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妊娠初期に現われる「眠気」と「だるさ」

●妊娠初期の眠気とだるさ

 妊娠すると、とにかく「眠気」と「だるさ」が襲ってくる。これは妊娠初期の特徴で、大半の妊婦たちが経験するものである。受精卵は子宮に着床いてから、猛スピードで細胞分裂を繰り返して、妊娠10週目には人間の形になるのだが、この妊娠10週目までが、非常に重要な細胞分裂の期間で、この間に母親の睡眠時間が多くなってくれないと、充分な細胞分裂ができなくなってしまうのだ。

 妊娠10週目までは妊婦の体には表面的には何も変化が起こっていないが、お腹の赤ちゃんにとっては非常に重要な変化が起こり続けているのだ。だから、母親の睡眠時間が少なければ、母親の体に眠気を襲わせたり、体にだるさをもたらしたりするのだ。そうやって、お腹の赤ちゃんは母親に就寝してくれるように訴えているのだ。赤ちゃんの細胞分裂は、主に夜間に行われるので、、母親の睡眠時間が少なければ、充分な細胞分裂ができず、流産という形でお腹の赤ちゃんの命を失うことになってしまうのだ。

 この女性の睡眠時間の多さと、出生率というのは、非常に深く結び付いている。先進国はどうしても出生率が低くなるのは当然だと思われているが、それは女性に対して社会福祉がなされていないとか、女性が差別的に扱われているとかが問題なのではなく、実は女性たちの睡眠時間の短さにこそ原因があるのだ。先進国の女性は大概夜更かしの習慣を身につけてしまい、しかも、睡眠時間が短いのだ。そのために、お腹の中の赤ちゃんにとっては細胞分裂ができない状況にあるのだ。

 はっきりと言ってしまえば、女性が睡眠時間を多く取れば、妊娠しやすい体になり、そして妊娠してもお腹の赤ちゃんは充分な成長を遂げることができ、健康な姿でこの世に生れ出てくることができるのだ。だから、妊娠して眠気に襲われたのなら、その眠気を払いのけるのではなく、ベッドに行って寝てしまえばいいのだ。だるいのであるならば、いつまでも起きていないで、ベッドに行って寝てしまえばいいのだ。

 ちなみに、眠気は妊娠初期で終わるが、だるさは人によっては妊娠初期を超えても長引くことがある。だるさを長引かせてしまう妊婦は、栄養不足であり、体力不足である可能性が高い。それゆえ昼食と夕食の量を増やし、日中はスポーツをして体を動かすように努めることである。

●必要だから眠い、だからとっとと寝ろ

 妊娠初期に眠気に襲われるのだが、どういうメカニズムで眠たくなるかといえば、女性の体から「黄体ホルモン」が大量に分泌され、その作用によって眠気が襲ってくるのだ。だから、本人が充分に睡眠をとっていると思っても、眠たくなってしまうのだ。体が疲れて眠いのではなく、ホルモンレベルで眠たいのだ。それゆえ、こういう場合は寝るしかないのだ。

 もうひとつ、黄体ホルモンだけでなく、「子宮内膜」から睡眠物質が分泌され、母親だけでなく、お腹の中の赤ちゃんに対しても、睡眠を誘導していくのだ。頭からは黄体ホルモンを分泌され、子宮からは睡眠物質を分泌されれば、いかなる妊婦であろうとも眠たくなってしまうのは当然なのだ。

 妊娠初期の睡魔は必要だからこそ襲ってくるのであって、絶対に拒否しないことだ。必要だからこそ眠いのだ。本人がいくら睡眠時間を充分に取っていると思っていても、お腹の中の赤ちゃんは、そうとは思っていないのだ。お腹の中の赤ちゃんにとっては、より多くの睡眠時間を必要とするのである。

 だから眠気が襲ってくれば、とっと寝てしまえばいいのだ。ソファでうつらうつらしているのではなく、ベッドに行って寝てしまうことだ。だるさに襲われ、椅子に座っているのではなく、ベッドに行って、体を横たえていればいいのだ。こういう習慣を身につけるだけでも、お腹の中の赤ちゃんにとっては、非常に有難い習慣なのだ。こういうふうにしてくれれば、充分に細胞分裂が行えるからだ。

 妊婦の中には夕食を食べ終わって、テレビを見ていたら、もう居眠りをし始めている妊婦だっているのだ。そういう時はテレビの前で居眠りをしているのではなく、さっさとベッドに行って寝てしまえばいいのだ。テレビの前で居眠りしても、充分な睡眠を確保できないのだ。ベッドで体を横にして眠るからこそ、充分な睡眠を確保できるのである。

●「朝食のフルーツ」「昼食の葉野菜」「夕食の根野菜」

 妊娠初期には「酵素水分」や「ビタミン」や「塩分」が必要となってくる。それゆえ、朝食には「フルーツ」をたくさん食べよう。フルーツに含まれる酵素水分こそが、羊水を作るのに必要だし、赤ちゃんの成長にも欠かせないのだ。母親がフルーツをたくさん取ってくれれば、それだけ赤ちゃんは成長しやすくなるのだ。

 細胞分裂には多くのビタミンが必要になってくるので、昼食には葉野菜をたくさん食べよう。葉野菜はできれば、サラダにして、ナマのまま食べるようにしよう。ビタミンは加熱処理すると破壊されてしまうので、ナマで食べた方がより多く吸収できるのだ。ただ、サラダにしてしまうとそれほど大量に食べられないので、野菜ジュースのようにして、葉野菜をたくさん摂取できる工夫を施そう。

 根野菜は小腸や大腸を活性化させるので、夕食時には根野菜を多目に摂取するようにしよう。「ゴボウ」「人参」「ヤマイモ」「サトイモ」「サツマイモ」「ジャガイモ」「大根」「小カブ」「レンコン」「玉ネギ」などを、うまく料理して大量に食べていくようにしよう。特に都会暮らしの妊婦は根野菜の摂取量が不足気味にあるので、意識して多目に摂取していこう。

 妊娠初期には塩分が多目に必要となってくるので、食事のたびに「味噌汁」を多目に飲めばいい。味噌汁の摂取量の多さと安産の高さは正比例の関係にあるのだ。味噌は天日塩を使用したものを使い、ダシは「煮干し」でも「イリコ」でも多目に入れ、それを味噌汁を飲む時に、食べてしまうことだ。味噌汁には天日塩を付き足して、少し塩分を多目にしておくことだ。こうすると、お腹の赤ちゃんにとって細胞分裂がしやすくなるのだ。

 妊娠初期に現われてくる「眠気」も「だるさ」も、こういうふうな食事で充分に栄養分を摂取していたら、かなり軽減されるのだ。妊娠に必要な栄養分を摂取していないと、幾ら眠っても眠気に襲われたり、体のだるさが持続してしまうのだ。それゆえ、多く眠っても眠気やだるさにおそわれるのなら、朝食にはフルーツを多目にし、昼食には葉野菜を多目にし、夕食には根野菜を多目にしていくことだ。

●やるべきことを日中にやってしまう習慣をつける

 妊娠初期に夜更かしをしていると、睡眠時間が多くなってしまうので、朝寝坊してしまうことになってしまう。お目出度の喜びは冷めやらぬうちに、夫が朝、出勤するというのに、妻がベッドの中からお見送りをするということにもなりかねない。だから、妊娠が解ったなら、早寝早起きを身につけることだ。早く寝ていれば、いくら眠気やだるさが襲ってきても、早起きができるからだ。

 朝早く起きれば、家事でも仕事でも充分にできる時間があるので、いくら日中に眠気やだるさに襲われたとしても、家事や仕事を手抜きすることなくできてしまうからだ。朝早く起きれば、夫に対しても第一印象を良くすることができ、朝の夫婦の会話もきちんとこなせるからだ。

 早寝したのに、どうしても早起きができないという妊婦は、明らかに塩分不足である。そういう時は、「イカの塩辛」を食べることをお勧めする。新鮮なイカを買ってきて、自宅でイカの塩辛を作ってしまえばいいのだ。朝寝坊解消のためのイカの塩辛は、少し塩分を強めにすることだ。イカの塩辛を作る際に、天日塩を少し多目に入れ、より塩辛くすることだ。そこに柚子を入れると、優雅な味になる。これを夕食時に大量に食べると、朝寝坊しなくなるのだ。

 妊娠初期は、眠気やだるさが襲ってくるのが解っているのだから、午前中に忙しくして、その日のうちにやってしまうことをすべて片付けてしまうことだ。午前中なら眠気もだるさも襲ってこないから、午前中のうちに集中してすべてをやってのけてしまうことだ。特に仕事をしている妊婦は、仕事を午前中までに片付けるようにし、残業にならないようにした方がいい。残業になると、仕事の生産性がガタ落ちしてしまうからだ。

 人間の睡眠時間というのは一定ではないのだ。年齢ととも変化していくものであるのだ。特にホルモンの変動が起こると、どうしても睡眠時間が長くなってしまうのだ。だから、妊娠初期に眠気やだるさに襲われて、それを無理して拒否するのではなく、素直に就寝してしまうことだ。それが母親にとっても、お腹の赤ちゃんにとっても、ベストな選択になるのだ。

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