第五章 「妊娠の悲劇」を引き起こさないために
妊娠の悲劇を起こさないためには、流産を避け、有害物質を避け、危険出産を避けること
●失敗はしてもいいから、致命的な失敗を犯さない
「自然的マタニティーライフ」では「妊娠の悲劇」が起こりようがない。自然的マタニテx-ライフでは、妊婦の自然の力を引き出すために、病気を駆逐してしまうのだ。健康と病気は絶対に矛盾する。健康であれば病気は消えてしまうし、病気であれば健康は消えてしまうものだ。健康と病気のどちらかに基本を置くかで、妊婦生活は明暗を分けてしまうのだ。
「自然的マタニティーライフ」は「妊娠は病気ではない!」「出産は病気ではない!」「育児は病気ではなない!」と宣言するからこそ、妊婦生活を健康なまま過ごさせることができるのだ。「妊娠は楽しいもの」「出産は楽しいもの」「育児は楽しいもの」と考えていれば、妊娠の悲劇など起こりようがないのだ。
しかし、現実には多くの妊婦たちが、病院通いをしてしまっている。医者たちは、「妊娠は病気である」「出産は病気である」「育児は病気である」と考えているので、いくらでも妊娠の悲劇を起こすことができるのだ。大事なポイントは、根本的な所で、「妊娠を病気ではない」と考えるか、「妊娠は病気である」と考えるかの差なのである。根本的な部分で、「妊娠は病気である」と考えれば、以後の妊婦生活はその通りになっていくのである。
それゆえ、いくら自分たちが「自然的マタニティーライフ」で健康的に過ごしても、実際には病院に通ってしまったために、妊娠の悲劇に出くわす妊婦たちがいるのである。そこで、これから妊娠の悲劇はどのようなものかを取り上げていく。自然的マタニティーライフを送っている妊婦たちには関係ないけれど、敢えて妊娠の悲劇はどのようにして起こるかを知っておいた方がいい。
最悪なものを見ておくと、最悪の事態を避けることができるようになるのだ。最悪のものを見ないから、最悪の事態を引き起こしてしまうのである。妊娠の悲劇はこのようにして起こりますよと言っておけば、その妊娠の悲劇を回避することができるからだ。妊婦生活で失敗を犯しても構わないのだ。しかし、致命的な失敗だけは犯さないことだ。この「致命的な失敗と単なる失敗の違い」が解るからこそ、最悪の事態を避けることができるのである。
●流産
妊婦が妊娠期間中に、絶対に避けなければならないものは、「流産」である。流産になってしまえば、すべてが台無しになってしまうのだ。妊娠の大半は、妊娠10週目以内までに発生してくる。この期間までなら、流産しても母体への影響を最小限に抑えることができるので、妊婦の脳が「これ以上、妊娠させるのは危険」と判定してしまうと、流産という選択肢を取ってしまうのだ。
流産というと、誰かにお腹を蹴られたりして、そのショックで流産するのではないかと、ほとんどの人たちが思っているのだが、実は妊婦のお腹は蹴られても、或る程度までなら衝撃を吸収してしまうのだ。実際の流産は外的な衝撃で起こるものではなく、内部で染色体異常が発生して起こってくるものなのだ。
胎児が染色体異常を引き起こしてしまうと、妊婦の脳が「これ以上、胎児を育てても駄目」と判定し、流産をさせてしまうのだ。多少の染色体異常であっても、妊娠10週目を過ぎてしまえば、妊婦の脳はその胎児を育てようとするのだ。勿論、その胎児は身体障害者として生まれてくるけど、命を消されるほどの、重大な染色体異常を引き起こさなかったのだ。
助産院に通う妊婦たちが流産を引き起こさないのに、病院に通う妊婦たちが流産を引き起こしてしまうには、ちゃんとした理由がある。それは「建物内で使われている色」である。ほとんどの助産院は家庭的な雰囲気なので、色々な色が使用されているのだが、病院では清潔を重視するために、「白色」が大量に使用されているのだ。タイルも壁も白色だし、医師や看護師の着ている服も白色である。
人間は白色を見ると、体温を下げてしまうので、どうしても妊婦の胎内で染色体異常が起こり易く、流産を引き起こしてしまうのだ。白い服は、病気を治療する際には、血や汚れが解るので、必要なのかもしれないが、妊娠や出産や育児ではいらないのだ。妊婦を相手にするなら、助産院みたいに家庭的な雰囲気にするか、赤やピンクや黄色といった暖色を多く利用して、妊婦に視覚的にも温かくさせてあげるべきなのだ。
●有害物質
妊娠の悲劇を引き起こしたくないのであるならば、妊娠中に「有害物質」を避けていくことである。「医薬品」「食品添加物」「合成洗剤」「タバコ」「アルコール」「電磁波」といったものを可能な限り除去していくことだ。妊娠中は妊婦が食べてしまったものを、濃縮させて胎児に送り届けるという作業を日々行っているので、妊婦が有害物質を食べてしまえば、妊婦の健康を害さなくても、胎児は健康を害してしまうのだ。
多くの妊婦たちが妊娠すると、食事に気を付け出すようになるのは、妊娠すると母性ホルモンが分泌され始めるので、お腹の赤ちゃんが無事に育ってくれるように気を付け出すようになるのだ。これこそが独身時代と結婚時代の大きな差なのである。妊婦生活で健康にいいと思えるものは、通常の生活でも健康にいいのだ。
特に病気になればすぐに薬を服用するという生活を改めた方がいい。人間の大半の病気は、実は寝ていれば治るものなのだ。人間には自然治癒力があるから、寝ることによって、その自然治癒力が働き、勝手に病気を治してくれるのだ。それなのに、病気だからといって、すぐに薬を飲むような生活をしていると、その大事な自然治癒力が作動しなくなり、病気がちの体になってしまうのだ。
多くの妊婦たちが遣り始めるのは、「食品添加物の除去」であろう。食品添加物は人工物なので、体内に入ると、多くのビタミンやミネラルを奪ってしまい、しかも、腎臓や肝臓にダメージを与えてしまうのだ。妊娠中に食品添加物の入った食品ばかりを食べていると、その赤ちゃんは確実に妊娠の悲劇の対象になってしまうのだ。
有害物質の怖さは、通常の人間でも危険なのに、胎児という、人間の中でもっとも弱い存在に対しては、凄まじいほどに危険だということである。胎児は遺伝子レベルので細胞分裂を繰り返しているので、その最中に食品添加物が遣ってくれば、体のどこかに異常が出ない方がおかしいのだ。
●危険出産
そして、出産時において「危険出産」を避けることである。危険出産とは、非通常型出産のことで、「早産」「異常出産」「帝王切開」のことである。女性の体は、自然に出産した方が、もっとも安全に出産することができるのだ。医者が手を出せば出すほど、出産の危険度は高まり、母子ともに命を失う危険性が高まってくるのだ。
早産は勝手に妊婦が引き起こしたと思われがちであるが、妊婦が白い色が大量に使用されている病院にいくからこそ、早産になってしまうのだ。妊婦が白色を見ると体温を下げてしまうので、そのために早産になってしまうだけなのだ。早産になれば、たとえ赤ちゃんが生まれても身体障害者になる確率が高くなるし、最悪の場合は死産になってしまうのだ。
異常出産は、妊娠中に大量出血が起こり、母子ともに命の危険性が出てきてしまう出産形態である。異常出産を引き起こす妊婦は、大抵、妊娠中に医者から安静指導と減塩指導を受けてしまったために、まったく体を動かさず、塩も摂取してこなかったので、筋力は衰え、腎臓が弱り、出産に耐える体力がない状態で、出産日を迎えてしまったのだ。たとえ出血しても、通常、血液内の塩分が適正に保たれていれば、自然と出血は止まるのだが、妊娠中に極端に塩分を制限してきたために、出血が止まらなくなってしまうのだ。
帝王切開は、腹部を切り裂いて、赤ちゃんを取り出す出産形態である。帝王切開は、助産院では絶対に行われず、病院でのみなぜか行われる手術である。帝王切開手術の99%は不必要な手術なのである。医者は妊婦が通常に出産してくれるよりも、帝王切開手術にした方が、高額の医療費を請求できるからこそ、行っているのにすぎないのだ。帝王切開手術になれば、赤ちゃんの身体障害者になる確率が高まり、たとえ五体満足でも病弱で弱弱しい赤ちゃんになってしまうのだ。
妊娠の悲劇を起こさないためには、流産を避け、有害物質を避け、危険出産を避けることだ。この最低限のことを守っていさえすれば、妊娠中にそう悲惨な出来事は起こらない筈だ。大事なことはノーミスで妊婦生活を過ごすことではないのだ。失敗を犯してもいいから、致命的な失敗だけは絶対に起こさないことなのである。
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