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自分が出産する場所は夫婦二人で探すべし

●助産院は夫婦二人で探すべし

 妊娠が発覚したら助産院を探さざるを得ないのであるが、この助産院探しは妊娠期間中の最初の夫婦の試練であるといってもいい。この助産院選びをきちんと行えれば、妊娠の悲劇はほとんど皆無になるし、安産に持ち込むことが可能になるからだ。妊娠の幸不幸は、夫婦二人で行う助産院探しで大方決まってしまうのだ。

 夫婦の中には、助産院探しを妻だけでやってしまう夫婦たちもいるが、初産であるならば、助産院探しは夫婦二人で慎重に行った方がいい。初めての妊娠の場合、妊娠も出産も初心者なのである。その初心者が助産院探しを妻一人だけやって巧く行くわけがないのだ。夫婦二人で共同で行い、夫婦二人で話し合っていけば、失敗の可能性を極力下げていくことができるのだ。

①安全

 助産院探しの基準は、まず「その助産院が本当に安全に産めるのか」という点である。その助産院では成功率はどのくらいで、失敗率はどのくらいか、失敗した場合、どのような処置を取ったのか、調べた方がいい。助産院は成功率が高ければ繁盛してくるし、リピーターも多いので、リピーターの人にこの助産院ではどのような出産の仕方をしたかを訊いてみるのもいい。

②安心

 助産院探しの第二の基準は、「その助産婦さんが親身になってくれるのか」ということである。助産婦は基本的に赤ちゃんや子供が大好きな女性がなってくるので、妊娠や出産という行為に本当に積極的に親身に接してくれるのかを調べた方がいい。助産婦の中には、万が一、まともに就職できずに助産婦になってしまった女性もないではないからだ。褒め言葉の使い方が巧いというのも、一応チェックしておいた方がいい。褒め上手の助産婦ならば、出産時には非常に楽になるからだ。

③適正な値段

 助産院探しの第三の基準は、その助産院の値段が「助産行為として適正な値段なのか」ということである。決して「安価」を選んではいけない。妊娠中は最大10ヵ月間付き合うわけだし、出産時では徹夜の作業になるのだ。その助産婦の仕事の対価が安すぎるということは絶対にありえないからだ。かといって高すぎるということもないからだ。安価の場合、もしも失敗したら、その助産院に資産がないので、こっちが泣き寝入りになってしまうし、高価の場合、その助産婦は助産行為になんらかのインチキを仕掛けてくると見た方がいい。いい助産院ほど、高すぎもせず、安すぎもしないのだ。金銭感覚は、その夫婦の経済力によって変動を受けてしまうので一定ではないが、様々な助産院の値段を調べていくと、この範囲内が適正な値段なんだなと解ってくるので、最初から一つの助産院に絞らないで、いくつかの助産院を調べた方がいい。

●いい助産院ほど、建物は立派ではない

 助産院探しは、最初からいきなりいい助産院を見つけることなどできないと思った方がいい。10件あたって、自分に合う助産院は1件か2件しかないのだ。そんなものなのだ。だから、最低でも10件の助産院を探してみたらいい。10件探せば、自分に合う助産院が必ず見つかるからだ。

 助産院探しで頼りになる武器は、自分の「直感」だ。女性にとっては、その助産院で出産することになるので、どこで産むべきか直感が非常に冴えてくるから、どの助産院がいいか見極められるのだ。この直感が働かなかったら、余程、自分の本能が衰えていると見ていい。直感さえあれば、「この助産婦さんなら、出産を手伝ってもらっても大丈夫だ」といいうのが一発で解るからだ。

 ただ、初めての妊娠の場合、妊娠や出産に異常な期待をしている場合があるので、その直感が異常を来たし、下手な助産婦を選んでしまう場合もあるので、自分の判断が正しいか、常に夫に相談を持ちかけた方がいい。夫は出産費用を負担する者なので、お金の面からシビアに助産院を判断してくるからだ。

 助産院探しは絶対に建物の外観に囚われはていけない。いい助産院ほど、建物は立派ではないからだ。助産婦の仕事は、助産婦と妊婦さえいれば成立する仕事なので、助産院の建物を立派にする必要性がないのだ。腕のいい助産婦に限って、助産院の建物には無頓着だ。助産院の内部もポスターをゴチャゴチャと貼ったり、机の上には書類が山積みになっていたりと、奇麗になってはいないのだ。

 建物を奇麗にしてしまえば、それだけ必要経費がかかっているということであり、その高価な費用はすべて妊婦たちが出したものなのだ。だから、助産婦の仕事を真面目にやっている助産婦がそんな所でお金をかけるわけがないのだ。「建物で判断するより、助産婦で判断せよ」。これだけは肝に銘じておいた方がいい。

●自宅からの助産院の距離

 妊婦にとって自宅から助産院の距離というのは、とっても重要になる。自宅で陣痛が始まった場合、助産院まで行かなければならないからだ。陣痛が始まってすぐに出産が始まるわけではないが、陣痛が起きている状態で助産院に行かざるをえないので、自宅と助産院の距離というのが、その妊婦にとっては重要な意味を持ってくるのだ。

①近所型

 自宅の近所に助産院があるなら、それはベストといえるものだろう。陣痛が起きても歩いていける距離なら、陣痛が始まったら、ゆっくりと歩いて行けばいいのだ。但し、自宅の近所に助産院あると、どうしてもその助産婦への採点が甘くなってしまうのだ。顔見知りであるならば尚更のことになってしまう。身近な人間ゆえのリスクも充分に把握しておこう。

②通院型

 妊婦が助産院に通院できる距離は、通院時間が1時間30分以内と限定した方がいい。この通院時間の範囲内ならば、陣痛が起きても行ける距離だからだ。これ以上、時間がかかると、陣痛の際に助産院に行くのがつらくなるのだ。陣痛が発生した場合、自動車で行くことになると思うので、どのルートを取れば、最短距離で行けるのか、ルートをチェックしておくことだ。

③宿泊型

 自宅から助産院が遠距離なら、その助産院に宿泊してしまった方がいい。予定日が近づいてきたら、その助産院に宿泊するのだ。お金はかかるが、陣痛が起きた場合、自宅からその助産院に行くことが困難になるから、だったら宿泊してしまった方がいいのだ。但し、出産予定日といってもあくまでも目安なので、必ずしもその日に産むとは限らないのだ。実際に出産する日は、出産予定日とは大いに異なるということは覚えておいた方がいい。

 どの助産院で産むかは、あくまでもその妊婦に最大の選択権があるので、その妊婦の意志で選べばいい。初めての妊娠の場合、余りにも張り切りすぎてしまうと、余りにも無理がかかった助産院を選んでしまうので、とにかく一旦冷静になって考えることだ。そして自宅で夫と相談して決めていくことだ。最初から完璧に行くことはないが、だが、最初の出産でその後の育児の仕方も変動を受けるので、あくまでも自分が納得できる助産院を選ぶことだ。自分が納得した上での決断であるなら、結果がどうなろうと後悔はしないものなのだ。

●助産院探しは夫を父親にしていく試練でもある

 夫婦の中には、夫が助産院探しを手伝わない夫もいるので、そういう時は、拒否する夫の首に縄を括りつけてでも、夫婦で一緒に助産院探しをすべきなのだ。夫は平日は仕事して疲れきっているので、休日ぐらいは休ませてよと言いがちだが、出産は妻にとって最大の試練なので、この助産院探しを手伝ってくれないと、夫婦の仲も成熟していかないのだ。

 妻が自分で一人で勝手に助産院探しをしてしまうと、出産後に夫婦の仲が悪化し、離婚ということにもなりかねないのだ。助産院探しはただ単に助産院を探すということではないのである。助産院を探すことで自分の出産場所を確保し、そして夫婦で助産院を探すことで夫を父親にしていく試練でもあるのだ。

 女性は自分が妊娠するので、自然と母親になっていくが、男性の方には肉体上にはなんにも変化がないので、自然に父親になっていくとはないのだ。だから、妻は夫を助産院探しに連れ出し、父親にしていく試練を夫に与えなくてはならないのだ。助産院探しで困っている妻に対して、夫が「愛」と「知恵」と「勇気」を示して、妻が「安全」「安心」で出産できる場所を確保してあげなくてはならないのだ。

 夫を父親にしていくのは、妻の仕事なのだ。妻がこの大事な仕事を放棄してしまえば、夫は父親になることはなくなってしまうのだ。妻が出産したら育児に無関心になってしまうか、逆に子供を溺愛する父親になってしまうかのどちらかなのだ。育児放棄は愛のないことの現われであって、溺愛は父親としてまともな愛を出せない証拠なのだ。

 夫を父親にしていくのは、妻の仕事なら、では夫の仕事は一体何と訊かれれば、それは「出産費用を負担するのが、夫の仕事」なのだ。だから既婚男性たちは仕事で有り得ないような頑張りを果たしてくるのである。夫の経済力と繁殖力は比例する関係にあるからだ。頑張って働く既婚男性ほど、妻に子供を多く産ませているのだ。いくら高額所得であったとしても、妻のために頑張って働いていないのであるならば、妻に妊娠させようとはしないものなのだ。

 だからこそ、賃金を男女平等にしてはいけないのだ。特に既婚男性とそれ以外の人々の間には格差を設け、賃金を上げていかさなければならないのだ。更にその既婚男性に子供がいるなら、賃金をより高くする政策を取るべきなのだ。その給料の高さは、その夫の働きの分だけではなく、その妻の働きの分でもあるのだ。妻が夫を支えているのに、夫の給料が結婚していない女性たちと平等であったなら、溜まったものではないのだ。それでは子供を産み育てるお金がないと同じことなのだ。

 給料というのは、子供を持っている既婚男性や既婚女性に対して優遇措置を施すべきなのである。そうすれば、自然と出生率も上昇していくのだ。ところが、男女平等に取りつかれて、男女の賃金を平等にしてしまうと、男性に経済力がないものだから、繁殖力が低下してしまい、その結果、出生率が低下し、人口も減少して、経済力も衰退してしまうのである。人口が減少している社会では、政府がどのような景気刺激策を取っても、すべて巧く行くわけがないのだ。

 男性は不思議な生き物で、結婚していないのであるならば、いつまでもフラフラとしているのだが、結婚して妻の支援を受けられるようになると、尋常ならざる勇猛果敢の仕事をしてくるのだ。わざわざ女性が身を粉にして働いたとしても豊かになれる女性はほんの僅かでしかないのである。しかし、女性は結婚してしまえば、自分を億万長者にしてくれる男性が常にいるということなのだ。結婚して貧乏になるような女性は、余程、頭の悪い女性なのである。結婚したなら、妻としての自分の役割を悟り、夫の稼ぎが高くなるように仕向け、妊娠すれば、夫が父親として成長してくれるように仕向ければいいのだ。だからこそ、知恵ある既婚女性なら、助産院探しを単なる助産院探しにはしてしまわないのだ。夫を父親に成長させていく仕事として行うのだ。そうやって育児でのトラブルを未然に防ぎ、自分の夫を父親に成長させていくのである。

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