妊婦が気をつけることは、「体温」と「血糖値」と「酵素濃度」
●妊娠中の病気は、お腹の赤ちゃんの母親へのメッセージ
妊娠中に何一つ病気を起こさないと、考えない方がいい。勿論、健康な妊婦なら、病気など決して起こさないことだろう。だが。無病息災を望むべきだけど、妊娠期間が10ヵ月間あるなら、体のどこかに病気が出てくるのは当然だし、病気でなくても体が不調になる日は1日ぐらいある筈だ。体の不調があるからこそ、体の変調に気づくものなのだ。病気があるから、体内の異常が解るのだ。
妊娠中の病気は、お腹の赤ちゃんの母親への大事な大事なメッセージなのだ。お腹の赤ちゃんは自分が健康に育つために、その条件が不十分なら、必ず病気や不調を起こすことで、母親に知らせようとするのだ。だから、大事なことは、謙虚になって素直にお腹の赤ちゃんの声を聞くことなのだ。妊娠していない時期のように、病気が起きたから、病院に行けばいいというものではないのだ。
病院は本来「病気を治す機関」であるので、妊娠や出産を扱うべきではないのだ。医者が妊娠や出産を担当すれば、どうしても病気を治すパターンで処理してしまうからだ。妊娠中に起こる病気も通常で起こる病気とは違うのだ。その病気はお腹の赤ちゃんの母親への大事なメッセージなのだ。妊婦がそのメッセージを受け取り、生活を改善していくなら、自然と消えていってしまうものなのだ。
医者が妊娠や出産に手を出して以来、妊婦たちは悲惨な目に遭い、出生率は低下の一途を辿っている。病院で出産してしまった母親たちは、医者から医学的指導を受けてしまったばっかりに、「妊娠は面白い!」「出産は面白い!」「育児は面白い!」という母親にとって大事な感情を抜き去られてしまったのだ。
医者たちが行った減塩指導こそが、母親たちの元気を失わせ、「脳溢血死」を招き、安静指導こそが、母親たちのパワーを失わせ、「人工難産」を作ったからだ。「減塩指導」も「安静指導」も拒否して、天日塩を使った美味しい料理を食べ、家事や仕事やスポーツで体を動かしていれば、「脳溢血死」をすることも、「人工難産」も経験することはないのだ。
健康的な妊婦生活の基本条件になっているのは、「食事での栄養バランス」「スポーツによる筋肉量の増加」「日々の緊張とリラックスの繰り返し」なのだ。これらが欠ければ、どこか体に変調が来て、その不調を積み重ねてしまえば、病気になるだけなのだ。だから、栄養バランスの取れた料理をパクパクと食べ、スポーツで汗を流して筋肉を鍛え、日中は働き、夜には夫婦でリラックスをする生活を地道に行っていけばいいのだ。そうすれば、妊娠中は健康でいることができ、出産時では安産に持ち込むことができることであろう。
●体温は36.5℃以上をキープすべし
妊婦生活中に気をつけておくべきことは、「体温」と「血糖値」と「酵素濃度」である。この三つに気を配っていれば、不調や病気も事前に察知することができることであろう。体が不調だったり、病気になると、必ずといっていいほど、体温や血糖値や酵素濃度に変化が出て来るからだ。
体温は「36.5℃」以上にすることだ。日本民族は北方モンゴロイドと南方モンゴロイドの混血でできているので、体温が「36.5℃~36.8℃」ある筈なのである。だから、どんな日本人女性であったとしても、体温が「36.5℃」を下回れば、体のどこかが不調になり、病気を発症してくるのは当然なのだ。
体温が下がっているなと解ったのなら、家事やスポーツで体を動かし、汗を流すことだ。そして、温かい料理でも食べて体温を上昇させるようにすることだ。更にお風呂に入って体を温めれば、体温は確実に上昇していくことだろう。低体温は絶対に放置しておかないこと! 低体温は放置しておかないで、早目に手を打つことだ。
お腹の赤ちゃんにとって、母親の体温が低ければ、安全に成長していくことができず、自分の命が危険になるような低体温であるならば、早産で生まれてきてしまい、身体障害者や夭折する危険性を冒してでも、危険な子宮から逃れようとするのだ。自分の赤ちゃんを五体満足で健康な赤ちゃんとして産みたいのであるならば、体温を36.5℃以上にし続ければいいのだ。
但し、いくら体温のことが気にかかるからといって、毎日、体温計で計るとストレスになる。あくまでも自分の手足や顔の温かさで、体温を推測した方がいい。低体温になれば、手先や足先が非常に冷たくなるので、そんなものは手で触れば解るものなのだ。どうも今日は体が冷えているなと思う時だけ、体温計で計測すればいい。
●血糖値は小便で確認すべし
お腹の赤ちゃんにとって、母親の血糖値が高いと、炭水化物のエネルギーばかり回され、脂肪や蛋白質のエネルギーが回されてこないということになってしまうのだ。そのため、お腹の赤ちゃんは通常の3分の1のエネルギーで遣り繰りせねばならず、どうしても充分に成長できなくなってしまうのだ。
人間の血糖値というものは、食事と食事の間には自然に下がるものなので、間食で甘い物を食べないことだ。間食で甘い物を食べてしまうと、血糖値が下がらず、脂肪や蛋白質が消化吸収されないので、どうしてもエネルギー不足になってしまうのだ。血糖値対策は、間食をなくすということが最初にして最善の対策なのである。
間食を取らないように、食事の際に多目に食べておくことだ。食事で充分に食事を食べていれば、間食を食べなくなるのだ。もしも、甘い物を食べたいのであるならば、食後のデザートで食べればいいのだ。こうした方が早くに血糖値が下がり、脂肪も蛋白質も消化吸収できるのだ。
穀物は「白米」「白パン」に代えて、「玄米」「黒パン」にした方が、血糖値を低く抑えられる。更に「白砂糖」の使用を禁止し、「黒砂糖」や「蜂蜜」を使えば、糖尿病になることは決してないだろう。お店で売られているお菓子はほとんどが白砂糖を使ったものなので、黒砂糖を使用しているものを選んで買うなり、自宅で黒砂糖や蜂蜜を使って自分でお菓子を作るなりすればいいのだ。
糖尿病を察知するためには、自分が小便した際に、必ず自分の尿を確認することだ。糖尿病になっていえれば、尿が泡立っているのだ。但し、朝一番目の小便で糖尿であったとしても、それは気にしないことだ。糖尿病でなくても、昨日の夜の食事が多かったり、疲労気味だったり、就寝時間が遅すぎた場合で出る可能性があるからだ。正午になっても、夕方になっても、自分の小便が泡立つようだったら、糖尿病になっているので、そういう時は甘い物を食べないなどの対策を早目に打っておけば、簡単に糖尿病は治っていく。
●酵素濃度は毎朝フルーツを食べればそれでいい
お腹の赤ちゃんは母親の体に充分な酵素水分があれば、順調に成長していくことができる。しかし、母親の体内に酵素水分が少なければ、順調に成長していくことができないのだ。酵素水分は赤ちゃんの成長だけでなく、羊水を作るにも使用されるので、妊娠中は大量に酵素水分が使用されてしまうのだ。
妊娠中にちゃんと酵素水分を摂取していると、母性ホルモンの影響もちゃんと出てきて、妊婦の肌が艶々のピカピカになるのだ。妊娠中は顔が膨らんでくるので、そちらの方ばかり気になってしまうのだが、自分の肌が人生始って以来の美肌になっていることにも気づいた方がいい。妊婦の顔の美肌こそ、お腹の赤ちゃんが順調に成長している証なのだ。
時たま、妊娠したばっかりに、顔から血の気が失せてしまったような顔をしている妊婦がいるが、これは極端に酵素水分不足している状態なので、早急に酵素水分を摂取した方がいい。妊婦が毎朝、鏡で自分の顔をチェックするというのは、非常に大事なことなのだ。母親の体内に酵素水分が少なければ、お腹の赤ちゃんは非常な危険に晒されているのだ。
酵素水分の補給の仕方は、朝食でフルーツを食べ、昼食と夕食で新鮮な野菜を多く摂取していくことだ。特に朝食でフルーツを食べるのが、もっとも酵素水分を補給しやすいのだ。野菜は新鮮な野菜の方が酵素水分が多いのだ。冷蔵庫の中で野菜を保存していても、酵素水分は徐々に失われていってしまうのだ。だから、野菜は冷蔵庫に溜めこまず、買ってきては食べ、買ってきては食べを繰り返すことだ。できれば、家庭菜園を持つと、いつも新鮮な野菜を確保できるようになるのだ。
フルーツや野菜は、そのまま食べても、そんなに食べれるものではない。だから、フルーツや野菜をジュースにして飲むと、大量のフルーツや野菜を食べることができるのだ。妊娠中にフルーツジュースや野菜ジュースを自宅で作って飲んでいると、酵素水分を充分に確保できるので、順調にお腹の赤ちゃんが成長できるだけでなく、出産も非常に楽になって安産することができ、母乳の出も非常に良くなるのだ。
●体調が悪ければ寝る、体調が良ければ活発に行動する
妊娠期間は10ヵ月間あるのだから、低体温になったら、高体温にする努力を、血糖値が高くなったら、血糖値を下げる努力を、酵素濃度が足りないのなら、酵素濃度を高める努力をすれないいのだ。早目に手を打てば、深刻な病気を発生させることなく、健康なままで妊婦生活を送ることができるようになるのだ。
妊娠中に病気にならなくても、体調が不調になることがある。そういう時は、体調が悪ければ寝ることだ。寝ることが最高の病気予防策なのだ。そして、体調が良くなったら、活発に行動すればいいのだ。この当たり前のことを決して忘れてはならないのだ。体調が悪いのに、動いてしまったり、体調がいいのに、動かなければ、どんな健康な妊婦でも病気になっていくものである。
妊娠中に起こる病気の対策で、もっとも多かったのは、実は「寝ること」なのだ。ということは、それだけ多くの妊婦たちが睡眠不足であるということなのだ。睡眠を充分に取ってくれなければ、自分の体の修復ができないし、お腹の赤ちゃんも順調に成長していくことができないのだ。
多くの妊婦たちがテレビを見て、夜更かしをし続けているからこそ、起こさなくていい病気を発生させてしまうのだ。テレビでどんなに面白い番組をやっていようとも、自分の妊娠の方が面白いのだ。自分の出産の方が面白いのだ。自分の育児の方が面白いのだ。テレビに洗脳されてしまっているから、自分の目の前にある面白さに気づけないのだ。
だから、夜の午後10時になったら、テレビを消し、就寝してしまうことだ。午後10時までに寝てしまえば、誰でも熟睡でき、早起きもできるものなのだ。もしも、それでも見たいテレビ番組があるなら、録画して、後日見ればいいのだ。自分が夜更かししてまで見ていたテレビ番組を冷静になってみれば、ほとんどが低俗なものばかりなのだ。
人間は行動を起こさなくて、何か新しい成果を獲得することはできない。テレビ中毒に最大の危険性が、行動せずに批判ばかりすることを習慣化してしまうことなのだ。だから、テレビの視聴時間の多い女性ほど、行動を起こさず、常に誰かの愚痴や悪口を言いまくってしまうのだ。自分が動かなければ、「本当に楽しいこと」に出会える筈がないのだ。テレビを見ていくら楽しいと思っても、それは「偽りの楽しさ」なのだ。偽りの楽しさの上に、自分の幸福を打ち立てることは決してできないのだ。
幸せな人生を送っている女性たちは、みな多くの行動を起こしている女性たちである。豊かな人生を送っている母親たちは、みな忙しく動き回っている母親たちである。人間の行動量と、人間の幸福量は比例関係にあるのだ。妊婦も動けば動くほど、体調が良くなり、健康になっていくのだ。そういうことの積み重ねが、どれほどお腹の赤ちゃんにとっていい影響を与えるかは、自分で手で自分のお腹を触ってみれば解ることなのだ。
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