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妊娠後期における便秘解消の方法

●妊婦と便秘

 妊娠6ヵ月を過ぎて徐々にお腹が膨らんでくると同時に起こるのが、「便秘」である。妊娠後期に現われてくる便秘こそ、妊婦たちを苦しめ、早産や難産に引き摺りこんでしまう恐ろしい便秘なのだ。妊娠6ヵ月以降の便秘は、それまでの便秘と明らかに違うのだ。この便秘が起こると、便秘だけの症状に納まらず、「腰痛」や「頭痛」といった症状も併せて出て来るのだ。腰痛や頭痛が単独で起これば、それはそれだけの原因でしかないが、便秘の後に腰痛や頭痛が来れば、これは明らかに便秘を原因とする腰痛であり、頭痛なのだ。

 便秘の後の腰痛は、もはや立っていられないほどの痛みを伴うし、睡眠中も寝ていられないほどの痛さなのだ。便秘の後の頭痛も、もはや家事や仕事をこなすことが不可能になってしまうくらいの頭痛だし、この頭痛を引き金に夫婦関係を始めとして、妊婦の様々な人間関係の至る所でトラブルを起こしてしまうのだ。

 便秘によって大腸に老廃物や毒素が溜まってしまうと、そこから非常に汚い水分を吸収して腎臓で濾過するのだが、余りの汚さに腎臓が奇麗な水分を作ることができず、汚い水分を供給することになってしまい、そのため血液を製造する機能を持つ腰が異常を来たし、人体の中でもっても高度な機能を持つ脳が異常を来たして、それぞれ腰痛や頭痛といった痛みを発して本人にその異常事態を知らせるのだ。

 腰も脳も、人体の中でもっとも重要な器官であるために、もっとも奇麗な水分を使用しないと巧く作動してくれないのであるが、便秘によって供給される水分が汚くなってしまうと、腰も脳も巧く作動してくれなくなってしまうのだ。腰痛や頭痛は、それ自体が問題なのではなく、実は腰や脳が巧く作動していないことこそが問題なのだ。

 妊娠後期になっても便秘をせず、毎日順調に排便をしてる妊婦は、腰痛も頭痛も起こらず、体内は奇麗な水分で満たされているので、早産も難産も起こらず、圧倒的に優位な状態で安産に持ち込めるのだ。しかし、妊娠後期になって便秘をし、腰痛や頭痛に襲われていると、体内は汚い水分で充満し、腎臓や肝臓の機能が極度に低下し、早産や難産に陥ってしまうのだ。だからこそ、妊娠後期になったら、便秘などせず、日々の排便に心掛け、安産を確実なものにするのだ。

●妊娠6ヵ月以降の便秘の原因

①胎児が内臓を圧迫するから

 妊娠後期に現われてくる便秘は、「身重」が原因の便秘である。大きくなった胎児はよりによって、母親の小腸や大腸を圧迫してくるのだ。これがために小腸や大腸の機能が低下し、便秘になってしまうのだ。お腹の赤ちゃんが大きくなればなるほど、便秘が悪化していくのは、これが最大の理由なのだ。

 哺乳動物は、人間以外はすべて四足歩行なので、雌が妊娠したとしても、胎児は地面に向かって重力を落とすために、母親の内臓を圧迫することなどないが、二足歩行の人間が妊娠した場合、重力の関係で胎児の重さの分だけ下腹部に重さがかかってくるようになってしまうのだ。このために、人間特有の妊娠時の便秘が生じてしまうのだ。

②胎児の成長に対して食事の量が少なすぎる

 胎児の圧迫によって小腸や大腸が機能を低下しても、そこに多くの食物が入ってくれば、小腸も大腸も機能を低下させつつも、それを処理していかざるをえず、便秘になることはない。それゆえ、もうひとつの有力な原因として、胎児の成長に対して、妊婦の食事の量が少なすぎるという原因が挙げられるのだ。

 妊娠後期に入ると、胎児はより大きくなってくるので、より多くの食事を必要とするのだ。特に便秘を起こす妊婦は、炭水化物の量が不足しているのだ。炭水化物は、精白さえしていなければ、大量の食物繊維を含んでいるので、多く摂取すれば、便秘になどなりようがないのだ。

③運動不足でお腹が硬くなっている

 妊娠後期の便秘を引き起こしてくる妊婦は、運動不足でお腹が硬くなっており、そのために便秘を悪化させるということをしでかしてしまっているのだ。特に腹部の「筋肉の低下」と「筋肉の硬直」によって体温が下がってしまい、体温が下がれば、内臓の機能もより低下してしまうのだ。そのために、便秘がより悪化してしまうのだ。

●便秘解消の方法

①朝の定時に便器に座る

 便秘解消の最善方法は、朝の定時に便器に座るということである。排便は習慣性があるものなので、朝の定時に便器に座れば、ウンコが出るようになっているのだ。朝の5時から朝の7時までは人間にとって排泄の時間帯なので、早起きして、この時間帯で排便が行えるように習慣づけておくことだ。排便の習慣を守るというのが、便秘の最大の予防策だし、最高の解決策であるのだ。

 それから、朝の排便が終わるまでは絶対に朝食を食べないことだ。まだ、お腹の中に老廃物や毒素があるなら、まずはそれらを排出することを優先すべきである。朝の排便が終わってもいないのに、朝食を食べてしまうと、人間の内臓は排泄を後回しにして、朝食の消化吸収を最優先してしまい、より便秘が悪化してしまうことになってしまうのだ。

 便秘を解消したいなら、朝に「天日塩入りの根昆布湯」を飲むことだ。塩は内臓を引き締め、排便を促すし、根昆布のミネラル分は小腸や大腸をより活性化させて、排便を促すのだ。朝に少しだけでもウンコが出れば、大腸の環境が改善されるので、その後、朝食を食べ終わった後にも再び便意を催し、ウンコが出るのだ。便秘になった場合、1度の排便で1日の排便を終えようとするのではなく、1日に数回排便をすることで、便秘を解消していくように切り替えることだ。

②ウォーキングの量を増やす

 便秘を引き起こしてくる妊婦は、基本的に運動不足であって、そのために血液の循環が巧く行かず、体温も下がり、そのために便秘になってしまうのだ。そこでウォーキングの量を増やして、血行を良くし、体温を上げ、便秘を解消していくことだ。ウォーキングをすればするほど、便秘は解消されるのだ。

 最低でも1日1時間以上はウォーキングをするようにし、できれば生活の中でも歩く量を増やしていくことだ。可能な限り、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使うとか、近くに用があるなら自動車を使わずに歩いていくとか、とにかく便利な生活を捨てて、歩く量を増やしていくことだ。この生活の中で歩く量を増やせば、自然と便秘が解消されていくのだ。

③腹筋と背筋を鍛える

 便秘になる妊婦は、腹筋と背筋が衰えているので、腹筋と背筋を鍛えていくことだ。但し、妊娠でお腹が膨らんでくると、通常の腹筋運動ができなく成り始めるので、お腹が大きくなってきたら、仰向けになって寝て、両足を上げ、そして下ろすという作業を繰り返すことで、腹筋を鍛えていくことだ。

 腹筋や背筋を鍛えるだけでなく、マッサージをして便秘を引き起こしている筋肉を柔らかくしてあげることだ。お腹を手で擦って、心地よくマッサージを行い、その後、胎児と大腸に間に手を突っ込み、大腸それ自体を揉んでしまうことだ。お腹の右下にある「大腸のツボ」を1日に2回から3回揉んでおくと、便秘が解消されやすくなる。背中の方は、夫に背中を擦ってもらうことだ。背中を優しく擦ってもらうと、腰痛も頭痛も納まり、便秘も解消されていくのだ。

④穀物を多目に摂取する

 便秘を解消する食事は、まず穀物を多目に摂取していくことだ。便秘の場合、朝食をお粥にして内臓の負担を軽くし、昼食と夕食の穀物の量を増やし、翌日の排便がスムーズにいくようにしてあげることだ。便秘を解消するなた、玄米だけの御飯よりも、「押麦入り玄米食」にしたり、「五穀米」にしたり、「雑穀食」にした方が、便秘が解消されやすい。

 穀物の大量摂取になれていない妊婦は、小さなお茶碗でご飯を食べるのではなく、どんぶり飯2杯分の穀物を摂取することだ。自分のお腹に赤ちゃんがいれば、それだけの量の炭水化物を必要とするのである。穀物の摂取量が多ければ多いほど、便秘が解消され、日々の排便がスムーズに行くようになるのだ。

⑤食物繊維を多目に摂取する

 便秘を解消したければ、「寒天ヨーグルト」や「蒟蒻」や「キンピラゴボウ」といった、食物繊維の多い食べ物をきちんと摂取していくことだ。食物繊維はいわば腸の掃除を行う役割を果たしてくるので、食物繊維が多ければ多いほど、腸内の掃除人が増えるというものなのだ。

⑥発酵食品

 便秘になるということは、腸内環境が悪化しているということである、善玉菌の活動が弱まり、悪玉菌の活動が活発になっているのだ。そこで、「糠漬け」「納豆」「キムチ」を食べることで、腸内環境を改善して、便秘を解消できるようにすることだ。特に糠漬けは日々自宅で作り、毎日食べて、地道に腸内環境を改善していくことだ。納豆は夕食時に食べた方が効果があり、3パックを1度に食べると、物凄く便秘解消に効果がある。

⑦四つん這いになって胎児による圧迫を軽減する

 妊娠後期の便秘が、胎児による圧迫で発生する以上、四つん這いになって歩き、たまにはその圧迫を軽減してあげることだ。特に腰痛が起こり始めたなら、家の中を四つん這いで歩き回ると、腰痛が非常に軽減する。その際、お腹や背中や腰や太股を手で擦り、大腸を手でマッサージして、体の血行を良くすると、便秘解消に効果がある。

●妊娠後期の便秘の切り札:「油ニンニク唐辛子味噌」

 妊娠後期の便秘は、便秘だけでなく、腰痛や頭痛もともに発症してくるので、「便秘」「腰痛」「頭痛」の三つを一気に解消していくことが、必要不可欠になる。そこで、妊娠後期の便秘の切り札として、「油ニンニク唐辛子味噌」を使って、「便秘」「腰痛」「頭痛」の三つを一気に解消することをお勧めする。

 この「油ニンニク唐辛子味噌」の作り方は、まず、大量のニンニクを細かく切り刻んで、そのニンニクをゴマ油で弱火で炒め、ニンニクの臭いを消す。そこに一味唐辛子を自分の好みの分量を入れる。そしてそこに味噌を入れて出来上がり。より甘味を増したいのであるならば、これにミリンと黒砂糖を加えてもいい。より香りを増したいのであるならば、柚子や柚子胡椒を入れるのもいい。

 この「油ニンニク唐辛子味噌」を使って味噌汁を作るなら、鶏ガラとニンニクと生姜と長ネギでダシを取り、そこに好みの具材を入れ、油ニンニク唐辛子味噌を溶かせば出来上がり。できれば具材は食物繊維の豊富なワカメがいい。この味噌汁を飲めば、どんな妊婦でも、 翌朝に非常に臭いウンコが出まくり、これで便秘が解消され、腰痛は緩和し、頭痛もなくなってしまうのだ。

 切り刻んだニンニクを、ゴマ油を使って弱火で炒めると、アホエンという物質を最大量抽出でき、その強力な抗酸化作用で腸内の悪玉菌を撃退し、このアホエンが脳に送られると、脳が活性化し、頭痛が一気に解消されるのだ。一味唐辛子は、腸内を活性化し、排便を促すためのものだ。味噌は腸内の善玉菌を増やし、体温を上昇させ、便秘を解消して排便を促す。味噌に含まれる「ビタミンB12」は赤血球を形成させ、痛みの対する過剰な反応を防ぐために、腰痛が緩和されてしまうのだ。また、味噌に含まれる「レシチン」は、脳細胞が活性化し、神経系が正常に作動するようにするために、頭痛が消滅してしまうのだ。

 ニンニクと一味唐辛子と味噌の三つを掛け合わせると、妊娠後期の便秘に凄まじいほどまでに効果のある食材に早変わりしてしまうのだ。「油ニンニク唐辛子味噌」を味噌汁だけに使うのではなく、「野菜炒め」や「レバニラ炒め」や「焼肉のタレ」や「煮込みうどん」など様々な料理に使えば、食事を美味しく食べられるし、便秘も解消されていくのだ。

 妊娠後期になって、便秘や腰痛や頭痛で苦しむよりも、ちょっとばかしアイデアを利かして、妊娠後期に食べる料理に工夫をもたらすことだ。たったそれだけのことで、妊娠後期の便秘や腰痛や頭痛が解消されてしまうのだ。何事も自分が行動を起こせば、悩みは解消されていくのだ。

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コメント

タマティー様

妊娠5ヶ月に入り、やや便秘がちです。朝はフルーツ朝食にして、ところてん食べて、金平、ひじきも大好きでよく食べるし、一人目はこんな事なかったのにな…きっとご飯を食べる量が少ないんです。分かっているのになかなか増えません。
早速、糠床を注文しました(自分で糠床を作らなくてごめんなさい)。昔は糠漬けとか粕漬けが嫌いで食べられなかったのですが、大人になり食べられるようになりました。油ニンニク唐辛子味噌も作ってみます!朝作ったふろふき大根に合いそう(^ω^)

投稿: ちぇー | 2016年4月27日 (水) 12時54分

ちぇーさん、季節物、季節物ですよ。happy01

「春キャベツ、千切りにして、ウンコブリブリ」

タマティーのウンコ川柳でした。

投稿: タマティー | 2016年4月27日 (水) 18時23分

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