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妊娠中の災害時への準備

●妊娠中に何が起こるか解らない

 妊娠中は平穏無事に過ごし、出産日を迎えればそれに越したことはないが、しかし、万が一ということもある。日本国はそもそも地震多発国だし、しかも、最近は天変地異が頻発している。だから、妊娠中に大地震に見舞われ、避難所生活中に出産ということも有り得るのだ。

 勿論、こういう想定をしたとしても、ほとんどの妊婦には震災のさなかに出産という最悪の事態は起こらない。だが、大地震が起こり、その震災の最中に出産を迎えてしまった妊婦が必ずいるのだ。だから、妊婦が妊娠中に災害を想定し、災害への対策をしておくのは、決して無駄ではないのだ。妊娠中に危機管理を行っていれば、実際に危機が生じても、それに対処できるからだ。

 ここで妊娠した女性には是非とも知っておいてほしいのが、実際に妊婦が震災に見舞われて、避難所に行っても、妊婦は決して優遇されないということだ。日本の公務員たちは社会主義の影響をモロに受け、ボランティアたちはキリスト教の影響をモロに受けているので、老人や身体障害者は優遇されても、妊婦は優遇されないのだ。しかも、マスコミにはフェミニズムに汚染された女性たちが多いので、妊婦がいくら避難所生活で困っていても、敢えてその姿を報道しないということをしでかすのだ。

 通常、どんな生物でも出産可能な雌を優遇して、子孫を残そうとしている。しかし、人間は脳が発達したために、人工宗教やイデオロギーの洗脳を受けやすく、そのため、非常時になれば、出産可能な女性たちを優遇し、中でも妊婦は最大限優遇し、子孫を残していくという、生命体としての本能が弱まってしまっているのだ。

 事実、阪神淡路大震災でも、中越沖地震でも、罹災者の中には妊婦たちがいたのに、妊婦たちは優遇されず、一般の人々と同じ扱いを受けてしまったのだ。しかも、この事実をテレビ局も新聞も意図的に報道しないのだ。いかに、人工宗教やイデオロギーの洗脳を受けて、生命体としての基本を失っているかが解る。だから、今後、大震災が発生しても、避難所では優遇されないと思った方がいい。妊娠中の危機管理は、自分たち夫婦ですべきだなのだ。

●助産婦に出産の仕方を教えて貰う

 まず災害時への危機管理として、自宅が全壊し、避難所生活を強いられ、医者も助産婦も到着していないのに、その状況で産気づき、出産しなければならない事態を想定した方がいい。これこそが妊婦にとって非常事態の中でも最悪の事態だからだ。通常、災害が発生すれば、医師は派遣されてくるが、助産婦は派遣されてこない。派遣されても、かなり遅れて到着してくる。この点でもいかに妊婦たちが冷遇されているかが解るが、そのため、こういう最悪の事態では自分たちの力で出産せざるをえない。

 出産というのは、助産婦がいなくても、妊婦が自分で出産できるものなのだ。だから、平時において助産婦に出産の仕方を教えてもらうことだ。事情を話せば、簡単な遣り方を教えてくれる筈だ。現在の助産院ではこういう危機管理を行っていないので、是非とも改めてほしいものだ。日本に住む以上、どこに住んでも大震災が発生してくるのは当たり前だからだ。

 原則として、こういう講習は夫婦揃って受けることだ。非常事態になれば、夫がもっとも頼りになるからだ。助産婦から出産の手順を教えてもらい、その必要事項を1枚の紙に書き出し、いざという時にそれを見て処理すればいいのだ。紙は絶対に1枚にした方がいい。紙が何枚もあれば、非常事態では邪魔以外の何物でもないからだ。1枚の紙であるならば、非常事態でも慌てることなく、読むことができ、実行に移すことができるのだ。

 実際問題として、助産婦から教わるもので最も大事な点が、いかにして臍の緒を切るかであろう。口頭で説明を受けて理解できればいいが、もしも、よく解らないのであるならば、実際に出産シーンを見せてもらい、臍の緒をどうやって切るかを見ればいい。実際に見てしまえば、一発で臍の緒の切り方が解ることであろう。

 産婦は出産後には睡眠を取るので、その間、いかに赤ちゃんを扱えばいいかを、きちんと夫に教えておくことだ。夫がやるべきことは少ないが、こういう最悪の事態で夫が一体何をすればいいかを本人が解っていれば、夫の労働力を無駄にしなくて済むのだ。非常事態になれば、妻にとってもっとも頼れる人間は、夫しかいないことを決して忘れるべきではない。

●災害時のために準備しておいた方がいい物

 震災で自宅が全壊し、避難所に避難してきても、避難所で赤ちゃんを産み育てるのは不可能だと思った方がいい。避難所自体がごった返ししており、とてもではないが妊婦が出産できる状況ではないのだ。たとえ避難所で出産できたとしても、集団生活では充分な睡眠を確保できないし、赤ちゃんの泣き声だって他の避難者たちの迷惑になってしまうのだ。

 そこで災害時のために絶対に用意しておいた方がいいものが、「テント」である。テントさえあれば、その中で出産もできるし、産後の生活で確保できるのだ。避難所に対しては事情を話して、水と食料だけを分けてもらえばいいのだ。テントは出産のことを考えると、最低でも「4人用のテント」が必要になる。テント自体は安い値段で売られているし、キャンプでも使えるので、家庭には1つ持っておいた方がいい。

 テント以外に必要なものは、「寝袋」「シュラフカバー」「断熱マット」「断熱シート」「ハサミ」「タオル」「産着」「オムツ」「懐中電灯」「ラジオ」「ペットボトル」「20ℓのポリタンク」「非常食」などである。非常時では水がもっとも貴重品になるので、災害時は水の無駄遣いを絶対にしないことだ。コップ1杯で、洗顔や歯磨きを済ませる習慣を平時の時から身につけておこう。これら以外でも非常時に必要があるなら、夫婦で話し合って用意しておくことだ。

 非常用道具は防災用のリュックより、登山用のザックの方が何かと便利である。防災用のリュックでは入る量が少なくなってしまうからだ。登山用のザックなら結構入るのだ。非常用道具をザックに詰め込んでおいて、それを玄関辺りにおいておき、いざという時はすぐに持ち出せるようにしておくことだ。

 通常の非常用道具が入っているザックは、夫が持ち、赤ちゃん用の非常用道具が入っているザックは、妻が持つようにした方がいい。この方が出産する際には、必要な物がすぐに取り出せるので、便利なのだ。妻は妊娠中なので、それほど多くの物を持つことはできないことを、予め知っておいた方がいい。かといって妊婦が何も持たずに避難してくるというようなことにはしないことだ。

●「出産予定日」より「月の満ち欠け」

 大震災が発生し、巧く非難できたとしても、助産婦は当分の間、やってこない。そのため、夫婦二人が力を合わせて出産していかざるをえない。では、一体いつ赤ちゃんが生まれるかといえば、出産予定日のある月の満月辺りであろう。通常の生活から離れてしまえば、逆に自然の力が戻ってきて、妊婦が本来産むべき時期に産めるようになるのだ。

 それゆえ、満月と新月の日を手帳に記載しておくことだ。満月がいつ来るかを知っておけば、事前に充分な準備ができるからだ。避難している生活といえども、出産までに充分に準備ができれば、きちんと出産できるのだ。だから、決してこういう非常事態での出産を決して恐れないことだ。妊婦であるならば、こういう非常事態でも、時が来れば出産をせざるをえないのだ。

 妊娠中に1度は避難訓練をしておいた方がいい。手順が解っていれば、非常事態でも冷静になって処理できるからだ。自分たちが災害時の場合、一体どこに避難すればいいのか、その場所をきちんと確認しておこう。特に都市部に生活している夫婦だと、公民館やコミュニティーセンターの場所すら知らないということも有り得るからだ。

 大震災というのは、必ずしも単なる自然現象ではない。人間が事前に対策を練っていれば、充分に対処できるものなのだ。その対策を怠るからこそ、被害を拡大させてしまうのだ。事実、兵庫県では当時の兵庫県知事が避難訓練での自衛隊の参加を拒否していたのだが、そのために阪神淡路大震災では、自衛隊の初動操作が遅れ、大震災の被害を拡大してしまったのだ。その責任は兵庫県知事にあったのだが、ところがこの知事はなんと震災後の県知事選挙で再選を果たしているのだ。兵庫県知事が大震災の被害を拡大させたのに、兵庫県民はその者を選挙で支持してしまったのだ。阪神淡路大震災は起こるべくして起こった大震災なのだ。これこそが阪神淡路大震災は天災ではなく、人災であるといわれる所以なのである。将来、兵庫県は必ずや再び大震災に見舞われることであろう。時期はそんなに遠くはない筈だ。

 日本国は地震多発地帯に領土を持っている以上、大震災が起こる可能性はいつでも充分に有り得るのだ。だから、平和な時代にうつつを抜かしていないで、きちんと危機管理を行い、非常事態に備えておくことだ。危機管理さえしっかりとしておけば、非常事態を乗り切ることができるからだ。いくら大震災後に復興を果たし、メモリアル施設を建設して犠牲者を追悼しても遅いのだ。

 危機管理というものは、それを行っても、その非常事態が実際に起こる可能性は少ないのだ。そのため、多くの人々が無駄だといってくるのだ。しかし、危機管理をしているからこそ、実際に起こる非常事態を乗り切ることができるのである。妊娠中といえども、危機管理をしっかりとしておけば、非常事態でも妊娠や出産を無事に行えることができるようになるのだ。これがどんなに有難いことかは、実際に非常事態に直面すれば解ることなのだ。

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