出産予定日はあくまでも便宜上の予定にすぎない ~出産予定日より、「満月」「大潮」「出産の兆候」「おしるし」の方が遥かに大事~
●出産予定日が本当の出産日とは限らない
初めて妊娠した女性は、「出産予定日はいついつです」と聞かされると、出産予定日に出産が起こると思ってしまう。しかし、実際に出産予定日に出産するとは限らないのだ。寧ろ、ほとんどの妊婦たちは、出産予定日以外の日に出産しているのだ。出産予定日はあくまでも医者たちが導き出した予定日に過ぎず、出産予定日が本当の出産日とは限らないのだ。
「出産予定日」とは非常に妊婦を惑わす医学用語で、女性の妊娠が10月10日間と伝えられ、しかも、実際には個人によって妊娠期間には大いにバラつきがあるので、出産する予定日など定めても無意味ではないかと思うのだが、これほど当てにならない出産予定日が何の改善策を受けることなく罷り通っているのだ。
病院で出産しようものなら、出産予定日を過ぎれば、陣痛促進剤を使用して、人為的に出産させてくるのだ。これがためにその妊婦にとって、本当の出産日でもないのに、陣痛促進剤をによって、出産させるので、難産になったり、赤ちゃんが先天性脳性麻痺になってしまったり、母親が出産後に体調を崩してしまったりと、その妊婦が抱えこまなくていい不測の事態を引き起こしてしまうのだ。だから、出産予定日を過ぎたからといって、陣痛促進剤を使わないことだ。出産予定日は、妊婦にとって本当の出産日ではないのだ。
せめて、「出産予定日」ではなく、「出産予定月」という用語を使用してくれたら、妊婦たちは変なストレスを抱えこまなくて済み、自分にとっての本当の出産日を快く迎えることができる筈だ。特定の日を限定するのではなく、「出産する月は、恐らくこの月になりますよ」と教えられれば、変なストレスを抱えなくて済むようになるのだ。
「出産予定月」とは、要は「臨月」のことなのだが、この月に出産が来ると解れば、約30日間あるので、悠長に出産日を待つことができるようになるのだ。ほとんどの妊婦は、出産予定日が過ぎれば、「出産予定日後1日」「出産予定日後2日」とカウントしているのだ。これほど無意味なこともないだろう。しかし、出産予定月であるならば、約30日もあるので、ゆっくりと出産を待つことができ、ストレスフリ-の状態で出産できるようになるのだ。
●出産予定日より、臨月の満月を目安にしよう
出産予定日といった人為的な日にちに囚われてしまうのではなく、臨月における満月の日を目安にした方がいい。というのは、出産というのは、月の引力を利用しておこなわれるので、満月になれば出産する確率が「グンッ!」と高くなってくるからだ。実際に助産院では満月を目安にして、その日こそが妊婦が出産する日と見ており、かなり高い確率で満月の夜に出産が行われているのだ。
満月の次に注目すべきなのが、「大潮」の日であり、この日も出産する確率が高まるのだ。特に沿岸部に住んでいる女性たちの間ではこの日の出産率が高まっているのだ。沿岸部に住んでいる女性たちは、内陸部の女性たちよりも海産物を多く食べたり、潮風に当たったりして、体内の塩分濃度が高いので、潮の満ち引きの影響を受けやすいのだ。
それゆえ、臨月に入ったら、「月の満ち欠け」や「潮の満ち引き」の情報に目をやっておこう。出産予定日に囚われるのではなく、満月や大潮といった自然の力に着目して、その日こそが自分の本当の出産日になるだろうと解っていれば、自分の本当の出産日に出産できることになるのだ。
出産予定日は、最終生理日から280日を足して算出されるのだが、このような人為的な計算方法に囚われるよりも、実際の出産は満月や大潮の日に起こるのだ。勿論、個人差があるのだから、最大の目安とすべきは、臨月であり、その次に満月や大潮なのだ。決して出産予定日などという人為的な数値にしてはならないのだ。
都会に住んでしまえば、月の満ち欠けなんか忘れてしまうし、内陸部に住んでいれば、潮の干満を忘れてしまう。だから、自分の本当の出産日でもない日に出産してしまうのだ。それゆえ、妊娠したら、夜に夜空を見上げ、今日のお月様の状態を確認するくらいのことはした方がいいのだ。妊婦が妊娠中にお月様を見ていれば、臨月になったら、そのお月様の力で本当の出産日に導いてくれるのだ。
●出産の兆候
①胃の辺りが軽くなる
臨月になれば、出産の兆候が出てくる。まず、胃の辺りが軽くなり、食事が進むようになるのだ。これはお腹の赤ちゃんが出産の準備に入った証拠で、赤ちゃんが子宮口に近づくことで、内臓が下がって、胃の辺りが軽くなるのだ。そして、これは出産のために母親に大量に食事を食べさて体力をつけさせようとするものであって、この時期にはきちんと大量に食事を摂取して体力をつけておこう。
②胎動が少なくなる
お腹の赤ちゃんが出産の準備を開始すると、子宮口に近づいて体を固定させるので、胎動が少なくなるのだ。お腹の赤ちゃんは下手に体を動かして体力を消耗するのではなく、体力を蓄えて出産する力を蓄えていくのだ。この時期にお腹を冷やすのはもってのほかで、お腹を温めることで、お腹の赤ちゃんのバックアップをしてあげよう。
③お腹が張る
お腹の赤ちゃんが出産の準備が完了すると、お腹が張り、その圧力で子宮が下がり、母体自体が出産の準備を開始するのだ。子宮と膣口の間が狭まり、膣が広がり易いようにし、産道としての機能する準備にはいるのである。この時期の夫婦間の性行為は絶対に禁止で、もしも無理に性行為をやってしまうと、子宮口がいつもより至近距離にあるので、ペニスによって破水が起こってしまうことがあるのだ。
これらの兆候があると、3週間から数日で出産するので、これらの兆候が出て来たら、「出産の準備が始まったのだな」と思った方がいい。これらの出産の兆候を無視して、出産予定日のカウントダウンをするような馬鹿な真似はしないことだ。臨月になって、出産の兆候が解らないようでは、安産を迎えることはできないのだ。
こういうことに鈍感な妊婦は、食事の際に、夫から「最近、お前よく食うな」という何気ない言葉をきちんとキャッチしておこう。臨月になって急に食事の量が増えれば、体が勝手に食事の量を増やして、出産のために体力をつけさせようとしているのだ。胎動の変化にしろ、お腹の張り具合も、日頃から手で触っていれば、なんとなく解るものなのだ。臨月にはマッサージがてらに、お腹を触って、出産の兆候を見逃さないようにしよう。
●最後のトドメは「おしるし」
これらの出産の兆候が出た後に、最後のトドメとなるのが、「おしるし」だ。「おしるし」というのは、出産の兆候が現れた後に出て来る、血液の混じった「おりもの」のことだ。この「おしるし」が出ると、数時間から数日以内に出産する。この世のすべての妊婦たちは、この「おしるし」こそを出産の予定の目安にすべきであって、この「おしるし」さえ出てくれば、自分の本当の出産日に出産することができるのだ。
この「おしるし」は、お腹の赤ちゃんが出産の準備を完了させ、母体も出産の準備を完了させ、出産力が高まり始めると、その圧力でおりものに血液が混じってしまうのだ。おりものに血液が混じるということは、子宮口が開き始めた証拠であり、子宮口の開きがそれ以上に開くと破水になるわけだ。
「おしるし」は人によって量が異なるので、出産の兆候が出た後の自分の「おりもの」には充分チェックしておこう。中にはかなりの量の血液が混じっている妊婦もいれば、微量の血液しか混じっていない妊婦もいるので、平均がどうのこうのではなく、個人差がかなりあるということ解っておけば、たとえ微量の血液が混じっていない妊婦でも、「おしるし」を充分に掴める筈だ。
「おしるし」が出たら、もうじき出産となるので、夫婦でお祝いしよう! 今までよく無事に妊娠してくれたことに、そしてこれから安産で生まれてくる赤ちゃんのために。「おしるし」は嵐の前の静けさであって、出産が始まってしまえば、妊婦は全力投球しなければならないのだ。この最後の夫婦二人の時間を大切にして、きちんと愛し合っておこう。
妊娠というものは、妊娠期間中を可能な限り自然な形で過ごし、妊婦としてやるべきことをやっておけば、臨月になって出産の兆候がちゃんと現れ、「おしるし」がきちんと出て来るものなのである。臨月になっても出産の兆候が現れず、「おしるし」もないというのであるならば、妊娠中にいかに不自然な生活をし、妊婦としてやるべきことをしなかったということなのだ。妊娠中に妊婦が出産のために一体何をしていたかの結果は、妊娠の最後の最後になってきちんと現われて来るのだ。
出産の兆候が出たということは、お腹の赤ちゃんが出産の準備に入ったということだし、自分の体も出産の準備に入ったということなのだ。「おしるし」が出たというjことは、出産のために最終段階に入り、出産力が高まり始めたということなのだ。妊婦がこの状態になるからこそ、その妊婦の本当の出産日に出産することができ、出産を確実に安産に持ち込むことができるのである。
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コメント
なんだか、おしるしがないのはあんたの行動が悪いって言われてる気がしました。医学的根拠はあるのですか?出産を間近に控えたナイーブな妊婦には無神経に思えます。
投稿: けいこ | 2009年11月 1日 (日) 13時29分
「けいこ」さん、初コメント有難うございます!
「おしるし」というのは、お腹の赤ちゃんが「お母さん、出産の準備ができましたよ」と教えてくれる有難い現象なんです。
胎児は出産の兆候が出始めると、子宮口に体を移動させ、子宮口を徐々に開かして行きます。
「おしるし」はその時に出て来る液体なんです。
ただ、人によって「おしるし」の量が異なるため、絶対に見逃さないことです。排便排尿する時とか、洗濯する時とかにチェックをしておくことです。
出産前にナイーブになっているのは、妊婦なら誰でもあることですが、こういうコメントを寄越して来るということは、はっきり言って運動不足です。
せっせとウォーキングなどして、体を鍛えて行くことです。
体をしっかりと動かして、体温をあげていけば、余り深刻な状態にはならないと思います。
因みに、黒砂糖入りの生姜湯を飲むと、体が温まりますし、近頃はやりの新型インフルエンザの予防にもなります。
今回の記事で言いたかったことは、要は出産予定日に囚われることなく、「おしるし」を目安にやった方が、出産は安産になるということです。
初めての出産なら、どの妊婦も出産予定日に囚われてしまうので、絶対に出産予定日に出産が起こるだなんて思わないことです。
出産はお腹の赤ちゃんの都合に合わしてあげることです。
そのためには、妊娠中に余りナイーブにならずに、お腹の赤ちゃんの声を聞いてあげることです。
「けいこ」さんが自分の心を柔らかくしておけば、お腹の赤ちゃんは必ず母親に知らせるべきことは知らせてくれますよ!
投稿: タマティー | 2009年11月 2日 (月) 06時20分
タマティー様、おはようございます
昨日、検診に行って来ました。
なんだか2日前くらいからお腹がキューっと張る感じがあったのですが、先生に内診してもっらたところ子宮口はまだ開いていないけど、経管?がだいぶ薄くなっているからもしかしたら何かの
きっかけでお産が始まるかもしれないなと言われました。
ただ、まだ赤ちゃんが推定2300gくらいしかないので、できるだけお腹で大きくしてほしいから予定日の20日までもたせたいと。
なるべく無理しないで安静にしててほしいと・・・。
また、安静の指示(笑)。
山登り、本当はこの土日で行きたかったのですが、娘たちの学校やその他の用事で行けそうもないんです
来週になってしまうとさすがにお腹も大きく、キビシイでしょうか?
ああ・・・。大山行ってみたかったなあ。
そーっと行けば(んなことできるのか?)大丈夫ですかね?
山で産気づいちゃったりして・・・
投稿: ゆきりん | 2011年7月 9日 (土) 06時48分
ゆきりんさん、安静、安静、なんでも安静、これを医学用語で「安静の大獄」と言います。
まあ、2度の出産経験があるから解ると思うけど、出産は胎児の準備ができると、胎児が子宮口に移動して、「ボコンッ!」っていう音がするんです。
そうなると膀胱が圧迫されるので、小便が出まくりになり、体内の余分な水分を排出して、出産に向かう訳なんです。
そのため胎児が子宮口に移動して、小便出まくりになったら、「水」それ自体は最低限にし、野菜や果物で水分補給をした方がいい訳です。
こうすると、「つるりんこ」っていう形で赤ちゃんが生まれて来るので、今回の場合は特に気をつけて下さいね。
時期的には来週の土日がラストチャンスですね。
医者と助産師には内緒で行ってみたらどうですか?
登山の最中に陣痛が来ても、すぐさま生まれはしないですよ。
但し、電車の中は冷房が効いているので、必ず羽織る物を持って行き、登山で汗をかいた体を冷やさないようにすることですよ。
タマティーは横浜市出身なので、水天宮は知らなかったですよ。
しかも半蔵門線には乗ったことがないので、益々知らんですよ。
水天宮は神社っていっても、基本的には有馬藩の屋敷神で、それを江戸時代に江戸っ子たちが押し掛けて、参拝していたみたいです。
こういうのって、霊験があらたかじゃないと絶対に続かないので、この水天宮は安産に関しては最強の力を発揮しているんでしょうね。
投稿: タマティー | 2011年7月 9日 (土) 17時52分