女性たちは、ほとんどが出産経験者なのである。しかも、3人以上の子供をちゃんと産んでいるのだ。子供を産まなかった女性たちはやっぱりというくらいにみんな早死にしているのだ。90歳や100歳を超えている長寿のお婆ちゃんたちに長寿の秘訣を聞いても、「結婚して、子供を産むこと」だなんて絶対に言うことはない。なぜなら、それは当り前のことだからだ。当たり前すぎることは、誰も教えてくれないのだ。だから、自分の人生を健康に長生きしたかったら、長寿のお婆ちゃんたちを見習って、地道に3人以上の子供を産んでいくことだ。

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妊婦の体を冷たくさせる電磁波

●電磁波は野放し状態

 癌患者にはタバコは最強の発癌性物質であるが、妊婦にとっては電磁波こそ、妊娠の悲劇を引き起こす最悪の物質なのである。しかしは、日本たばこ産業の筆頭株主が日本政府であるために、タバコの使用に対して法的な規制が甘く、日本は家電産業が強い国家であるので、電磁波の規制は事実上なきに等しく、野放し状態なのだ。

 妊婦でなくても通常の健康な人間に電磁波が大量に照射されると、「電磁波過敏症」というものが出てくる。症状は「頭痛」「体の冷え」「動悸」「息切れ」「吐き気」「めまい」「眠気」「持続的な疲労」などである。これは電磁波が体を貫通してくるので、どうしても体の内部からの異常となって現われてしまうのだ。

 妊婦にとって電磁波の被害は、まず「体の冷え」となって現われてくる。電磁波で体が冷えてしてきてしまうために、お腹の中の赤ちゃんはまともに成長できず、最悪の場合は流産してしまうのだ。流産しなくても、妊娠期間中に情緒不安定になったり、精神的に異常になってしまうのだ。妊娠後期になれば、早産になったり、異常出産で大量出血をせざるをえなくなるのだ。たとえ、ちゃんと赤ちゃんを生めたとしても、病気がちな赤ちゃんになってしまったり、我が子に小児癌や白血病といった死に至る病に侵されてしまうのだ。

 人間の体は、個々人によって電磁波に対して抵抗力のある人間と、電磁波に対して抵抗力のない人間と、様々な人たちがいるので一概には言えないが、妊娠中に電磁波に接して体が冷えたり、頭痛や眠気に襲われるようだだったら、電磁波に抵抗力がない人間だと思った方がいい。そういう妊婦は電磁波の使用を極力抑えていくことだ。そうやって、自ら自己規制をしていくしかないのだ。

 電磁波に法的な規制がない以上、電磁波のために妊娠の悲劇が起こっても、それは本人が泣き寝入りするしかないのだ。日本国は天然資源の乏しい国なので、家電産業が輸出で儲けてくれない限り、日本国民は貧困になってしまうのだ。そのため、どうしても家電産業に甘い政策が取られ、消費者の保護が後回しにされているのだ。これは消費者運動の人々がやっているように、電磁波の責任をすべて家電産業に押しつけることはできないのだ。家電産業を潰してしまえば、今度は我が国自体が立ち行かなくなり、日本国民の生活自体が成り立たなくなってしまうのだ。妊婦たちは、そういう状況を知った上で、個人的に対策を取って行けばいいのだ。

●流産を引き起こす電磁波四人組 ~電磁調理器と電子レンジと電気ストーブと電気毛布~

①電磁調理器(IHクッキングヒーター)

 まず、電磁波を発する家庭用製品で、もっとも最大の電磁波を出す器具は、電磁調理器(IHクッキングヒーター)である。妊娠中は電磁調理器を絶対に使用しないことだ。健康な女性であったとしても、確実に電磁波過敏症になってしまうほどの、強力な電磁波を出す器具なのだ。

 電磁調理器は、妊婦にとって丁度、お腹や腰の高さにあるために、妊娠中に電磁調理器を使用すると、胎児に電磁波が最悪の形で照射されてしまい、胎児は細胞分裂が不可能になり、染色体異常を発生させ、流産になってしまうのだ。どうにか妊娠を持ちこたえたとしても、早産や異常出産になってしまうし、産んだとしても、非常に病弱な赤ちゃんになってしまうのだ。

 高層マンションに居住してしまうと、都市ガスの使用ができないので、どうしても最初からオール電化になっており、台所には電磁調理器が予めついていてしまっているのだ。そのため、高層マンションに住む夫婦には、どうしても流産や早産や異常出産が多く、小児癌や白血病に罹る子供も、通常の一戸建て住宅に住む子供とは比較にならないくらい、高い数値を示してしまっているのだ。夫婦で住むなら、都市ガスを使えないような高層マンションには決して住まないことだ。

②電子レンジ

 瞬発的な電磁波の照射では、電子レンジは電磁調理器に匹敵するほどの危険性を持つ家電製品である。妊婦が電子レンジを使用してしまうと、その瞬間に大量に電磁波を浴びてしまい、その電磁波が急激にやってくるために、お腹の赤ちゃんは染色体異常を引き起こしやすくなってしまうのだ。

 更に、電子レンジで調理しても、電磁波の大量照射を受けたために、その料理は言わば死んだ状態の食品になってしまい、栄養価が激減してしまうのだ。当然、体内では、ビタミンやミネラルの圧倒的な不足に苦しめられることになってしまうのである。妊娠中は可能な限り、電子レンジを使用せず、手間暇をかけて料理をするようにしよう。

③電気ストーブ

 電気ストーブは長時間にわたって、電磁波の照射を受けてしまうので、妊婦にとってはこれも危険な家電製品である。しかも、電気ストーブは、電気代を食う割には、温かくないのだ。そのため、冬が寒くなると、どうしても強めの温度に設定してしまい、より強い電磁波を照射され続けることになってしまうのだ。

 妊娠中の冬場は、なるべく厚着をして、室内シューズを履いて、暖房に頼らないような格好にすることだ。そして、それでも寒いなら、都市ガスの暖房器具を使うなり、石油ストーブを使うことだ。特に、北海道や東北や北陸以外の地域に住む人々は、日本の冬の寒さを舐めている所があるので、どうしても寒さに弱い住宅に住み、暖房器具もチープなものを選んでしまうのだ。そのため、安易に効果のない電気ストーブを買ってしまうのだ。こういう地域に住んでいる夫婦は、是非、一度、冬の北海道に行き、民家に泊めてさしてもらい、冬の寒さ対策を学ばしてもらうことだ。そうすれば、ちゃちな暖房器具を買うことなど絶対にしなくなることだろう。

④電気カーペット

 自宅に電気カーペットがある夫婦は、要注意である。電気カーペットを使用してしまうと、長時間、電気カーペットの上に座り続けてしまい、お尻から電磁波の直撃を受けてしまうのだ。お腹の赤ちゃんは、頭を下にしているので、近距離で悲惨な形で電磁波の照射を受けてしまうのだ。しかも、妊娠中に子宮に電磁波を浴びせられると、どうしても子宮の動きが悪くなり、出産時に巧く子宮口が開いてくれず、難産に成り易いのだ。

●パソコンと携帯電話とテレビ

⑤パソコン

 パソコンはもはや生活には欠かせない家電製品になってしまっている。しかし、パソコンも勿論、電磁波を照射してくる。しかも、パソコンはどうしても使用時間が長くなってしまうので、電磁波を浴びる時間が長くなってしまう。通常の人間でも4時間か5時間使用すれば、確実に電磁波過敏症の症状が出てきてしまうのだ。特に危険なのは、深夜にパソコンをすることであり、深夜にパソコンをすると、どうしても長時間連続して使用してしまい、大量の電磁波を照射されることになってしまう。

 何を隠そう、この『幸せ色の出産ラブストーリー』でも、深夜の午前1時や2時にアクセスする女性たちがいるのだ。その時間帯に俺のブログを見ているあなた! とっとと寝ろ! 深夜にこのブログを見るには、余りにも内容がヘビーすぎるのだ。俺はこのブログを妊婦たちが日中に見るであろうことを想定して作っているので、深夜に見るということを想定していないのだ。

 このブログのタイトルがなぜ『幸せ色の出産ラブストーリー』となっているかといえば、妊婦にとって幸せになるために有益な情報を出していることもあるが、その内容が余りにもショッキングになっているので、この内容のヘビーさに耐えられる女性は、今後日常で起こるであろうすべての困難に耐えられる忍耐力がつくから、何が起ころうとも誰もが幸せになっていくことができるのだ。ただ、それは日中で気分が高揚している時間帯に見るという前提で作られているので、深夜にこのブログを見ると、いかなるホラー映画よりも恐ろしい内容になってしまうのだ。だから、深夜に俺のブログを見ないで、とっとと寝ろ! 俺のブログを見たければ、翌朝になってから見ればいいのだ。

⑥携帯電話

 携帯電話も、もはや手放せない家電製品になってしまっている。しかし、この携帯電話も脳に強烈な電磁波を浴びせてきて、どうしても脳が異常な命令を下しやすくなってしまうのだ。特に、臨月での携帯電話の使用は絶対に制限すべきで、異常出産の引き金になりかねないのだ。臨月でなくても、妊娠後期になったら、携帯電話の使用はなるべく控え、早産を引き起こさないようにすることだ。

 もしも、妊娠前に携帯電話の使用頻度が多い女性は、妊娠中は妊娠していない友達との付き合いが減るのだから、妊娠中には友達の整理をしてしまうことだ。友達を少なくしてしまえば、携帯電話の使用回数が激減し、しかも、自分にとって有益な友達を限定でき、その友達と深い友情を作り上げることができるのだ。

 妊娠中は、携帯電話を使用せず、直接に会って話し合う習慣を身に付けることだ。メールで遣り取りするのではなく、手紙を書く習慣を身につけることだ。携帯電話でこれほど便利になった世の中で、逆に直接に会って話す習慣を大事にし、手紙を書いてくるのであるならば、その相手と深い人間関係を構築できる筈だ。

⑦テレビ

 パソコンや携帯電話は、自分の頭を使うからまだいいが、テレビはいくら見ていても頭を使わないので、その上で電磁波の照射を受けてしまうので、最悪な形で電磁波の被害を受けてしまうのだ。テレビの視聴時間の長さと、妊婦の難産の度合いには、密接な因果関係が存在するのだ。妊婦がテレビを好んでしまうと、どうしても体を動かさないし、頭も使わないし、しかも、電磁波を照射されてしまうので、妊娠の悲劇の餌食に成り易いのだ。

●電磁波を防止するアイテム

 我々は電化生活を送っている以上、電磁波をすべて拒否する生活を送ることは不可能である。妊娠にとっていくら電磁波が危険だからといって、電磁波をまったく除去した生活を送ってしまえば、我々が現在享受している電化生活の恩恵をまったく失ってしまうことになるのだ。それゆえ、電磁波の被害を最小限に食い止めていくという方法を取るべきなのだ。

①電磁波を防止するアイテムを使用する

 まず、電磁波を防止するアイテムを使用することだ。お勧めなのは、「バイオラバー」である。このバイオラバーは山本化学工業社製の超優れ物の商品で、妊婦にとって有害な電磁波をほぼ全部シャットアウトし、それだけでなく体の波調を最高レベルまでに健康にしてくれて、妊婦の妊娠を有り得ないくらい順調にさせてくれるのだ。山本化学工業のホームページは、「http://www.yamamoto-bio.com/」なので、電磁波の被害を防止したい女性は是非、アクセスしてみてほしい。電磁波をここまで防止できるアイテムは、世界広しといえども、この「バイオラバー」しかないのだ。

 また、電磁波を出す家電製品のある部屋には、「木炭」を置き、電磁波を吸収させ、部屋をマイナスイオンで満たしてあげることだ。これをするだけで、部屋は浄化され、電磁波の被害に特有の頭痛が激減してしまうのだ。特にパソコンやテレビのある部屋には、必ず置いて置くことだ。パソコンやテレビはどうしても長時間にわたって使用してしまうので、その危険が持続してしまうからだ。

②使用そのものを制限する

 そして、家電製品の使用そのものを制限することだ。使用頻度を抑える。使用時間を短くする。といったことで、電磁波を照射される時間を少なくしてしまうことだ。例えば、妊娠中はパソコンの使用を1日1時間か2時間と使用時間を決めてしまうことだ。その制限時間が来たら、強制的に使用をやめることだ。

 更に、可能な限り距離を取ることだ。テレビを見る際は、テレビを至近距離から見るのではなく、できる限り離れて見ることだ。そうやって自分のお腹の赤ちゃんを守るのだ。このことは出産後、もしも引っ越しをする際には、必ず広めのリビングある家に住むようにし、子供たちが至近距離でテレビを見ないようにさせれば、子供たちへの電磁波の被害を最小限に抑え、しかも、近視にならない子供たちにすることができるのだ。

 電磁波の危険性は、テレビでは絶対に報道してくれない。テレビその物が電磁波を照射しているので、電磁波の危険性を報道するようなテレビ局など存在しないのだ。だからこそ国民一人一人が賢くなって、電磁波の危険性を自ら調べ、その対策を講じることだ。流産してからでは遅いのだ。自分の子供が小児癌や白血病になってからでは遅すぎるのだ。危険が解っているなら、前もって手を打つべきなのだ。

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妊娠中は可能な限り化粧をしない ~スッピンでも美しくいられる方法~

●妊娠中に化粧は乗らないもの

 女性はいつまでも美しくいたいものである。その願望は妊娠中といえども決して変わらない。いや、妊娠中だからこそ、自分の美しさが気にかかるのだ。妊婦が妊娠のこと以外で不満を持っているのは、実は自分の美貌に関してなのだ。と言って、何か有効の手立てがあるというわけでもないのだ。

 まず、妊娠中に化粧をすれば解ることだが、「妊娠中は化粧が乗らないもの」なのだ。妊娠で肌に変化が出てきてしまい、肌が凄まじく健康になってしまうので、妊娠前ではちゃんと乗った筈の化粧品ですら、巧く乗ってくれないのだ。理由は妊娠中は化粧をする必要性がないからで、だからこそ、化粧が乗らないのだ。

 妊婦にとって実は、化粧品は危険なものなのだ。人間の顔は皮膚呼吸して、酸素を取り入れているのだが、顔はもっとも皮膚の機能が発達した部分なので、もっとも多くの酸素を顔から取り入れるのだ。しかし、顔に化粧をしてしまうと、その皮膚呼吸ができず、体内で酸素不足になってしまうのだ。

 更に、多くの化粧品が実は石油から作られており、そのために、その化粧品に含まれる危険な化学物質を肌から吸収してしまうのだ。それが胎児へと直撃してくるのである。例えば、口紅のあの赤さには、実は発癌性物質が含まれており、女性が口紅をつけると、その発癌性物質を吸収してしまうので、それが体内でビタミンやミネラルを奪いながら、徐々に癌化していくのである。化粧をする回数の頻度が多い女性に限って、子宮癌や乳癌を患うのはそのためなのだ。妊婦にとってみれば、妊娠の悲劇の引き金になりかねないほど、危険な代物なのだ。

 お腹の赤ちゃんの健康を願うなら、妊娠中は可能な限り、化粧をすることを避けることだ。化粧をして美しくなる方法を取るのではなく、化粧をしなくても美しくなる方法を取ればいいのだ。化粧品を使えば美しくなれるという化粧会社の洗脳を解除して、化粧品なしでも美しくなることを実践していけばいいのだ。

●妊娠中の化粧は化粧水で充分

①化粧をするのではなく、化粧水で充分

 妊娠中は化粧をするのではなく、化粧水で充分なのである。化粧が乗らない以上、化粧をすると、どうしても厚化粧になってしまうので、不気味な顔になってしまうのだ。だから、化粧品を使うのではなく、化粧水で充分なのだ。特に仕事をしている女性は、すぐさま化粧なしで過ごすのは、逆に変に思われてしまうので、徐々に化粧を薄くしていき、そして化粧水で済ませるようにすることだ。

②「ビタミンC」+「コラーゲン」+「植物油」のコンビ

 ただ、化粧品を使わない以上、顔を外側から美しくしていくのではなく、顔を内側から美しくしていく手法を取ればいいのだ。顔を美しくするためには、「ビタミンC」と「コラーゲン」と「植物油」のコンビが必要だ。妊娠中はビタミンCを大量に消費していくので、ビタミンCの入ったフルーツを定期的に食べ続ければいいのだ。特にビタミンが不足しがちな冬は、朝昼夕と「ミカン」を食べ続けて、ビタミンCを補給していけばいいのだ。

 和食ではコラーゲンや植物油の使用が少ないので、この2つに関しては、意識して摂取することだ。コラーゲンは皮膚の成長に欠かせないし、植物油は皮膚の脂分に欠かせないのだ。妊娠中はお腹の赤ちゃんもコラーゲンや植物油を消費してくるので、多目に摂取しないと、どうしても自分の顔にまで回ってきてくれなくなるのだ。

③帽子を被ること

 妊娠中に化粧をしないとしたら、外出する際は、紫外線対策として帽子を被る習慣を身に付けることだ。この当たり前すぎるほどの対策を、ほとんどに妊婦たちがなぜかしていないのだ。通常の女性が化粧をして、より美しくなろうとすると同じく、妊婦は帽子を被って、より美しくなろうとすればいいのだ。

 帽子を1つだけ用意するのではなく、複数の帽子を用意しておけば、その日の自分の気分に応じた帽子を選ぶことができるのだ。中には自分で帽子にアクセサリーを付けるなどして工夫すれば、より自分らしい帽子が出来上がるのだ。そういう帽子を身につけているだけで、気分は高揚するのだ。

●スッピンでも美しくいられる秘訣

①スッピンでいると顔の皮膚呼吸ができ、美しくなれる

 妊娠中にスッピンでいることに抵抗感がある妊婦は、これだけは知っておいた方がいい。美人な女性ほど、自宅に帰ったら、すぐさま化粧を落とすのだ。顔で皮膚呼吸をしているので、化粧をしている時間が短ければ短いほど、皮膚呼吸が多くでき、女性はより美しくなっていけるのだ。

 しかも、妊娠中にスッピンでおれば、顔に緊張感が出てくるので、引き締まってくるのだ。加齢とともに出てくる、シワやシミやタルミができにくい顔になるのだ。これはスッピンで人前に出れば出るほど、顔に緊張感が出てきて、逆に老化しにくくなるのだ。ただ、どうしてもスッピンで人前に出る自信がないのであるならば、夜寝る前に顔をオリーブオイルをつけて塗り込み、そのままで寝ると、顔に光が出てくるので、これなら人前に出ても、充分に安全な顔になれる筈だ。

②早寝早起きをすること

 人間は午後10時から午前2時までの間に成長ホルモンが分泌されるので、この時間帯には就寝しているようにすることだ。夜更かしを続けていると、成長ホルモンが不足してしまい、30代の或る日突然に急激に老化してしまうことになってしまうのだ。夜更かしのツケは或る日突然にやってきて、その対策を一切打てないほど恐ろしいものなのだ。

 女性は早寝をすれば、不要な悩み事を抱えなくなるし、早起きすれば誰もが気分爽快で、ポジティブな性格になっていくのだ。早起きができないという妊婦がいるなら、自宅でイカの塩辛を作り、その塩辛に天日塩を多目に入れて作り、それを日々食べ続けると、早起きができるようになる。朝寝坊というのは、実は塩分不足なのだ。

③夕食後の筋肉トレーニング

 夕食を食べ終わったら、すぐさま寝てしまうのではなくて、夕食後に筋肉トレーニングをすることだ。足腰腹筋を鍛え、腕や背筋をきちんと鍛えていくと、体のバランスが良くなり、顔の血流も良くなって、顔が美しくなっていくのだ。筋肉をきちんとつけてさえいれば、スッピンでも美しくいられるのだ。特に夜の筋肉トレーニングは、顔を引き締める結果となり、それによって顔のメリハリがくっきりとし、インパクトの強い顔になり、他人に好印象を与えることができるようになるのだ。

④定期的なメイクラブ

 女性の肉体そのものは19歳がピークなので、それ以降は老化が始まるのだ。女性たちにできることは、老化を可能な限り遅らせることなのである。食事に気をつけ、スポーツをきちんとし、メイクラブを定期的に行うことだ。妊娠したからいって、夫婦でメイクラブをしていないと、老化する一方になってしまうのだ。メイクラブをすると、女性ホルモンが分泌されるので、きちんと愛のある性行為をするなら、女性はメイクラブをするたびに美しくなっていくのだ。さすがに臨月は危険なので別だが、妊娠中といえども、月に最低でも2回はしておくべきだろう。夫の性欲を考慮するなら、週に1回はやるような努力をし続けた方がいい。

⑤妊娠中でもファッション雑誌を読むこと

 妊娠中といえども、ファッション雑誌を読んで、美の情報をきちんと押さえておくことだ。妊娠中は雑誌の好みが変化するので、自分の好みに応じた雑誌をきちんと読んで、美に関する情報を抑えておくことだ。ファッション雑誌は情報が満載だし、モデルも美しいので、見ているだけでも、自分が美しくなっていくのだ。

●妊婦は妊娠中に美しくなる

 妊娠6ヵ月以降、妊婦は太るから顔が膨らんでしまうが、それとともに母性ホルモンの影響で、顔が艶々になるのだ。妊婦にとって顔の膨らみのほうばかりに気が行ってしまうのだが、母性ホルモンの影響による顔の艶々感もきちんと見てほしい。妊婦は妊娠中でもちゃんと美しくなっているのだ。

 妊娠中は化粧品を使って美しくなるという手段を捨て、自分が充実した人生を送っているからこそ、自分の内部から美しくなっていく手段に切り替えてしまうことだ。いかなる妊婦に対しても、妊娠や出産は自分を充実させてくれるものなのだ。「現代女性が妊娠するのは不利である」などと、妊娠や出産に対してネガティブな情報をすべて退け、妊娠や出産で楽しくなれるものをたくさん見つけだし、そしてそれらで自分の人生を充実させていくことだ。

 人間は何をした所で100%満足できるものは何もないのだ。学校で勉強しても何かしらの不満があるし、職場で働いても何かしらの不満があるものなのだ。結婚や妊娠や出産や育児でも何かしらの不満があるものなのだ。しかし、その不満があるからこそ、今自分がやっていることの問題点が見つかり、それを改善していくことができるのだ。だからこそ、その人が成長していくことができ、人生を充実させていくことができるのだ。

 しかし、この世には満足至上主義者たちが大勢いて、愚劣きわまりない意見を述べてくるから要注意なのだ。どんなに素晴らしい職場で仕事をした所で、人間は100%満足できるわけがないのだ。給料や待遇や人間関係で何かしら不満を抱えるのは当然なのだ。どんなに素晴らしい男性と結婚した所で、その夫と暮らしていれば不満が出てくるのは当然なのだ。妊娠も出産も育児も、やってみれば不満が出てくるのは当たり前で、100%満足できる状態など、聖母ですら実現するのが不可能なのだ。

 満足できないから、不満があるから、「妊娠するのをやめましょう」「出産するのはやめましょう」「育児をするのはやめましょう」などいう考えを持ってはいけないのだ。満足できないから「結婚はしない」、不満があるから「仕事を辞める」というわけにはいかないのだ。この女性たちの不満を固めたものが、フェミニズムであり、この考えに立脚する女性たちが非常に多いので、絶対にこの愚劣な意見に自分の人生を惑わされてはいけない。

 大事なことは、満足することではない。成長し続けることなのだ。いくら学校で勉強して優秀な成績を収めたとしても、学校を卒業してしまえば、もっとも勉強しておけば良かったなと思うのが、成長した証なのだ。学生生活を満喫できたといってくる奴は、学生時代になんら勉強せず、余程の馬鹿者なのだ。仕事でも、「あん時、こうすれば良かった」と思うことの連続なのだ。しかし、多くのビジネスマンたちはそれを乗り越え、自分の仕事を改善し続けるからこそ、自分のビジネスを巧く進めていくことができるのだ。

 結婚でも、妊娠でも、出産でも、育児でも、やってみれば、満足できるものなのど、何一つないのだ。不満を見つけ出して、それに拘るのではなく、向上心をもって、改善し続けていくべきなのだ。だから、夫婦の将来の明確なビジョンが大切になってくるのだ。自分たち夫婦は将来、こういう家族を創り上げたいと、常に頭の中にあれば、不満など気にならなくなり、自発的に自分がやるべきことに着手し始めるのだ。既婚女性の人生が充実し始めるのは、この瞬間からなのである。

 人間の不幸は、100%満足しようする考えを持った瞬間から始まるものなのだ。人間は満足したら働かなくなり、進歩が止まり、そして破滅していってしまうものなのだ。特に大学を卒業した連中は、世間知らずなので、この満足至上主義という愚劣な考えに取りつかれやすいので、自分の友人や、有名人や、育児本の意見を聞く時は、注意して見極めることだ。成長にではなく、満足に重点を置いていたら、絶対にその意見は聞かない方がいい。誰がどうやっても不幸にしかならないからだ。

 そして、妊娠中は、妊娠の不満点を見つけだすのではなく、妊娠中といえども、自分が成長していけるようにすることだ。人間は成長していけば、自分の人生が充実し始めるのだ。妊婦の幸せは、日々の不平不満を解消して得られるものではないのだ。妊婦の究極の幸せは、お腹の中の赤ちゃんを健康に産むことであって、その大事な視点がブレない限り、必ず幸せを獲得することができるのだ。

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妊婦にとって食品添加物は物凄く危険な存在

●食品添加物の危険性

 妊婦が妊娠前と大きく変わるのは、お腹の赤ちゃんのために食品添加物を除去するというように、自分の食生活に変えていくことではないだろうか? 自分の赤ちゃんを健康な体でこの世に誕生させたいのであるならば、まずは食品添加物の除去から開始していくのが、オーソドックスな方法だからだ。

 食品添加物というのは、消費者の利益のために生み出されたものではないのだ。あくまでも製造業者や販売業者のために作り出されたものだなのだ。食品添加物を使えば、消費者の味覚を誤魔化し、原価にインチキを施し、安く大量に販売する目的のためだけにあるのだ。

①肝臓の疲労

 まず、妊婦でなくても、食品添加物の入った食品を食べると、肝臓が異常に疲労してしまうのである。食品添加物を肝臓が処理しきれないのだ。人間の内臓は、通常の食品を処理できても、純粋な人工物をもっとも処理しきれないのだ。そのために食品をエネルギーに変えることが困難になってしまい、そのために食事過剰になってしまうのだ。しかし、それだけ食べても、充分なエネルギーが得られないという事態になってしまうのだ。妊娠中により多くのエネルギーを必要とする妊婦にとって、これは最悪の事態を引き起こす危険性があることなのだ。

②腎臓の疲労

 次に食品添加物を食べてしまうと、肝臓が充分に処理しきれないので、食品添加物がそのまま大腸にまで来てしまい、大腸が物凄く汚染されてしまうのだ。食品添加物を食べている人に限って、オナラが異様に臭いのそのためだ。人間は大腸から水分を取り出し、腎臓で濾過して全身に供給するのだが、大腸がそこまで汚染されてしまうと、腎臓も処理しきれなくなり、汚い水分が体の中を駆け巡ることになるのだ。これは妊娠中に奇麗な水分を必要とする妊婦にとって危険極まりないことになってしまうのだ。奇麗な羊水を作り出せないために、最悪の場合は流産、良くても早産になってしまい、我が子が危険な状態で生まれてきてしまうのだ。

③脳へ直撃

 そして、食品添加物でもっとも恐ろしいのは、脳を直撃してくることである。数ある食品添加物の中でも、化学調味料は最悪な形で脳へ直撃してくるのだ。そのため、妊婦が化学調味料を摂取してしまうと、胎児は染色体異常を起こして流産になり、生まれたとしても、脱脳症ですぐに死んでしまうか、無眼症や奇形児で身体障害者として生きていきしかなくなるのだ。もしも、我が子を身体障害者として産んでしまった場合、夫の家系にも、妻の家系にも、身体障害者がいないのであるならば、妊娠中に食べた化学調味料をその原因と見做していい。そして、これほど危険な食品添加物を販売している「味の素」社を決して許してはならない。「味の素」社は絶対に潰さなくていけない悪徳企業である。

●安全食品にすると、食事の量が少なくて済む

 食品添加物の入っている食品を買うと、確かに安い。しかし、その安さの代償は妊婦にとって物凄く高いのだ。僅かなお金と引き換えに、取り返しのつかないことをしてしまうことになってしまうのだ。それゆえ、妊娠中は徹底して食品添加物の入った食品を除去していくことだ。

 食品添加物の入っていない安全な食品は確かに少し値段が高めである。しかし、それで母子ともに健康でいられるならば、これほど有益なことはないのだ。人間にとって安全な食品は、それなりの値段はするということを絶対に忘れない方がいい。食品偽装事件を引き起こした社長が開き直って、「消費者が余りにも安売りを要求するから、食品偽装を行った」と言ったのは、消費者として真摯に受け止めるべきなのである。生産者が手間暇かけて作ったものが、そう簡単に値引きされまくる筈はないのだ。

 「食品添加物の入った食品を買わない」「安全な食品を可能な限り買う」という態度を取り続けると、食事が美味しくなり、食事の量が適正に戻るのだ。安全食品は単価は高いくせに、結果として食費が逆に安くのだ。食品添加物の入った食品を食べていたがゆえに、充分なエネルギーを得ることができないので、それでどうしても大量に食べてしまっていただけなのだ。

 食品添加物の入った食品を食べなくなると、間食をしなくなるのだ。食事の際に充分なエネルギーを確保できているので、次の食事までお菓子を食べることなく過ごせるようになるのだ。そうすると、内臓も充分に休息できるので、機能が高まり、お腹の赤ちゃんに充分なエネルギーを供給することができるようになるのだ。

 食品添加物の使用を禁止する食生活は、赤ちゃんは生まれた後にも非常に効果があるのだ。赤ちゃんにとって安全な母乳を飲ませることができ、健やかに成長してくれるようになるのだ。しかも、子供が食事を食べるようになってから、お菓子を食べない食習慣で育てると、その子供は非常に知能が高くなり、将来、有望な人間に成長していくことができるのだ。人間の知能というものは、その人の母親の食習慣で決まってしまう部分が非常に大きいのだ。

●美味しい料理は手間暇がかかるもの

 食品添加物の入った食品を平然と買っていく主婦たちは、家事で手抜きをすることばかりするのだ。食品添加物で脳がやられているために、どうしても知能が低下し、家事をまともに行わなくなってしまうのだ。妻が家事の手抜きをすれば、夫婦関係も育児も何もかも巧くいかなくなるのは当然なのだ。

 美味しい料理を作るのには、手間暇がかかるものなのだ。妻が手間暇をかけたからこそ、美味しい料理が食卓に並ぶことができるのである。食材に拘り、料理の仕方に拘り、演出に拘り、そうやって妻がプロデュースしてくるからこそ、料理は非常に美味しくなるのである。

 手抜きをしていたら、家庭で美味しい料理を食べることはできないのだ。手抜きを覚えるより、ちゃんとしたものを作れ。手抜きをしたとしても、結局、その浮いた時間はテレビを見ることに費やし、その浮いたお金は無駄遣いに消えてしまうのだ。安い値段の危険な食品を買って、自分や夫や赤ちゃんの健康を破壊し、その挙句、夫婦の家計まで破壊しているのだ。この馬鹿げた悪循環から一刻も早く抜け出すべきなのだ。

 「安物買いの銭失い」とは良くいったもので、既婚女性が安物を買う生活習慣を覚えてしまうと、一見、家計が助かったと思っても、結果的に、家計が破綻してしまうのだ。貧乏人に限って安物に飛びつくが、そういうことをやっているから、いつまで経っても貧乏のままなのだ。金持ちはお金があるから、値段の高い物を買えるのではなく、価値ある物にはそれなりの正当な価格を支払うという生活習慣を身につけたからこそ、豊かになっていったのである。

 安全な食品を使って料理すると食事の量が適正量に戻るから、平日は質素な料理にし、休日は豪華な料理にすればいいのだ。そうやって日々の生活にメリハリをつけると、単調になることがなくなり、どんなに忙しくても、美味しくて健康にいい料理を食べ続けることができるのだ。その家族の豊かさは、収入の多い少ないではなく、食卓にこそ現われてくるのだ。

●月に1度は家事を休め

 どんなに料理が好きで、巧い料理を作ることができる女性でも、毎日エンドレスで料理を作り続けたら、疲労は蓄積していくのだ。夫が仕事のしすぎで勤続疲労が起きるように、妻だって家事のしすぎで勤続疲労は起こるものなのだ。だから、毎日休みなく家事をすることはないのだ。家事を毎日遣り続ければ、勤続疲労が溜まり、手抜きを覚え始め、そして食品添加物の入った食品を購入し始めるのだ。

 それゆえに、月に1度は家事をしない日を作ればいいのだ。前日に料理を作っておき、当日にはそれを温めて食べるようにすればいいのだ。「シチュー」や「カレー」のように保存が効く料理を作って、家事を休む日はそれだけを食べるようにすればいいのだ。月に1度、家事をしなければ、1ヵ月間の疲労は激減することだろう。月に1度、家事を休まないからこそ、夫婦で家事の分担で揉める馬鹿げたことを繰り返さなくてはならなくなってしまうのだ。誰だって、疲労した状態では、まともなアイデアなど浮かぶわけがないのだ。

 そして、料理を作る際は、料理をする直前にメニュウを考えるのではなく、月間メニュウ表を作っておくことだ。こうすると、食材を計画的に購入でき、無駄なく食材を利用でき、しかも、美味しい料理を短時間で作ることができるようになるのだ。人間の脳は予め次は何をするべきかを定めておくと、自分が意識していなくても、勝手に脳の内部で準備してくれていて、いざそれをやろうとすると、簡単にできてしまうのだ。多くの主婦たちは、月間メニュウ表を作らないからこそ家事で疲労しきってしまっているのだ。だから、月間メニュウ表を作れば、家事での疲労は急激に低下していくのだ。

 食品添加物の入った食品を購入してしまうということは、単にその夫婦の家計の問題だけではないのだ。家事で疲労しまくってしまう生活の仕方をしているからこそ、その妻から「生活の知恵」がなくなり、家計や健康を破壊するネ値引き合戦に手を出してしまうのだ。母親に生活の知恵がなければ、赤ちゃんを健康に育てることなどできるわけがないのだ。

 家事の勤続疲労で疲れきっている妊婦は、一旦、家事を離れてみることだ。夫婦でレストランにでも行って、リラックスして、自分の家事を冷静に眺めることができる場所に行くことだ。そうすれば自分の生活の仕方の拙さが見えて来る筈だ。そして、たまには両親の家で食事をしてみたり、親戚を集めて宴会をしてみたり、友達とお料理会をしたみたりして、「生活の知恵」を巧く吸収していくことだ。「生活の知恵」があるなら、食品添加物の入った食品を購入禁止にし、母子ともに健康になれる生活を歩むようになることだろう。

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子宮に蓄積される合成洗剤

●合成洗剤は流産の引き金になる

 妊娠中は絶対に合成洗剤の使用をやめるべきである。合成洗剤を使用すれば、妊婦の体内に侵入して、お腹の赤ちゃんを殺してしまうからだ。かつては日本の川にはウヨウヨといたメダカも、今では合成洗剤のために絶滅危惧種になっているのである。メダカですら絶滅に追いやられるくらいだから、お腹の赤ちゃんだって絶滅に追いやられてしまうのだ。

 合成洗剤がなぜ危険かというなら、合成洗剤は凄まじいほどに毒性を有しているからなのである。人間の皮膚にはバイ菌もあるが、皮膚常在菌というのが無数に生息していて、この皮膚常在菌こそが病原菌の侵入を守っているのである。ところが、合成洗剤はバイ菌だけでなく、この皮膚常在菌まで破壊してしまうために、人間の皮膚が無防備の状況になってしまい、病原菌の侵入を容易くさせてしまうのである。自宅で合成洗剤を使用している人ほど病気に罹り易いのは、これが原因なのだ。

 合成洗剤は洗い流せば消えるというものではなく、使用すると体内に侵入して、内臓障害を起こし、しかも、妊娠中の女性であるなら、子宮へと侵入して、胎児の細胞分裂を妨害して、染色体異常を引き起こし、流産に持ち込んでしまうのだ。流産をした妊婦の羊水は、合成洗剤の臭いがするというのだ。それほど羊水が合成洗剤に汚染されてしまったのである。

 合成洗剤はそれほど危険性であtっても、洗浄力が優れているなら、まだ話は理解できるが、なんと合成洗剤は天然石鹸よりも洗浄力が落ちるのである。合成洗剤を使用すると泡立つから汚れが落ちているのではないかと思われるが、あの泡は実は発泡剤という化学物質が入っているからこそ泡立つのである。天然石鹸だと余り泡立たないが、それでも充分すぎるほどに汚れを落としているのだ。

 合成洗剤を使用すると、手に油がコーティングされたような形になってしまうのだが、あれは合成洗剤が石油から作られた証拠だからなのである。合成洗剤は原材料が石油だから、使用して洗い流しても、皮膚に残ってしまうのだ。そのために皮膚呼吸ができなくなり、体内は酸素不足になって、流産になってしまうのである。

●洗剤の選び方、使い方

 家庭で洗剤を使用する場合、「食器洗剤」と「洗濯洗剤」はどうしても日々使用せざるをえない。そこでまずは、洗剤の使用量そのものを少なくしてしまうことだ。例えば、食器洗いは、油汚れのないものは、水洗いで充分だということである。水道水で汚れを洗い流し、水に濡らしたスポンジで洗えば、それで充分なのである。

 油汚れのある食器は、まずは油汚れを古新聞で拭き取り、そして暫く水に浸けておくのだ。その後、水の力で汚れが落ち始めたら、天然石鹸をつけたスポンジで洗い流せばいいのだ。こういうふうにすれば、今までとは遥かに少ない量の洗剤で、食器洗いを完了させることができるのだ。

 洗濯物を洗う時は、洗濯物をまとめて洗うことだ。夫婦二人の場合、洗濯物はそれほど出ないので、毎日、洗濯する必要性などないのだ。また、バスタオルなどは毎日使用したとしても、風呂で汚れを落としてから体を拭いているので、そうは汚れていないのだ。だから、バスタオルを頻繁に洗うのはやめて、汚れてきたら洗えばいいのだ。洗濯洗剤も天然石鹸を使用すればいい。天然石鹸は合成洗剤より洗浄力が高く、しかも安全なのだ。、

 合成洗剤を使用禁止にするという措置は、妊娠中だけでなく、出産後も永続されるべきなのだ。というのは、乳幼児は皮膚が発達していないので、乳幼児の服を合成洗剤で洗ってしまうと、合成洗剤が乳幼児の皮膚を貫通して、皮膚病や内臓障害を引き起こしてしまうのだ。特に乳幼児の下着には、合成洗剤は絶対に使用禁止である。

 最近では、洗濯洗剤を使用せずに、オゾンを使用して汚れを落とす洗濯機も出てきたので、こういう洗濯機を購入すべきが、夫婦で検討してみたらいい。毎日の洗濯洗剤の出費がなくなれば、これほど節約になるのもないのだ。しかも、最近の洗濯機は、省エネが徹底されており、旧式のものより、遥かに電力消費量が少ないのだ。こういう点でもj経済的である。

 洗濯物を乾かす時は、雨の日以外は、天日干しすることだ。日光を使って、洗濯物を殺菌消毒するのである。乾燥機で乾かしても、水分を飛ばせるが、殺菌消毒まではできないので、服の寿命が短くなってしまうのだ。また、洗濯機も使用後には、洗濯機の蓋を開けておき、乾燥させることだ。こうすると、洗濯機内のバイ菌の繁殖を抑えることができるのだ。

●シャンプーとボディーソープ

 次に洗髪であるが、妊娠中は洗髪を控えることである。昔から妊婦の洗髪を控えるように言われてきたが、それは洗髪をしてしまうと、体を冷やしてしまい、流産に繋がってしまうからである。更に、洗髪してしまうと、頭皮の脂分が洗い落とされてしまい、その脂分を再装備させるために、体内の脂肪が使われてしまい、肝心のお腹の赤ちゃんへの脂肪が不足してしまうからなのだ。

 しかも、洗髪で合成洗剤を使用すると、その合成洗剤が頭部の汚れを洗い流すだけでなく、頭から子宮へと合成洗剤が届けられるのだ。髪の毛と子宮には繋がりはないと思う方もいるが、実は髪の毛と子宮は物凄く深い関係で繋がっているのだ。女性は子宮の活動が活発になると、髪の毛の質量が増加されるのだが、子宮の機能が衰えてくると、髪の毛の質量が低下してしまうのだ。だからこそ、女子高校生の髪の毛は豊富でフサフサしており、お婆ちゃんの髪の毛は少なくパサパサになっているのだ。

 髪はしょっちゅう洗わないで、頭が臭くなったら、洗う程度でいいのだ。妊娠中は母性ホルモンが出始めてくるので、そう頭が臭くなるということはなくなるのだ。母性ホルモンは、自然分娩という形で出産すれば、より大量に出てくるので、出産後はより洗髪の回数を減らしても構わないのだ。出産後に頻繁に洗髪をしていると、髪の毛の量が少なくなり、ひどいときにはカツラのお世話にならざなくなってしまうのだ。

 女性の体は、成長期が終われば、体はそんなに汚れないので、お風呂場ではお湯で洗い流す程度でいいのだ。さすがに「脇の下」や「陰部」や「足の裏」は天然石鹸で洗うべきだが、それ以外の箇所を天然石鹸で洗うことなど必要ないのだ。いくら天然石鹸が安全だからといって、体を洗いまくっていると、皮膚常在菌まで洗い流されしまうので、そうすると副腎が機能を低下させてしまうので、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんを産んでしまう可能性が高くなるのだ。

 自分の体臭が気になるようだったら、それは天然石鹸で治せるものではないのだ。汗をかいていないために、皮膚の下に老廃物が溜まっているから、体臭が臭くなってしまうのだ。そういう時は、サウナで汗を流せばいいのだ。汗とともに、老廃物も流れ落ちてくれるので、サウナから出れば体臭は消えている筈だ。

●手洗いと洗顔と歯磨き

 外出してから手を洗う時は、ハンドソープを使って洗うのではなく、水で手洗いするだけで充分なのだ。ハンドソープを使ってしまうと、手のバイ菌とともに、皮膚の細胞まで破壊してしまうことになるからだ。外出先で手が汚れた時は、天然石鹸で手を洗えばいいのだ。

 化粧をつけて外出した際は、その化粧をオリーブオイルを使って落とすことだ。化粧品もオリーブオイルも同じ油性同士なので、それを巧く使って化粧を洗いおとせばいいのだ。オリーブオイルは、いかなる化粧落としよりも巧く化粧を落とせる優れものなのだ。その後、天然石鹸で顔を洗えば、それで綺麗さっぱりになるのだ。

 歯磨き粉も、合成洗剤が入ったものは使用しないことだ。合成洗剤の入った歯磨き粉を使用していると、ダイレクトに内臓に入ってくるし、舌の味覚細胞を破壊して、味盲になる危険性も出てくるのだ。最近、料理を食べても美味しくないなと思ったら、歯磨き粉を疑った方がいい。

 妊娠中は朝起きたら、天日塩を使って歯磨きをすれば充分なのだ。どうしても、歯磨き粉を使いたいなら、太陽油脂の「パックス石鹸歯みがき」を使用すればいい。妊娠中は、小魚や魚の骨をたくさん食べてカルシウムを補給し、紅茶を飲むことで口の殺菌すれば、それで虫歯にならないのだ。妊娠中に歯磨きをしすぎると、口内の安全な細菌まで破壊してしまい、そのために出産後に虫歯で苦しむことになってしまうのだ。

 妊婦たちにとって、母親たちにとって、合成洗剤は危険きわまりないものなのだ。しかし、それなのにテレビでは合成洗剤の危険性は絶対に報道されない。なぜなら、テレビ局は危険な合成洗剤を販売している企業からの広告で、事業が成り立っているからだ。洗剤にしろ、シャンプーにしろ、ボディーソープにしろ、歯磨き粉にしろ、テレビCMを出している企業の商品は絶対に買わないことだ。既婚女性たちが賢くなって、合成洗剤を拒否していけば、流産も激減し、子供たちもアトピー性皮膚炎で悩まされることなくなることだろう。

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我が子を同性愛者にしないために

●人類の進化の歴史と同性愛

 人類は体を発達させることで進化したのではなく、脳を巨大化させることで進化してきたから、多彩な性生活を営むことになる。通常どの動物でも子育てを終えてしまえば、家族は解散となっているのに、人類だけが子育てを終えても家族を解散させず、それどこか死ぬまで夫婦仲が睦まじく、祖父や祖母になっても、孫や曾孫の成長を手助けるという恐るべき生活を営んでいる。これこそが、人類が進化で、文明を築き上げることができた原動力なのであって、多くの動物が生殖を終えたら、すぐに死んでしまっているのに、人類だけが生殖を終えても長生きし、それによって豊かな生活や豊かな文化を創造し、相続することができるようになったのである。

 人類は通常の動物たちとは違う性の営みを営んでいるのだから、異性愛だけでなく、同性愛をもやってのける。文化人類学者たちが世界各国を調査した結果、どの民族も同性愛はかなり行われているという事実を発見したのだ。人間は脳が大きいから、生殖のために異性愛を営むととも、生殖には一切必要のない同性愛をも営んでしまうのである。

 同性愛で有名なのは、古代ギリシャであるが、古代ギリシャの同性愛は、主に既婚者の男性が、美少年と交際し、愛を育むというものだった。要は同性愛といっても、内実は美少年愛であったので、古代ギリシャの男性たちは美少年愛を行うことで、美少年たちを立派な市民に教育していたのだ。ただ漠然に同性愛のみが存在していたのではないのである。

 ところが、同性愛の歴史に最大の不幸が発生したのは、ユダヤ教の誕生である。古代ユダヤ人たちは、エジプトから脱出するにあたって、ユダヤ人たちに戒律を守らせるようにした。その際に同性愛の禁止が盛り込まれたのだ。古代エジプトでも男色は行われていたのに、モーゼは男色を敢えて禁止してしまったのだ。恐らく当時のユダヤ人の人口が少なく、人口を増大させるためにも、男色を禁止させ、子作りに専念させたのであろう。

 このユダヤ教からキリスト教が出てくると、同性愛の禁止がキリスト教徒の間で広まっていったのだ。当時の古代ローマ帝国は覇権国家ではあったが、実はその国の内部は腐敗してしまっており、堕落的な同性愛が盛んに行われていたのだ。パウロの『ローマ人への手紙」の中に、「女は自然な関係を自然にもとる関係に替え、男も同じように、女との自然な関係を捨てて互いに情欲を燃やし、男と男が恥ずべき事をして、無軌道な行為に対する当然の報いを我が身に受けています」と書かれている。キリスト教は同性愛への倫理的非難を展開し、同性愛への迫害を始めるのである。

 現在のキリスト教は、教会の内部に同性愛者が跳梁跋扈して、牧師や神父にまで同性愛者がいるくらいだから、キリスト教は同性愛を容認していると思ってしまいがちだが、キリスト教は教義の上では同性愛を禁止しているのだ。現在、キリスト教徒でありながら同性愛者がいるのは、キリスト教がもはや宗教的に腐敗してしまい、教義を完全に捻じ曲げているだけなのだ。

●合成ホルモン剤の恐怖

 古代ギリシャの例でも解るように、同性愛行為の担い手は、既婚者であるということなのである。人間は異性愛か同性愛かで選別されるのではなく、結婚して既に異性愛をちゃんと育み、子供までいる男性が、美少年と同性愛を育むというものなのであった。これは人間の進化の歴史から導き出される当然の結論なのだ。解り易くいうなら、近代以前には同性愛行為はあっても、同性愛者はいなかったのだ。 

 しかし、近代以降、異性に興味を示さない同性愛者たちが突如として出現し始めたのだ。この原因と目されているのが、「合成ホルモン剤」の出現である。母親が妊娠中に合成ホルモン剤を摂取してしまうと、胎児に濃縮した形で送り届けられてしまい、胎児の性向が変わってしまい、そのために成長してから異性に興味を示さず、同性にしか興味を示さなくなってしまうのだ。

 では、合成ホルモン剤がどの食品に使われいるかといえば、それは「牛肉」と「牛乳」なのである。牛肉は本来、肉としては非常に硬いので、肉を軟らかくするために、合成ホルモン剤を打って肉を柔らかくするのである。牛乳は乳牛が妊娠中にも牛乳を出させるために、合成ホルモン剤を打つのである、乳牛は妊娠中には牛乳が出ないのであるが、合成ホルモン剤を打つと、妊娠中にも牛乳が出るようになるのである。

 だが、合成ホルモン剤で肉を軟らかくした牛肉も、合成ホルモン剤で牛乳を作り出した牛乳も、妊婦が妊娠中にこれらを食べてしまうと、胎児に濃縮されて合成ホルモン剤を浴びせる結果になり、成長してから我が子が同性愛者であることをカミングアウトしてくる羽目になってしまうのである。人間が自分を異性愛者か同性愛者と性の選択をすることはできず、あくまでも生まれる前に決定してしまうのである。

 妊娠中に一切の牛肉や牛乳を摂取しないということはナンセンスなので、牛肉や牛乳の摂取の仕方を工夫すればいい。まず、牛肉を食べる時は、分散して食べるのではなく、一気に多くの牛肉を食べ、翌日の排便をしやすくさせてあげることだ。そして、牛肉にはニンニクとシ生姜をたっぷりとかけて食べることだ。こうすると、合成ホルモン剤の薬害をかなり阻止することができるのだ。

 牛乳は特別な場合を除いて、そのまま飲むことをせず、牛乳をヨーグルトにして食べることだ。こうすると、ビフィズス菌の力で、合成ホルモン剤をかなり阻止することができるのだ。牛乳は高温殺菌牛乳ではなく、低温殺菌牛乳を買うことだ。高温殺菌牛乳だと、より合成ホルモン剤の影響が強くなってしまうのだ。

●性同一性障害は陣痛促進剤が原因

 最近、性同一性障害だと名乗り出てくる人がかなりいるのだが、これは出産時に使われた陣痛促進剤が原因である。出産時に陣痛促進剤を使ってしまうと、出産時に赤ちゃんに合成ホルモン剤が照射されるので、そこで赤ちゃんの性が狂ってしまうのである。出産時に合成ホルモン剤を照射されたために、自分の性別を受け入れることができなくなってしまったのである。

 陣痛促進剤など出産時に使用する必要性などどこにもないのだ。陣痛促進剤を使う理由は、医者が自分の勤務時間である日中にやりたいからであって、ただそれだけの理由なのである。その医者の都合のために、折角、生まれてきた赤ちゃんが将来、性同一性障害で苦しむことになるのである。

 もうひとつ「ピル」も性同一性障害を作り上げた犯人である。ピルは使用をやめても、女性の体内に残留するので、その女性が後に妊娠すると、妊娠中に胎児がピルの残留物に毒され、性が狂ってしまうのだ。男の子なのに女の子みたいになってしまい、女の子なのに男の子になってしまうのだ。

 大体、避妊したければ、コンドームで充分なのである。それなのにわざわざピルを使用して、精液が子宮に入り込んでいるのに、人工的に妊娠させないということを考え出すのが異常である。女性が堕落的な性の快楽にうつつを抜かせば、その悪魔のツケはいつかどこかで支払わなくてはならないのである。

 日本医師会はピルの薬害の危険性が凄まじいことを知っていたので、ピルの使用には絶対に反対していたのだが、フェミニストたちの凶暴な攻撃に押されて、ピルの解禁に同意してしまったのだ。つくづくフェミニストたちは女性を不幸にすることをやりまくる連中だと思ってしまう。

●世界の破滅を願うキリスト教

 今をときめく、同性愛者たちも、性同一性障害者も、実は人工的に作り出されたのである。彼らは自分の意志で、同性愛者や性同一性障害者になったのではなく、出生前に既にかくのごとき人生を歩むように定められいたのだ。これを薬害だといえば薬害だし、公害だといえば公害であろう。

 合成ホルモン剤を作り出したのも、陣痛促進剤を作り出したのも、ピルを作り出したのも、すべてキリスト教徒たちである。キリスト教徒たちは何も科学が発達したから、このようなものを作り出したのではなく、キリスト教徒だからこそこれらのものを作り出してしまったのである。

 キリスト教の預言によれば、この世に同性愛者たちが多くなると、世界の破滅が引き起こされ、「最後の審判」が近づくというのだ。そして救世主の再臨が起こり、正しい信仰をした一部のキリスト教徒たちが救済されるというのだ。こういう宗教上の理由で、合成ホルモン剤や陣痛促進剤やピルを作り、同性愛者や性同一性障害者たちを人工的に作り出していったのである。要は世界の破滅を人為的に作り出しているだけなのである。キリスト教という宗教は、基本的にオウム真理教とまったく同じレベルの宗教なのだ。この世には愛を唱えながら、それとはまったく正反対のことをやってのける邪悪な人々がいることをちゃんと知っておくことだ。

 日本に居ると、平気で「自分は無宗教である」と言ったりする人たちがいるのだが、世界最大の宗教はキリスト教なのである。キリスト教徒たちやキリスト教諸国と、宗教抜きで付き合えるわけがないのだ。無宗教と名乗るのは勝手だが、宗教がないのであるならば、キリスト教徒やキリスト教諸国の餌食になるだけである。宗教ほど恐ろしいものはないのである。宗教は文明の基盤なのだ。宗教なくして文明など存在できないし、文明的な生活を享受することもできないのだ。

 自分の身を守りたければ、自分の夫や自分の子供たちを守りたければ、キリスト教徒たちが何を信仰し、どのような悪行をやっているかということを、きちんと知っておくことだ。知ればきちんと対処できるのだ。そうすれば、キリスト教徒でもないのに、クリスマスを祝うような馬鹿げたことはしなくなることだろう。そして、自分の赤ちゃんが将来、同性愛者になることも、性同一性障害者になることもなくなるのだ。

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妊娠中の薬の服用の危険性

●薬はお腹の赤ちゃんに濃縮されて届けられる

 妊娠中の薬の服用は原則禁止である。なぜなら、妊婦が薬を服用すれば、その薬がお腹の赤ちゃんに濃縮されて送り届けられるからだ。自己免疫力を持っていない胎児にとってみれば、これは己の生存を危険に晒さねばならぬほどの危険な行為なのだ。お腹の赤ちゃんは、薬の効果や副作用に対して、いかなる対抗手段も持っていない無防備な存在なのだ。

 それだけでなく、薬は妊婦の体内からビタミンやミネラルを大量に奪ってしまい、胎児にとっては深刻なビタミンやミネラルの不足に陥ってしまうのである。病気というのはただでさえビタミンやミネラルが不足しているからこそ起きるのに、更に薬でビタミンやミネラルを奪われてしまうのである。

 例えば、風邪薬として処方されている「アスピリン」は、「ビタミンA」「ビタミンB群」「ビタミンC」「「カルシウム」「カリウム」を大量に奪ってしまう。特にアスピリンはビタミンCを凄まじいほどに大量に奪ってしまうので、胎児にとっては成長するのに欠かせないビタミンCが欠乏してしまい、成長できなくなってしまうのだ。

 妊婦が妊娠中に薬を服用してしまうと、体内でビタミンやミネラルが不足してしまうがために、お腹の赤ちゃんは或る程度成長できたのなら、早産という形で、この危険な体内を脱出しようとするのだ。これが薬を飲むことによる早産なのである。当然、赤ちゃんは充分に成長できておらず、未熟児状態で生まれてくるので、身体障害者になる危険性が飛躍的に高まるのである。ただ。赤ちゃんは身体障害者になる危険性を冒しても、薬の服用でビタミンやミネラルの不足に陥っている胎内よりマシなのである。だから、予定日の遥か前に生まれてくるのである。

 お腹の赤ちゃんの命と健康を守るためにも、妊娠したら薬を服用しないという原則は基本的に守るべきなのだ。妊娠中に起こる特別な病気を除けば、妊婦はそう病気に罹るものではないのだ。妊娠すると母性ホルモンが出てくるので、それによって体が温まり始めるし、何より妊婦自体がお腹の赤ちゃんの健康を気遣って、無理をしなくなるので、病気になりにくくなるのだ。

●漢方薬と化学薬品の違い

 我々日本人は、古代においては「和薬」を使用し、奈良時代以降は「漢方薬」を使用するようになった。しかし、明治維新以降、西洋医学を大いに採用してしまったために、西洋医学で使用される化学薬品をも、薬として服用し始めたのである。これが大きな間違いだったのだ。

 和薬にしても、漢方薬にしても、薬といっても、それは「薬草」なのである。日本人や中国人や経験的に病気に効果のある薬草を調合して服用していたから、効果は緩やかなもので、副作用も少なかったのである。和薬も漢方薬も、日本人や中国人の体のことをきちんと考慮しているので、薬を服用した所で、どうにかなるものではなかったのだ。

 ところが、西洋医学で使用される薬は、薬草ではなく、「化学物質」なのであって、薬の効果が強力である反面、副作用も凄まじいのだ。薬の副作用で病人が更に病気になるというのは、西洋医学の最大の特徴である。そのため、西洋医学では、薬の副作用を抑えるために、更に薬を処方し、そしてその薬の副作用を抑えるために、また新たに薬を処方してくるという悪循環を取ってしまい、それで病院であれだけ大量の薬が処方されてくるのである。

 しかも、西洋医学で使用される医薬品は、純粋な化学物質なので、これが体内に入ると、肝臓と腎臓を凄まじいほどに痛めつけるのである。そのため、薬を大量に飲む病人ほど、肝臓と腎臓が弱ってしまい、更に体力を低下させ、病気になりやすい体になってしまうのである。

 そして、和薬や漢方薬は、病人に不足しているビタミンやミネラルを補うものなのに、西洋医学の薬は逆にビタミンやミネラルを奪ってしまうものなのだ。だからこそ、一度、医者の手にかかると、その病気が治っても、すぐに違う病気を患ってしまい、「病魔のスパイラル」に陥って、最終的に命を落としてしまうのである。

 西洋医学は漢方医学に比べれば、素晴らしい点は確かにある。例えば緊急性を要する手術や、感染症に侵されている病人に特効薬を使って治すという点は確かに優れている。しかし、西洋医学は、病人の体に無理なく徐々に治していくという観点がまるでないのだ。そうであるがために、世界各国の医学の中で、常に「薬害の常習犯」としてい続けてしまうのである。

 医者の治療で、いつも薬害が大問題になるが、薬害を防止する最善の方法は、西洋医学の薬を服用しないことなのである。医者が処方してくる薬を拒否さえすれば、薬害に侵されることはないのだ。妊婦であるならば、この医学における「コペルニクス的転換」は絶対に持っておくことだ。この医者から激怒される不埒な態度こそが、母親の健康も、赤ちゃんの健康をも守る最良の選択肢なのだ。

●病気は寝て治す

 病気になったら、すぐさま薬を服用するという生き方を捨てるべきなのだ。人間以外のすべての動物は、病気になれば、巣の中でジッと横たわり、寝ることによって、病気を治しているのだ。寝れば体が重力から解放されて、体が楽になるし、しかも、睡眠時に副交感神経が作動して、自然治癒力が自然と働き、勝手に病気を治してくれるのだ。

 例えば、風邪をひくような女性は、睡眠時間を減らして、夜遅くまで起きているからこそ、風邪をひいてしまうのである。だから、風邪をひいたら、夜遅くまで起きていないで、早寝してしまえば、大量の睡眠時間を確保でき、それによって体が自然に風邪のウィルスを撃退してくれるのだ。風邪薬を飲む必要性などどこにもないのだ。

 「病気は寝て治す」、これこそ人間の最高の治療法なのである。この最高の治療法を知っていれば、妊娠中は病気しても、これでほとんどの病気を治せる筈である。この最高の治療法は、赤ちゃんが生まれてからも、大いに役立つのだ。赤ちゃんも子供も睡眠時間が少ないと、どうしても病気に成り易くなってくる。そこで病気を予防するには、自分の赤ちゃんや子供の睡眠時間を多くしてあげることである。そして、赤ちゃんや子供が病気したら、まずは寝かせて、治していけばいいのだ。

 子供は「ハシカ」に罹ったりするものだが、ハシカなど子供を寝かしておけば治るものなのだ。どんな子供でも3日3晩寝かせれば、ハシカなど治るものだ。それなのに、病院に駆け込んで、医者の手に委ねてしまうからこそ、ハシカが治りにくくなり、しかも、薬のために免疫力の弱い子供になってしまい、その後、何度も病気を繰り返してしまうのである。

 人間が罹る病気などたかが知れているのだ。妊娠中はこういう病気に罹ったとか、赤ちゃんはこういう病気に罹るというのは、実際に経験してみれば解るものなのだ。だから、病気になったら、まずは経験者に訊けばいいのだ。自分の母親やお婆ちゃんに訊けばいいのだ。そうすれば適切な処置を教えてくれることだろう。それなのに、それをすっ飛ばして、医者の所に押し掛けるからこそ、医者は繁盛し、国民は益々病気になっていくのだ。

●病気に拘るより、自分がすべきことをせよ

 人間は脳を巨大化させて進化し、文明を築き上げてきたが、未だに多くの人々が自分の脳を使いこなせないでいるのだ。人間の幸せの大半は、自分の脳の使い方で決まってしまうものなのだ。病気だからといって、すべて医者に任せるべきではないのだ。病気はまずは自分で治す。そのために最低限は健康や病気について勉強しておくことだ。そして、自分よりも人生のベテランである「母親」や「お婆ちゃん」の意見を素直に聞くことである。それでも、病気が治らないのなら、漢方医や医者の所に行けばいいのだ。

 妊娠中は、通常の体ではないのだから、可能な限り医者の手にかからないようにすべきなのだ。自分は健康であると、自己洗脳していけばいいのだ。「私は妊娠できたのだから、健康だ」と思い、言い続けていれば、妊娠中は無病息災でいられ、たとえ病気になっても比較的軽いもので済んでしまうのだ。

 人間が病気になる時は、ただ突然に病気になるのではなく、その前に既に自分の思考がネガティブモードになっており、他人の欠点ばかり気になったり、社会や経済や政治の悪い面しか見なくなってしまうのだ。マイナスのものを見、マイナスなことを言い続け、マイナスなことを遣り続ければ、自分の精神が病んでしまい、それが体に病気として現われてくるのだ。

 他人の欠点や、社会や経済や政治の批判なんかしていないで、自分がすべきことをすればいいのだ。自分がしたいことをしていけばいいのだ。そうやって自分の長所を伸ばしていくと、いつの間にか自分の欠点が消えてしまい、自分がネガティブモードで考えることも、世の中をネガティブに見ることもなくなってしまうのだ。

 世界の経済がどのように変動しようとも、日本で生きていればちゃんと食うには困らない程度の生活はできる筈なのだ。それなのに、「誰かが悪い」「社会が悪い」「経済システムが間違っている」「政治家は馬鹿ばっかりだ」と言い出すからこそ、自分の脳がネガティブモードになってしまい、そのために体に病気となって現われてくるのである。

 他人の欠点をいくら指摘した所で、他人が良くなるわけでも、社会や経済や政治が良くなるわけでもないのだ。欠点を指摘されればされるほどネガティブモードになってしまい、益々事態が悪化していってしまうのだ。大事なことは、自分の長所を伸ばしていくことなのだ。自分の長所を伸ばしていけば、欠点は自然と消えてしまうのだ。

 このことは、夫婦関係にもいえて、夫の欠点を指摘せず、夫の長所を伸ばしていくと、自分も夫も、そう滅多に病気にはならないものなのだ。なぜなら、夫婦の思考がポジティブモードだから、病気を撥ねのけ、健康を増進させてしまうのだ。夫の欠点を改善し、夫をより良くしていこうという考えは、安全策に見えて、実はもっとも危険な策なのだ。知恵ない単なる安全策は、危険度を徐々に高めていくものなのだ。

 だから、もしも、自分が妊娠中に病気になったら、すぐさま病院に行くのではなく、ベッドの中に入って休み、「最近、自分の長所を伸ばしていないから、病気になったんだな~」とか、「最近、夫のことを褒めていないな~」とか反省して、自分がやるべきことを考え、夫の褒めるべきとこを考えていればいいのだ。そうしているうちに、病気は治ってしまうものなのだ。

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「死んだ赤ちゃん」と「輪廻転生の法則」 ~流産の霊的な対処法~

●人間の霊魂は輪廻転生している

 折角、妊娠できたのに、流産してしまったというのは、本当にショックなことだと思う。泣き崩れるのは当然だし、どんなに慰められても、心の傷も長期間にわたって癒されることないであろう。流産の物理的な原因は、「低体温」「酵素水分不足」「天日塩不足」「葉酸不足」「ビタミンE不足」なのであるが、では、霊的には一体どんな原因で起こるのか? そこを今回は追及してみたい。

 まず、霊魂で考えなければならないのが、霊魂というものは、キリスト教のように霊魂はその人個人にしか宿らないと考えるのではなく、ヒンズー教や道教や神道のように霊魂は個人に宿るだけでなく、輪廻転生しているということである。霊魂は輪廻転生を繰り返すことで、成長していくということである。

①人間は前世での罪業を清算しながら生きている

 人間は前世で罪を犯した場合、そのカルマを現世に引き継いで、そのカルマを生きている間に清算しなければならないということである。カルマとは、「罪業」のことであって、罪や穢れのことである。流産をしてしまった女性は、前世においてなんらかの罪業を犯したか、現世での夫が前世において罪業を犯したために、現世で流産という苦しみを味わうことになったという可能性が高い。

②両親から肉体を貰ったので両親の罪業をも背負う

 人間は霊魂だけでは、現世に生まれることはない。現世において、両親から肉体を貰わないと、現世に誕生できないのだが、その際、両親の罪業をも背負って生まれてきてしまうのだ。輪廻転生というと、前世のことばかり目が行ってしまうが、我々はこの世に生まれるにあたって、生まれた瞬間に両親の罪業をも背負わなければ、誕生できないのである。

 流産に繋がる両親の罪業は、跡取りを作らないことなのである。女の子ばかり産んで男の子を産まないと、どうしても先祖が祟り、流産という結果を引き起こして、絶家の危険性を知らせるのである。また、いかなる者にも、手相には4人から5人の子宝線が刻まれているので、3人以上の子供を産まないと、どうしても、生まれることのできなかった赤ちゃんたちが霊界から祟り、流産という悪さをしでかしてくるのだ。

③自分自身の現世での罪業

 最後に、自分自身の現世での罪業だが、流産に繋がるような罪業は、先祖祭祀を怠ったり、神社に参拝しなかったたりするものであろう。また、妻の夫が無宗教や無神論や霊魂の否定を唱えてたりすると、夫の精神レベルが向上していないので、妻が流産を経験することで、妻が夫の身代わりとなって、罪業を背負わなくてはならなくなるのだ。

 カルマ度は、大体、「前世が50%、両親が30%、自分が20%」だろうと思う。前世のことは霊視しなければ解らないが、現世の罪業は生きている間に処理できるものだ。例えば、両親の繁殖力が弱く、子供を1人か2人しか生まなかった場合、生まれることができなかった赤ちゃんたちが祟っているのだから、両親と一緒に墓参りをして、罪を詫びるとともに、自分たち夫婦がより多くの赤ちゃんを産むと決意すればいいのだ。そうすれば、生まれることのできなかった赤ちゃんの祟りは治まるのだ。

 流産を引き起こす女性は、墓参りに行かない傾向が強く、神社の参拝も頻繁には行わないのだ。流産をしてしまったら、まずは墓参りをし、先祖に自分たち夫婦の罪を詫び、神社にもちゃんと参拝して、神の御加護を得られるような努力をしておくべきだろう。また、自分の夫が無宗教や無神論を唱えていたら、夫の頭を引っ叩いて、「あなたがそんな考えでいるから、流産しちゃったじゃないの!」と怒鳴りつければいいのだ。妻が真剣になって起これば、夫は一発で改心することだろう。

●死んだ赤ちゃんはその夫婦を助けるために生まれてきた

 問題は、自分たちの罪業で流産を引き起こしてしまったが、では、「流産してしまった死んだ赤ちゃん」とはどうして巡り合うことができたのか?」ということなのである。結論から言ってしまうと、死んだ赤ちゃんは、その夫婦を助けるために生まれてきたのである。即ち、死んだ赤ちゃんは、ただその夫婦のカルマ落としという役割を背負って、霊界から現世にやってきて、母親の胎内に宿るだけで生まれることなく、その短い生涯を終えるのである。それが死んだ赤ちゃんの悲壮なまでの宿命なのである。

 流産を経験された夫婦に霊視してあげると、死んだ赤ちゃんは決してその夫婦を恨んでいるのではないということなのである。死んだ赤ちゃんは、流産という形で、自分の命を捨てることで、自分の宿命を果たし、しかも、両親の罪業を軽減させるという役割を果たしたので、霊の姿では、基本的には笑顔なのである。

 流産は初期流産が多く、妊娠10週目以内に流産してしまうので、胎児がまだ人間の形をしていないのであるが、しかし、霊魂のレベルではすでに赤ちゃんはちゃんと産まれた姿をしており、しかも、ちゃんと話せるのだ。流産を経験した夫婦に、死んだ赤ちゃんの霊魂と合わせてあげると、自分が死んだ赤ちゃんの姿を見たことがないのに、流産した時の赤ちゃんとすぐに解るのである。そして、ほとんど夫婦が死んだ赤ちゃんは笑顔だったというのである、

 但し、堕胎手術で流産させられた赤ちゃんは別で、これは生まれる筈だったのに、母親の都合で流産させられたので祟るのだ。水子の霊というと、堕胎で死んだ赤ちゃんの霊をいうのがほとんどなのだが、水子の霊は祟るがゆえに、その祟りを鎮める作業が必要となってくるのである。

 流産で死んだ赤ちゃんは基本的に祟ることはない。死んだ赤ちゃんは、自分の宿命をきちんと果たして死んでいったから、この世に思い残すことがなく、それゆえに祟らないのだ。だから、流産で死んだ赤ちゃんを、通常の水子の霊扱いにして、お祓いを受けたりしてはいけないのだ。祟っていないのに、お祓いされたら、死んだ赤ちゃんもさぞかし迷惑であろう。

●流産は自分の責任だと決断してしまうと、立ち直りは早い

 死んだ赤ちゃんは死んだからといって、すぐさま霊界に行くわけではない。死んだ赤ちゃんは、その夫婦に次の赤ちゃんが生まれるまで、現世を彷徨う役割があり、天国に行かないのだ。死んだ赤ちゃんは、死んでも霊魂として、その夫婦を霊的に守っているのだ。恐らく、その妻の右肩か左肩の後方に、水子の霊として取りついているのだ。

 それゆえ、流産で死んだ赤ちゃんを、水子の霊として除霊をしてはいなけないのだ。死んだ赤ちゃんは、次の赤ちゃんが生まれるまで、ちゃんと守護してくれるので、次の赤ちゃんをちゃんと産みさえすれば、自然と霊界に帰っていくのだ。流産を経験した夫婦は、流産から次の出産まで、祟りらしい霊障にあったりはしない筈だ。それこそが、死んだ赤ちゃんが怨霊ではない証なのだ。

 女性は流産を経験してしまうと、泣きっぱなしの日々を送ってしまう。女性は流産の当事者だし、しかも、女性は男性よりも感情量が勝っているので、どうしても自分の気持ちを制御できないのだ。だが、流産を経験した女性は、決して一人ではないのだ。夫もいるし、更に死んだ赤ちゃんも、あの世に行かず、泣いている母親をちゃんと霊的に守護しているのだ。

 いくら泣いても、流産という事実を消し去ることはできない。泣くだけ泣いて涙を流し切ったら、流産の責任は自分にあると覚悟を決めてしまうことだ。流産の責任は自分にあると覚悟を決めると、立ち直りは早いのだ。例えば、医者から減塩指導を受けて、自分の体内で天日塩不足になり、そのために流産をしてしまったとしても、その減塩指導を受け入れてしまったのは、自分自身なのだ。医者の責任を追求するより、自分自身に流産の責任があると覚悟してしまった方が、同じ失敗を繰り返さなくなるのだ。失敗は、自分の非を明らかにするために起こした貴重な経験なのだ。決してその貴重な経験を無駄にしないことだ。

 いくら流産の悲しみが大きくても、流産という悲劇は夫婦二人が力を合わせれば乗り切れるものだ。こういう時こそ、夫婦の絆が試されているのだ。たかが1回の流産で打ち砕かれてしまうようであるならば、その女性の愛もそれまでのものだし、その夫婦の絆もそれまでのものなのだ。死んだ赤ちゃんは、自分の母親が流産という悲しみに沈んでいくことを決して望んではいないのだ。

●死んだ赤ちゃんへの供養

①名前を付けてあげ、供養する

 流産という悲劇から立ち直りたいのであるならば、まずは死んだ赤ちゃんをちゃんと供養してあげることだ。死んだ赤ちゃんに名前を付けてあげて、供養してあげるのだ。流産で死んだかもしれないが、この世に生まれたことにしてあげるのだ。もしも、流産前に、生まれたら、こういう名前にしたいという名前があったら、その名前を付けてあげることだ。死んだ赤ちゃんには、この世に生まれてきたと見做して、名前を付けてあげることが、最高の供養になるのだ。

 但し、死んだ赤ちゃんに名づけた名前は、その後、自分が生んだ子につけてはいけない。この禁忌を犯すと、新たに生まれた子供が、難病になったり、夭折してしまったりするのだ。死んだ赤ちゃんが、「折角、自分につけてくれた名前なのに、どうして他の子にも同じ名前をつけるの!?」といって、祟りをし始めるからだ。

 更に、「自分が赤ちゃんを産んだら、この名前にする」と、1つの名前を用意しておくと、その胎児は流産しやすくなるのだ。ひどい時には、不妊症で苦しむことになる。霊界で競争原理が働かないからだ。それゆえ、生まれる前に1つの名前を用意しておかないことだ。名前を生まれる前から用意するなら、最低でも男の子の名前を3つ以上、女の子の名前を3つ以上用意することだ。こうすると、流産の危険性はなくなるのだ。

②墓参りをし、神社に参拝したりして、自分の霊力を高めていく

 流産を経験したなら、とにかく墓参りをして、先祖祭祀をきちんと行っていくことだ。墓参りする時は、一切の仕事を休み、墓参りに専念することだ。墓参りの際、注意すべき点は、花は「白い菊の花」を使用することだ。それと「ロウソク」を立て、先祖の霊たちに光明を与えて、自分たち夫婦を守護してくれるように頼むのだ。

 神社はやはり霊験あらたかな神社に参拝した方がいい。その際は、水子の霊を祓うのではなく、子宝を祈願すればいいだろう。子宝を授かった場合は、その神社にお礼参りをすることを決して忘れないことだ。墓参りや神社に参拝すると、自分の霊力が高まっていくので、2度と流産はしなくなることだろう。

③温かい夫婦関係を作り、仕事で成功しつつ、慈善活動を行うこと

 流産を2度と起こしたくないのであるならば、いつまでも悲しんでいるのではなく、温かい夫婦関係を作り、夫には仕事で成功してもらうことだ。妻が家事をテキパキとこなし、夫が仕事に精を出していれば、悲しみは消え去っていってしまうことだろう。家事や仕事を疎かにしていると、どうしても流産の悲しみから抜け出せなくなってしまうのだ。

 そして、仕事で成功し、裕福になったら、慈善活動を行うことだ。自分が流産を経験したなら、流産で悲しんでいる母親たちを慰めたり、育児を支援する基金を作ったりして、自分の経験を活かして慈善活動に取り組めばいいのだ。こういう慈善活動なら、母親たちも有難いし、そして自分自身も功徳を積むことになるのだ。

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流産の原因とその防止法

●妊娠できる状態じゃないからこそ、流産が発生する

 妊婦生活で絶対に引き起こしてはならないのが、流産である。やっと妊娠できたのに、流産してしまっては、すべてがオシャカになってしまうからだ。しかも、流産によって起こる悲しみは相当深いものがあり、長い時間をかけないと、その悲しみは癒されることはないことだろう。

 では、なぜ、流産が起こったかといえば、妊娠したのに、妊娠できる状態ではないからこそ、流産が発生したのである。流産は誰かに暴行を受けて発生したものではなく、妊婦の体内が余りにも妊娠をし続けるには異常だったからこそ、流産になってしまったのである。だから、悲しみの涙を流しきったら、すぐさま自分の流産の原因を究明して、今後、流産が起こらないようにしていけばいいのだ。

①低体温

 流産の筆頭の原因はなんといっても、「低体温」である。女性は26歳以降、女性ホルモンが大量に出まくるので、その副作用によってどうしても、体温が下がってしまうのだ。そのため、早く子供を生んで、母性ホルモンを分泌させない限り、その体の冷えは根本的には解決されないのだ。女性ホルモンは、その女性が美人であればあるほど、多く分泌されるので、美人の人ほど冷え性対策をきちんとしておいた方がいい。

 流産を引き起こしたくないのであるならば、妊娠中は、とにかく自分の低体温を高体温に持っていく工夫をすべきなのだ。まず冷たい飲み物は飲まず、温かい飲み物を飲むようにする。料理も体を冷たくする食べ物を避け、体が温かくなるような食べ物を食べることだ。そして運動をしまくって、体温を上昇させていくことだ。病院通いしてしまった場合、医者から安静指導を受けるのであるが、妊娠中、安静にしてしまうと、どうしても体温が下がってしまい、流産が発生してしまうのだ。

②酵素水分不足

 羊水を作るのにも、赤ちゃんの細胞分裂を行うにも、酵素水分は絶対に必要である。日頃から、フルーツや野菜を食べることによって、酵素水分をきちんと補給していくことだ。気をつけなければならないことは、女性が26歳以降、女性ホルモンによる女性の体の変動の際に、体内の酵素水分が大量に使われてしまうことなのだ。それゆえ、26歳以降は、女らしさが増せば増すほど、酵素水分が使われてしまっているので、酵素水分が決定的に不足してしまうのだ。、

③天日塩不足

 妊娠してから病院通いしてしまうと、減塩指導を受けるので、妊婦の体に決定的な天日塩不足が生じてしまう。体内で塩分が不足すると、羊水を作れなくなるし、体温は低くなるし、お腹の赤ちゃんは細胞分裂が不可能になり、そのために、流産という選択肢を取らざるをえなくなってしまうのだ。

 また、塩化ナトリウム99%以上の化学塩を使っていると、腎臓が痛むので、体内で奇麗な水分を供給できなくなり、妊娠初期の遺伝子レベルで重要な細胞分裂が行われる段階では、致命的な失敗を引き起こしてしまうので、染色体異常という形になってしまい、それゆえに流産になってしまうのだ。

④葉酸不足

 妊娠初期は、重要な細胞分裂が行われるので、その際、大量の「葉酸」が使用される。葉酸は水によって流されてしまうので、妊娠中はなるべく水を飲まないことだ。水分を補給したければ、フルーツや野菜やお茶で補給することだ。また、葉酸は女性ホルモンによって破壊されてしまうので、女性ホルモンの副作用を軽減させる大豆製品を大量に食べておいた方がいい。味噌汁や納豆や豆腐を食べれば、体内でも葉酸の破壊を最小限に食い止めることができるようになるのだ。ちなみに葉酸が多く含まれている食品は、「アンズ」「カボチャ」アボガド」「人参」「アスパラ」「オクラ」「ブロッコリー」「枝豆」「あさつき」「ホウレンソウ」などである。

●決定的は「ビタミンE」の不足

 そして、流産の原因で決定的なのが、「ビタミンEの不足」である。精白穀物にはビタミンEが含まれていないので、主食で「精白穀物」ばかり食べていると、どうしてもビタミンEが不足してしまい、そのために、流産を引き起こしてしまうのだ。ビタミンEが他の流産の決定的に違う点は、ビタミンEそのものが流産防止の役割を果たしているということである。そのため、ビタミンEが不足してしまえば、流産への最終ストッパーがなくなってしまうのである。

 また、ビタミンEは油溶性なので、植物油不足だと吸収できないのだ。それゆえ、ダイエットと称して、植物油を目の仇にして、食事から植物油を取り除いてしまうと、決定的なビタミンE不足になってしまい、そのために流産になってしまうのだ。女性が肥満になるのは、主に砂糖の摂取過剰で起こるものであって、決して植物油の摂取で起こるものではないのだ。

 和食は世界の料理の中でも健康的な料理なのだが、白米を使用し、植物油を余り使わないので、どうしてもビタミンE不足になってしまうのだ。ビタミンEが不足すると、疲労し易くなり、小便の回数が少なくなり、高血圧になってしまうのだ。女性の中で、疲労気味で、小便の回数が少なく、高血圧の女性は、明らかにビタミンE不足なのだ。

 ビタミンEを多く含んでいる食品は、「玄米」「黒パン」「ピーナッツ」「アーモンド」「サツマイモ」「カボチャ」「ニラ」「ホウレンソウ」「芽キャベツ」などである。そして、こられビタミンEを含んだ食品を食べる際には、植物油をきちんと摂取していくことだ。そうすれば、流産の再発を防止することができるのであろう。

 ビタミンEを多く含んでいる食品は、すべて穀物や野菜である。いかに人類が「果実食動物」であるかの証なのだ。肉食をやめろとはいわないが、肉食中心の食生活は改めた方がいい。野菜を地道に食べていくことに喜びを感じれるようにしよう。人間にとって肉食は必要なのだが、肉食中心ではどうしても栄養バランスが崩れてしまうのだ。

●ビタミンEの敵は「塩素」なり

 ビタミンEは塩素に物凄く弱く、塩素によって破壊されてしまう。日本は戦後、占領中にGHQによって塩素の使用が義務づけられたために、それ以降、流産の確率が急増してしまったのだ。日本は大量の雨が降るゆえに、水が奇麗なので、塩素の使用など必要ないのだ。大きな河川から水を引き込み、それを浄化して水道水に使用するなら、塩素の使用はまだ理解できるが、地下水を使用しているのに、塩素を使うことはまったく理解できない。アメリカでやっていることをそのまま日本に持ち込んでも、巧くいかないのだ。

①水道水

 妊婦にとって塩素を含んだ水道水をそのまま飲用していれば、体内のビタミンEが破壊されて、流産を引き起こしてしまう。家庭内では、どうしても水道水を使って生活せざるをえないので、流産の確率を高めてしまうのだ。特に東京や名古屋や大阪といった大都市では、河川の水そのものが汚いために、大量の塩素を使用した水道水が使われているので、どうしても流産の確率が異様な高さを誇ってくるのだ。

②風呂

 女性は長風呂が多いのだが、長時間にわたってお風呂に入っていると、大量の塩素を皮膚から吸収してしまい、体内で決定的なビタミンE不足になってしまうのだ。長風呂の後、ぐったりと疲労してしまうのであるが、あれは塩素を吸収しすぎたために、体内のビタミンEが破壊されてしまったから、ああいう状態になってしまうのだ。

③外食

 妊婦にとってもっとも恐ろしいのは、外食である。自宅では浄水器を使っても、外食では浄水器は設置されていないから、どうしても外食を食べると、塩素を大量に食べてしまうことになるのだ。よく、「外食の回数の多い女性ほど、流産の確率が高くなる」と言われるが、それは塩素を大量に食べてしまったからなのである。外食した際には、最初に出されるコップの水を飲まないことでも、塩素の減量には効果があるのだ。

 水道水に塩素が使用されていない地方自治体では、流産がほとんど行っていない。大都会に住む女性に限って流産を引き起こしてしまうのは、水道水の塩素こそが原因なのである。今では水の浄化設備も機能が上昇して、塩素を使用しなくても、水道水として供給できる技術があるのに、国会議員の無為無策や、水道局の官僚主義や、塩素を納める業者の利権などが重なって、危険な塩素が使用され続けているのが、実情なのだ。

●流産を防止したければ、ビタミンEを守れ

①台所には浄水器

 水道水に塩素が投入されて仕舞っている以上、自分たちの力で塩素を除去していくしかないのだ。まず、台所には必ず浄水器を設置することだ。流産を経験した女性は、浄水器に大金を支払って、流産の再発を絶対に防止することだ。浄水器は性能のいいものを買うことだ。性能のいい浄水器は、数千円などでは売っていない。十万円以上は必ずするので、浄水器の料金をケチらない方がいい。

②風呂場にも浄水器の設置

 できれば、お風呂場にも浄水器を設置した方がいい。お風呂ではどうしても皮膚から塩素を吸収してしまうのだ。できれば、思い切ってお風呂場にも浄水器を設置してしまうことだ。それで流産が防止できるし、夫婦の健康も良くなるし、赤ちゃんが生まれてきたら、その赤ちゃんは塩素の被害を受けなくて済むようになるのだ。

 その際、頻繁にお風呂の水を取り換えないことだ。浄化されたお湯に入ってしまうと、体内の成分が流れ出てしまうので、その際にビタミンEも流れてしまうのだ。お風呂には「湯の花」を使うなり、「薬草」を使うなりして、体内から成分が流れ出るのを防ぎ、汚れを目立たないようにさせよう。但し、「バスクリン」などの化学物質の入っている入浴剤を使用しないことだ。今度は化学物資の被害を受けてしまうからだ。

③外食をなるべく控え、自宅での食事を多くする

 流産したら、なるべく外食を控え、自宅での食事を多くしていくことだ。どうしても外食をする際は、レストランで出される水を飲まないようにすることだ。こんな些細なことでも、流産防止には効果があるのだ。自宅で料理するだけでなく、自分の両親の家に行って料理してみたり、夫の両親の家に行って料理をしていけば、息が詰まることはないであろう。

 最後に、流産を2度を引き起こしたくないのであれば、体を鍛えよ。体力があれば、多少ビタミンEが少なくても、体はどうにか融通して、巧く流産を回避してくれるからだ。流産したからといって、いつまでも涙を流していては、先に進むことができないのだ。スポーツでもしていれば、悲しみの涙など吹き飛んでしまうことだろう。そして、2度と流産を引き起こさない丈夫な体を作ることができるのだ。体を鍛えることこそが、死んだ赤ちゃんへの最高の追悼になるのだ。

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第五章 「妊娠の悲劇」を引き起こさないために

妊娠の悲劇を起こさないためには、流産を避け、有害物質を避け、危険出産を避けること

●失敗はしてもいいから、致命的な失敗を犯さない

 「自然的マタニティーライフ」では「妊娠の悲劇」が起こりようがない。自然的マタニテx-ライフでは、妊婦の自然の力を引き出すために、病気を駆逐してしまうのだ。健康と病気は絶対に矛盾する。健康であれば病気は消えてしまうし、病気であれば健康は消えてしまうものだ。健康と病気のどちらかに基本を置くかで、妊婦生活は明暗を分けてしまうのだ。

 「自然的マタニティーライフ」は「妊娠は病気ではない!」「出産は病気ではない!」「育児は病気ではなない!」と宣言するからこそ、妊婦生活を健康なまま過ごさせることができるのだ。「妊娠は楽しいもの」「出産は楽しいもの」「育児は楽しいもの」と考えていれば、妊娠の悲劇など起こりようがないのだ。

 しかし、現実には多くの妊婦たちが、病院通いをしてしまっている。医者たちは、「妊娠は病気である」「出産は病気である」「育児は病気である」と考えているので、いくらでも妊娠の悲劇を起こすことができるのだ。大事なポイントは、根本的な所で、「妊娠を病気ではない」と考えるか、「妊娠は病気である」と考えるかの差なのである。根本的な部分で、「妊娠は病気である」と考えれば、以後の妊婦生活はその通りになっていくのである。

 それゆえ、いくら自分たちが「自然的マタニティーライフ」で健康的に過ごしても、実際には病院に通ってしまったために、妊娠の悲劇に出くわす妊婦たちがいるのである。そこで、これから妊娠の悲劇はどのようなものかを取り上げていく。自然的マタニティーライフを送っている妊婦たちには関係ないけれど、敢えて妊娠の悲劇はどのようにして起こるかを知っておいた方がいい。

 最悪なものを見ておくと、最悪の事態を避けることができるようになるのだ。最悪のものを見ないから、最悪の事態を引き起こしてしまうのである。妊娠の悲劇はこのようにして起こりますよと言っておけば、その妊娠の悲劇を回避することができるからだ。妊婦生活で失敗を犯しても構わないのだ。しかし、致命的な失敗だけは犯さないことだ。この「致命的な失敗と単なる失敗の違い」が解るからこそ、最悪の事態を避けることができるのである。

●流産

 妊婦が妊娠期間中に、絶対に避けなければならないものは、「流産」である。流産になってしまえば、すべてが台無しになってしまうのだ。妊娠の大半は、妊娠10週目以内までに発生してくる。この期間までなら、流産しても母体への影響を最小限に抑えることができるので、妊婦の脳が「これ以上、妊娠させるのは危険」と判定してしまうと、流産という選択肢を取ってしまうのだ。

 流産というと、誰かにお腹を蹴られたりして、そのショックで流産するのではないかと、ほとんどの人たちが思っているのだが、実は妊婦のお腹は蹴られても、或る程度までなら衝撃を吸収してしまうのだ。実際の流産は外的な衝撃で起こるものではなく、内部で染色体異常が発生して起こってくるものなのだ。

 胎児が染色体異常を引き起こしてしまうと、妊婦の脳が「これ以上、胎児を育てても駄目」と判定し、流産をさせてしまうのだ。多少の染色体異常であっても、妊娠10週目を過ぎてしまえば、妊婦の脳はその胎児を育てようとするのだ。勿論、その胎児は身体障害者として生まれてくるけど、命を消されるほどの、重大な染色体異常を引き起こさなかったのだ。

 助産院に通う妊婦たちが流産を引き起こさないのに、病院に通う妊婦たちが流産を引き起こしてしまうには、ちゃんとした理由がある。それは「建物内で使われている色」である。ほとんどの助産院は家庭的な雰囲気なので、色々な色が使用されているのだが、病院では清潔を重視するために、「白色」が大量に使用されているのだ。タイルも壁も白色だし、医師や看護師の着ている服も白色である。

 人間は白色を見ると、体温を下げてしまうので、どうしても妊婦の胎内で染色体異常が起こり易く、流産を引き起こしてしまうのだ。白い服は、病気を治療する際には、血や汚れが解るので、必要なのかもしれないが、妊娠や出産や育児ではいらないのだ。妊婦を相手にするなら、助産院みたいに家庭的な雰囲気にするか、赤やピンクや黄色といった暖色を多く利用して、妊婦に視覚的にも温かくさせてあげるべきなのだ。

●有害物質

 妊娠の悲劇を引き起こしたくないのであるならば、妊娠中に「有害物質」を避けていくことである。「医薬品」「食品添加物」「合成洗剤」「タバコ」「アルコール」「電磁波」といったものを可能な限り除去していくことだ。妊娠中は妊婦が食べてしまったものを、濃縮させて胎児に送り届けるという作業を日々行っているので、妊婦が有害物質を食べてしまえば、妊婦の健康を害さなくても、胎児は健康を害してしまうのだ。

 多くの妊婦たちが妊娠すると、食事に気を付け出すようになるのは、妊娠すると母性ホルモンが分泌され始めるので、お腹の赤ちゃんが無事に育ってくれるように気を付け出すようになるのだ。これこそが独身時代と結婚時代の大きな差なのである。妊婦生活で健康にいいと思えるものは、通常の生活でも健康にいいのだ。

 特に病気になればすぐに薬を服用するという生活を改めた方がいい。人間の大半の病気は、実は寝ていれば治るものなのだ。人間には自然治癒力があるから、寝ることによって、その自然治癒力が働き、勝手に病気を治してくれるのだ。それなのに、病気だからといって、すぐに薬を飲むような生活をしていると、その大事な自然治癒力が作動しなくなり、病気がちの体になってしまうのだ。

 多くの妊婦たちが遣り始めるのは、「食品添加物の除去」であろう。食品添加物は人工物なので、体内に入ると、多くのビタミンやミネラルを奪ってしまい、しかも、腎臓や肝臓にダメージを与えてしまうのだ。妊娠中に食品添加物の入った食品ばかりを食べていると、その赤ちゃんは確実に妊娠の悲劇の対象になってしまうのだ。

 有害物質の怖さは、通常の人間でも危険なのに、胎児という、人間の中でもっとも弱い存在に対しては、凄まじいほどに危険だということである。胎児は遺伝子レベルので細胞分裂を繰り返しているので、その最中に食品添加物が遣ってくれば、体のどこかに異常が出ない方がおかしいのだ。

●危険出産

 そして、出産時において「危険出産」を避けることである。危険出産とは、非通常型出産のことで、「早産」「異常出産」「帝王切開」のことである。女性の体は、自然に出産した方が、もっとも安全に出産することができるのだ。医者が手を出せば出すほど、出産の危険度は高まり、母子ともに命を失う危険性が高まってくるのだ。

 早産は勝手に妊婦が引き起こしたと思われがちであるが、妊婦が白い色が大量に使用されている病院にいくからこそ、早産になってしまうのだ。妊婦が白色を見ると体温を下げてしまうので、そのために早産になってしまうだけなのだ。早産になれば、たとえ赤ちゃんが生まれても身体障害者になる確率が高くなるし、最悪の場合は死産になってしまうのだ。

 異常出産は、妊娠中に大量出血が起こり、母子ともに命の危険性が出てきてしまう出産形態である。異常出産を引き起こす妊婦は、大抵、妊娠中に医者から安静指導と減塩指導を受けてしまったために、まったく体を動かさず、塩も摂取してこなかったので、筋力は衰え、腎臓が弱り、出産に耐える体力がない状態で、出産日を迎えてしまったのだ。たとえ出血しても、通常、血液内の塩分が適正に保たれていれば、自然と出血は止まるのだが、妊娠中に極端に塩分を制限してきたために、出血が止まらなくなってしまうのだ。

 帝王切開は、腹部を切り裂いて、赤ちゃんを取り出す出産形態である。帝王切開は、助産院では絶対に行われず、病院でのみなぜか行われる手術である。帝王切開手術の99%は不必要な手術なのである。医者は妊婦が通常に出産してくれるよりも、帝王切開手術にした方が、高額の医療費を請求できるからこそ、行っているのにすぎないのだ。帝王切開手術になれば、赤ちゃんの身体障害者になる確率が高まり、たとえ五体満足でも病弱で弱弱しい赤ちゃんになってしまうのだ。

 妊娠の悲劇を起こさないためには、流産を避け、有害物質を避け、危険出産を避けることだ。この最低限のことを守っていさえすれば、妊娠中にそう悲惨な出来事は起こらない筈だ。大事なことはノーミスで妊婦生活を過ごすことではないのだ。失敗を犯してもいいから、致命的な失敗だけは絶対に起こさないことなのである。

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妊娠中に病気にならない最高の秘策

●他人を幸せにしていないと、自分が病気になる

 妊娠中に起こる特別な病気は、「妊娠中毒症」と「糖尿病」を除けば、決して恐れる病気ではないのだ。出産してしまえば、すべて治ってしまう病気なのだ。ただ、妊婦にとっては妊娠という大事な時期であるゆえに、ちょこっと病気をしたくらいで、どうしても不安になってしまうのだ。妊娠中に特別な病気が発生してくるとはいえ、できればそれらの病気に罹りたくないものである。

 そこで、妊娠中に病気にならない「最高の秘策」を教えよう。この最高の秘策を実施すれば、妊娠中に特別な病気に患うことはなくなるのだ。より正確にいえば、たとえ病気になっても、その病気が悪化せず、その病気が気にならない状態にさせてくれるのだ。最高の秘策を実施すると、妊婦の身にとっても不思議なことが起こるのである。

 その最高の秘策とは、「他人を幸せにする」という方策である。他人を幸せにしていると、なぜか自分が病気にならないのだ。たとえ自分が病気になっても、他人を幸せにしようとしていると、その病気が悪化せず、その病気を気にすることなく、日常生活を送ることができるようになるのだ。

 妊婦にとって、自分以外の人間でもっとも重要なのは、「自分の夫」である。妊婦が妊娠中に夫を幸せにしていないと、どうしても自分が病気になってしまうのだ。妊娠中といえども、妊婦が自分の夫を幸せにしていると、自分が病気に罹りにくくなるし、たとえ病気になっても軽い程度の病気で済ませることができるようになるのだ。

 妻にとって、夫の幸せは常に自分の幸せのバロメーターなのだ。妊娠中といえども、その重要性は決して変わらないのだ。だから、妊娠しても、妊娠のことばかり気にしていないで、自分の夫が幸せになれるような努力をし続ければいいのだ。そうすると、自分の夫が幸せになるだけでなく、自分も病気に罹りにくくなり、幸せでいられるのだ。

●10分以上苦悩しても無駄。だから行動を起こせ!

 結婚してもっとも危険なことは、結婚が当たり前の風景になってしまうことなのである。感謝のない日常生活は、夫婦の幸せを簡単に破壊してしまうのだ。波瀾万丈の人生を送っている夫婦は、たとえ夫婦喧嘩をしたとしても、決して結婚そのものを破壊しようとはしない。しかし、平凡な結婚生活を送っている夫婦に限って、いとも簡単に結婚そのものを破壊してしまうのだ。

 結婚して長く夫婦二人で生きて行けば、結婚における小さな幸せの重要性が解ってくる。それは妻が料理を作ってくれたり、育児をきちんとしてくれたり、夫が仕事で事故をせず、きちんと給料を持ってきてくれるといったことだ。そういう小さな幸せを積み重ねるからこそ、大きな幸せを獲得できるのだ。しかし、その小さな幸せを無視して高望みして、大きな幸せを掴もうとしても、その大きな幸せだけだと、その幸せの直後に、大きな不幸がやってきてしまうのだ。

 妻が夫を幸せにしようとしても、最初は小さな幸せしか得られない。夫が妻を幸せにしようとしても、最初は小さな幸せしか得られない。しかし、その小さな幸せを繰り返していくと、やがて大きな幸せを獲得することができるのだ。だから、自分の身近で起こる小さな幸せを決して軽んぜず、地道に小さな幸せを与え続けていけばいいのだ。

 結婚のほとんどのもが、妊娠のほとんどのものが、実は10分以上苦悩しても無駄になるようにできているのだ。結婚や妊娠で苦悩なんかせず、自分が動くことによって問題を解決していくのだ。幸せになりたければ、考え込むことよりも、行動する方が遥かに重要なのだ。

 幸せな人には勢いがある。勢いがあるからこそ、失敗を撥ね退けることができ、普通ではできないことでもやってのけてしまうのだ。では、どうすれば勢いをつけることができるようになるのか? それは目標に向かって行動することだ。目標があると勢いづくのだ。だからこそ、妊娠では「未来の明確なビジョン」が大事なのだ。自分たち夫婦の将来像を常に描いていれば、行動することができ、勢いがつき、病気や失敗を払いのけながら、幸せを獲得していくことができるのだ。

●幸せだからこそ、試練がやってくる

 この世は「バランスの法則」で成り立っている。プラスがあれば、マイナスがある。幸せがあれば、不幸があるのだ。この法則のままに生きていると、プラスが大きければ大きいほど、幸せが大きければ大きいほど、結局は人生がチャラになってしまうのだ。だからこそ、人は結婚することによって、夫婦二人が力を合わせて、バランスの法則の作動を軽減させ、不幸を減らして、幸せを多くしようとしていくのだ。

 勿論、結婚したって幸せばかりが続くわけではないのだ。結婚したとしても不幸は必ずやってくる。しかし、夫婦二人いれば、その不幸を乗り切ることができるのだ。1人ではとても無理なものでも、夫婦二人ならできるのだ。そして、不幸を乗り越えると、より大きな幸せがやってくるのだ。

 何もあなたが不幸だから、より悲惨な不幸がやってくるのではないのだ。幸せだからこそ、不幸という試練がやってくるのだ。妊娠したという幸せの中で、病気という不幸がやってくるのだ。そして、それを乗り越えると、より大きな幸せがやってくるのだ。夫婦二人なら、不幸を最小限にすることができ、幸せを最大限にすることができるのだ。

 結婚はその人の人間性次第なのだ。不幸や幸せを繰り返すことで、自分の人間性を向上させていかないと、結婚は巧く行かないのだ。幸せや豊かさが高度であればあるほど、高い人間性が求められるのだ。結婚しているのに、自分の夫を幸せにできず、夫の不幸を軽減させられないほどの低い人間性の持ち主であれば、大きな幸せも更なる豊かさもやってこないのだ。

 若い女性たちが憧れる結婚生活は、実は地味な生活の繰り返しなのだ。しかし、その地味な生活の中で、自分が行動することによって、夫は妻を幸せにし、妻は夫を幸せにしていくと、小さな幸せがたくさんやってきて、その小さな幸せを積み重ねていくと、大きな試練がやってきて、それを乗り越えると、大きな幸せがやってくるようにできているのだ。

●妊娠を楽しみ、夫を幸せにする

 妊娠中といえども、自分のことや妊娠のことで頭の中を一杯にしてしまうのではなく、妊娠を楽しみ、夫を幸せにしていると、病気は消滅してしまうのだ。妊婦が夫をそっちのけにして、自分のことばかりを考えていると、悲惨としかいいよのない病魔が襲いかかってくるのである。病気を防ぐ最高の秘策は、常に自分以外の人を幸せにする努力を決して忘れないということなのだ。

 妻が妊娠すると、夫の仕事は途端に忙しく成り始めるものだ。だから、夫は仕事で疲れて帰ってくるのだから、夫の疲労を軽減させてあげる方策を取ればいいのだ。例えば、夫が肉体労働をしているなら、仕事の疲労は主に「肉体的疲労」だ。肉体的疲労を取り除くためには、夕食に「黒酢の酢の物」を食べさせてあげることだ。黒酢の酢の物は、体内の疲労物質を除去してくれて、肝臓を鍛えることによってスタミナをつけることができるのだ。更に、お風呂はそのまま入らすのではなく、お風呂に「湯の花」を入れることだ。普通の水道水を沸かしても、水道水には塩素が含まれているので、この塩素が入浴時に体内に入り、体をより疲労させてしまうのだ。だから、できればお風呂にも浄水器をつけて、塩素を除去し、その上で湯の花を入れて、硫黄の力で体力を増強してあげることだ。

 夫が頭脳労働をしているなら、仕事の疲労は主に「頭脳的疲労」だ。頭脳的疲労を取り除くためには、「炭水化物とビタミンB1」のコンビと、「蛋白質とカルシウム」のコンビを忘れないことだ。「炭水化物とビタミンB1」のコンビは、脳にエネルギーを供給するものだし、「蛋白質とカルシウム」のコンビは、集中力を発揮するために必要なものだからだ。そして、お風呂から出てきたら、頭部をマッサージし、首に「熱いタオル」を当て、血行を良くしてあげることだ。できれば、首や肩の筋肉を鍛えるように促してあげることだ。こうすると、夫の疲労は除去され、明日の仕事に頑張れるのだ。

 妻が夫を幸せにすることなど、実に簡単なのだ。やれば誰でもできるものなのだ。では、なぜ多くの妻たちがやらないかといえば、それは夫婦の共通の目標がないからなのだ。だからこそ、目標が大事なのだ。自分たち夫婦が、将来どのような家族にしていきたいか、常に頭の中にあるなら、自分の夫を不幸のままにしておかない筈だ。夫婦の共通の目標がありさえすれば、夫が疲労しているなら、妻は献身的になって疲労を除去する方法を考えだし、実行し始める筈だ。

 人間は決して一人で生きているのではないのだ。人間は群生動物なのだ。その群生動物としての最小単位こそが、「夫婦」なのだ。「結婚」なのだ。「家族」なのだ。個人の尊重ばかり重視して、夫婦や結婚や家族を蔑ろにしてしまうと、ヒューマニズムの仮面を被りながら非人間的な所業をやってのけてしまうものなのだ。個人の力などたかが知れているのだ。夫婦二人で力を合わせると、不可能なことも可能することができるのだ。個人も大事だが、組織戦の方が遥かに大事なのだ。

 妊娠中は、「大丈夫だよ、きっと巧く行くよ!」と口癖のように言ってしまうことだ。この口癖を言い続けると、本当に妊娠が巧く行き出すのだ。この口癖を自分に言う。夫に対しても言う。すると、夫も仕事が巧く行くようになり、夫も幸せになり、自分もより幸せになっていくのだ。この幸せの相乗効果こそが、妊娠中に起こる特別な病気を払いのけてくれるのだ。

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妊婦が気をつけることは、「体温」と「血糖値」と「酵素濃度」

●妊娠中の病気は、お腹の赤ちゃんの母親へのメッセージ

 妊娠中に何一つ病気を起こさないと、考えない方がいい。勿論、健康な妊婦なら、病気など決して起こさないことだろう。だが。無病息災を望むべきだけど、妊娠期間が10ヵ月間あるなら、体のどこかに病気が出てくるのは当然だし、病気でなくても体が不調になる日は1日ぐらいある筈だ。体の不調があるからこそ、体の変調に気づくものなのだ。病気があるから、体内の異常が解るのだ。

 妊娠中の病気は、お腹の赤ちゃんの母親への大事な大事なメッセージなのだ。お腹の赤ちゃんは自分が健康に育つために、その条件が不十分なら、必ず病気や不調を起こすことで、母親に知らせようとするのだ。だから、大事なことは、謙虚になって素直にお腹の赤ちゃんの声を聞くことなのだ。妊娠していない時期のように、病気が起きたから、病院に行けばいいというものではないのだ。

 病院は本来「病気を治す機関」であるので、妊娠や出産を扱うべきではないのだ。医者が妊娠や出産を担当すれば、どうしても病気を治すパターンで処理してしまうからだ。妊娠中に起こる病気も通常で起こる病気とは違うのだ。その病気はお腹の赤ちゃんの母親への大事なメッセージなのだ。妊婦がそのメッセージを受け取り、生活を改善していくなら、自然と消えていってしまうものなのだ。

 医者が妊娠や出産に手を出して以来、妊婦たちは悲惨な目に遭い、出生率は低下の一途を辿っている。病院で出産してしまった母親たちは、医者から医学的指導を受けてしまったばっかりに、「妊娠は面白い!」「出産は面白い!」「育児は面白い!」という母親にとって大事な感情を抜き去られてしまったのだ。

 医者たちが行った減塩指導こそが、母親たちの元気を失わせ、「脳溢血死」を招き、安静指導こそが、母親たちのパワーを失わせ、「人工難産」を作ったからだ。「減塩指導」も「安静指導」も拒否して、天日塩を使った美味しい料理を食べ、家事や仕事やスポーツで体を動かしていれば、「脳溢血死」をすることも、「人工難産」も経験することはないのだ。

 健康的な妊婦生活の基本条件になっているのは、「食事での栄養バランス」「スポーツによる筋肉量の増加」「日々の緊張とリラックスの繰り返し」なのだ。これらが欠ければ、どこか体に変調が来て、その不調を積み重ねてしまえば、病気になるだけなのだ。だから、栄養バランスの取れた料理をパクパクと食べ、スポーツで汗を流して筋肉を鍛え、日中は働き、夜には夫婦でリラックスをする生活を地道に行っていけばいいのだ。そうすれば、妊娠中は健康でいることができ、出産時では安産に持ち込むことができることであろう。

●体温は36.5℃以上をキープすべし

 妊婦生活中に気をつけておくべきことは、「体温」と「血糖値」と「酵素濃度」である。この三つに気を配っていれば、不調や病気も事前に察知することができることであろう。体が不調だったり、病気になると、必ずといっていいほど、体温や血糖値や酵素濃度に変化が出て来るからだ。

 体温は「36.5℃」以上にすることだ。日本民族は北方モンゴロイドと南方モンゴロイドの混血でできているので、体温が「36.5℃~36.8℃」ある筈なのである。だから、どんな日本人女性であったとしても、体温が「36.5℃」を下回れば、体のどこかが不調になり、病気を発症してくるのは当然なのだ。

 体温が下がっているなと解ったのなら、家事やスポーツで体を動かし、汗を流すことだ。そして、温かい料理でも食べて体温を上昇させるようにすることだ。更にお風呂に入って体を温めれば、体温は確実に上昇していくことだろう。低体温は絶対に放置しておかないこと! 低体温は放置しておかないで、早目に手を打つことだ。

 お腹の赤ちゃんにとって、母親の体温が低ければ、安全に成長していくことができず、自分の命が危険になるような低体温であるならば、早産で生まれてきてしまい、身体障害者や夭折する危険性を冒してでも、危険な子宮から逃れようとするのだ。自分の赤ちゃんを五体満足で健康な赤ちゃんとして産みたいのであるならば、体温を36.5℃以上にし続ければいいのだ。

 但し、いくら体温のことが気にかかるからといって、毎日、体温計で計るとストレスになる。あくまでも自分の手足や顔の温かさで、体温を推測した方がいい。低体温になれば、手先や足先が非常に冷たくなるので、そんなものは手で触れば解るものなのだ。どうも今日は体が冷えているなと思う時だけ、体温計で計測すればいい。

●血糖値は小便で確認すべし

 お腹の赤ちゃんにとって、母親の血糖値が高いと、炭水化物のエネルギーばかり回され、脂肪や蛋白質のエネルギーが回されてこないということになってしまうのだ。そのため、お腹の赤ちゃんは通常の3分の1のエネルギーで遣り繰りせねばならず、どうしても充分に成長できなくなってしまうのだ。

 人間の血糖値というものは、食事と食事の間には自然に下がるものなので、間食で甘い物を食べないことだ。間食で甘い物を食べてしまうと、血糖値が下がらず、脂肪や蛋白質が消化吸収されないので、どうしてもエネルギー不足になってしまうのだ。血糖値対策は、間食をなくすということが最初にして最善の対策なのである。

 間食を取らないように、食事の際に多目に食べておくことだ。食事で充分に食事を食べていれば、間食を食べなくなるのだ。もしも、甘い物を食べたいのであるならば、食後のデザートで食べればいいのだ。こうした方が早くに血糖値が下がり、脂肪も蛋白質も消化吸収できるのだ。

 穀物は「白米」「白パン」に代えて、「玄米」「黒パン」にした方が、血糖値を低く抑えられる。更に「白砂糖」の使用を禁止し、「黒砂糖」や「蜂蜜」を使えば、糖尿病になることは決してないだろう。お店で売られているお菓子はほとんどが白砂糖を使ったものなので、黒砂糖を使用しているものを選んで買うなり、自宅で黒砂糖や蜂蜜を使って自分でお菓子を作るなりすればいいのだ。

 糖尿病を察知するためには、自分が小便した際に、必ず自分の尿を確認することだ。糖尿病になっていえれば、尿が泡立っているのだ。但し、朝一番目の小便で糖尿であったとしても、それは気にしないことだ。糖尿病でなくても、昨日の夜の食事が多かったり、疲労気味だったり、就寝時間が遅すぎた場合で出る可能性があるからだ。正午になっても、夕方になっても、自分の小便が泡立つようだったら、糖尿病になっているので、そういう時は甘い物を食べないなどの対策を早目に打っておけば、簡単に糖尿病は治っていく。

●酵素濃度は毎朝フルーツを食べればそれでいい

 お腹の赤ちゃんは母親の体に充分な酵素水分があれば、順調に成長していくことができる。しかし、母親の体内に酵素水分が少なければ、順調に成長していくことができないのだ。酵素水分は赤ちゃんの成長だけでなく、羊水を作るにも使用されるので、妊娠中は大量に酵素水分が使用されてしまうのだ。

 妊娠中にちゃんと酵素水分を摂取していると、母性ホルモンの影響もちゃんと出てきて、妊婦の肌が艶々のピカピカになるのだ。妊娠中は顔が膨らんでくるので、そちらの方ばかり気になってしまうのだが、自分の肌が人生始って以来の美肌になっていることにも気づいた方がいい。妊婦の顔の美肌こそ、お腹の赤ちゃんが順調に成長している証なのだ。

 時たま、妊娠したばっかりに、顔から血の気が失せてしまったような顔をしている妊婦がいるが、これは極端に酵素水分不足している状態なので、早急に酵素水分を摂取した方がいい。妊婦が毎朝、鏡で自分の顔をチェックするというのは、非常に大事なことなのだ。母親の体内に酵素水分が少なければ、お腹の赤ちゃんは非常な危険に晒されているのだ。

 酵素水分の補給の仕方は、朝食でフルーツを食べ、昼食と夕食で新鮮な野菜を多く摂取していくことだ。特に朝食でフルーツを食べるのが、もっとも酵素水分を補給しやすいのだ。野菜は新鮮な野菜の方が酵素水分が多いのだ。冷蔵庫の中で野菜を保存していても、酵素水分は徐々に失われていってしまうのだ。だから、野菜は冷蔵庫に溜めこまず、買ってきては食べ、買ってきては食べを繰り返すことだ。できれば、家庭菜園を持つと、いつも新鮮な野菜を確保できるようになるのだ。

 フルーツや野菜は、そのまま食べても、そんなに食べれるものではない。だから、フルーツや野菜をジュースにして飲むと、大量のフルーツや野菜を食べることができるのだ。妊娠中にフルーツジュースや野菜ジュースを自宅で作って飲んでいると、酵素水分を充分に確保できるので、順調にお腹の赤ちゃんが成長できるだけでなく、出産も非常に楽になって安産することができ、母乳の出も非常に良くなるのだ。

●体調が悪ければ寝る、体調が良ければ活発に行動する

 妊娠期間は10ヵ月間あるのだから、低体温になったら、高体温にする努力を、血糖値が高くなったら、血糖値を下げる努力を、酵素濃度が足りないのなら、酵素濃度を高める努力をすれないいのだ。早目に手を打てば、深刻な病気を発生させることなく、健康なままで妊婦生活を送ることができるようになるのだ。

 妊娠中に病気にならなくても、体調が不調になることがある。そういう時は、体調が悪ければ寝ることだ。寝ることが最高の病気予防策なのだ。そして、体調が良くなったら、活発に行動すればいいのだ。この当たり前のことを決して忘れてはならないのだ。体調が悪いのに、動いてしまったり、体調がいいのに、動かなければ、どんな健康な妊婦でも病気になっていくものである。

 妊娠中に起こる病気の対策で、もっとも多かったのは、実は「寝ること」なのだ。ということは、それだけ多くの妊婦たちが睡眠不足であるということなのだ。睡眠を充分に取ってくれなければ、自分の体の修復ができないし、お腹の赤ちゃんも順調に成長していくことができないのだ。

 多くの妊婦たちがテレビを見て、夜更かしをし続けているからこそ、起こさなくていい病気を発生させてしまうのだ。テレビでどんなに面白い番組をやっていようとも、自分の妊娠の方が面白いのだ。自分の出産の方が面白いのだ。自分の育児の方が面白いのだ。テレビに洗脳されてしまっているから、自分の目の前にある面白さに気づけないのだ。

 だから、夜の午後10時になったら、テレビを消し、就寝してしまうことだ。午後10時までに寝てしまえば、誰でも熟睡でき、早起きもできるものなのだ。もしも、それでも見たいテレビ番組があるなら、録画して、後日見ればいいのだ。自分が夜更かししてまで見ていたテレビ番組を冷静になってみれば、ほとんどが低俗なものばかりなのだ。

 人間は行動を起こさなくて、何か新しい成果を獲得することはできない。テレビ中毒に最大の危険性が、行動せずに批判ばかりすることを習慣化してしまうことなのだ。だから、テレビの視聴時間の多い女性ほど、行動を起こさず、常に誰かの愚痴や悪口を言いまくってしまうのだ。自分が動かなければ、「本当に楽しいこと」に出会える筈がないのだ。テレビを見ていくら楽しいと思っても、それは「偽りの楽しさ」なのだ。偽りの楽しさの上に、自分の幸福を打ち立てることは決してできないのだ。

 幸せな人生を送っている女性たちは、みな多くの行動を起こしている女性たちである。豊かな人生を送っている母親たちは、みな忙しく動き回っている母親たちである。人間の行動量と、人間の幸福量は比例関係にあるのだ。妊婦も動けば動くほど、体調が良くなり、健康になっていくのだ。そういうことの積み重ねが、どれほどお腹の赤ちゃんにとっていい影響を与えるかは、自分で手で自分のお腹を触ってみれば解ることなのだ。

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実は気にしなくていい「妊娠線」

●妊娠線って一体何?

 妊娠した女性にとって、「妊娠線」は気になるものだろう。女性はいつまでも美しくいたいものだから、妊娠したとしても、美への願望は決して変わらないのだ。妊娠線とは一体何かと言えば、「腹部やお尻や乳房に黒ずんだ筋」のことである。妊娠線はすべての妊婦にできるのではなく、主に「筋肉量の少ない女性」「元から肥満の女性」「多胎妊娠の女性」にしかできない。

 自分の体に黒ずんだ筋ができてしまうので、本人は嫌なものだろうが、この妊娠線は出産すれば、いずれ消えてなくなるものなのだ。だから、自分の体に妊娠線ができたとしても決して気にしないことだ。ただ、やはり女性としても美意識が妊娠線の存在を許せなくしているだけなのだ。

 なぜ、妊娠線ができるかといえば、妊娠線は「血行不良」が原因なのである。正確に言うと、その女性の筋肉量と妊娠による膨張度がアンバランスになってしまい、そのために腹部やお尻や乳房といった脂肪の溜まり易い箇所で血行が悪くなってしまい、それが黒い筋となって現われるだけである。

 だから、妊娠線は筋肉量の少ない女性にできやすいのであって、肥満の女性であったとしても、しっかりと筋肉がついている女性であるならば、肥満であったとしても妊娠線はできにくい。多胎妊娠の女性の場合は、さすがに多胎であるために、お腹が普通の妊婦よりも膨張するので、そのために自分の筋肉量とのバランスを崩すと、妊娠線は現われてきてしまうのだ。勿論、多胎妊娠でも、筋肉量の多い女性であるならば、妊娠線はできにくいのだ。

 妊娠前にちゃんと筋肉がついている女性であったとしても、妊娠中に医者の安静指導を受けてしまって、体を動かさないでいると、筋肉量が減少するので、妊娠線はでてきてしまう。恐らく妊娠6ヵ月以降には確実に出き始める。この妊娠線の場合は、単なる黒い筋ではなく、明らかに運動不足による血行不良が原因であって、妊娠中に筋肉量を低下させてしまった結果、出産時には非常に高い確率で難産になってしまうのだ。

●妊娠線の消し方

 妊娠線の消し方は、安静にせず、スポーツをして体を動かすことだ。自分の筋肉量に対して、妊娠による膨張度が上回ったからこそ、妊娠線が出来たのであって、スポーツによって自分の筋肉量を多くすれば、妊娠線は消えていくのだ。1日1時間以上のウォーキングや水泳や筋肉トレーニングをして、地道に筋肉量を増やしていくことだ。

 また、家事も女性にとって筋肉がちゃんとつく作業なので、決して怠らないことだ。女性の場合、家事におけるチョコマカとした運動が、実は女性にとって物凄く筋肉を鍛えることになるのだ。料理でも掃除でも洗濯でも、毎日ちゃんと行っていると、確実に筋肉がついてくるのだ。

 スポーツや家事で筋肉量を地道につけていくと妊娠線は薄くなり始めるので、そうしたら、妊娠線の箇所にオリーブオイルを塗れば徐々に消えていく。オリーブオイルはできれば、風呂上がりなどに夫に塗ってもらおう。夫婦のスキンシップで夫婦愛も高まるし、こういうサービスを行うと、父親としても自覚も高まってくるのだ。

 例えば、夕食後に筋肉トレーニングをし、その後、風呂に入って更に体を温めて、それからオリーブオイルを塗ると、効果がもっとも高くなる。ただ単にオリーブオイルを塗っても、妊娠線は徐々に薄くなっていくが、妊娠線は筋肉量と膨張度のアンバランスが原因なので、面倒臭がらずに地道に筋肉をつける作業を決して怠らないことだ。

 たとえ妊娠線が消えなくても、妊娠線自体は決して病気ではないので、気にしないことだ。筋肉量の少ない女性や、元から肥満の女性や、多胎妊娠の女性であるならば、できて当たり前のものなのだ。妊娠線ができても、出産にはなんら問題はない。但し、本来は筋肉量があるのに、医者の安静指導を真に受けて、運動をせず、そのために妊娠線のできた妊婦たちは、出産時に難産で苦しむことになる。

●多くの女性たちは妊娠線を脂肪線と勘違している

 妊娠線を消すクリームを購入して、妊娠線を消すことに躍起になっている妊婦たちは、「えっ、妊娠線って、妊娠線ができる妊婦は限られ、しかも妊娠線を簡単に消すことができ、更に妊娠線は出産すれば消えてしまうの?」と疑問を持たれ方もたくさんいると思う。そう、多くの妊婦たちは、妊娠線を勘違いしているのだ。多くの妊婦たちが妊娠線と思っているのは、実は肥満による「脂肪線」のことなのである

 脂肪線とは、肥満によって体にできる「白いミミズ張り」ことだ。「肉割れ」ともいう。これは妊娠でなくても、肥満によってでもできるし、急激なダイエットをするとできることもあるのだ。脂肪線は脂肪の多い女性が、体の膨張や収縮に皮膚がついていけず、そのために皮膚に白い線のようなものができてしまうのだ。この脂肪線は妊娠線とは違って、出産後も決して消えてくれないのだ。そのために多くの妊婦たちが脂肪線を消すことに躍起になっているのだ。

 現在の妊婦たちでは脂肪線は80%以上の妊婦にはできてしまう。それだけ脂肪がつく生活を送っているということだ。ただ、これは平均値で、10代の妊婦では確率が非常に少なくなる。初めての妊娠が26歳以降だと、90%近くにはなる。それだけ大量の脂肪を抱え込んでいるのだ。26歳以降であったとしても、筋肉量が多く、余分な脂肪が余りついていない妊婦は、当然にこの脂肪線はできない。要は、その妊婦に余分な脂肪がついているか否かで決まってしまうのだ。

①脂肪線は「皮膚の乾燥」が原因

 妊娠線も脂肪線も女性の筋肉量が深く関係しているので同じようだと思ってしまうが、脂肪線自体は「皮膚の乾燥」が原因なのだ。女性の筋肉量が多く、余分な脂肪が少ないと、脂肪は脂肪としての機能を充分に果たし、女性ホルモンの維持や保温効果といった機能を発揮し、脂肪も水分や油分が充分にあって、奇麗な脂肪をしているのだ。

 しかし、女性の筋肉量が少なく、余分な脂肪が多いと、脂肪は機能を低下させ、体温は下がり、水分や油分が充分に行き届かず、皮膚が乾燥してしまうのだ。この状態で妊娠してしまうと、皮膚が妊娠による膨張と収縮についていけず、皮膚にミミズ張りを走らせてしまうことになるのだ。

②運動不足

 要は「運動不足」なのである。自分が大量に食べているのに、体を動かさないから、筋肉量が減少し、余分な脂肪がついてしまうのだ。脂肪線をつけたくないのであるならば、食事を変えていくことだ。脂肪と聞くと、植物性脂肪や動物性脂肪がそのまま脂肪になる考えがちだが、実は脂肪は余分な炭水化物が脂肪になるのだ。「白米」「白パン」「白砂糖」のように精製された炭水化物を食べていると、内臓はその消化吸収に手古摺り、脂肪に変えてしまうのだ。だから、主食を玄米や黒パンに変え、甘い物が欲しいなら、黒砂糖や蜂蜜でお菓子を作ればいいのだ。

 そして、筋肉をつけるために、ちゃんと植物性蛋白質や動物性蛋白質をきちんと摂取した上で、スポーツをすることだ。「豆類」や「ナッツ類」や「玉子」や「魚」や「肉」をなるべく多く摂取していくことだ。和食ではナッツ類を余り食べないので、ナッツ類を使った料理を作ってみることだ。魚や肉を食べる時は、なるべく内臓をもきちんと食べることだ。その方が筋肉がつきやすくなるのだ。そういう食事をした上で、1日1時間でいいから、ウォーキングをする。水泳をする。筋肉トレーニングをすることだ。地道に筋肉をつけていくと、余分な脂肪がつかず、妊娠線ができにくくなるのだ。

③「ビタミンC」+「コラーゲン」の不足

 皮膚が潤いを保つためには、「ビタミンC」と「コラーゲン」が必要不可欠である。しかし、妊娠でお腹の赤ちゃんがビタミンCとコラーゲンを大量に消費してくるので、どうしても皮膚が潤いをなくして、脂肪線ができてしまうのだ。更に和食は仏教の影響を受けてしまったために、このコラーゲンを食事でちゃんと摂取していくという食習慣がほとんどないのだ。

 コラーゲンを多く含む食材は、「鶏皮」「牛筋」「豚足」「軟骨」「エイひれ」「ゼラチン」などである。妊娠後期に入ったらコラーゲンを多く含む食材を1週間のうちに何度かは出すようしよう。但し、コラーゲンだけを摂取しても肌は潤ってくれないので、新鮮なフルーツや野菜を大量に食べて、ビタミンCを補っていこう。

 ビタミンCやコラーゲンをちゃんと摂取しても肌が潤わない時は、それは「植物油の不足」なので、植物油をきちんと摂取することだ。脂肪を目の仇にしている女性は、植物油をまったく摂取しないので、肌から油分が失われてシワシワになってしまうのだ。植物油を減らしすぎると、脂肪線ができるだけでなく、肌の老化が急速に始まるので、植物油はきちんと摂取しておいた方がいい。植物油を摂取することで肥満が気になるなら、植物油を摂取する際に、お酢を使えば、体に脂肪はつかなくなる。

④妊娠中に急激に体重を増やさない

 脂肪線を体に刻んでしまう妊婦は、妊娠中に体を動かさずに、急激に体重を増やすから、皮膚がそれについていけず、脂肪線ができてしまうのである。妊娠中は大量に食べつつも、スポーツで体を鍛えながら、筋肉を増やしながら徐々に体重を増やしていくことだ。「大量の食事を食べてたら、必ずスポーツで汗を流すべし」と肝に銘じておけば、脂肪線はできにくくなるのだ。

⑤出産後に急激に体重を落とさない

 脂肪線は出産後、急激に体重を落とした時の方が多くついてしまうのだ。そのため、出産した急激に体重を落とさず、出産しても体重を気にせずに、多目にご飯を食べることだ。体重を意図的に減らしていいのは、出産してから6ヵ月後からである。出産すれば育児に忙しいので、筋肉は十分つくし、育児を楽しんでいれば、体重は自然と適正な体重に落ちていくのだ。こういうふうに体重を落としていくと、脂肪線はできにくいのだ。

●妊娠中はとにかく体を動かすべし

 妊娠中はとにかく体を動かすべきなのだ。家事とスポーツの重要性は妊娠したとしても決して変わらないのだ。妊娠したからといって、家事やスポーツをしなくていいなんてことはないのだ。家事やスポーツをしていれば、いくら大量にご飯を食べても、筋肉はつき、余分な脂肪などつかないのだ。余分な脂肪さえなければ、脂肪線など皮膚に刻まれることはないのだ。

 この世にはアコギな商売をする連中がいて、妊娠線を消すクリームと称して、妊婦たちに売る悪徳商人が存在するのだ。しかも、かなり高価な値段で販売しているのだ。妊娠線と脂肪線の区別のつかない妊婦たちは、そのクリームを買って脂肪線を消すために使っているのだ。脂肪線はクリームを塗った所で消えるものではないのだ。脂肪線を己の肌に刻みたくないのであるならば、体を動かせばいいのだ。家事やスポーツで汗を流して、筋肉をつけて、余分な脂肪をつけないようにすればいいのだ。

 妊婦たちがいくら妊娠線を消すクリームを塗ろうとも、妊娠線は出産すれば消えてしまうのだから、妊婦たちが「このクリーム、妊娠線が消えないじゃないのッ!」といくら苦情を言っても、業者は「妊娠線はちゃんと消えているんだ。ただ、あなたの脂肪線が消えないだけなののです。私どもは脂肪線を消すクリームを販売したのではなく、妊娠線を消すクリームを販売しただけです」と言い返されるのがオチなのだ。

 しかも、出産後、脂肪線がばっちりとできてしまった母親たちには、更に整形外科で、レーザー光線を使用して、脂肪線を消す商売が待ち構えているのだ。この整形手術に大金を支払う女性たちがいるのだから驚きである。更に大金を積むと、皮膚再生治療というワンランク上の整形手術も存在しているのだ。

 万が一、脂肪線ができたとしても、それは恥ずかしがることではないのだ。それは「母親の勲章」なのだ。本人が脂肪線を厭がっていても、第三者から見ると意外とそれが魅力的に見えたりするものなのだ。脂肪線が嫌だからといって、大金を支払って整形手術をして、無理に若作りしている母親よりも、脂肪線を刻んだ肌をして、呆気らかんとしている母親の方に魅力があるものなのだ。それゆえ、脂肪線ができても、それを無理矢理に消してしまうのではなく、昔の妊娠や出産の思い出として残しておけばいいのだ。自分の脂肪線を見るたびに、鮮やかな記憶が蘇ってくる筈だ。そして、これ以上、脂肪線を増やしてならないように、肥満に気をつけ、せっせと家事やスポーツに励めばいいのだ。

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妊娠中の風邪は実は必要な病気

●妊婦がもっとも罹りやすい病気:「風邪」

 妊娠中に妊婦がもっとも罹りやすい病気は、それは「風邪」ではないだろうか? 妊娠期間は10月10日間あるのだから、その期間に1度は風邪に罹ったりすることだろう。しかも、風邪は通常の人間すら罹る病気なのだから、風邪に罹れば寝込んでいればいいのだ。それなのに、風邪をひいているというのに、寝込まないからこそ風邪をこじらせ、他の病気を作り出してしまうのである。

 「風邪は万病の元」といわれている。そのくせ、多くの人々が風邪に罹るのだから、風邪をひいたらすぐさま先手を打って寝てしまうことだ。寝てしまえば、大抵の風邪は治るものなのだ。そもそも、風邪をひいたら風邪薬を飲もうという発想自体がおかしいのだ。風邪を治すのに、薬など必要ないのだ。風邪をひいたら寝るに尽きるのだ。でも、どうして万病の元たる風邪をひいてしまうのか?

①ビタミンCの不足

 風邪は、「ビタミンCの不足」を原因として発生してくる。人間は本来「果実食動物」なので、このビタミンCを大量に必要とする。ほとんどの動物たちは自分の体内でビタミンCを作り出せるのに、人間もゴリラも猿もこのビタミンCを体内で作り出せない。なぜなら、果実食動物だから、わざわざ作り出す必要性がなかったからである。

 ビタミンCは細胞の成長と修復に大量に使用されるので、人間は人為的に摂取し続けなくてはならない。特に妊婦は赤ちゃんの成長のためにビタミンCが大量に使用されるので、どうしてもビタミンCが不足になってしまうのだ。そのために妊婦が妊娠中に風邪をひきやすくなってしまうのだ。

 現代人がなぜ風邪をひきやすいかといえば、それは喫煙するからである。タバコを1本吸うと100mgのビタミンCが奪われてしまう。この数値はなんと妊婦が1日に必要とするビタミンCの量を上回るのである。それゆえ、妊婦が喫煙することは絶対に禁止だし、夫が喫煙するのも禁止にすべきなのだ。外出した際は、喫煙している人には絶対に近付かないことだ。副流煙を吸うだけでも、ビタミンCは着実に奪われてしまうのだ。

②免疫力の低下

 風邪の原因でもうひとつ有力なのが、免疫力の低下である。人間は常に高い免疫力を持っているわけではない。1年のうちに1ヶ月間はどうしても免疫力が下がってしまう時期があるのだ。この時期に風邪を始めとする病気に罹って、体内に病原菌を入れることにより、免疫力を作動させて撃退することにより、免疫力の刷新を図るのだ。

 特に妊婦にとっては、妊娠期間が10ヵ月間もあるのだから、この免疫力の刷新の時期にあたる確率が非常に高くなってしまうのだ。妊娠中に自分の免疫力が落ちてくれば、当然に風邪をひいてしまうのだ。だから、妊娠期間中の風邪は決して心配することなく、風邪をひいたら寝るという対応策をすぐさま取ればいいのだ。

●妊娠中に1度は風邪をひいておいた方がいい

 「ビタミンCの不足」を原因とする風邪は、ビタミンCを補給していけばいい。そして、免疫力刷新のために起こる風邪は、定期的な免疫力刷新なのだから、こういう時は免疫力が低下しているのだから、無理をしないですぐさま寝てしまえばいいのだ。妊娠中に起こる風邪は、これだけで治るものなのだ。風邪は決して心配するものではないのだ。

 実をいうと、風邪は風邪以外の病気を防ぐ病気でもあるのだ。人間は風邪という病気に関しては、いくら健康に気を使っている人でも罹る病気なのだ。なぜ、この病気が撲滅されなかったといえば、それは人間にとって必要な病気だからだ。人間は風邪に罹ることで、「免疫力の刷新」を図っているのだ。

 人間は本来「果実食動物」である。、その果実食棒物が鬱蒼と樹木が生えるジャングルを出て、草原に進出していったのである。ジャングルの中にいれば、新鮮な酸素を吸うことができるし、樹木が出すフィトンチッドだって大量にあるのだ。それがジャングルを出ることによって得られなくなる以上、呼吸器官にどうして負担が罹ってくるのは、当然なのだ。そのために、どうしても風邪をひいてしまうのだ。だが、それは風邪をひくことによって、免疫力を刷新するという方法を取ることにより、ジャングル以外の地での生存を可能にさせたのだ。

 それゆえに風邪をひかないということは決して自慢にはならないのだ。なぜなら、人間は風邪をひかないと、免疫力を刷新できず、自分の免疫力が徐々に低下していってしまうのだ。意外なことかもしれないが、俺が癌治療に携わっていた時に不思議に思ったのが、癌患者の多くは、癌を発症する前に、長いこと風邪に罹ったことがない人たちであったのだ。風邪をひかないがゆえに、自分の免疫力が低下してしまい、癌細胞を撃退することができなくなってしまったのだ。

 水泳などをすると、皮膚が鍛えられてしまうために、どうしても風邪をひきにくくなってしまう。特に妊娠中に水泳などする妊婦は、どうしても皮膚が健康になりすぎて、風邪をひかなくなってしまうのだ。そうすると、妊娠中に風邪に罹らなくなるので、どうしても免疫力の刷新がされず、自分も赤ちゃんも免疫力が低くなってしまうのだ。それゆえ、自分が風邪をひかないなら、夫が風邪をひいた時に夫に近くに近寄り、風邪のウィルスを吸いこんでおくことだ。たとえ自分が風邪をひかなくても、風邪をひいている人の近くにいるだけでも、自分の免疫力を強めることができるのだ。

●風邪の対策法

①とにかく寝る

 風邪をひいた時は、とにかく寝ることだ。睡眠をたっぷりと取ることによって、免疫力を作動させやすくし、自分が睡眠中に自動的に風邪を処理してもらえばいいのだ。風邪をこじらせてしまう人たちは、風邪をひいたのに、寝込まずに動き回っていたからこそ、風邪を悪化させてしまったのである。

②温かい飲み物

 風邪をひいて寝込む前に、温かい飲み物を飲んでから寝ることだ。風邪の際にお勧めなのは、「ローズヒップティー」である。お茶の中で最大量のビタミンCが含まれているので、これを飲めば風邪は治っていくのだ。それ以外に「葛根湯」や「ココア」も体を温める飲み物なので、風邪の際には効果がある。

③お腹がすいたら、温かい食べ物を食べる

 風邪をひいた際は、食欲がないのだから、お腹がすくまで飯を食べないことだ。人間は食べなければ、食物の消化吸収にエネルギーを取られなくて済むので、食べなければ体温は上昇していくのだ。体温が高くなれば、免疫力は作動し易くなり、風邪のウィルスを撃退してくれるのだ。この「お腹がすくまで、飯くうな」をスローガンに掲げていると、お腹がすく頃には、もう風邪は治っているのだ。風邪が治ったら、温かい食べ物を食べればいいのだ。鍋料理などは、風邪が治った後の料理としては、最適な料理である。

④フルーツや野菜を大量に食べる

 風邪が治り始めたら、フルーツや野菜をナマのまま大量に食べることだ。ビタミンCが不足していることが原因なので、ビタミンCを大量に摂取していけば、風邪は治っていくのだ。ビタミンCは加熱すると壊れてしまうので、野菜などは加熱せずに、ナマで食べることだ。糠漬けの量を増やすとか、サラダの量を増やすとかして、ナマの野菜を多く取る食事に変えていけばいい。

⑤体が重たくなったら、無理をしない習慣をつける

 人間は1年に1ヵ月ぐらいは、どうしても免疫力が下がってしまう。そのため、免疫力が下がってくると、体が重たくなるのだ。そういう時は、決して無理をしないことだ。通常のように動いても、体がついていかないので、どうしてもミスが多くなるし、精神的にも怒りっぽくなるのだ。体が重いと感じている時点で、もう風邪のウィルスは体内に侵入していて、まだ風邪はひいていないけど、すでに風邪の初期症状が出始めているのだ。こういう時は、無理をせず、家事も仕事も早目に切り上げて休むことだ。

●風邪には風邪薬などいらない

 風邪をひいたら、温かい飲み物を飲んで、すぐさま寝るというのが、風邪の対策の基本なのだ。それゆえ、風邪に風邪薬など絶対に必要ないのだ。日本では風邪をひいたら風邪薬を飲むというのが常用化しているために、妊婦も風邪をひいたら、すぐに風邪薬を飲んでしまう傾向にあるのだ。

 妊婦が風邪薬を飲むと、その風邪薬が、体内のビタミンやミネラルを大量に奪ってしまうのだ。しかも、風邪薬は濃縮されて、胎児にも届けられるので、胎児にも悪影響が出てきてしまうのだ。 妊婦が風邪薬を飲めば、お腹の赤ちゃんを奇形児にしてしまう危険性だってあるのだ。だからこそ、決して製薬会社の宣伝には騙されないことだ。風邪は温かい飲み物を飲んで、すぐさま寝れば治ってしまう病気なのだ。

 風邪薬は安全だと思ってはならない。風邪薬のために薬害に苦しんでいる人たちはかなりいるのだ。風邪薬を飲んでしまったばっかりに涙が止まらなくなってしまったとか、失明してしまったとか、体に麻痺症状が残ってしまったとか、風邪薬の薬害は跡を絶たないのだ。風邪は忌むべき病気ではないのに、風邪薬を飲むから、こういう悪夢を味わうのだ。

 風邪薬の薬害に関しては、薬害を引き起こす風邪薬を売った製薬会社も悪いが、風邪ごときの病気で薬を飲んだ病人も悪いのだ。風邪は寝れば治る病気なのに、風邪薬を飲むから、風邪よりも悲惨な病気になってしまうのだ。人間には必要な病気だってあるのだ。風邪はその最たるものなのだ。

 妊娠中はくれぐれも風邪薬を飲まないことだ。妊娠期間が10ヵ月間に及べば、風邪をひくことだってあるのだ。しかし、妊娠中の風邪といえども、その妊婦にとって必要だからこそ発症してくるのである。風邪は、今から400万年前、人類がジャングルから草原に出ていったからこそ発症してくる病気なのだ。風邪は人間の免疫力を刷新するという重要な役割を持つ病気であるのだ。風邪は妊婦にも、お腹の中の赤ちゃんにも、風邪という症状を巻き起こしながら、免疫力を刷新してくれているのである。

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新米妊婦を襲う「マニュアルどおり病」 ~母子手帳や妊娠マニュアル本どおりには、お腹の赤ちゃんは育ってくれない~

●母子手帳評価の分かれ道

 母子手帳は日本で発明されたものなのである。この母子手帳は便利だということで、現在、日本政府は母子手帳を全世界に広めようと躍起になっているのだ。しかし、現在、母子手帳がある日本では、少子化が深刻な問題になっており、世界各国に母子手帳を広めている場合ではないのだ。少子化の理由を女性学者たちは、「女性が子供を産む環境が整っていない」とか、「子供を産む費用がない」だとか、「「女性が差別されている」などと頓珍漢な理由を唱えているのだ。理由はそんな所にはないのである。

 少子化の最大の理由は、「政府が手を出すから」なのである。人間の能力というものは、過保護に扱われれば扱われるほど、その能力を低下させてしまうものである。政府が女性たちを大事に扱えば扱うほど、政府の考えたこととは裏腹に、女性たちはその能力を低下させてしまうのである。戦前、政府は女性たちを優遇する政策は、教育以外ではほとんど取らなかった。だからこそ、女性たちは自由に能力を向上させることができ、繁殖力も強く、人口は3倍にまで膨れあがっていったのである。

 ところが、戦後は政府が女性を優遇し、憲法でも法律でも女性の権利を大幅に認めたために、女性の能力は低下し、出生率は低くなり、フェミニストとたちに至ってでは自分たちが自立できるために、政府の援助を乞うまでに至っているのだ。戦前の女性たちでは大人になれば自立するのが当たり前だったものが、戦後では自立すらできなくなる女性たちが出現してきてしまっているのだ。

 少子化問題にしても、女性学者たちが考えるような「女性が子供を産む環境が整っていない」とか、「子供を産む費用がない」だとか、「「女性が差別されている」などとではなくて、「政府が余りも女性たちを過保護に扱いし続けてきたために、女性たちの能力が低下してしまったから」なのである。

 政府が母子手帳を発行して以来、日本の人口はほとんど増えていないのである。初めての妊娠をした妊婦に、母子手帳を与えてしまえば、その妊婦は自分の妊娠や出産や育児を、自分の力で学び取っていくという「自助努力の精神」を失ってしまうのである。何事も、自分が努力して学び取っていったものは、自分の実力になるが、他人から安易に教えられてしまっては、自分の実力にはならないのだ。 

●母子手帳を見ても、母子手帳を信用するな

 母子手帳は確かに有難いものである。それを無料で政府がくれるというなら、喜んでもらってしまうものだろう。しかし、母子手帳どおりに赤ちゃんは育ってくれないのだ。だから妊婦も産婦も母親も悪戦苦闘しながら育てていくのである。子供なんて1人目は実験台のようなものだし、2人目でやっとコツを掴めるようになり、3人目でやっと一人前なのである。妊娠や出産や育児は、自分で実際にやってみて、悪戦苦闘しながら行わない限り、その女性に実力をつかないのだ。

 だから、多くの母親たちは、母子手帳に対して、「あんなもの役に立たないわよ」というのである。この答えは当然なのだ。自分が妊娠や出産や育児で経験し、実力をつけてきた母親たちにとって、赤ちゃんは母子手帳どおりに育ってくれないということが、身に沁みて解ったからだ。ということは、その母親に一人前の母親としての実力がついたということなのである。

 母親たちの中には、「母子手帳が役に立った」という感想を述べる母親たちもいる。しかし、こういう母親たちは、初めて妊娠で、相談できる人が身近にいなかったのである。自分が抱える問題でも、妊娠の経験者に訊いてしまえば、簡単に解決できるものを、敢えて妊娠の経験者に訊かないで、母子手帳の中なら導き出してしまったのだ。

 新米の母親にとって大事なのは、平穏無事に妊娠や出産や育児を遣り遂げるのではなく、自助努力の精神をもって、悪戦苦闘しながら、妊娠や出産や育児を行うことこそが大事なのである。ベテランの母親たちから見れば些細な問題でも、新米の妊婦なら解らないことばかりなのだ。だから、恥を忍んで、勇気を出して、訊くのである。訊けば訊いたで、「あんた、そんなことも知らないの?」と言われて、やっと教えてもらえるのである。そういうことを繰り返していけば、その新米の妊婦には、ちゃんと実力がついていくことだろう。

 新米の妊婦にとって、ただ単に巧く妊娠や出産を行えばいいのではないのだ。今までの古い自分を否定し、敢えて恥を晒し、時には失敗をしたりして、先達たちが築き上げた知恵を継承していき、その上で自分の頭で考え、自分で行動していくことなのだ。そうすれば、実力が付き始め、一人前の母親になっていくことができるのである。

●妊娠マニュアル本どおりにうまくいかない

 これが妊娠マニュアル本になると、もっとひどくなる。この妊娠マニュアル本を手にした妊婦たちは、これを熟読して、その本に書いてあるように行い始めるからだ。お腹の赤ちゃんは妊娠マニュアル本どおりには育ってくれないのだ。妊娠期間は通常「10月10日」と言われるが、9ヵ月で生まれてしまう赤ちゃんもいれば、12ヵ月目でやっと産まれてくる赤ちゃんもいるのだ。これほど違うのである。

 妊娠マニュアル本は、妊婦たちに妊娠をマニュアル化させ、何一つ問題が起こることなく、平穏無事に妊娠生活を送ってもらい、出産してもらおうという意図で作られたものだ。しかし、実際にやってみれば、作者の意図とは正反対の結果がでてくるのだ。妊娠マニュアル本は、「妊娠マニュアル本の法則」によって、作者が想像だにしなかった結果が出てきてしまうのである。

妊娠マニュアル本の法則

 第一法則:「マニュアルどおりにやると、失敗する」

 第二法則:「うまくやろうとすると失敗する」

 第三法則:「失敗する可能性のあるものは、失敗する」

 現実とはこんなものなのだ。作者が妊婦たちに失敗させないという老婆心こそが、妊婦たちに悲惨な失敗をさせてしまうのだ。初めての妊娠なのだから、失敗して当たり前なのだ。知らないことばかりなのは当然なのだ。だが、妊婦たちは失敗するからこそ、知らなかったからこそ、心を入れ替え、自分でちゃんとしようとするからこそ、実力を着々とつけていくのである。

 科学の中では学者が頭の中で考えたことが勝るが、生活では母親たちが経験で学んだことの方が勝るのだ。いくら科学的に正しいことでも、実際にやってみれば出鱈目なものなどいくらでもあるのだ。妊娠も出産も育児も、生きた赤ちゃんを相手にしたものなのである。それゆえに、「自分の心から湧き出してくるものしか意味はない」はないのだ。

 初めての妊娠なら失敗だらけである。しかし、それでいいのだ。初めての妊娠なら知らないことばかりである。しかし、それでいいのだ。失敗するからこそ、再びチャレンジしようとし、知らないからこそ、自分で考えようとする。そうやって単なる女性が一人前の母親に成長していくのだ。妊娠や出産や育児はただ平穏無事に行えばいいというものではないのだ。その女性が一人前の母親になってくれない限り、トラブル続きなのだ。

●「母子手帳」よりも「母の知恵」

 初めての妊娠ならば、母子手帳や妊娠マニュアル本の虜にさせられてしまう可能性があるのだ。特に妊娠中はホルモンや自律神経のバランスが崩れてしまうので、自分の妊娠がマニュアルどおりに進んでくれないことに、異常な不安感を抱いてしまう可能性があるのだ。これは一種の精神的な病である。その病名は「マニュアルどおり病」である。

 そういう時は、母子手帳を見ないことだ。妊娠マニュアル本を見ないことだ。知識でお腹の赤ちゃんを育てようとするのではなく、自分の温かい心でお腹の赤ちゃんを育てると決意を固めることだ。別に失敗したとしても構わない。別に知らないことがあっても構わないのだ。大事なことは、自分の心よりも、他人の知識を優先させないこと! 妊婦にとって大切は、「母の知恵」であって、「学者の知識」ではないのだ。

 多くの母親たちも、試行錯誤を繰り返しながら、「母の知恵」を継承していったのだ。初めての妊娠をした妊婦に必要なのは、「試行錯誤の大切さ」なのだ。試行錯誤を繰り返していれば、「知識より知恵」の重要性が身に沁みて解る筈だ。母子手帳の知識より母の知恵、妊娠マニュアル本の知識より母の知恵なのだ。

 政府が無料で母子手帳をくれるというのなら、それはそれで有難い。無料で貰えるなら貰ってしまう。しかし、母親たちが母子手帳どおりに育児を行っていたら、それは異常なまでの深刻な問題なのだ。一人前の母親なら、母子手帳を乗り越えていく筈だからだ。「母子手帳は当てにならない」と母親たちが述べるのは、何も母子手帳に間違った記載がされているのではなく、その母親が一人前の母親になった証拠だからだ。

 初めての妊娠なら、妊娠や出産について知らないことがあって当然なのだ。初めての妊娠なら、妊娠や出産で失敗を犯してしまうのは当然なのだ。だから、「最初から完璧を目指すな!」。今までの自分を全部捨てて、初心になって学んでいくことだ。そうする方が、逆に巧く行えるようになるのだ。「マニュアルどおり病」に罹ったら、マニュアルの知識を捨てて、自分で考え行動を起こしていくことの大切さを再確認してほしい。そうすれば、「マニュアルどおり病」は跡形もなく消え去っていくことだろう。

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妊娠中における妊婦の「集中力欠乏症」について

●集中力欠乏症って?

 妊娠中に、夫から「最近、お前、集中力ないな」と言われたことがないだろうか? もしも、いつも鈍感な筈の夫が、妻の集中力のなさに気付くようだったら、それは「集中力欠乏症」に罹っている状態である。「集中力欠乏症」とは聞いたことがないだろうが、妊娠中に妊婦に集中力が欠乏してしてしまう状態である。ただ、病気というほどのものではないが、精神的に少し変調を来たしてしまうのだ。

①夫婦の会話が続かなくなる

 まず、この集中力欠乏症に罹ると、夫婦の会話が続かなくなってしまう。恋愛結婚で結婚し、初めて妊娠なのに、妊娠中に夫婦の会話が途切れるようなことがあったら、集中力欠乏症と見ていい。恋愛結婚で初めての妊娠なのに、この時期に夫婦の会話がなくなってしまうということはないからだ。夫婦がテーブルの前に座って話し合っているのに、妻の方が話の骨を折ってしまい、夫婦の会話を長続きさせなくしてしまうのである。

②家事や仕事で手抜きをしまくる

 妊婦が集中力欠乏症に罹ると、何事も面倒臭くなり、家事や仕事で手抜きをしまくるのである。家事にしても、仕事にしても、苦労を厭わず、手間をかければ、素晴らしい成果を作り出せることができるのである。しかし、この集中力欠乏症に罹ると、家事や仕事を持続させるだけの集中力が不足してしまい、そのために、きちんとした成果を出すよりも、手抜きをすることに重点を置き始めるのである。

③テレビを見る時間が多くなってくる

 妊婦が夫婦の会話を少なくし、家事や仕事で手抜きをして、一体何をやっているかといえば、テレビを見ているのである。しかも、何か1つの番組を選んで集中して見ているのではなく、リモコンでテレビ番組を変えまくり、エンドレスでテレビを見る状態になってしまうのだ。そのため、何に対しても、やる気が起こらず、無気力になってしまうのだ。

 もしも、この集中力欠乏症にある妊婦を、医者が診察したら、この状態を病気と看做し、精神病院送りにしてしまうことだろう。しかし、俺はこの状態を決して病気扱いにはしない。妊婦なら妊娠中に起こりうる状態だからだ。それは人間の集中力を生み出すメカニズムと深く関係しているのだ。

●集中力欠乏症の原因

 人間の集中力は、個人が意図的に集中しようとしても、長時間にわたって持続できるものではないのだ。人間が集中力を持続するためには、「蛋白質」と「カルシウム」のコンビがなければ発揮できないのだ。妊婦は妊娠中、自分のために蛋白質とカルシウムを消費するだけでなく、お腹の赤ちゃんも蛋白質とカルシウムを消費してくるので、どうしても蛋白質とカルシウムが不足してしまい、そのために集中力欠乏症になってしまうのだ。

①カルシウム不足

 日本の土壌は火山灰質なので、どうしてもカルシウム不足になってしまうのだ。そのため、日本では妊婦だけでなく、普通の女性ですら、カルシウム不足の状態にあるのだ。妊娠中と意図的にカルシウムを多く摂取していかないと、どうしてもカルシウム不足に襲われてしまうのだ。

 また、カルシウムをいくら多く摂取しても、清涼飲料水を飲んでいると、清涼飲料水に含まれる「リン」が、カルシウムを激減させるのだ。更に白砂糖を使ったお菓子を食べていると、白砂糖は消化吸収される際に、大量のカルシウムを奪わってしまうので、深刻なカルシウム不足に陥ってしまうのだ。

②蛋白質不足

人間に集中力をもたらすのは、蛋白質の中でも「リジン」という物質である。リジンは「ナッツ類」や「豆類」や「玉子」や「チーズ」や「魚」や「肉」に多く含まれている。問題は肉の食べ方であって、肉であっても「霜降り肉」ではリジンの含有量が極端に少ないのだ。だから、肉食をしても、霜降り肉ばかり食べていたら、深刻なリジン不足に陥ってしまうのだ。

 また、リジンは、筋肉や脂肪だけでなく、内臓にも多く含まれているので、内臓もきちんと食べないと、うまく摂取できなくなってしまうのだ。和食は動物の内臓をほとんど捨ててしまっているので、この危険性は充分に注意しておいた方がいい。肉を食べた際は、なるべく内臓をも食べるようにしよう。

 更に、肉をいくら多く食べても、野菜を食べなければ、肉の消化吸収ができず、リジン不足になってしまうのだ。肉食を好む人は、肉ばかり食べて野菜を食べずにいると、集中力が続かず、すぐに怒りっぽくなってしまうのだ。だからこそ、肉を食べる際は、肉ばかり食べるのではなく、大量の野菜を食べるようにしよう。

●集中力欠乏症を放置すると

①仕事や家事に手がつかない

 集中力欠乏症は病気というほどのものではないが、これを放置しておくと、家事や仕事に手がつかなくなってしまうのだ。良く、「家の中を片付けられない女」がマスコミで取り上げられるが、まさしくあれが集中力欠乏症が行き着いた姿なのである。清涼飲料水や甘いお菓子を食べまくり、肉を食べるが野菜を食べないという偏った食生活をしていると、片付けをするということに対してさせ、集中力を発揮できなくなってしまうのだ。妊婦の中で、家の中が掃除もされず、仕事場に行っても仕事に手がつかないようであったら、要注意である。

②出産時に慌てふためいて突入してしまう

 妊婦にとって、出産は、出産前の準備をきちんと行い、集中力を以て出産に臨めば、的確に出産をできるものである。ところが、この集中力欠乏症が悪化してしまうと、集中力がないために、出産前の準備が何もできず、出産時にも集中力が発揮できないので、出産時に慌てふためいて突入してしまうことになるのだ。

③育児に真剣になれなず、子供が多動性注意力欠陥障害を引き起こしてしまう

 初めて赤ちゃんを出産した母親にとっては、育児は楽しい筈のものなのに、集中力欠乏症を引き摺ってしまうと、集中力がないために育児に真剣になれず、面白くなく、やる気を失ってしまうのだ。赤ちゃんの顔を見ながら育児をせず、テレビを見ながら育児をするようになってしまうのだ。

 そのため、赤ちゃんが母親の愛情を感じることができず、子供の方が多動性注意力欠陥障害(ADHD)になってしまうのだ。多動性注意力欠陥障害に罹るような子供は、母親の愛情不足だけでなく、母親の食生活も遺伝してしまうので、完全に集中力を失ってしまい、日常の会話をすることさせ困難になってしまうのだ。

 近年、多動性注意力欠陥障害が問題になってきて、精神科医たちが子供たちに薬を投与することで治そうとしているが、この病気は薬で治るようなものではないのだ。その子供もおかしいが、その子供の母親もそれ以上に異常になっているのである。まずは食生活から改めさせないと、治るわけがないのだ。

●集中力欠乏症の対策

 妊婦の集中力欠乏症は、妊娠による蛋白質とカルシウムの不足からくるので、まずはこれを補っていけば治るものなのだ。これらの物質が不足すると、集中力が欠乏するだけでなく、精神的な落ち着きをなくしたり、疲労しやすくなったり、目が充血したりするので、そういう症状が出てきたら、蛋白質とカルシウムの不足だと見ていい。

①カルシウムの補給

 まず、カルシウムは牛乳で摂取すればいいという考えは捨てよう。日本民族は牛乳を摂取してこなかったために、牛乳を飲んでも巧く吸収できないのだ。もしも、牛乳を飲むなら、低温殺菌牛乳を買ってきて自宅でヨーグルトを作り、そのヨーグルトを食べるようにしよう。こうすると、カルシウムを吸収できるようになるのだ。

 また、牛乳より遥かにカルシムを多く含む食材は、「エンドウ豆」「擦りゴマ」「ひじき」「高野豆腐」「切干大根」「油揚げ」「桜エビ」「シラス」などである。すべて日本の伝統的な食材である。これらの食材を巧く使って、日々のカルシウム摂取を怠らないようにしよう。

 味噌汁を作る際は、鶏ガラでダシを取ると、充分にカルシウムを摂取することができるようになる。集中力欠乏症に罹っている時は、重点的に「鶏ガラの味噌汁」を飲むようにすると、カルシウムを充分に摂取することができる。鶏ガラでダシを取る際は、「長ネギ」と「ニンニク」と「生姜」を入れて煮込むと、鶏の臭みが消えて美味しくなる。

 いくら食事でカルシウムを多く摂取しても、清涼飲料水を飲んでいたり、白砂糖のお菓子を食べていたら、カルシウムはすべて奪われてしまう。それゆえ、今後、清涼飲料水と白砂糖のお菓子は厳禁である。もしも、甘い物が欲しいなら、自宅で黒砂糖や蜂蜜を使ってお菓子を作ればいいのだ。

②蛋白質の補給

 蛋白質を補給しようといっても、リジンは「ナッツ類」や「豆類」や「魚」や「チーズ」の中にもカルシウムは含まれているのだ。特にナッツ類や豆類は料理で多く使って、多く食べるようにしよう。蛋白質には植物性のものと、動物性のものとに分けられるが、集中力欠乏症に罹るような妊婦は、植物性の蛋白質あ圧倒的に不足しているからだ。

 肉よりも魚を多く食べるようにしよう。日本民族は魚を食べ慣れているので、肉よりも魚の方がリジンをより多く吸収できるのだ。肉を食べる際は、筋肉や脂肪だけでなく、内臓をきちんと食べるようにしよう。内臓は筋肉よりも安い値段で売られているので、家計にも優しいのだ。妊娠中でもたまには焼肉レストランにでも行って、内臓を中心に食べまくればいいのだ。

 但し、肉を食べる際には野菜を大量に摂取することだ。野菜は基本的には生鮮野菜であって、サラダにして大量に食べるといい。野菜の中には油溶性のものもあるので、ドレッシングをかけて食べることだ。野菜ジュースを作って飲むと、一気に大量に野菜を摂取することができる。

③集中できることをする

 集中力欠乏症を治したかったら、ただ蛋白質とカルシウムを大量に摂取していくだけでなく、集中力できることをすることだ。集中力は物事に集中をすることによって鍛えられるのだ。家事でも仕事でも、それらをやる時は、集中して取り組もう。特に夫婦で会話する時は、真剣になって話し合うことだ。夫は妻よりも自宅に滞在している時間は短く、夫婦で会話できる時間も限られているのだ。だから、夫婦で会話する時は、限りがあるのだと思って、ちゃんと話し合う習慣を身につけておくことだ。

●「大変だ教」の信者にならないためにも

 集中力欠乏症を放置すると、何をしても面倒臭くなり、何に対しても真剣になれず、何しても大変になってしまうのだ。「妊娠は大変だ~」「出産は大変だ~」「育児は大変だ~」「結婚は大変だ~」と、何をやらしても大変になってしまうのである。すべての物事は大変と思ってしまえば大変かもしれない。しかし、大変なものの中にこそ、本当に素晴らしい価値を有するものが存在しているのである。それなのに、大変だからといって、大変なことをやらなければ、素晴らしいものを作り出すことはできないのである。

 気をつけたいのは、日本では土壌にカルシウム分が少なく、肉料理でも内臓を捨てる料理を食べるために、どうしても、蛋白質とカルシウムが不足して、恒常的な集中力欠乏症になっている人たちが多いということである。何をやらしても「大変だ~」とぼやき、集中力を発揮して、新しいことを取り組むことが非常に少ないのだ。既婚女性なら、主婦同士で集まって、何事にも「大変だ~」と言い、愚痴や悪口を垂れまくる会話をしまくるのだ。

 俺はこれを「大変だ教」だと言っている。日本でもっとも多くの信者を有する宗教である。何をやらしても「大変だ~」と題目を唱えるのである。「大変だ教」は「仏教」と似ているが、仏教とは決定的な違いがある。仏教の教祖のゴータマ・シッダルータも、長期間断食をすることによって、絶対的な蛋白質とカルシウムの不足に陥り、集中力欠乏症を悪化させ、その後、悟りを開いたが、釈迦は「一切皆苦」を理性的に突き詰めたのである。それに対して、「大変だ教」では、栄養不足を放置し、集中力欠乏症を悪化させ、感情的に「大変だ~」と言っているだけなのである。「大変だ教」は感情的に「大変だ~」といっているから、タチが悪いのだ。自分の状態を理性的に把握しているわけではないのだ。

①食事を改善し、物事に真剣になって取り組む

 まず、この「大変だ教」から抜け出すためには、食事を改善して、ちゃんと蛋白質とカルシウムを摂取していくことだ。仏教の影響力が強い地域では、仏教の戒律のために、「肉食の禁止」の風潮が根強あるので、絶対に「肉食の禁止」には走らならないことだ。肉食をやめてしまえば、集中力が欠乏していくだけなのだ。坊主ですら、仏教の戒律を破って肉食をしているのだ。

 そして、何事をするにしても、「大変だ~」と言わずに、真剣になって取り組む習慣を身に付けることだ。真剣になって取り組めば、きちんと成果は出てくるのだ。その成果を作り出す喜びを大切にしていくと、新たなることに取り組む意欲が湧いてきて、いかなることでも気軽に取り組むことができるようになるのだ。

②話の骨を折らず、揚げ足を取らない

 何事にも「大変だ~」と言っているような女性は、話し方を改善していった方がいい。すぐに話の骨を折り、揚げ足を取ってきて、会話を破壊してしまうからだ。他人と会話するたびに、自分の会話の仕方をチェックして、話の骨を折らず、揚げ足を取らないようにすることだ。特に夫に対しては、会話の仕方を本格的に改善した方がいい。

③相手の欠点を指摘しない

 何事にも「大変だ~」といっている女性は、相手からどんな話を聞いても、ついつい相手の欠点を指摘してしまいがちなのだ。特に夫に対して、夫の欠点を指摘しまくってしまうのだ。これではまともな夫婦関係を維持することなどできなくなってしまう。夫の欠点の指摘するのではなく、夫の長所を伸ばすようにすることだ。夫の長所が伸びていくと、夫の欠点は消えてしまうものなのだ。相手の欠点をいくら指摘しても、相手は成長せず、それどころか益々悪化してくのだ。人間に欠点があるのは当たり前。だったら、相手の長所に注目して、それを伸ばすようにしていこう。これは良好な夫婦関係を作り出すだけでなく、子育てでも発揮できることなのだ。

 日本では土壌にカルシウムが少なく、肉食も少なかったので、どうしても集中力欠乏症に罹りやすいのだ。だからこそ、何事に対しても「大変だ~」という輩が多く、一切皆苦を唱える仏教も広まってしまったのだと思う。何事も大変だといえば大変なのである、苦しみといえば苦しみなのである。だが、人間はその大変なことをやってのけ、苦しみを厭わず労働に励むからこそ、価値ある物を作り出すことができ、世の中を発展させることができるのである。

 妊娠だって、出産だって、育児だって、大変と言えば大変だし、苦しみだと言えば苦しみなのである。しかし、それはネガティブな視点に立つからこそ、そう見えるだけなのである。ほとんど女性たちは、それらの中に苦しみはあるものの、それ以上に楽しいことがたくさんあったからこそ、行っているのである。やってみれば、その楽しさは、他では経験できないほどの楽しさなのである。栄養不足や、ネガティブな考えに取りつかれて、妊娠や出産や育児をやらなかったら、人類は滅亡していくだけなのである。いつも「大変だ~」と言っている人や、一切皆苦で深刻な顔になっている人とは縁を切ろう!

 「人生は楽しいものなのだ。但し、あなたが集中力を発揮して、物事に真剣に取り組めば」なのだ。妊娠だって、出産だって、育児だって、自分が集中力を発揮していけば、簡単にできるものなのだ。そのためにも、食事で蛋白質とカルシウムをちゃんと摂取していくようにしよう!

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初めての妊娠だからこそ、不眠症を患う

●初めての妊娠は考えすぎるから不眠症になりやすい

 初めて妊娠の場合、どうしても妊娠や出産や育児のことで、あれやこれやと悩んでしまうものだ。その気持ちは物凄く解る。初めて妊娠なら解らないことばかりだからだ。しかし、妊婦の考えすぎは不眠症を引き起こすのだ。初めて妊娠で考えすぎてしまうために、不眠症になっている妊婦はかなりいるのだ。

 「過ぎたるは病の始まり」なのだ。妊娠のことなど、妊婦なら少し知っていれば充分に対応できるものなのだ。解らないことがあるなら、自分で悩まずに、自分の母親に訊けばいいのだ。この当たり前すぎることをしていれば、妊娠で悩むことなどないであろう。自分の母親は妊娠や出産や育児の経験者なのだ。

 妊婦が妊娠で悩む勿れ。妊婦の身でまだ来ぬ出産を思い煩う勿れ。妊婦の身でまだ来ぬ育児を思い煩う勿れ。今、妊娠している状態を一生懸命に生きよう。今日を楽しむ者は明日をも楽しめるが、今日を悩み煩う者は明日をも悩み煩うことだろう。心配したって解決されないものだってあるのだ。

 妊娠期間中は睡眠時間が増えるものだが、不眠症に罹ってしまうと、深夜にパチリと目が覚めてしまうのだ。不眠症を患うと、不眠症患者は夜全然眠れないと証言するのだが、実はベッドに横になっていると、ちゃんと眠っているのだ。ただ、脳が覚醒状態にあるので、眠った気がしないのである。それで寝ているのに、眠れないという錯覚が起こり、悲惨な状況になってしまっているのだ。

 妊婦が不眠症になってしまうと、お腹の赤ちゃんが充分な成長ができないということになってしまう。胎児の成長は主に夜間に行われるので、夜に母親が不眠症で起きていると、どうしても成長のスピードが遅れてしまうのだ。更に、妊婦自体が不眠症で心身を消耗させてしまい、出産を巧く乗り切れない体力しか備えることができなくなってしまうのだ。

●原因は「妊娠を意識しすぎ」!

①体の冷え

 妊婦が不眠症を起こす最大の原因は「体の冷え」である。体が冷えているために、どうしても巧く睡眠に入ることができなくなってしまっているのだ。人間の体は日中に体温が上昇し、夜間は体温が下がっていくのに、日頃から低体温だと、体温の変化が少ないために、巧く体温が下がってきれず、ついつい睡眠のチャンスを失ってしまうのである。

②緊張しすぎ

 妊婦が妊娠や出産や育児のことで思い悩むと、常日頃から交感神経が優位になってしまい、自分の心身が覚醒し、交感神経の副作用で体温が下がってしまうのだ。そのため、夜になっても脳が冴えてしまい、眠たいのに、眠れぬ状態になってしまうのである。しかも、交感神経の副作用で体温が低くなっているから、どうしても眠りに入ることが困難になってしまうのだ。

③運動不足

 不眠症の妊婦は、日中において余りにも運動不足なのである。そのため、体が疲れておらず、夜になって就寝しようという気になってくれなくなってしまうのだ。妊婦が医者から安静指導を受けてしまうと、どうしても睡眠が浅くなり、最終的には不眠症を発症していまうのは、この悪循環によるものなのだ。

④カルシウム不足

 妊娠中は自分だけでなく、お腹の赤ちゃんもカルシウムを消費してくれるので、カルシウムを多目に取っていかないと、どうしてもカルシウム不足になってしまう。カルシウムが不足してしまうと、不眠症になってしまうのだ。また、妊娠前に清涼飲料水を飲んでいた女性は、清涼飲料水に含まれるリンがカルシウムを激減させるので、特にカルシウムが不足した状態で妊娠してしまった筈である。妊娠中に清涼飲料水は厳禁だし、意図的にカルシウムを摂取しない限り、カルシウム不足は絶対に解消されない。

⑤間食のしすぎ

 妊娠中はついつい間食をしてしまうのだが、間食をしすぎてしまうと、内臓が四六時中働かざるをえなくなり、そのため、疲労してしまい、機能が低下し、いくら大量に食べても、充分な栄養が供給されなくなってしまうのだ。しかも、間食のために、常に高血糖状態におかれるために、脂肪や蛋白質が消化吸収されず、3分の1のエネルギーで遣り繰りせざるをえなくなってしまうのだ。

●不眠症への対応策

①日中に家事や仕事で適度な疲労を作る

 まず、不眠症を治したければ、家事や仕事を真剣に行うことだ。家事や仕事を真剣にやっていれば、妊娠や出産や育児に思い悩むことなどなくなるのだ。妊婦といえども、やるべき家事はたくさんあるのだ。料理だって、料理本で料理ネタを研究し、安全な食材を購入し、手際のいい順序で料理を作るということだって、真剣にやらなければできないことなのだ。掃除も手抜きをするのではなく、掃除機や雑巾を使ってフルに活動していけば、全身運動になるのだ。洗濯も洗濯物を洗い、干し、畳み、タンスに仕舞うという行為も、充分に体を使う行為なのだ。また、妊婦だからといって仕事をやらなくていいものではないのだ。妊婦でも仕事はちゃんとできるのだ。仕事をすれば体が疲労してくれるから、夜になればちゃんと熟睡できるのだ。

②スポーツをして適度に疲労する

 不眠症に陥っている妊婦は、明らかに運動不足なので、スポーツをして体を動かし、適度に疲労することを心掛けるべきだろう。日中にウォーキングや水泳を行い、夕食後に筋肉トレーニングをもっともいい形で体が鍛えられ、適度な疲労をもたらすことができる。特に夕食後に筋肉トレーニングをすると、熟睡しやすくなるのだ。

③食事の量を増やし、鍋物で体を温める

 不眠症を患う妊婦は、総じて食事の量が少なすぎるのだ。だから、昼食と夕食の量を増やすことだ。食事を多目に取れば、食後に眠気が襲ってくるので、それを利用して就寝すればいいのだ。妊娠期間中は自分の体重など気にしないことだ。太れば太るほど、お腹の赤ちゃんには有難いことだし、いくら太っても出産すれば、自然と体重が落ちていくのだ。

 夕食時に「鍋物」を食べると、大量の食材を食べることができるのだ。お勧めは「鶏鍋」や「鮭鍋」である。鶏鍋も鮭鍋も、骨からダシを取るようにすることだ。こうすると、カルシムを摂取することができるのだ。それゆえ、鶏鍋は骨つきの鶏肉を使うか、できれば鶏を丸ごと使って鶏鍋を味わいたい。

 カルシウム不足対策には、鶏ガラでダシを取った味噌汁を飲むようにすることだ。こうすると3度の食事のたびにカルシウムを大量に摂取することができるのだ。鶏ガラでダシを取る場合は、予め鶏ガラスープのみを先に作っておくことだ。鶏ガラスープは、鶏ガラに「長ネギ」「ニンニク」「生姜」を入れて煮込むと、鶏ガラの臭さが消えて、味噌とマッチしできるスープになれるのだ。この鶏ガラスープを冷蔵庫で保存しておいて、味噌汁を作る時に取り出せばいいのだ。

 カルシウム不足には、「擦りゴマ」は最強のアイテムなので、「擦りゴマ」をご飯に大量に振りかけて食べることだ。擦りゴマに天日塩を少しかけると、ベストな味になって食べやすくなる。昔、日本の女性たちが深刻なカルシウム不足に襲われなかったのは、擦りゴマをご飯に振りかけて食べる習慣があったからなのだ。戦後、牛乳の方がカルシウムが多いという嘘の宣伝がまかり通ったために、ゴマの消費量が減少してしまったのだが、それに応じて出現してきたのが、不眠症を患う妊婦たちなのだ。明らかに妊婦たちはカルシウム不足に陥ってしまったのだ。

④食事以外で甘い物を食べない

 食事を多目に取っていれば、間食をしたくなくなるので、なるべく食事以外での間食をやめることだ。間食をしてしまうと、血糖値が下がらず、どうしても体温が低下してしまうのだ。甘い物を食べたいのであるならば、食事の最後で食べればいいのだ。こうするだけで、食後に一度上がった血糖値が、巧く下がってくれて、体温が上昇してくれるのだ。

⑤就寝前の入浴とホットミルクと湯タンポ

 不眠症の妊婦は体が冷えているので、お風呂で体を温めることだ。夜に41℃のお風呂に入り、体を温めることだ。体が温まったら出てくればいいのだ。これをすると、睡眠が巧く誘われ、熟睡し易くなるのだ。また、夕食後にホットミルクを飲むと、熟睡しやすくなる。寒くなってきたら、「湯タンポ」を使用し、ベッドの中を温めておくと、熟睡し易くなるのだ。

●究極の対策はテレビを見ない

 不眠症の究極の対策は、「テレビを見ない」ということなのである。妊婦だけでなく、他の不眠症患者のほとんどが、テレビを見ることによって不眠症を発症してしまったのだ。明らかに、テレビは不眠症の引き金になるのだ。テレビを見てしまうと、体も使ってないから、頭部に血液が集中してしまうのだ。しかも頭部に血液が集中したわりには、脳を使っていないので、どうしても頭に血液が鬱血した状態になってしまうのだ。

 しかも、テレビを真剣になって見ていなくても、ただ見ているだけで、着実にビタミンやミネラルが消費されていってしまうので、体がどうしてもビタミンとミネラルの不足に陥ってしまい、そのために体が不調を来たして、そのために夜になっても睡眠できないという状況になってしまうのだ。

 更にテレビ番組はその大半が低俗な番組ばかりだから、余程テレビ番組を選んで見ない限り、低俗な番組ばかり見てしまうので、脳が満足しきれない状況になってしまうのだ。人間の脳はレベルの高いものを見れば見るほどレベルアップしていくのだが、それが起こらないと、脳が不満だらけになって、脳の機能が徐々に低下していくのだ。テレビ好きの女性が、大学たや大学院を出ているにも拘わらず、日常会話でさえまともな話ができなくなってしまうのは、長期間にわたってテレビを見すぎたために、脳の機能が衰えてしまったからなのだ。

 それゆえに、不眠症を患っているなら、テレビを見ないことだ。どうしても見たいテレビ番組があるなら、録画して、CMを飛ばして見ることだ。ニュース番組などは1日30分というふうに限定してしまうことだ。仕事をしている妊婦は仕事から帰ってきて、疲労しているのに、凶悪犯罪事件を流すニュース番組など見ないことだ。専業主婦はどうしても自宅でテレビを見てしまう機会が多くなってしまうので、とにかくテレビを余り見ない習慣を意図的に身につけていくことだ。

 テレビを消すと、どんなに忙しくとも、時間はたっぷりと有り余ることになるのだ。その時間を使って、音楽を聞くなり、本を読むなり、ガーデニングをするなり、夫婦で会話を楽しむなりすればいいのだ。こういう自分を高める時間を今まで使って来なかったからこそ、脳が機能を低下させ、不眠症になっていただけなのだ。テレビを消せば、自分にとって大事なものが見つかり、その大事なものを見つけた頃には、もう不眠症は消え去ってしまっているのだ。

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妊娠初期に現われる「眠気」と「だるさ」

●妊娠初期の眠気とだるさ

 妊娠すると、とにかく「眠気」と「だるさ」が襲ってくる。これは妊娠初期の特徴で、大半の妊婦たちが経験するものである。受精卵は子宮に着床いてから、猛スピードで細胞分裂を繰り返して、妊娠10週目には人間の形になるのだが、この妊娠10週目までが、非常に重要な細胞分裂の期間で、この間に母親の睡眠時間が多くなってくれないと、充分な細胞分裂ができなくなってしまうのだ。

 妊娠10週目までは妊婦の体には表面的には何も変化が起こっていないが、お腹の赤ちゃんにとっては非常に重要な変化が起こり続けているのだ。だから、母親の睡眠時間が少なければ、母親の体に眠気を襲わせたり、体にだるさをもたらしたりするのだ。そうやって、お腹の赤ちゃんは母親に就寝してくれるように訴えているのだ。赤ちゃんの細胞分裂は、主に夜間に行われるので、、母親の睡眠時間が少なければ、充分な細胞分裂ができず、流産という形でお腹の赤ちゃんの命を失うことになってしまうのだ。

 この女性の睡眠時間の多さと、出生率というのは、非常に深く結び付いている。先進国はどうしても出生率が低くなるのは当然だと思われているが、それは女性に対して社会福祉がなされていないとか、女性が差別的に扱われているとかが問題なのではなく、実は女性たちの睡眠時間の短さにこそ原因があるのだ。先進国の女性は大概夜更かしの習慣を身につけてしまい、しかも、睡眠時間が短いのだ。そのために、お腹の中の赤ちゃんにとっては細胞分裂ができない状況にあるのだ。

 はっきりと言ってしまえば、女性が睡眠時間を多く取れば、妊娠しやすい体になり、そして妊娠してもお腹の赤ちゃんは充分な成長を遂げることができ、健康な姿でこの世に生れ出てくることができるのだ。だから、妊娠して眠気に襲われたのなら、その眠気を払いのけるのではなく、ベッドに行って寝てしまえばいいのだ。だるいのであるならば、いつまでも起きていないで、ベッドに行って寝てしまえばいいのだ。

 ちなみに、眠気は妊娠初期で終わるが、だるさは人によっては妊娠初期を超えても長引くことがある。だるさを長引かせてしまう妊婦は、栄養不足であり、体力不足である可能性が高い。それゆえ昼食と夕食の量を増やし、日中はスポーツをして体を動かすように努めることである。

●必要だから眠い、だからとっとと寝ろ

 妊娠初期に眠気に襲われるのだが、どういうメカニズムで眠たくなるかといえば、女性の体から「黄体ホルモン」が大量に分泌され、その作用によって眠気が襲ってくるのだ。だから、本人が充分に睡眠をとっていると思っても、眠たくなってしまうのだ。体が疲れて眠いのではなく、ホルモンレベルで眠たいのだ。それゆえ、こういう場合は寝るしかないのだ。

 もうひとつ、黄体ホルモンだけでなく、「子宮内膜」から睡眠物質が分泌され、母親だけでなく、お腹の中の赤ちゃんに対しても、睡眠を誘導していくのだ。頭からは黄体ホルモンを分泌され、子宮からは睡眠物質を分泌されれば、いかなる妊婦であろうとも眠たくなってしまうのは当然なのだ。

 妊娠初期の睡魔は必要だからこそ襲ってくるのであって、絶対に拒否しないことだ。必要だからこそ眠いのだ。本人がいくら睡眠時間を充分に取っていると思っていても、お腹の中の赤ちゃんは、そうとは思っていないのだ。お腹の中の赤ちゃんにとっては、より多くの睡眠時間を必要とするのである。

 だから眠気が襲ってくれば、とっと寝てしまえばいいのだ。ソファでうつらうつらしているのではなく、ベッドに行って寝てしまうことだ。だるさに襲われ、椅子に座っているのではなく、ベッドに行って、体を横たえていればいいのだ。こういう習慣を身につけるだけでも、お腹の中の赤ちゃんにとっては、非常に有難い習慣なのだ。こういうふうにしてくれれば、充分に細胞分裂が行えるからだ。

 妊婦の中には夕食を食べ終わって、テレビを見ていたら、もう居眠りをし始めている妊婦だっているのだ。そういう時はテレビの前で居眠りをしているのではなく、さっさとベッドに行って寝てしまえばいいのだ。テレビの前で居眠りしても、充分な睡眠を確保できないのだ。ベッドで体を横にして眠るからこそ、充分な睡眠を確保できるのである。

●「朝食のフルーツ」「昼食の葉野菜」「夕食の根野菜」

 妊娠初期には「酵素水分」や「ビタミン」や「塩分」が必要となってくる。それゆえ、朝食には「フルーツ」をたくさん食べよう。フルーツに含まれる酵素水分こそが、羊水を作るのに必要だし、赤ちゃんの成長にも欠かせないのだ。母親がフルーツをたくさん取ってくれれば、それだけ赤ちゃんは成長しやすくなるのだ。

 細胞分裂には多くのビタミンが必要になってくるので、昼食には葉野菜をたくさん食べよう。葉野菜はできれば、サラダにして、ナマのまま食べるようにしよう。ビタミンは加熱処理すると破壊されてしまうので、ナマで食べた方がより多く吸収できるのだ。ただ、サラダにしてしまうとそれほど大量に食べられないので、野菜ジュースのようにして、葉野菜をたくさん摂取できる工夫を施そう。

 根野菜は小腸や大腸を活性化させるので、夕食時には根野菜を多目に摂取するようにしよう。「ゴボウ」「人参」「ヤマイモ」「サトイモ」「サツマイモ」「ジャガイモ」「大根」「小カブ」「レンコン」「玉ネギ」などを、うまく料理して大量に食べていくようにしよう。特に都会暮らしの妊婦は根野菜の摂取量が不足気味にあるので、意識して多目に摂取していこう。

 妊娠初期には塩分が多目に必要となってくるので、食事のたびに「味噌汁」を多目に飲めばいい。味噌汁の摂取量の多さと安産の高さは正比例の関係にあるのだ。味噌は天日塩を使用したものを使い、ダシは「煮干し」でも「イリコ」でも多目に入れ、それを味噌汁を飲む時に、食べてしまうことだ。味噌汁には天日塩を付き足して、少し塩分を多目にしておくことだ。こうすると、お腹の赤ちゃんにとって細胞分裂がしやすくなるのだ。

 妊娠初期に現われてくる「眠気」も「だるさ」も、こういうふうな食事で充分に栄養分を摂取していたら、かなり軽減されるのだ。妊娠に必要な栄養分を摂取していないと、幾ら眠っても眠気に襲われたり、体のだるさが持続してしまうのだ。それゆえ、多く眠っても眠気やだるさにおそわれるのなら、朝食にはフルーツを多目にし、昼食には葉野菜を多目にし、夕食には根野菜を多目にしていくことだ。

●やるべきことを日中にやってしまう習慣をつける

 妊娠初期に夜更かしをしていると、睡眠時間が多くなってしまうので、朝寝坊してしまうことになってしまう。お目出度の喜びは冷めやらぬうちに、夫が朝、出勤するというのに、妻がベッドの中からお見送りをするということにもなりかねない。だから、妊娠が解ったなら、早寝早起きを身につけることだ。早く寝ていれば、いくら眠気やだるさが襲ってきても、早起きができるからだ。

 朝早く起きれば、家事でも仕事でも充分にできる時間があるので、いくら日中に眠気やだるさに襲われたとしても、家事や仕事を手抜きすることなくできてしまうからだ。朝早く起きれば、夫に対しても第一印象を良くすることができ、朝の夫婦の会話もきちんとこなせるからだ。

 早寝したのに、どうしても早起きができないという妊婦は、明らかに塩分不足である。そういう時は、「イカの塩辛」を食べることをお勧めする。新鮮なイカを買ってきて、自宅でイカの塩辛を作ってしまえばいいのだ。朝寝坊解消のためのイカの塩辛は、少し塩分を強めにすることだ。イカの塩辛を作る際に、天日塩を少し多目に入れ、より塩辛くすることだ。そこに柚子を入れると、優雅な味になる。これを夕食時に大量に食べると、朝寝坊しなくなるのだ。

 妊娠初期は、眠気やだるさが襲ってくるのが解っているのだから、午前中に忙しくして、その日のうちにやってしまうことをすべて片付けてしまうことだ。午前中なら眠気もだるさも襲ってこないから、午前中のうちに集中してすべてをやってのけてしまうことだ。特に仕事をしている妊婦は、仕事を午前中までに片付けるようにし、残業にならないようにした方がいい。残業になると、仕事の生産性がガタ落ちしてしまうからだ。

 人間の睡眠時間というのは一定ではないのだ。年齢ととも変化していくものであるのだ。特にホルモンの変動が起こると、どうしても睡眠時間が長くなってしまうのだ。だから、妊娠初期に眠気やだるさに襲われて、それを無理して拒否するのではなく、素直に就寝してしまうことだ。それが母親にとっても、お腹の赤ちゃんにとっても、ベストな選択になるのだ。

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妊婦を襲う頭痛の正体

●妊婦と頭痛

 妊婦が悪性便秘を患っていると、腰痛が起こるだけでなく、頭痛も起こってきてしまうのだ。この便秘と頭痛との間には深い関係があるのである。頭痛の痛みは、経験しないと解ってもらえない痛みなのである。よく頭痛を患う患者が「頭痛が痛い」というが、頭痛を経験したことない人たちは「それって日本語的にはおかしな表現じゃん」と言い出すのだが、頭痛は頭が痛いのではないのだ。本当に頭痛そのものが痛いのである。

①頭痛になると、何もできなくなる

 頭痛の恐ろしさは、頭痛になってしまうと、何もできなくなってしまうことにある。頭痛の状態だと、家事や仕事が全然駄目になるのだ。頭を抱え込みながら、座っているしかできなくなってしまうのだ。妊娠中に頭痛が起これば、家事や仕事をやる意欲はあるのに、妊婦が自宅で頭を抱え込みながら、何もせずに椅子に座っているしかできなくなってしまうのだ。

②出産の準備がまったくできない状態で出産を迎えてしまう

 妊娠中には出産に向けてあらやこれや色々なことをしなくてはならないのだが、頭痛になってしまうと何もできなくなってしまうので、出産の準備が何もできない状態で出産を迎えてしまうことになるのだ。頭痛を患う妊婦の多くが慌てふためく状況で出産をしなくてはならなくなってしまうのだ。

③夫婦の関係が悪化してしまう

 頭痛の更なる危険性は、妻の頭痛を引き金に夫婦の関係が悪化してしまい、要らぬ夫婦喧嘩を引き起こしてしまうことだ。妻として頭痛が痛いたいからこそ家事ができないのだが、家事を放棄していることに夫が腹を立てたり、頭痛で会話したくないのに話しかけられてきても、まともな受け答えができるわけがなから、それをきっかけに夫婦喧嘩になってしまうのだ。妊娠中は夫婦関係を良好にしておくということは最重要の課題なのに、夫婦の関係を最悪なものにしてしまうのだ。

 頭痛というのは、頭痛の症状が他人には解ってもらえないので、夫に頭痛の経験があるならまだしも、頭痛を経験したことない男性であるなら、まずこの頭痛の痛みを理解してもらうのは不可能なのだ。それゆえ、この頭痛の痛みを、妻1人が抱え込まざるをえなくなり、頭痛を放置してしまうということになってしまうのだ。

●なぜ、妊婦が頭痛になるのか?

①便秘

 なぜ、妊婦が頭痛になるのかといえば、それは「便秘」だからである。妊娠して胎児が大きくなってくると、内臓が圧迫されてしまうので、どうしても内臓の機能が低下してしまうのだ。そのため、大腸が汚れてしまい、それに応じて大腸から水分を得ている腎臓が疲労してしまい、そして腎臓は汚い水分しか供給できなくなるから、奇麗な水分を必要とする脳は頭痛を引き起こすことで、その危険性を訴えているのである。妊婦が便秘になって、排便困難や排尿困難の状況が続くがゆえに、頭痛は起こってくるのである。

②炭水化物とビタミンB1の不足

 妊娠中は母親本人だけでなく、お腹の中の赤ちゃんも炭水化物とビタミンB1を消費していくので、母親本人に炭水化物とビタミンB1が不足してしまい、ぞのために脳が必要とするエネルギーが得られなくなってしまうのだ。妊娠中は炭水化物とビタミンB1をしっかりと摂取することだ。

③妊娠による自律神経の乱れ

 妊娠すると自律神経が乱れてくるので、それを引き金に頭痛が発生してくるのだ。妊娠中は自律神経がもっとも要求する生活である早寝早起きを心掛けないと、どうしても自律神経は乱れてしまい、頭痛が起こってくるのだ。特に妊婦の夜更かしは、自律神経が乱れてしまい、激しい頭痛を引き起こすことになるのだ。

④頭部への血液の鬱血

 これは妊娠とは関係ないことなのだが、知能の高い女性は血液が頭部で鬱血し易い。そのため頭部に血液が鬱血している状態で、妊娠で妊娠や出産や育児のことを考えなければならず、そのために更に頭部に血液が滞ってしまい、それで頭痛になってしまうのだ。この頭痛は妊娠したから初めて頭痛を引き起こしたのではなく、妊娠前からも頭痛を引き起こしていたのである。学校や大学では知能が高いことは素晴らしいことでも、妊娠や出産では必ずしもいいことではないのだ。

⑤美人であるため女性ホルモンが多いから

 美人は女性ホルモンが多く分泌されるので、その女性ホルモンが副作用で女性の体を冷やしてしまい、それがきっかけで頭痛になってしまうのだ。この頭痛も妊娠中に突然起こった頭痛ではなく、妊娠前から頭痛を引き起こしていたのだ。ちなみに、この「美人性の頭痛」は、出産すれば治るのだ。女性ホルモンに対抗して母性ホルモンが分泌されてくるので、これが女性ホルモンの副作用を相殺して、頭痛を消してしまうのである。

●頭痛への対応策

①排便解消

 頭痛への対応策は、頭痛が起こっているからといって頭部をいじくっても仕様がないのだ。頭痛の本当の原因は「便秘」なのだから、まずは便秘を解消していくことこそが最優先なのだ。それゆえ、朝起きたら「コップ1杯の水」と「天日塩入り根昆布湯」を飲むことだ。便秘になるような妊婦は、朝起きた時点での大腸の水分が少ないために、排便困難になっているのだ。だから、起床後直ちに水分を補給して排便を促すのだ。

 朝食は排便するまで絶対に摂取しないことだ。内臓に排泄を優先させてあげることだ。そして排便を終えたら、穀物を摂取しないで、朝食をフルーツ朝食にしてしまうことだ。便秘になるような妊婦の内臓は、疲労しきっているので、内臓に負担のないフルーツで朝食を済ましてしまうのだ。こうすると内臓の疲労が取れるので、朝食後も排便がしやすくなるのだ。

 朝食後には食後のお茶を飲みまくることだ。「紅茶」や「葛根湯」や「ローズヒップティー」を飲んで、排尿を促し、小便をしまくることだ。午前中は排泄の時間帯なので、午前中は家事や仕事をしまくって体を動かして、血行を良くして、排尿しやすい状態にしてあげることだ。

 朝食では穀物を摂取していないので、昼食と夕食では朝食の分まで大量に炭水化物とビタミンB1とをセットでちゃんと摂取することだ。「押麦入り玄米食」に「味噌汁」、「黒パン」に「寒天ヨーグルト」の組み合わせで、大量に摂取していくことだ。便秘を解消したければ、穀物の摂取量を大幅に増やしていくことだ。

 それから、夕食後2時間以内には就寝しないことだ。夕食後2時間以内に寝てしまうと、胃の中にまだ食べ物が残っているので、どうしても消化が遅れてしまい、そのために便秘になってしまうのだ。午後10時以降は、内臓は休息モードに切り替わるので、午後10時以降には食べ物を食べないことだ。夜食を食べなくて済むように、夕食時に大量に食べる習慣を身につけることだ。

②尿意を感じたら、すぐさま便所に行き、小便をすること

 頭痛を引き起こす妊婦に共通するのは、小便する回数が少ないということである。人間は不要な水分を小便で排出しないと、その不要な水分が脳に行ってしまい、そのために頭痛になってしまうのだ。だから、尿意を感じたら、すぐさま便所に行き、小便をすることだ。

 そして食事以外に水分を摂取しないことだ。喉が渇いた時は別だが、それ以外で水分を摂取してしまうと水毒で腎臓が痛んでしまうのだ。水分を摂取したければ、食事の際に味噌汁を多目に飲めばいいのだ。食事以外での水分摂取を減らしていくと、腎臓の機能が回復して、頭痛も解消されていくのだ。

③家事とスポーツ

 頭痛であったとしても、家事やスポーツをきちんとやっておくことだ。家事もスポーツも体を動かすことになるので、血行が良くなり、小便をしやすくなるのだ。頭痛だからといって、頭を抱え込んで椅子に座っていても、頭痛は解消されないのだ。頭痛が痛くても掃除をする。頭痛が痛くてもウォーキングにでかければ、頭痛は治まってくるのだ。

④入浴とマッサージとカイロ

 頭痛を解消したいなら、毎日「入浴」をきちんとすることだ。「お風呂」に入れば血行が良くなるので、その分、汗や小便が出るようになるのだ。たまには「サウナ」にでも行って、汗を流しまくることだ。サウナで汗を流せば、頭痛は治まってしまうものなのだ。入浴後は頭と足のマッサージを行い、頭部に溜まった血液を全身に流してあげることだ。

 頭痛は便秘によって起こるのだから、お腹にカイロを貼って、お腹を温めれば大腸は活発になり、排便や排尿をしやすくなるのだ。「大腸」だけでなく、「膀胱」の辺りと、「肝臓」の辺りにカイロを貼ると、お腹が温かくなって、排便や排尿がしやすくなるのだ。便秘が解消されるまで、地道にカイロを張り続けることだ。更に、知能が高いがゆえに頭痛になっている妊婦は、「首の付け根」にカイロを貼ることだ。背骨を中心に両サイドに貼れば、頭部に鬱血した血液が温まり、鬱血状態を解消できるようになるのだ。

⑤夫婦の楽しい会話

 女性は会話をすると脳が活性化するので、夫婦で楽しい会話を心がけることも、頭痛解消策になるのだ。どんなに頭痛が痛くても、夫が帰宅してきたら、頭痛を抑えながら、どうにか会話をすることだ。夫の話を聞いているだけでも脳は活性化されるので、頭痛が治まってくるのだ。脳が活性化すると、小便をしたくなるので、尿意を感じたら、すぐさま便所に行って、小便をすることだ。こういう作業を繰り返していくと、不要な水分が体内から消え、頭痛は徐々に解消されていくのだ。

●妊娠中でもできる楽しいことを行う

 妊娠中は早寝早起きが基本である。早寝早起きをすれば、自然と排泄の機能が正常に作動して、不要な水分や不要な老廃物や毒素を排出できるのだ。しかし、妊婦が夜更かしをしてしまうと、排泄の機能が乱れ、便秘になってしまうのだ。その便秘が東部にまで飛び火して、頭痛という病気を引き起こしてくるのだ。

 妊娠したら、早寝早起きをして、便秘や頭痛が起こらない生活にしよう。早寝をすれば体の疲労が取れるし、早起きすれば、ポジティブになれるのだ。疲労が取れ、ポジティブな女性に、頭痛など起こりようがないのだ。夜更かししないように、日中に家事や仕事をやってしまうことだ。日中に体を動かしていれば、夜になれば自然と眠たくなるものなのだ。

 妊娠中は妊婦としてやらなければならないことがたくさんある。しかし、ちゃんと妊婦生活を送っていれば、それらのことは自然とできてしまうのだ。頭を抱え込むようなことなど、妊娠期間中に起こりようがないのだ。だから、妊娠や出産や育児のことばかり気にしていないで、他に妊娠中でもできる楽しいことでもしてみることだ。

 自宅にいるなら編み物でもするとか、ガーデニングでもするとか、絵でも描いてみたり、自分の小遣いで株式投資でもしてみるとか、妊婦生活以外のことをやってみればいいのだ。妊娠や出産や育児のことで頭が一杯になっている時に、そういった違うことをやると、脳に溜まった血液が首から下へと落ちていき、頭痛が緩和されていくのだ。

 妊婦でも妊婦でなくても、頭痛は頭部をいくらいじくっても治らない病気なのだ。増してや頭痛薬を飲んで解消されるわけがないのだ。原因は「便秘」であり、そして「考えすぎ」なのだ。だから、頭痛を患ったなら、一刻も早く便秘を解消し、妊娠や出産や育児のことで頭の中を一杯にしてしまわないことだ。楽しいことなど、自分の日常の中にたくさんあるんだから、それらを見つけていけばいいのだ。

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妊娠中の腰痛の解消法

●腰痛の原因

 妊婦が妊娠後期に差し掛かると、妊婦に襲いかかるのが「腰痛」である。この腰痛の痛みは通常の痛みではなく、寝てもいられないほどの痛みへと悪化してしまうのである。かといって、すべての妊婦たちが罹る病気ではないのである。罹る妊婦には罹り、罹らない妊婦には罹らないのだ。では、どうして或る特定の妊婦に腰痛は起こってくるのか?

①主要な原因は「胎児による内臓の圧迫」

 腰痛の主要な原因は、「胎児による内臓の圧迫」なのである。妊娠も後期になると、お腹の中の赤ちゃんも大きくなり、そのために、「小腸」や「大腸」や「膀胱」が圧迫されてしまい、それゆえに便秘になったり、排尿が困難になってしまうのだ。出るものが出ないと、腰痛という形で現われてくるのだ。

 腰痛が起こる妊婦と、腰痛が起こらない妊婦を分けるものは、それは「小便の回数」であり、「排便」がちゃんと出るか出ないかなのだ。腰痛は腰痛そのものが問題なのではなく、実は小腸や大腸や機能の機能が低下していることが原因で発症してくる病気なのだ。だから、腰痛が発生している箇所をいくら擦っても治らないのである。

 妊婦の中でも腰痛が起こらない妊婦たちは、妊娠後期になっても日々の排便や排尿を心がけているから、いくら胎児が大きくなろうとも、小腸や大腸や膀胱の機能が衰えないのだ。それゆえに腰痛が発生してくることを免れているのだ。特に妊娠も後期になれば、胎児によって膀胱が刺激されるので、頻尿になるのは当然なのである。この時期に尿意を感じたら、すぐさま便所に行って小便をきちんとしておくことなのである。この僅かな作業がどれほど膀胱の負担を軽減するか解らないのだ。

②「座りっぱなし」「立ちっぱなし」

 「座りっぱなし」「立ちっぱなし」という動作の仕方も、腰痛の原因である。妊婦で腰痛になる女性は、とにかく「座りっぱなし」「立ちっぱなし」という動作を取る女性が多いのだ。テレビを見れば、体を動かさずにジッとして見ている。立ったら腕を組んで何も体を動かさない。この「座りっぱなし」「立ちっぱなし」がもっとも腰に悪いのだ。人間は静止した動作が一番嫌いのだ。

 妊娠後期になっても腰痛にならない妊婦たちを見ていると、とにかく身重になろうとも体を動かしているのだ。妊婦といえども、数多くの家事や仕事をちゃんとこなしているのだ。「座りっぱなし」「立ちっぱなし」という動作がないからこそ、妊娠後期になっても腰痛を発症してこないのである。

③骨と軟骨の栄養素不足

 腰痛の第三の原因は、「骨と軟骨の栄養不足」である。骨と軟骨を形成するためには、「カルシウム」「コラーゲン」「ビタミンC」が必要となってくるので、これらが不足すると、どうしても骨が軋むような腰痛になってしまうのだ。特に日本人は慢性的なカルシウム不足の状況にあるので、妊娠中は意識的にカルシウムを摂取していかないと、体は腰痛という形でカルシウム不足を教えるしかないのだ。

●腰痛の解決法

①まずは便秘解消

 腰痛を解決したいのであるならば、まずは便秘を解消することだ。便秘こそが小腸や大腸や膀胱の機能をより低下させてしまうからだ。腰痛になった場合、朝食を軽減させ、朝に排便排尿をしやすいようにさせてあげることだ。朝は排泄の時間帯なので、健康な女性ならなんら問題はないのだが、便秘をしている女性が朝食を多く取ってしまうと、その消化吸収にエネルギーを取られて排便や排尿が困難になってしまうのだ。それゆえに腰痛をより悪化させてしまうのだ。

 だから、朝起きたら、「コップ1杯の水」と「天日塩入り根昆布湯」を飲み、朝の排便をきちんと行うだ。そして朝食では穀物を摂取せず、「フルーツ朝食」にしてしまうことだ。リンゴ人参ジュースとフルーツを食べて、それで朝食を終わりにしてしまうのだ。人間は本来「果実食動物」なので、フルーツは胃を通過して、すぐさま十二指腸に行ってくれるのだ。これで内臓への負担が非常に軽減するのだ。その分、エネルギーを排泄に向け、午前中は排便排尿に努めることだ。

 朝食後は、「紅茶」や「葛根湯」や「ローズヒップティー」といった利尿作用のあるお茶を飲んで、小便をしまくることだ。特に午前中は小便が出やすい時間帯なので、尿意を感じたら、すぐさま便所に行って小便をすることだ。更に家事や仕事をすることによって、体を動かして、小便をしやすいようにさせてあげることだ。

 朝食で穀物を摂取しなかった分、昼食と夕食を多目に食べて、消化吸収しやすい時間帯で食べた物を充分に消化吸収できるようにしてあげることだ。特に昼食に「寒天ヨーグルト」を食べると、翌日の排便の手助けになることだろう。夕飯には「キュウリの糠漬け」と「お汁粉」を食べることだ。これらの料理は腎臓と膀胱を鍛えるので、翌朝の小便が出やすくなるのだ。

②じっとしていないで、ちょこまかと体を動かす

 腰痛を起こしたからといって安静にしているのではなく、ちょこまかと体を動かしまくることだ。妊婦といえども、家事でも仕事でも遣るべきことはたくさんあるのだ。身重になってできなくなる家事は、風呂掃除ぐらいなものだ。後はなんでもできるのだ。掃除をする際に、雑巾がけをするようにすれば、腰は鍛えられ、腰痛は軽減されていくものなのだ。買い物も自動車を使わずに、徒歩や自転車で行けば自然と体が鍛えられ、腰痛はなくなっていくものなのだ。

 また、テレビを見る時間をなるべく少なくして、テレビを見る時は、ジッとしているのではなく、ちょこまかと体を動かしながらテレビを見ることだ。CMになったら便所に行ったり、何かの用事をやってしまうことだ。後、パソコンも長時間やらないことだ。腰痛になっている妊婦は、腰痛を解消する方が先決である。

③ウォーキングと筋肉トレーニング

 お腹の中の赤ちゃんがいかに大きくなろうとも、その母親に筋肉がしっかりとあるなら、その変化に対応でき、腰痛は起こらないものなのだ。しかし、筋肉が少なければ、どうしても対応できず、腰痛になってしまうのだ。だから、腰痛になったら、ウォーキングと筋肉トレーニングに励むべきなのだ。

 1日1時間以上はウォーキングをすることだ。ウォーキングをすれば血流が良くなり、小便も出るので、膀胱の機能が回復し、それを引き金に腰痛が治り始めるのだ。腰痛だからといって歩かないと、膀胱の機能がより低下し、腰痛がより悪化してしまうのだ。腰痛を治したければ、ウォーキングをしまくることだ。

 それから、腹筋を強化しまくることだ。「足上げフリーズ」や「腰フリフリ運動」を行うことだ。「足上げフリーズ」は、仰向けになって寝て、両足を垂直に立てて、それを10秒間停止させながら、徐々に下げていくという運動である。これだと妊婦の腹筋が無理なく鍛えられるのだ。「腰フリフリ運動」は、両足を肩幅程度に開いて、両手を脇腹にあて、腰を左右にフリフリするという運動である。これをやると腹筋が鍛えられるだけでなく、小腸や大腸が刺激され蠕動運動できるようになり、排便がしやすくなるのだ。

④「カルシウム」「コラーゲン」「ビタミンC」の補給

 骨が痛くなるような腰痛はカルシウム不足なので、カルシムを大量に摂取していくことだ。妊婦がカルシウムを効果的に取れる食材は、なんといっても「小魚」である。味噌汁を作る際は煮干しを多目に入れ、それを食事の際に食べてしまうことだ。魚の骨も食べられるものは食べてしまうことだ。但し、鯛の骨は刺さるので、これだけはやめておいた方がいい。

 この他、カルシムを多く含む食材は、「エンドウ豆」「擦りゴマ」「ひじき」「高野豆腐」「切干大根」「油揚げ」「桜エビ」「シラス」などである。腰痛を発症している妊婦の多くは、カルシウムといえば「牛乳」だと思っているが、実は今あげた食品は牛乳よりカルシウムの含有量が多いのだ。特に「擦りゴマ」は牛乳の10倍以上のカルシウムを持っているのだ。これらの食材を食べずに牛乳を飲んでいるからこそ、カルシウム不足になってしまったのだ。

 コラーゲンを多く含む食材は、「鶏皮」「牛筋」「豚足」「軟骨」「エイひれ」「ゼラチン」などである。腰痛になったら、可能な限り「鶏皮」を多く食べることだ。鶏皮は食べやすいし、腰痛も治り、お肌も艶々になることだろう。軟骨も天日塩をパラパラと降りかけて食べればいい。

 カルシウムもコラーゲンもビタミンCがないと骨や軟骨になってくれないのだ。ビタミンCの摂取を欠かさないことだ。ビタミンCは「新鮮なフルーツや野菜」に多く含まれているので、加熱調理せずに食べまくることだ。なぜなら、ビタミンCは加熱処理されると、多くが破壊されてしまうからだ。「ローズヒップティー」にはレモンの30倍ものビタミンCが含まれているので、腰痛になったら、とにかくローズヒップティ-を飲みまくることだ。

⑤天日塩湯と風呂

 腰痛を解消するためには、とにかく体を温め、血行を良くしてあげることだ。夜になったら、天日塩湯を飲み、41℃のお風呂に入り、体を温めることだ。夜は汗を流さずに、体を温めるだけでいいのだ。この方が熟睡でき、熟睡している最中に体が自動的に腰痛の痛みを軽減してくれるのだ。その代り、朝は42℃以上のお風呂に入って汗を流せばいい。朝からポカポカになってしまえば、腰痛など吹き飛んでしまうことだろう。

●室内シューズと厚着とカイロ

 腰痛になったら、自宅で「室内シューズ」を履くことをお勧めしたい。日本の家屋は土足厳禁なので、どうしても足元が冷えてしまい、そのために腰痛の回復が遅れてしまうのだ。それゆえ、夫の承諾を得た上で、室内シューズを履くようにしよう。室内シューズを履いていると、血流が良くなるので、腰痛の回復が早くなるのだ。

 そして自宅内でも自宅外でも、厚着をすることは絶対に欠かさないことだ。常に長袖長ズボンにし、腹帯をきちんと巻いておくことだ。冬はマフラーや手袋を雪が降らなくとも装着することだ。防寒着は冬に入り次第、着てしまうことだ。厚着こそが、腰痛を予防し、腰痛の治療に役立ってくれるのだ。

 腰痛が発生した場合、カイロを貼ることだ。「腰」「膀胱」「肝臓」「踝と脹脛の間」にカイロを張り、下半身を徹底的に温めてしまうことだ。腰痛だからといって、腰だけにカイロを貼っても余り効果はないのだ。腰痛の場合、膀胱や肝臓といった所を温めると腰痛が治っていくのだ。それだけお腹が冷えてしまっていることなのだ。

 「踝と脹脛の間」にカイロを貼ると、下半身に行った血液が非常に温かくなり、温度の高いまま心臓の方へと送られてくるので、それで通過地点の腰も温度も温まり、腰痛の回復が早くなるのだ。それだけ腰痛になる妊婦は体が冷えているということなのだ。だから、カイロを使って体を温めていけば、腰痛は治っていくのだ。

 室内シューズや厚着やカイロを使って腰痛が治っても、その対策は当分の間やめないことだ。腰痛は治っても、再発してくる可能性があるので、腰痛が治っても、当分の間はそのままでいることだ。体温が上がっても、表面上だけにするのではなく、高体温の体に変えてしまえば、腰痛は根絶されていくのだ。

●とにかく寝る

 腰痛の治療法で最善の方法は、実は「とにかく寝る」ことなのだ。腰痛になる妊婦は、睡眠時間が少ないのだ。そのために体の修復がなされず、どうしても腰から痛みを発症してきてしまうのだ。腰痛になったら、睡眠時間を7時間30分以上は取るようにすべきだろう。睡眠時間を多くすれば、体は自動的に修復してくれるのだ。

 腰痛を治したければ、夜のテレビを早目に消して、午後10時までには就寝してしまうことだ。この時間までに寝ると、成長ホルモンを大量に得られるので、睡眠中に腰痛を治療してくれるのだ。何か用事があるなら、なるべく夜に持ち越さないようにし、日没までに用事を片づけておくことだ。

 腰痛の場合、べッドから布団へに変えた方がいい。布団の固さは腰痛を非常に軽減してくれ、しかも布団に寝ているだけで腰痛は治っていくのだ。それだけ今まで柔らかいベッドに寝ていたのだ。布団が固い方が、睡眠中に体の修復が行われやすくなるのだ。これを利用して腰痛を治していけばいいのだ。

 人間は決して自由ではなく、常に重力の影響下にあるのだ。だから、1日7時間30分以上は、重力から体を解放してあげることがどうしても必要なのだ。短眠の人に限って早死にしているのは、重力で体が疲れきってしまうからなのだ。妊娠でお腹の中に赤ちゃんがいれば、それだけ重力の負担も大きくなるのだ。だから腰痛fを発症してしまうのだ。

 だから早寝をしてしまうことなのだ。重力から解放してあげれば、腰痛も治っていくのだ。また、腰痛が起こった時は、床の上で10分間ほど横になることだ。こうするだけで腰痛が軽減されていくのだ。いかに重力という負担を人間の体が受けているということが解る筈だ。

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妊娠末期の痔には気をつけて

●妊娠末期の悲惨な痔

 悪性便秘を放置していると、必ず罹ってしまう病気がある。それは「痔」である。妊婦が罹る病気の中で、これほど激痛が走る病気はないのだ。通常の人間が痔になっても痛いが、妊婦の場合は痔が激痛なのである。妊娠しているために、お腹の赤ちゃんの体重がズッシリと肛門にかかってくるから、有り得ないような激痛を発するのである。

①痔のために排便が出なくなってしまう

 妊婦の痔がなぜ悲惨かといえば、痔になると悪性便秘が更に悪化して、より排便が出なくなってしまうからだ。どうにして便意を催し、いざ排便しようとしても、痔の箇所をウンコを通り抜けるのだが、これがまた激痛ものなのである。悪性便秘になっている女性のウンコは通常のウンコではないのだ。黒くて硬いウンコなのだ。その硬いウンコが痔の箇所に触れながら通過していくのである。肛門より悶え苦しむ痛みが突き抜けてくるのだ。

②出産時に力が入らない

 妊婦の痔は妊娠末期の痔がもっとも悲惨で、痔のまま陣痛が起ろうものなら、死を覚悟して出産に臨まなくてはならなくなるのだ。妊婦が痔だと、出産ではまず力が入らない。それどころか、助産婦さんに痔の箇所を触られようものなら、もはや出産どころではないのだ。

③痔のために育児に身が入らない

 痔の身であるにも拘わらず、やっと出産で来たのに、痔の身であると、育児に身が入らないのだ。産みの喜びは確かにあるのだが、自分の肛門には、自分の赤ちゃんよりも気になるものがあるのだ。しかも、母親が痔だと母乳の出も悪くなるので、どうしても赤ちゃんが愚図ついてしまい、育児に手を焼く結果になってしまうのだ。

 妊婦にとって痔というのは悲惨極まりないものなのだ。しかし、妊婦の痔の痛みは余り同情されないのだ。多くの人々は、妊婦の痔も、通常の痔だと思っているからだ。そうではないのだ。妊娠中の痔というものは、非常に痛いのだ。激痛なのだ。しかも、妊婦の起こす病気で有名なのは、妊娠中毒症とか糖尿病だから、痔という病気は後回しにされてしまうのだ。その結果、痔の問題を解決されずに、痔をより悪化させてしまう妊婦が跡を絶たないのだ。

●痔の原因は「体の冷え」

 では、なぜ妊婦に痔が起こるかといえば、それは「体の冷え」である。痔になる妊婦は、自分が考えている以上に体が冷えているのだ。お腹の赤ちゃんが大きくなったことで、内臓が圧迫されて機能を低下させ、そのために体が冷えてしまい、体が冷えると更に内臓が衰えてしまい、内臓が衰えるとより血流が悪くなり、それが血の滞りである「瘀血」になってしまい、そして「痔」となって現われるのだ。

 肛門というのは、もっとも敏感な箇所で、内臓の機能が衰えれると、よりによってこういう場所に痔となって現われてくるのだ。女性の「冷え性」も基本的には同じメカニズムで、人間の体は重力を受けているために、心臓よりも下の箇所に「瘀血」が溜まり易くなってしまうのだ。

 それゆえ、痔に関しては痔だけを治せばいいというものではなく、痔を治すためには、内臓を活性化させ、血流を良くして、「瘀血」を取り除かないと、痔の完治というものは難しいのだ。痔の薬の広告というものは、やたらに多いのだが、これは痔に薬を塗っても、そう簡単には治らないからなのである。

 痔になるような妊婦は、薄着であり、運動不足であり、そのくせ大量の食事を食べ続けているのに便秘だから、より体を冷やしてしまうのだ。妊娠すれば厚着になるのは鉄則である。妊娠すれば体を動かし、血流を良くしていくのは鉄則である。妊娠していくら食事が必要だからといって、動きもせずにパクパクと食べていたら、便秘になり、内臓は疲労してしまい、血流は悪化してしまうのだ。

 そういう堕落した生き方の積み重ねの結果が「痔」なのだ。妊娠中はいかに気候が変動しようとも、厚着で過ごすべきなのである。妊婦といえども、体を動かして、汗を流すべきなのだ。体を動かせばお腹がすくから、そういう状況で食べれば食事を大量に食べても、ちゃんと処理できるのだ。こういう生活を繰り返していけば、どんなに身重になろうとも、痔になることはないのだ。

●痔の解消法

①お風呂とサウナ

 痔を治したいのであるならば、まずは体温を上昇させることが先決なのだ。夜に天日塩湯を飲み、41℃のお風呂に浸かって、体を温めることだ。その際、どんなに痛かろうが、肛門をマッサージすることだ。そして痔の箇所を摘まんで、揉む。痔を揉む際は、爪で傷つけるといけないから、必ず爪を切っておくことだ。このお風呂の中で痔をマッサージすることは、痔の治療では基本中の基本なので、毎晩繰り返すことだ。

 更に朝は42℃以上のお風呂に入り、これまたお風呂の中で痔をマッサージするのだ。朝風呂は体を温めるだけではなく、とにかく汗を流すまで入っていることだ。汗が出ると血流は非常に良くなるので、この状況下で痔をマッサージすると、痔の箇所に溜まった瘀血を除去できることになるのだ。

 サウナはお風呂よりも体を芯から温めさせる効果が高いので、痔を治すためには、可能な限り多くサウナに入ってしまおう。サウナに入った時は、とにかく汗が出き切るまで入っていることだ。体が火照ればサウナから出て水で体を冷やし、また再びサウナに入るということを繰り返すのだ。そうやって汗が出き切ると、血流が非常に良くなるので、体中の瘀血を除去しやすくなるのだ。

②温かい飲み物を飲んでから、体を動かす

 痔になる妊婦は、体が冷えているので、体を動かして、体温を上昇させていくことだ。但し、運動を始める前に、温かい飲み物を飲んでから、運動を開始することだ。飲んでいいお茶は、「紅茶」「生姜湯」「葛根湯」「椎茸茶」である。特に痔の場合は、椎茸茶がお勧めだ。椎茸茶は、干し椎茸を細かく刻んで、お湯で戻したお茶である。椎茸は食物繊維やミネラルが豊富なので、便秘や痔といったものに非常に効果があるのだ。

 運動は、まずは「1日1時間以上のウォーキング」が基本となる。人間は歩かなければ血流が悪くなるので、痔になってしまうのだ。筋肉トレーニングは、「腹筋」「背筋」を鍛え、「中腰スクワット」を繰り返すのだ。そして四つん這いになって、片方の足を水平に伸ばして、上下させるのだ。この「足上げフリフリ」はお尻の筋肉を鍛えることになり、痔にはもっとも効果のある筋トレである。これを片方の足で1000回、両方の足で合計2000回行えば、痔が治っていくだけではなく、お尻の筋肉がついてお尻がキュッと上がり、見栄えが物凄く良くなるのだ。

③食物繊維を多く取る

 痔を治したいのなら、「白米」や「白パン」をやめて、「玄米」や「黒パン」といった食物繊維がたっぷりと含まれている穀物を摂取すべきだ。穀物は日々食べる物ゆえに、食物繊維のない穀物を食べていると、便秘になり、痔を治すのが困難になってしまうのだ。特に、「押麦入り玄米食」にして、納豆を同時に食べると、排便力が最大になるので、痔には効果テキメンなのだ。

 夕食時にイモ類をたくさん食べていると、翌日の排便が強まるので、積極的に食べていくべきだろう。特にサツマイモは排便力が強いので、痔に物凄く効果があるのだ。それゆえ、夕食時にはサツマイモを蒸かして、ホクホクのサツマイモを食べる習慣を持てば、排便が強まり、痔も徐々に解消されていくのだ。

 食物繊維といえば、「寒天」は絶対に欠かせない。痔を解消したければ、「寒天味噌汁」を飲めばいい。味噌汁の上に寒天を振りかければいいのだ。この寒天味噌汁を3度の食事の時には必ず飲むようにすることだ。寒天味噌汁を飲むと、排便しやすくなるので、便秘が解消されれば、痔も治っていくものなのだ。

④肉の食べ過ぎに注意する

 痔を治したければ、「肉」や「牛乳」や「バター」といった高カロリー食品を控えることだ。肉を食べるぎると、どうしても痔になってしまうのだ。肉の回数を減らし、肉を食べる時は必ず野菜を食べることだ。そして肉料理を食べた際は、ニンニクを大量に摂取することだ。できれば、肉よりも魚を食べるようにし、内臓への負担を軽減させてあげよう。

 痔の際は、唐辛子や七味唐辛子といった刺激物は厳禁とされているが、こういう刺激物は内臓を活性化させるので、できるだけ使うことだ。唐辛子は内臓脂肪を除去してくれる優れ物なのだ。痔の治療中には、醤油にニンニクと生姜と唐辛子を漬け込み、この「辛子醤油」を使うと、内臓が刺激されるので、痔の治りが早くなるのだ。

⑤自宅を温かくし、普段着を温かくする

 痔が治るまでは、自宅の暖房を強くし、自宅を温かくすることだ。冬の場合、リビングを重点的に温かくすれば、光熱費の負担も軽減でき、しかも、痔を治すのに役立つ。自宅では室内シューズを履き、長袖長ズボンの格好をして、自宅でもほんのり汗が出るくらいの温かさにしておくことだ。

 痔の場合、普段着を温かくし、使い捨てカイロを貼ることだ。カイロを張る場所は、「肝臓」「膀胱」「腰」「踝と脹脛の間」に張ることだ。この4ヵ所に貼れば、体はポカポカになり、痔が確実に治っていくのだ。カイロはそれほど高価なものではないので、ケチらないことだ。使い捨てカイロはまとめ買いすれば、結構安い値段で購入できる。

●痔を治したければ、睡眠をたっぷりと取れ

 痔になる女性は夜更かしをするし、睡眠時間が短すぎるのだ。夜更かしをすれば、体は冷えるし、しかも、夜遅くに寝れば睡眠が浅くなってしまい、充分に休息が取れなくなってしまうのだ。睡眠というのは、ただ寝ているだけではなく、体を修復している時間なので、睡眠時間が短くなれば、痔を修復することもできなくなってしまうのだ。

 それゆえ、痔を治したいのなら、午後9時か10時までには寝て、7時間30分以上の睡眠をたっぷりと取ることだ。7時間30分以上睡眠できれば、痔の箇所を修復する時間が充分に得られるのだ。しかも、睡眠は体が重力から解放されることにより、肛門部の血液が自然と流れ出してくるのだ。

 夜の睡眠だけでなく、昼寝をきちんと取ることだ。昼寝すると、交感神経が1度リセットされるので、自律神経の働きが良くなり、昼間の疲労が少なくなり、しかも、夜間での副交感神経の働きが非常に良くなり、夜の睡眠時での体の修復作業がスムーズに行くようになるのだ。

 睡眠時間をたっぷりと取るというのは、実は痔の治療の最善の治療法であるのだ。それほど痔に罹る女性は睡眠時間を多く取っていないということなのだ。何も仕事の効率が悪くなる夜に仕事をする必要性はないのだ。仕事をするなら、朝早く起きて仕事をすればいいのだ。そうすれば早く片付くものなのだ。夜は仕事のことは忘れて夫婦でリラックスし、会話を楽しみ、そしてとっとと寝よう! そうすれば痔は治っていくのだ。

 痔が治りかけてきたら、排便した後には風呂場で石鹸を使って肛門を良く洗い、その後、タオルで良く拭き、ドライヤーで乾かすこと繰り返すのだ。こうすると痔の治りが非常に早くなるのだ。痔というのは、治り始めが肝心なので、治り始めに追い打ちをかければ、迅速且つ確実に治っていくものなのだ。

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妊娠中の悪性便秘

●なぜ便秘ではなく悪性便秘なのか?

 妊娠してお腹が徐々に大きくなっていくと、妊婦は便秘がちになる。この便秘の原因は、通常の便秘とは違い、「黄体ホルモンの変動の影響」を受けて腸の動きが低下してまうこと、もうひとつは胎児が腸を圧迫すること、この2つが相乗効果を起こして便秘になってしまうのだ。

 この便秘が通常の便秘とは異なるのが、妊娠期間中は、妊婦は大量に食事を摂取しているのに、それなら必ず排便が出る筈なのだが、大量に食べているのに、なぜ排便が出ないからである。そのために、異様にお腹が張るのである。これは通常の便秘とは異なり、悪性便秘というべきもので、この悪性便秘になると、ウンコどころか、オナラすら出て来ないのだ。妊娠前に便秘が癖になっている女性は、妊娠してからは悪性便秘になる可能性が高いと見ていい。

 便秘も悪性便秘も決して病気ではない。しかし、この状態を放置すると、人体に重大な悪影響を及ぼしてしまう。人間は小腸から栄養分を、大腸から水分を補給するのであるが、便秘になってしまえば、この小腸と大腸に老廃物と毒素が詰まってしまい、栄養分や水分の補給が困難に成り始めるのである。そのため、栄養分不足と水分不足で体が疲労してしまい、老廃物と毒素が溜まってしまい、それを引き金になんらかの病気を発症してしまうことになるのだ。

 妊娠中に悪性便秘になると赤ちゃんがその被害の直撃を受けてしまうのだ。母親が悪性便秘になっていると、豊富な栄養分も奇麗な水分も供給されてこないので、すべてが不足した状態で遣り繰りせねばならなくなり、発育が充分でなくなってしまうのだ。しかも、出産する際に、膨らんだ小腸や大腸の妨害を受けて、難産という形で生まれて来ざるをえなくなってしまうのだ。

 妊婦は妊娠中には便秘薬や下剤をしようすることはできない。流産の危険があるからである。それゆえ、薬に頼らずに自然な形でうまく悪性便秘を解消していかねばならないのだ。妊娠すると便秘が起こりがちになってしまうために、便秘を放置したり、便秘になんの対策も講じない妊婦が多いのだが、悪性便秘は病気の一歩手前にあると思うべきであって、病気になる前に、悪性便秘を解消しておくことだ。

●食事の形態を変えてみる

 なぜ、女性が便秘や悪性便秘を引き起こすかといえば、それは「食物繊維の摂取が不足し、しかも食物繊維を摂取する時間帯に問題がある」のだ。人間は穀物を主食としてきたのであり、この穀物には便秘を解消するだけの充分な食物繊維が含まれているのだ。しかし、それなのに、精白穀物にしてしまうがために、食物繊維が不足し便秘になってしまうのだ。

 それゆえ、悪性便秘を解消したいなら、主食から精白穀物を除去し、無精白穀物に変えてしまうことだ。「白米」から「玄米」へ、「白パン」から「黒パン」へと変え、「玄うどん」や「玄ソバ」や「黒パスタ」というふうに食物繊維がたっぷりとある無精白穀物に変えてしまうのだ。特に玄米の場合、玄米と押麦が半々の割合になる「押麦入り玄米食」にすると、もっとも悪性便秘を解消する主食になるのだ。

 それと主食の摂取の時間帯である。悪性便秘になるような妊婦は、朝食時において主食を食べることが、内臓の負担になっているのだ。それゆえ、朝食時での穀物をなくしてしまい、フルーツ朝食にしてしまうことだ。フルーツ朝食なら内臓への負担が非常に少ないし、栄養も補給でき、しかも内臓の疲労を回復させてあげることができるのだ。

 悪性便秘になっている妊婦は、朝食後はとにかく動き回ることだ。フルーツ朝食でちゃんと栄養を摂取しているのだから、動き回ることで炭水化物を消化吸収してしまうのだ。家事でも仕事でも午前中に集中してテキパキとこなしてしまうのだ。そうすれば内臓も活発になって排便排尿しやすい状況になるのだ。

 朝食に穀物やオカズを食べなかった分、昼食や夕食時には朝食の分まで大量に料理を食べてしまうことだ。その際、食物繊維の多い食べ物を多く食べてしまうことなのだ。バナナを食べたり、サツモイモをたくさん食べるようにすることだ。バナナは排便に物凄く効果があるし、サツマイモも翌日の朝の排便をスムーズにさせることであろう。味噌汁にはワカメをたっぷりと入れてしまうことだ。こういう料理を食べていると、悪性便秘が解消できるのだ。

●悪性便秘の対応策

①「朝1杯の水」と「天日塩入り根昆布湯」

 悪性便秘の対応策としては、まず何よりも朝起きたらコップ1杯の水を飲むことだ。そして「天日塩入りの根昆布湯」を飲むことだ。こうすることで内臓を刺激してやり、朝の排便をスムーズにさせるのだ。この些細なことを習慣化するだけで、悪性便秘は解消されていくのだ。朝食は朝の排便が終わらない限り、絶対に食べないことだ。

②便秘に効く食材

 次に便秘に効く食材を食べまくることだ。俺が多くの妊婦に試した結果、もっとも便秘に効果があるのは、「蒟蒻」なのだ。できれば、市販されている蒟蒻ではなくて、「手作りの蒟蒻」なのだ。市販されている蒟蒻は蒟蒻芋の成分が少ないみたいなのだ。手作り蒟蒻は自分で勝手に作らないことだ。手作り蒟蒻を作ったことのある「調理師」さんや「お料理教室の先生」や「農家のおばちゃん」に頼んで、作り方を教えてもらうことだ。手作り蒟蒻は教えてもらったとおりにやらないと、必ず失敗してしまうのだ。「手作り蒟蒻」を「刺身蒟蒻」にしたり、「味噌田楽にしたり、「煮物」に使ってもいい。この手作り蒟蒻を大量に食べさせると、いかに悪性便秘に悩まされていた妊婦でも、確実に悪性便秘を解消できるようになるのだ。

 「寒天ヨーグルト」も悪性便秘には絶大な効果がある食材である。便秘になる女性は、腸内でビフィズス菌が極端に少ないので、どうしても便秘になってしまうのだ。そこで寒天ヨーグルトを食べ、ビフィズス菌を補給してあげるのだ。寒天を水で戻し、そこに自家製のヨーグルトを入れ、その上に蜂蜜をかけて食べるのだ。寒天でなくとも、トコロテンでも構わない。ヨーグルトは市販されいるものを買ってくるのではなく、自宅でヨーグルトを作ることだ。低温殺菌牛乳を買ってきて、自宅でヨーグルトを作れば、翌日の朝にはちゃんと出来上がっているのだ。

 忘れてはならないのが、「キンピラゴボウ」である。キンピラゴボウは腸内を掃除してくれるので、悪性便秘になったら、食べまくることだ。「ヒジキ」も腸内を掃除してくれる優れ物である。ワカメと大根とタマネギをスライスにして「ワカメサラダ」にしてしまえば、加熱して料理することなく、大量の食物繊維が取れ、これらの食材が腸内を掃除してくれることだろう。また、妊娠中の悪性便秘は、黄体ホルモンの変動の影響をも受けているので、「大豆料理」をたくさん食べることだ。

③今まで食べたことのない外国料理を食べてみる

 悪性便秘になる妊婦の内臓は、今まで酷使され続けてきたために、内臓が疲労しきっているのだ。それゆえ今まで食べたことのない外国料理を食べ、その刺激によって内臓を活性化させるのだ。外国料理といっても、アメリカ料理やフランス料理やイタリア料理や中国料理や韓国料理は駄目である。例えば、「モロッコ料理」なんて日本人なら食べたことがない筈だ。こういう見知らぬ外国料理を食べると、内臓が活性化され、翌朝、大量の排便が出ることになるのだ。

④ウォーキング、そして裸足ウォーキング

 悪性便秘になったら、ともかく動きまくることだ。1日1時間以上のウォーキングは絶対に欠かさないことだ。歩けば血流が良くなり、それが腸の活動を活発化させ、排便に繋がるのだ。また、足の裏には便秘を解消する反射区があるので、晴れた日には裸足になって芝生の上を歩き回ることだ。裸足で歩くと反射区が刺激され、足の裏はポカポカになり、排便を促すようになるのだ。雪国の妊婦たちは、冬には裸足で歩けないので、風呂上りに足の裏をマッサージして、反射区を刺激すればいい。

⑤筋肉トレーニングとお風呂

 悪性便秘になる妊婦は、とにかく筋肉量が不足しているのだ。それゆえに、夕食後に筋肉トレーニングをしまくることだ。まずは「中腰スクワット」を100回以上やるのだ。次に仰向けになって寝て、足を垂直に上げ、10秒間制止する。そして、徐々に角度を下げながら、10秒間ずつ止めていくのだ。この「足上げフリーズ」をやると、腹筋がプルンプルンして鍛えられ、身重になっても、腹筋を鍛えることができるのだ。更に起きあがって、四股を踏むのだ。股間の筋肉を鍛えて、排便の際に踏ん張りがきく体にしてあげるのだ。

 筋肉トレーニングがおわったら、41℃のお風呂に入って、体を温めることだ。こうすると、筋肉がつきやすくなるのだ。また、お風呂から上がったら、頭と足をマッサージして、血流をよくさせるのだ。頭部は自分でマッサージをすればいいが、足は夫にやってもらおう。足のマッサージは必ず足元からマッサージしていくことだ。こうすると下半身に溜まった血液が上半身に流れてきて、全身の血流が非常に良くなるのだ。 

●睡眠時間を増やす

 悪性便秘をする妊婦は、とにかく睡眠時間が少ないのだ。人間の体は睡眠中に体を修復させて、活性化させるとともに、その際に生じた老廃物や毒素を排出させようとするのだ。それだからこそ朝起きたら排便が起こるのであるが、睡眠時間が少ないと、その修復作業ができず、体は修復されず、活性化されることがなくなってしまうのだ。そのために、腸が機能を低下させ、悪性便秘という形でその危険性を知らせているのだ。

 それゆえ、悪性便秘になったら、午後9時か午後10時には就寝してしまうことだ。この時間に寝てしまうと、睡眠時間を7時間30分以上取ることができるのだ。しかも、午後10時から午前2時までの間に成長ホルモンが分泌されるので、この成長ホルモンをフルで使えることができ、体の修復に使用でき、腸が活性化して、悪性便秘を解消させてくれるのだ。

 悪性便秘を患う女性はテレビを見すぎているのだ。夜に何か見たいテレビ番組があるなら、ビデオに録画してしまえばいいのだ。夜は夜更かししてテレビを見る習慣をやめ、早く就寝してしまう習慣が身につけば、低俗なテレビ番組を見ることもなくなるし、熟睡もできるし、悪性便秘も解消できるのだ。

 睡眠時間をたっぷりと取れば、排便は出てくるものなのだ。悪性便秘が解消され始めたら、追撃をかけるように、脇腹とお腹にカイロを貼ることだ。脇腹は肝臓の近辺で、お腹は臍の陰部の間あたりでいい。身重にになったら、腰にカイロを貼るようにすればいい。こうすると内臓が温まり、排便が順調にいくようになるのだ。

 悪性便秘はとにかく早目に手を打って解消させてしまうことだ。悪性便秘は悪化すると、最終手段は「浣腸」しかなくなってしまう。浣腸すれば、悪性便秘は確かに解消されるが、妊娠中は刺激の強い浣腸はなるべく控えるべきものだろう。浣腸する羽目にならないためにも、日々の食事をちゃんと摂取し、日々運動し、日々入浴し、そして毎朝排便することを心掛けることだ。

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妊娠中の貧血について

●女性はどうして貧血になるのか?

 妊娠中毒症や糖尿病が食事過剰で発生するのに対し、貧血はその逆の必要な栄養分を補給していないからこそ起こる病気である。妊娠中に貧血を起こす妊婦と、貧血を起こさない妊婦の2つにくっきりと分かれるのだが、これはその女性の食事状況と密接に関連しているのだ。

 貧血も症状が悪化してくると、気分が悪くなってしまう程度の貧血だけでなく、突然に倒れれしまう貧血になったりもしてしまうのだ。貧血は、「めまい」「立ちくらみ」「耳鳴り」といった症状も起こしてくるので、「めまい」「立ちくらみ」「耳鳴り」を単独の病気として見るのではなく、貧血の症状として見るべきだろう。

①月経

 そもそも女性がなぜ貧血を起こすかといえば、それは「月経」があるからである。初潮を迎えると毎月「生理」があるのだから、確実に血液は減少していく。そして生理が終われば、新しい血液を生産し始めるのだ。月経は女性にとって不要となった血液を排出する行為なので、生理の期間中はなるべく活動的なことをせずに静かにしているべきなのだが、最近は生理用品の発達もあってか、この生理の期間中に出歩く女性が多くなり、不要な血液が排出されにくくなってしまっているのだ。そのために、「瘀血」として体内に鬱血してしまい、それが貧血となって現われてくるのだ。「瘀血」が溜まると生理痛がひどくなり、肩コリがひどくなり、シミやシワができやすくなり、情緒が不安定になるのだ。

②成長期の少食と運動不足

 もうひとつ貧血の原因として大きいのが、「成長期の少食と運動不足」である。人間は成長期には多くのエネルギーを必要とするので、どうしても食事の量が多くなり、そのエネルギーを使って運動を活発にさせ、体を成長させていく。しかし、成長期にダイエットなどして少食になったり、勉強ばかりして運動不足になってしまう女性は、貧血の常習犯のように貧血を頻繁に起こしてしまう女性になってしまうのだ。

③胎児に血液が必要となるから

 妊娠中の貧血の原因として当然なのは、「胎児に血液が必要となるから」である。母親は赤ちゃんに血液を優先させるので、どうしても自分の血液が不足してしまいがちなのだ。しかも妊娠中に女性ホルモンや自律神経のバランスが崩れるので、血液の量に変動が生じてきて、そのために貧血という症状が出てきてしまうのだ。

●貧血のパターン

 妊娠中に起こる貧血といっても、すべてが同じではない。妊婦が起こす貧血には、「鉄分不足性貧血」「塩分不足性貧血」「悪性貧血」「集中力欠乏性貧血」の4種類が存在する。貧血を起こしたからといって、すべてを同じものとして見ないことだ。貧血にはパターンがあり、そのパターンによって対応策が異なるのだ。

①鉄分不足性貧血

 日本人女性に圧倒的に多いのが、「鉄分不足性貧血」である。鉄分を摂取していないために、体内の鉄分が不足してしまい、そのために貧血になってしまうのだ。鉄分は生命には必要不可欠の物質で、人体はこれがないと血液を作り出せないのだ。しかも、鉄分を大量に摂取しても、そのうちの8%しか吸収されないという、人体は鉄分に対して非常に吸収力が弱いのだ。

 妊婦は妊娠のために通常の女性の摂取量の倍以上を必要とするのだ。お腹の赤ちゃんはいかに小さくとも、成長のために、成人女性の必要量と同じ量を要求してくるのだ。妊娠前に大量に珈琲を飲む習慣のあった女性は、慢性的な鉄分不足に陥っている可能性がある。なぜなら、珈琲は鉄分の吸収を妨害し、体内の鉄分を奪ってしまうからだ。

 日本列島は日本人自身が考えている以上に冬が寒いので、鉄分を多く摂取して、血液の量を増やし、体を温めて行くかなければならない。そのために鉄瓶や鉄製の鍋や鉄製のフライパンを使わざる得ないのだが、ステンレスの登場によって、この鉄製の調理器具が駆逐されてしまったのだ。そのために、深刻な鉄分不足に陥り、貧血になってしまうのだ。

②塩分不足性貧血

 日本人の貧血で二番目に多いのが、「塩分不足性貧血」である。塩分は血流の圧力を維持するために必要なのだが、体内の塩分濃度が下がってしまうと、腎臓の機能が低下し、そのために腎臓が送り出す汚い水分のために体が汚染され、その汚染を除去するために、血液に塩化ナトリウムを集中させて、血圧を高くせざるをえなくなってしまうのだ。この状況下で、より塩分摂取を少なくすると、腎臓の機能が急激に低下し、血液中の老廃物や毒素のために血流が非常に悪くなり、そのために貧血になってしまうのだ。

③悪性貧血

 妊娠中に起こる貧血でありがちな貧血が、「悪性貧血」である。これは妊娠のために、「ビタミンB6」と「ビタミンB12」と「コバルト」が不足してしまい、貧血になってしまうのだ。この貧血がなぜ悪性貧血かといえば、この貧血を発症した場合、大抵の妊婦が貧血では済まなくなり、大概、その場で倒れるか、動けなくなってしまうからだ。

 「ビタミンB6」も「ビタミンB12」も「コバルト」も、赤血球の形成と算出には不可欠で、これらの物質が不足すれば、当然に血液その物を作り出せなくなる。面白いことに、これら「ビタミンB6」「ビタミンB12」「コバルト」の敵は「水」なのだ。水を大量に摂取してしまうと、「ビタミンB6」「ビタミンB12」「コバルト」を破壊してしまい、血液を作り出せなくなってしまうのだ。医者たちは水を大量に摂取しようと盛んに宣伝しているが、水の摂取は実は非常に危険なのだ。

 また、「ビタミンB6」「ビタミンB12」「コバルト」の敵は、「アルコール」であり、妊娠前にアルコールを多く飲んでいた女性は要注意である。昔の日本で滅多なことでは女性にお酒を飲まさせなかったのは、何も女性を差別しているからではなく、実は妊娠に障害が出てこないようにしていただけなのだ。アルコールも少しなら造血作用に障害は出てこないが、乱れるほどまでに飲む習慣がついていると、当然に悪性貧血の餌食になってしまう。

④集中力欠如性貧血

 妊娠中に夫から「最近、お前、落ち着きがないな」と言われ、その上に貧血を起こしているなら、「リジン」の不足で起こる「集中力欠如性貧血」の疑いがある。リジンは蛋白質の中に含まれ、脂肪をエネルギーに変える時に使用されるのだが、妊娠中に極端に蛋白質の摂取が少ないと、リジンが不足してしまい、そのために貧血になってしまうのだ。肉は確かに食べすぎれば体に悪いが、しかし、まったく摂取しないというのも問題なのである。

●貧血への対応策

①鉄分補給

 貧血の対応策としては、なんといっても鉄分を補給しまくることである。鉄瓶や鉄製に鍋鉄製のフライパンで料理をするようにすることだ。この鉄製の調理器具から流れ出す鉄分が、地道に鉄分を補給させてくれるのだ。鉄製の調理器具では「南部鉄瓶」が有名なので、是非、南部製の調理器具を使って料理をすることだ。

②塩分補給

 貧血の第二の対応策は、塩分を摂取していくことだ。化学塩や岩塩を捨てて、天日塩に変え、天日塩を使って料理をすることだ。朝起きたら、「天日塩入り根昆布湯」を飲むだけで、貧血は劇的に解消されていくのだ。加工食品には化学塩が使われているので、なるべく使用せず、自分の手作りの料理に拘るようにすることだ。

③造血食材で補給

 貧血の第三の対応策は、造血食材を使って血液の量を増やしていくことだ。造血食材としては、「レバー」「魚」「貝類」「海藻類」「大豆」「小豆」「黒豆」「黒ゴマ」「プルーン」「玉子」「チーズ」「ピーナッツ」「jクルミ」「ホウレンソウ」「パセリ」「羊肉」などである。レバーと魚と貝類は、血液を作るためには重要な食材なので、貧血が治るまでは毎日でも食べればいいのだ海藻類は毎日の味噌汁で使えばいい。ピーナッツやクルミは自宅に常備しておいて、オヤツとしてたべればいいのだ。パセリは細かく刻んで、パセリとパスタとオリーブオイルを絡めれば、貧血に効果のあるパスタの出来上がりだ。羊肉は肉の中でもっとも多くの鉄分を含んでいるので、是非とも食べた方がいい。  

●貧血を防止したければ、体を動かせ

 貧血を治したければ、じっとしていないで、体を動かすことである。体を動かせば血流がよくなり、貧血など起こしにくくなるのだ。貧血を起こす妊婦に共通するのが、余り動かないということなのだ。動かないからこそ、血流が悪くなり、貧血になってしまうのだ。貧血を防止したければ、とにかく体を動かすことだ。

①家事

 家事は女性の体にとって、もっとも動きやすく、血流が良くなるようにできている。家事をテキパキとこなす妊婦は貧血にはならないが、家事をダラダラとやったり、家事の手抜きをする妊婦は貧血になり易い。これは家事をしないからこそ、血流が悪くなり、貧血という形で報復されてしまうのである。

②スポーツ

 貧血を防止したければ、なんといっても日常生活から離れてスポーツをすることなのだ。妊娠中は1日1時間ウォーキングをするように心掛けることだ。また、休日には夫婦揃ってハイキングにでも出かけ、日常から完全に離れてしまうことだ。筋肉トレーニングも貧血防止には欠かせない。せっせと筋肉を鍛えていけば、筋肉の中に鉄分が蓄えられ、貧血しにくい体に変えることができるのだ。

③入浴後のマッサージ

 夜になったら、41℃のお風呂に入って体を温め、入浴後にマッサージをすることだ。頭部を3分間ほどかけてマッサージし、腕や足を夫にマッサージしてもらえばいい。マッサージをすると血流が良くなるので、熟睡できるし、翌日から貧血を起こさないようになるのだ。

④メイクラブ

 メイクラブも貧血を防止するためには、重要な運動である。夫に充分に愛撫してもらい、性交時に何度もオルガズムに行かしてもらえば、貧血など吹き飛んでしまうのだ。妊婦の中で妊娠したのだから、夫婦のメイクラブは禁止するというのは、危険である。体を動かしてないから、貧血になってしまうのだ。貧血をしたくなければ、せっせと夫婦で愛の営みを繰り返すことだ。

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妊娠専用スペシャル断食

●妊婦にも断食?

 妊娠期間中に起こる特別な病気で、妊婦たちが罹り易い大きな病気は、「妊娠中毒症」と「糖尿病」である。これら2つの病気には或る共通項があって、それは「医者の誤った医学的指導によるもの」と、「妊婦の食事過剰によるもの」の相乗効果で病気を発症してしまうということである。

 妊娠中には、妊婦のお腹が膨らみ、体の自由が奪われるけど、動けなくなるほどの妊娠など、いかなる妊婦だってしないのだ。人間は動くことによってエネルギーを消費し、血液の循環を良くしている。それなのに、妊娠しているからといって、医者が妊婦に安静指導を行えば、たちどころに病気を発症してしまうのだ。

 また、妊婦の方も、いくらお腹の中の赤ちゃんに充分な栄養を与えようと、大量の食事を食べても、動かなければ、ちゃんと消化吸収されずに、それは一転して、今度は健康に寄与するどころか、病気を引き起こす危険なものになってしまうのだ。妊娠中毒症も糖尿病も、医者の安静指導もさることながら、妊婦が食べ過ぎているからこそ起こりうるものなのだ。

 そこで妊娠中に病気を引き起こすなら、妊婦も断食をすべきなのである。「妊婦に断食!?」とさぞかしビックリされるだろうが、食事過剰になり、病気を発症しているなら、断食が最強の特効薬なのだ。但し、妊婦に断食が必要なのは、「妊娠中毒症」と「糖尿病」を発症している妊婦のみである。

 妊婦は妊娠しているゆえに、通常に断食を行うことはできない。そこで「妊婦専用スペシャル断食」である。この妊婦専用スペシャル断食であるならば、妊娠になんら害を及ぼすことなく断食でき、うまい形で妊娠中毒症や糖尿病を撃退できるのだ。妊娠中毒症も糖尿病も食事過剰で発症している以上、この食事過剰を断食で取り除いてあげれば、簡単に治ってしまうのだ。

●妊婦専用スペシャル断食メニュー

 妊婦専用スペシャル断食は、まず朝は早起きをする。早起きとは、日の出前の30分前以上には必ず起きていることである。そして、コップ1杯の水を飲み、ついでに「天日塩入り根昆布湯」を飲む。そうやって、朝の排便を促し、排便をする。起床後から朝食の間は、家事でも仕事でもして、朝飯前のひと仕事を必ずする。

①朝食はフルーツ朝食

 朝食は「フルーツ朝食」にすること。「リンゴ人参ジュース」「野菜ジュース」「味噌汁」、そして「フルーツ」。これだけで朝の食事は足りるし、お腹の中の赤ちゃんも充分に栄養が行き届くのだ。食後には黒酢紅茶を飲んで、体を温め、その利尿作用を使って、小便をしまくることだ。朝食後はとにかく体を動かして、小便をしまくるようにする。

②昼食を大量に食べる

 昼食は自由であり、3度の飯を合わせたぐらいに大量に食べる。昼食の時間は2時間ぐらいかけて、ゆっくりとたっぷりと食べることだ。断食しているといえども、3度の飯を1度に食べれば、妊娠において、いかなる弊害も発生しなのだ。昼食後にも黒酢紅茶を飲んで、その利尿作用を利用して小便をしまくることだ。昼食後は昼寝をし、その後、出かけて、体を動かしまくることだ。

③夕食は流動食

 夕食は「流動食」で、「リンゴ人参ジュース」と「野菜ジュース」と「味噌汁」でいいのだ。味噌汁は体を温めてくれるので、多目に飲むことだ。夕食の量を減らすと、体は体の修復にエネルギーを集中できることになり、妊娠中毒症や糖尿病を治していくことができるのだ。断食の夜はなるべく早く寝ることだ。修復作業を支援するためである。午後9時か午後10時に就寝してしまおう。

 断食の最中は、「間食の絶対禁止」「食事以外での飲水の絶対禁止」を必ず守ることだ。食事以外で飲まず食べずにれば、内臓は休息でき、病的な状態を逃れることができるのだ。妊娠中毒症も糖尿病も、食事過剰で内臓が疲労しきっているからこそ、発症してくるのだ。

 断食中は、小便大便が出やすくなるので、小便大便をしまくることだ。尿意や便意を催したら、すぐさまトイレに行って用を足すことだ。排便排尿をすればするほど、体内の老廃物や毒素を体外に排出でき、体は軽くなり、病的状態を脱することができるのだ。飲食に重点を置くではなく、排泄に重点を置くからこそ、人間は健康になることができるのだ。

 断食中は、ウォーキングや筋肉トレーニングをしまくることだ。家に居ると何か食べたくなってしまうので、外出してしまうことだ。そして断食中は風呂に入りたくなるので、必ずお風呂に入って、体を温めることだ。お風呂から出たら、自分で頭をマッサージし、夫には足から上へとマッサージをしてもらおう。これで物凄く血行がよくなるのだ。スポーツも入浴も体温を上昇させるので、体温が高ければ、エネルギーが燃焼し易くなり、過剰なエネルギーを使いきることができるのだ。

●なぜ、妊婦専用スペシャル断食が素晴らしいのか?

 「この妊婦専用スペシャル断食の一体どこが断食なのか?」と疑問を持たれても、これで充分に断食の効果はあるのだ。まず朝食を少なくすることで、排便をしやすいようにしてあげる。しかも、夕食はもっと少なくなるので、体は体の修復を充分に行えることができ、断食の翌日は大量の糞便を排泄することができるのだ。断食したとしても、昼食では3度の飯を1度に食べているので、妊婦にも赤ちゃんにも充分な栄養を確保できるのだ。

 妊婦専用スペシャル断食は、休日を使って夫婦で行うことだ。夫には強制的に参加させることだ。休日の昼に大量に食事を食べてしまえば、その後の時間がたっぷりと確保できることになり、その時間を使って夫婦揃って出かけるなり、話をたくさんすればいいのだ。夕食が流動食なので、ほとんど手間がかからないから、妻としての夜の負担はまったく消滅するのだ。

 この断食スタイルは、ヨーロッパの食事のようになってしまう。ヨーロッパでは昼の日差しが柔らかいために、昼食を大量に食べる習慣が根付いており、その分、朝食と夕食は少なくなっているのだ。日本では昼の日差しが強いために、桜が咲く頃以外では、昼食を大量に食べる習慣が余りないのだ。日本では朝食と夕食を重点的に食べる習慣であるのだ。そのため、朝や昼の労働には強くても、夕食の大量に食事を食べるので、どうしてそれを消化吸収しきれずに、睡眠時間が長くなり、体の調子が悪くなると、すぐに病気を発症してしまうようになるのだ。

 そこで妊婦専用スペシャル断食では、昼食を大量に食べ、朝食と夕食を少なくさせることで、内臓の負担を軽減させ、体の修復にエネルギーを回してあげ、病気を治していくのだ。今まで夕食が多かった妊婦たちは、この断食で内臓を休息でき、病気が治るだけでなく、体の軽やかさを実感できる筈だ。

 「妊娠中に断食をしても大丈夫なの?」と心配の方は、「人間の歴史は飢饉の連続だから、或る程度は断食に耐えられるようにできているのだ」と答えるしかない。この断食で水分過剰と食事過剰に急ブレーキがかかり、それを引き金にして、妊娠中毒症も糖尿病も治ってしまい、それどころか健康が非常に良くなり、体力が充実した形で出産を迎えることができるようになるのだ。

●必要な栄養も過剰になれば、病気を引き起こす

 初めて妊娠した妊婦の方々は、お腹の赤ちゃんに栄養をたくさん与えてあげようと張りきってしまう。それは素晴らしい行為であり、事実、葉酸のように妊娠中には通常の倍も必要とする栄養素があるのだ。だから、妊娠中にたくさん栄養を取れば、健康な赤ちゃんを産むことができるのだ。

 しかし、何事も過剰になれば、弊害が出てくるのだ。必要な栄養も過剰になれば、病気を引き起こすのだ。それゆえに、妊娠期間中といえども、食べたら動くことをしていかないと、体内は水分過剰と食事過剰で機能を低下させてしまい、それがもとで病気を発症していってしまうようになるのだ。

 お腹の赤ちゃんにとっては、必要の栄養素だけで充分なのだ。どんなにその栄養が赤ちゃんの成長に欠かせないといっても、過剰になれば、赤ちゃんに栄養を与えるどころか、母親の体が病気になってしまい、それどころではなくなってしまうのだ。何事も「中庸」が大事なのだ。過剰であってもいけないし、欠乏してもいけないのだ。

 こういう塩梅のうまさを、医者たちは持っていないのだ。偏差値の高い医学部を出て、同じ医者たちが集まる病院にいた人たちには、妊婦たちが通常の生活を守っていれば、水分過剰にも食事過剰にもならず、それゆえ妊娠中毒症も糖尿病も発症することがないということが解らないのだ。

 妊娠中毒症も糖尿病も決して深刻な病気ではないのだ。妊婦専用スペシャル断食を行い、水分過剰と食事過剰に急ブレーキをかけ、地道に家事や仕事やスポーツで体を動かしていけば簡単に治ってしまうものなのだ。それゆえ、妊娠中毒症や糖尿病を発症した妊婦たちは、妊婦専用スペシャル断食を1日でもいいからやって、これらの病気を治して、健康な状態で出産の準備を整えていくことだ。

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