妊婦にとって最悪の危険物質「タバコ」
●最悪なまでのタバコの危険性
妊婦にとって最悪の敵とは、「タバコ」である。タバコこそ今まで数多くの妊婦たちに、妊娠の悲劇を味あわせ、悲しみの涙を流させてきた最悪の物質なのである。どんなに健康に気を使っても、タバコの煙に巻かれれば、妊婦は確実に体調を崩していく。妊娠それ自体が刻一刻と危険状態に突入していくのだ。
まず、タバコを吸うと、「流産」や「死産」の確率が飛躍的に高まるのである。日本全国に徹底して禁煙を実施すれば、流産や死産の発生件数は激減する筈である。それほどタバコは妊娠にとって危険すぎる物質なのだ。たとえ、死ななくても、早産として生まれてくる確率も高くなり、どうしても身体障害者になる可能性が高くなってしまうのだ。
それに出産時に助産婦たちを蒼白させる「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」も、タバコが深く関わっている。日本で「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」の発生件数が異様に高いのは、やはり喫煙率の高さと関係があるのだ。事実、禁煙運動の高まりを受けて、喫煙者数が減少したイギリスでは、喫煙率の低下とともに、「早期胎盤剥離」や「前置胎盤」の発生件数が減少に転じたのである。
無事に生まれたとしても、「ダウン症」や「アトピー性皮膚炎」や「喘息」といったものに罹り易くなってしまう。「低体重児」や「身体奇形」や「小児癌」も、両親の喫煙が深く関係し、両親がタバコを吸っていなかったら、赤ちゃんはこんな病気に罹らなかった筈である。「精神発達遅滞」や「知能発達遅滞」も喫煙の習慣なしには決して生まれてこないのだ。
赤ちゃんが睡眠中に突然死んでしまうという「乳幼児突然死症候群」も、タバコが深く関わっている。赤ちゃんは肺の機能が発達していないので、赤ちゃんがタバコの煙を吸ってしまえば、肺を直撃してくるからだ。妊娠中も出産後も、新しい命とは非常に弱弱しいものであるということを、絶対に肝に銘じておくべきなのである。
●タバコは危険性の原因
①タバコは体温を下げてしまう
どうして、タバコがそこまで危険なのかといえば、タバコは体温を下げてしまうからである。喫煙は、喫煙者本人だけでなく、その周りにいる人たちの体温まで下げてしまうのだ。これが他の危険物質とは明らかに違うものなのだ。女性が喫煙をしようものなら、タバコは毛細血管を細くして、冷え性にさせるのだ。そのため、お腹の赤ちゃんは冷たい胎内で成長していかねばならず、しかも、お腹の赤ちゃんに充分な栄養が行かなくなってしまうのだ。
②タバコは免疫力を下げる
タバコは1本吸うたびにビタミンCを100mgずつ奪っていってしまうので、どうしても、免疫力の低下は免れない。お腹の赤ちゃんにとっては、免疫力が低下した胎内で成長していかねばならず、そのために、染色体異常は起こり易くなってしまうし、自分自身がどうしても免疫力の低い赤ちゃんになってしまい、出生後に様々な病気をしやすい赤ちゃんになってしまうのだ。
③タバコは消化力を弱める
母親がタバコを吸ってしまうと、タバコの効果で食欲が抑えられてしまい、しかも、内臓の消化吸収力も弱めてしまうので、お腹の赤ちゃんにとっては慢性的な栄養不足状態に晒され、その僅かな栄養分で成長していかざるをえなくなってしまうのだ。これではどうしても成長そのものがしずらくなってしまうのだ。
④タバコは心臓を弱くする
タバコの恐ろしさは、心臓そのものを弱くしてくるので、体内に老廃物や毒素が溜まりやすくなってしまうのだ。喫煙者の体が異様に臭いのは、タバコの煙だけでなく、体内に老廃物や毒素を大量に溜め込んでいるからである。特に大腸から発癌性物質であるアミン類が発生してくると、それが胎児に直撃して、妊娠の悲劇の引き金になってしまうのだ。
⑤タバコはストレスを抱え込ませやすくなる
喫煙者は「タバコを吸うと落ち着く」というが、喫煙者ほどストレスを抱え込ませやすくなってしまうのだ。タバコはストレスへの耐久性をなくしてしまい、些細なことですぐに怒りを発してしまうのだ。喫煙する人ほど、喧嘩っぱやいのは、タバコで忍耐力を失ってしまうからである。そのため、少しのストレスで怒るくらいだから、常に精神がネガティブモードになってしまうのだ。この母親の精神状態の中で成長していけば、お腹の赤ちゃんは妊娠中、常に怒りに晒された状態で育ったようなものになってしまうのだ。
●ニコチン中毒のメカニズム
タバコというのは、人間にとってなんら有益なものがない物質なのである。インカ帝国は、奴隷たちにタバコを与え、強制労働に従事させたが、所詮は、タバコは奴隷の飲み物なのである。現代においてタバコを吸うということは、健康が奴隷状態になるということなのである。奴隷制度が廃止された現代でも、奴隷になりたい人間たちは大勢るのである。
なぜ、タバコを吸うと、タバコを美味しいと思い、そしてやめられなくなってしまうかというと、タバコを吸うと脳内にニコチン受容体ができてしまい、喫煙すると脳がタバコを美味しいと思ってしまうのだ。ニコチン受容体ができてしまうと、万が一無理矢理に禁煙しようとしても、血中のニコチン濃度が低下すると、自分の意志に拘わりなく、タバコを吸いたくなってしまうのだ。喫煙者といえども、1日に本当に吸いたいのは2本~3本なのに、ニコチン中毒になってしまうと、1箱単位で吸うヘビースモーカーになってしまうのだ。
このニコチン中毒症状が恐ろしいからこそ、多くの喫煙者たちがタバコをやめたくてもやめられないのである。喫煙者というのは、タバコ会社とって「いいカモ」なのだ。タバコを吸うために莫大なお金を支払い、しかも、大量にタバコを吸ってくれるから、一度、ニコチン中毒にしてしまえば、死ぬまで吸い続けてくれるのだ。
ニコチン中毒と麻薬中毒のどちらが危険かといえば、圧倒的にニコチン中毒の方なのである。麻薬はまだ、麻酔に使ったり、トリップして芸術作品を生みだしたりするが、タバコにはこういう効果はないのである。タバコを吸えば吸うほど健康が損なわれてしまい、自分が仕事で大事な時に体力を発揮できず、巧く成功させることができなくなってしまうのだ。
麻薬がなぜ法律で禁止されるかといえば、自分の意志では麻薬中毒をやめることができないからだ。だったら、タバコも麻薬と同じように法律で禁止すればいいのである。タバコが引き起こす妊娠への危険性を知っていれば、このタバコという危険物質を野放しにするということなっど決してできないことだ。必ずトッ捕まえて、絶滅に追い込むべきなのである。
●妻の喫煙だけでなく、夫の喫煙も禁止すべき
もしも、既婚女性が喫煙をしているなら、即刻に禁煙すべきだ。また、妻だけでなく、夫がタバコを吸っていたら、妊娠を機に禁煙させることだ。タバコは喫煙よりも、副流煙の方が恐ろしいのだ。喫煙しても、タバコにフィルターがついているので、或る程度は制限された危険な煙を吸えるが、副流煙だとフィルターなしで危険な煙を吸い込んでしまうのだ。
家庭の中にタバコの煙がなくなれば、これほど快適なことはないのである。室内から悪臭が消えるし、夫婦双方健康になれるし、ご飯を美味しく感じられるようになるのだ。そして何よりお腹の赤ちゃんにとっていい環境を整えてあげることができ、無病息災で出産を迎えることができるようになるのだ。
仕事関係でも、友人関係でも、喫煙している人との交際をなるべく少なくし、タバコを吸わない人たちとの交際を多くしていくことだ。これだけタバコの危険性がマスコミで流れているのに、それでもタバコを吸う人は、家畜レベルの脳味噌しか持ち合わせていない人物たちなのである。
また、女性の美しさと喫煙の習慣は絶対に矛盾する。タバコの煙はビタミンCを破壊するので、どうしても「シミ」「シワ」「タルミ」ができやすくなり、老化のスピードを速めてしまうのだ。妊娠中は余り自分の美貌にはお金も時間もかけられないので、出産後に余りにも老化した姿を見るのは、ショックなことになってしまうのだ。だからこそ、妊娠中はタバコの煙を徹底して排除していくことだ。
日本たばこ産業の筆頭株主が日本政府なので、タバコの対策に日本政府は本腰を入れることは決してない。また、日本の医者や看護師は先進国の中で最高の喫煙率を誇っているので、これまたタバコ対策に本腰を入れることはない。タバコは誰がなんといおうが、妊娠の悲劇を引き起こす最悪の物質なのである。妊娠の悲劇を起こしたくないのであるならば、自分の赤ちゃんを無事に健康に生み育てたいのであるならば、タバコの煙を徹底して排除していくことだ。
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