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妊娠中の風邪は実は必要な病気

●妊婦がもっとも罹りやすい病気:「風邪」

 妊娠中に妊婦がもっとも罹りやすい病気は、それは「風邪」ではないだろうか? 妊娠期間は10月10日間あるのだから、その期間に1度は風邪に罹ったりすることだろう。しかも、風邪は通常の人間すら罹る病気なのだから、風邪に罹れば寝込んでいればいいのだ。それなのに、風邪をひいているというのに、寝込まないからこそ風邪をこじらせ、他の病気を作り出してしまうのである。

 「風邪は万病の元」といわれている。そのくせ、多くの人々が風邪に罹るのだから、風邪をひいたらすぐさま先手を打って寝てしまうことだ。寝てしまえば、大抵の風邪は治るものなのだ。そもそも、風邪をひいたら風邪薬を飲もうという発想自体がおかしいのだ。風邪を治すのに、薬など必要ないのだ。風邪をひいたら寝るに尽きるのだ。でも、どうして万病の元たる風邪をひいてしまうのか?

①ビタミンCの不足

 風邪は、「ビタミンCの不足」を原因として発生してくる。人間は本来「果実食動物」なので、このビタミンCを大量に必要とする。ほとんどの動物たちは自分の体内でビタミンCを作り出せるのに、人間もゴリラも猿もこのビタミンCを体内で作り出せない。なぜなら、果実食動物だから、わざわざ作り出す必要性がなかったからである。

 ビタミンCは細胞の成長と修復に大量に使用されるので、人間は人為的に摂取し続けなくてはならない。特に妊婦は赤ちゃんの成長のためにビタミンCが大量に使用されるので、どうしてもビタミンCが不足になってしまうのだ。そのために妊婦が妊娠中に風邪をひきやすくなってしまうのだ。

 現代人がなぜ風邪をひきやすいかといえば、それは喫煙するからである。タバコを1本吸うと100mgのビタミンCが奪われてしまう。この数値はなんと妊婦が1日に必要とするビタミンCの量を上回るのである。それゆえ、妊婦が喫煙することは絶対に禁止だし、夫が喫煙するのも禁止にすべきなのだ。外出した際は、喫煙している人には絶対に近付かないことだ。副流煙を吸うだけでも、ビタミンCは着実に奪われてしまうのだ。

②免疫力の低下

 風邪の原因でもうひとつ有力なのが、免疫力の低下である。人間は常に高い免疫力を持っているわけではない。1年のうちに1ヶ月間はどうしても免疫力が下がってしまう時期があるのだ。この時期に風邪を始めとする病気に罹って、体内に病原菌を入れることにより、免疫力を作動させて撃退することにより、免疫力の刷新を図るのだ。

 特に妊婦にとっては、妊娠期間が10ヵ月間もあるのだから、この免疫力の刷新の時期にあたる確率が非常に高くなってしまうのだ。妊娠中に自分の免疫力が落ちてくれば、当然に風邪をひいてしまうのだ。だから、妊娠期間中の風邪は決して心配することなく、風邪をひいたら寝るという対応策をすぐさま取ればいいのだ。

●妊娠中に1度は風邪をひいておいた方がいい

 「ビタミンCの不足」を原因とする風邪は、ビタミンCを補給していけばいい。そして、免疫力刷新のために起こる風邪は、定期的な免疫力刷新なのだから、こういう時は免疫力が低下しているのだから、無理をしないですぐさま寝てしまえばいいのだ。妊娠中に起こる風邪は、これだけで治るものなのだ。風邪は決して心配するものではないのだ。

 実をいうと、風邪は風邪以外の病気を防ぐ病気でもあるのだ。人間は風邪という病気に関しては、いくら健康に気を使っている人でも罹る病気なのだ。なぜ、この病気が撲滅されなかったといえば、それは人間にとって必要な病気だからだ。人間は風邪に罹ることで、「免疫力の刷新」を図っているのだ。

 人間は本来「果実食動物」である。、その果実食棒物が鬱蒼と樹木が生えるジャングルを出て、草原に進出していったのである。ジャングルの中にいれば、新鮮な酸素を吸うことができるし、樹木が出すフィトンチッドだって大量にあるのだ。それがジャングルを出ることによって得られなくなる以上、呼吸器官にどうして負担が罹ってくるのは、当然なのだ。そのために、どうしても風邪をひいてしまうのだ。だが、それは風邪をひくことによって、免疫力を刷新するという方法を取ることにより、ジャングル以外の地での生存を可能にさせたのだ。

 それゆえに風邪をひかないということは決して自慢にはならないのだ。なぜなら、人間は風邪をひかないと、免疫力を刷新できず、自分の免疫力が徐々に低下していってしまうのだ。意外なことかもしれないが、俺が癌治療に携わっていた時に不思議に思ったのが、癌患者の多くは、癌を発症する前に、長いこと風邪に罹ったことがない人たちであったのだ。風邪をひかないがゆえに、自分の免疫力が低下してしまい、癌細胞を撃退することができなくなってしまったのだ。

 水泳などをすると、皮膚が鍛えられてしまうために、どうしても風邪をひきにくくなってしまう。特に妊娠中に水泳などする妊婦は、どうしても皮膚が健康になりすぎて、風邪をひかなくなってしまうのだ。そうすると、妊娠中に風邪に罹らなくなるので、どうしても免疫力の刷新がされず、自分も赤ちゃんも免疫力が低くなってしまうのだ。それゆえ、自分が風邪をひかないなら、夫が風邪をひいた時に夫に近くに近寄り、風邪のウィルスを吸いこんでおくことだ。たとえ自分が風邪をひかなくても、風邪をひいている人の近くにいるだけでも、自分の免疫力を強めることができるのだ。

●風邪の対策法

①とにかく寝る

 風邪をひいた時は、とにかく寝ることだ。睡眠をたっぷりと取ることによって、免疫力を作動させやすくし、自分が睡眠中に自動的に風邪を処理してもらえばいいのだ。風邪をこじらせてしまう人たちは、風邪をひいたのに、寝込まずに動き回っていたからこそ、風邪を悪化させてしまったのである。

②温かい飲み物

 風邪をひいて寝込む前に、温かい飲み物を飲んでから寝ることだ。風邪の際にお勧めなのは、「ローズヒップティー」である。お茶の中で最大量のビタミンCが含まれているので、これを飲めば風邪は治っていくのだ。それ以外に「葛根湯」や「ココア」も体を温める飲み物なので、風邪の際には効果がある。

③お腹がすいたら、温かい食べ物を食べる

 風邪をひいた際は、食欲がないのだから、お腹がすくまで飯を食べないことだ。人間は食べなければ、食物の消化吸収にエネルギーを取られなくて済むので、食べなければ体温は上昇していくのだ。体温が高くなれば、免疫力は作動し易くなり、風邪のウィルスを撃退してくれるのだ。この「お腹がすくまで、飯くうな」をスローガンに掲げていると、お腹がすく頃には、もう風邪は治っているのだ。風邪が治ったら、温かい食べ物を食べればいいのだ。鍋料理などは、風邪が治った後の料理としては、最適な料理である。

④フルーツや野菜を大量に食べる

 風邪が治り始めたら、フルーツや野菜をナマのまま大量に食べることだ。ビタミンCが不足していることが原因なので、ビタミンCを大量に摂取していけば、風邪は治っていくのだ。ビタミンCは加熱すると壊れてしまうので、野菜などは加熱せずに、ナマで食べることだ。糠漬けの量を増やすとか、サラダの量を増やすとかして、ナマの野菜を多く取る食事に変えていけばいい。

⑤体が重たくなったら、無理をしない習慣をつける

 人間は1年に1ヵ月ぐらいは、どうしても免疫力が下がってしまう。そのため、免疫力が下がってくると、体が重たくなるのだ。そういう時は、決して無理をしないことだ。通常のように動いても、体がついていかないので、どうしてもミスが多くなるし、精神的にも怒りっぽくなるのだ。体が重いと感じている時点で、もう風邪のウィルスは体内に侵入していて、まだ風邪はひいていないけど、すでに風邪の初期症状が出始めているのだ。こういう時は、無理をせず、家事も仕事も早目に切り上げて休むことだ。

●風邪には風邪薬などいらない

 風邪をひいたら、温かい飲み物を飲んで、すぐさま寝るというのが、風邪の対策の基本なのだ。それゆえ、風邪に風邪薬など絶対に必要ないのだ。日本では風邪をひいたら風邪薬を飲むというのが常用化しているために、妊婦も風邪をひいたら、すぐに風邪薬を飲んでしまう傾向にあるのだ。

 妊婦が風邪薬を飲むと、その風邪薬が、体内のビタミンやミネラルを大量に奪ってしまうのだ。しかも、風邪薬は濃縮されて、胎児にも届けられるので、胎児にも悪影響が出てきてしまうのだ。 妊婦が風邪薬を飲めば、お腹の赤ちゃんを奇形児にしてしまう危険性だってあるのだ。だからこそ、決して製薬会社の宣伝には騙されないことだ。風邪は温かい飲み物を飲んで、すぐさま寝れば治ってしまう病気なのだ。

 風邪薬は安全だと思ってはならない。風邪薬のために薬害に苦しんでいる人たちはかなりいるのだ。風邪薬を飲んでしまったばっかりに涙が止まらなくなってしまったとか、失明してしまったとか、体に麻痺症状が残ってしまったとか、風邪薬の薬害は跡を絶たないのだ。風邪は忌むべき病気ではないのに、風邪薬を飲むから、こういう悪夢を味わうのだ。

 風邪薬の薬害に関しては、薬害を引き起こす風邪薬を売った製薬会社も悪いが、風邪ごときの病気で薬を飲んだ病人も悪いのだ。風邪は寝れば治る病気なのに、風邪薬を飲むから、風邪よりも悲惨な病気になってしまうのだ。人間には必要な病気だってあるのだ。風邪はその最たるものなのだ。

 妊娠中はくれぐれも風邪薬を飲まないことだ。妊娠期間が10ヵ月間に及べば、風邪をひくことだってあるのだ。しかし、妊娠中の風邪といえども、その妊婦にとって必要だからこそ発症してくるのである。風邪は、今から400万年前、人類がジャングルから草原に出ていったからこそ発症してくる病気なのだ。風邪は人間の免疫力を刷新するという重要な役割を持つ病気であるのだ。風邪は妊婦にも、お腹の中の赤ちゃんにも、風邪という症状を巻き起こしながら、免疫力を刷新してくれているのである。

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