良いお産は良い育児に繋がり、悪いお産は悪い育児に繋がる
●母親にとっての赤ちゃんの第一印象が大事
今まで『幸せ色の出産ラブストーリー』では、赤ちゃんを安産で産めるように拘ってきたが、「なぜ、そこまで安産に拘るのか?」という疑問を持つ女性も多いことだろう。安産というのは、出産時の出産の状態を指すだけではなく、その後の育児にまで圧倒的な影響を及ぼしてくるからだ。
何事をするにしても、女性にとって「第一印象」は非常に重要になる。というのは、女性は第一印象で得た印象を、その後どんなことがあっても変えることはないからだ。女性が男性と恋愛する時、第一印象の良し悪しで「この男性と付き合うべきか」「この男性と付き合わないべきか」という思考が無意識のうちに行われてしまい、第一印象の段階で早々に結論が出されてしまうのだ。そして、その結論はその後、男性が一体何をしようとしたとしても覆されることがないのだ。
育児もまったくこれと同じで、赤ちゃんに対する第一印象が良ければ、母親は育児をきちんと励もうという意欲が湧いてくるのであって、その後、その赤ちゃんがどんな病気をしようが、どんな事件に巻き込まれても、最初の出会いさえよければ、深い愛情を注ぎ続けるのだ。
これは男性脳と女性脳の明確な違いでもあり、男性だったら第一印象が悪くても、その後、努力して改善していけばいいではないかと思ってしまいがちだが、女性にとってはそうはいかないのだ。女性は筋肉量は男性よりも少ないし、運動神経も劣っているのだ。そこで相手を瞬時に敵か味方かに識別して、自分の安全を確保しなければならないのだ。
女性がこういう女性脳を持っている以上、その産婦が出産直後の赤ちゃんの第一印象を良くするようにすべきであって、出産は全力を尽くして安産に持ち込むべきであって、しかも出産後に長らく産婦と赤ちゃんの一緒にいさせて、その第一印象を決定的なものにさせてあげなければならないのだ。
病院で出産すると、ただ単に赤ちゃんを産めばいいだろうと思って、強制的な出産の仕方を取ってくるし、出産後はすぐさま母子分離をさせてしまうので、産婦が第一印象を悪くしてしまい、その後の育児でトラブルが発生しつづけてしまうのだ。「病院で出産すると赤ちゃんは病気がちになる」と母親たちはいうのだが、それは赤ちゃんを強制的な出産で出産させたことと、母親の赤ちゃんに対する第一印象が余りにも悪すぎるために、育児に真剣に取り組めないからなのだ。そうなれば、どうしたって赤ちゃんは病気がちになってしまうのだ。
●良いお産だからこそ、母子ともに健康になれる
出産の最低条件は、「母子ともに健康であること」にあるのだ。出産して母親が健康でありさえすれば、その後の育児にきちんと取り組めるのだ。赤ちゃんも出生直後に健康だと、その後もその健康は維持されるのだ。これは多くの母親たちが出産と育児を経験していって獲得した「偉大な経験則」であるのだ。誰がどうやろうとも、出産と育児を経験するなら、この結論に辿り着いてしまうのだ。
妊娠中は「快食」「快眠」「快便」に心がけ、運動をして筋肉量を増やし血行を良くしておいて、出産に臨めばいいのである。妊婦なら妊娠中にすべきことをしておけば、誰だって安産で出産することができるようになるのだ。良いお産だからこそ、母子とも健康になれ、その後の育児が順調に行くのである。
出産後に産婦というのは体調を回復させるのに時間がかかるというのは、昔から知られていることなのである。だからこそ、体調が万全である妊娠中に体を鍛えておいて、出産後の体力低下を最小限に食い止めておけばいいのだ。そうすれば、産褥熱などの産後の特有の病気に侵されることがなくなるのだ。
嘗ての日本で産褥熱が産婦の命取りになってしまったのは、仏教の影響を受けて肉食を禁止したために、必要最低限の動物性蛋白質が不足し、女性の筋肉量が少なかったからなのだ。明治維新で廃仏毀釈を行い、肉食の禁止を解いたら、産婦が産褥熱で死亡するということは激減していったのである。
人間は歴史の制約を受けてしまう動物である。だから、一体どうすれば良いお産をすることができるのか、自分で探り出していけばいいのだ。助産婦や医者にすべてを任してしまうのではなく、自分で調べられることは自分で調べ、自分で考え、自分で行動し、自分で試行錯誤しながら、自分にベストだと思えるお産の仕方を探り当てていけばいいのだ。何も肩肘を張ることはない。これはゲームだと思って、楽しく取り組んでいけばいいのだ。
●悪いお産は母子ともに病気を患ってしまう
悪いお産の怖さは、母子ともに病気になり、母子ともに共倒れになってしまうことなのだ。悪いお産をしたために、母親の体調が一向にすぐれず、育児に向けるパワーがなかなか出てこなくなってしまうのだ。しかも、悪いお産だと赤ちゃんも病気がちになってしまうので、いつも不安だらけになってしまうのだ。
妊娠期間を無駄に過ごしてしまうと、それは出産の失敗と現われ、その失敗をなかなかカバーすることができなくなるのだ。妊娠中に体を鍛えておき、妊婦として勉強すべきことを勉強していたら、多少の失敗なら、それへの対応策を知っているものだ。しかし、妊娠期間を無駄に過ごしていたら、失敗が発生しても、一体何をすべきか解らなくなってしまうのだ。
いくら情報過多の時代になっても、情報を集める気のない人にとっては、必要な情報を得ることができないのである。これはこの世がどんなに便利になっても必ず起こっている現象なのだ。妊婦が知らなければならない知識を知らなければ、いかなる悲劇を経験した所で、それはその妊婦が悪いからこそ招いてしまった事態なのである。
何も理想の出産などしなくてもいいのだ。自分にとって最低限の出産の仕方を定めておき、それを下回らない努力をすればいいのだ。出産の最低条件とは、「母子ともに健康であること」なのだ。ということは、「母子ともに病気をしないということ」なのだ。この最低条件を引いておけば、そう悪い出産にはならない筈だ。
たとえ最初の出産が巧く行かなくても、次にチャレンジしていけばいいのだ。最初から巧く行く方がおかしいのだ。何度も妊娠と出産にチャレンジしていけば、自分が納得いく妊娠や出産ができるようになり、それで次のステージに上がっていくことができるのだ。赤ちゃんを1人や2人しか生まなかったら、自分が納得できる妊娠や出産などできる筈がないのだ。
●出産の記憶は、生涯言い続けることになる
出産の記憶の恐ろしさは、その母親が生涯にわたって言い続けることにあるのだ。良いお産であるなら、第一印象が良かったので、その赤ちゃんが多少の病気をした所で、母親はその対処を快く行ってしまい、健康に育てていくことができるのだ。そして、その子が大きくなったら、事あるごとに「お前を産んだ時は、安産でお産は楽だったよ」と笑顔で話してくるのだ。
悪いお産をしようものなら、こうはいかないのだ。悪いお産は、その母親が生きている限り、「お前を産んだ時は、非常に苦しんだ」ということを、自分の子供たちに言い続けてしまうのだ。悪いお産なら、赤ちゃんへの第一印象が悪いために、その赤ちゃんが多少の病気をしても、深刻に捕えてしまい、その対処法が的確でないものを選んで施してしまうのだ。第一印象が悪かったたために、母親の心の中で健康に育てていく自信がなくなってしまい、より多くの病気を呼び込んでしまうのだ。
悪いお産の話を常に聞かされる息子や娘たちにとって、母親の話は心地いいものではない筈だ。妊娠や出産や育児にネガティブなイメージを持ち続けてしまうし、母親に対する愛情も薄れてしまうし、結婚をしないで独身を貫いてしまうという結果にだってなることだろう。悪いお産をしてしまうと、その悪影響が子供たちの人生にまで及んでくるのである。
まさに「女性の執念深さ」、そのくせ、妊娠や出産に拘ろうとしないのだ。妊娠や出産を失敗してから、その失敗に執念深くなっても何も解決しないのだ。失敗を解決したいなら、どうして妊娠や出産で失敗してしまったのだろうと考えて、その原因を探っていき、その原因が解ったら、再びチャレンジしていけばいいのだ。執念深くなって、悪いお産だったと言い続けても何も解決しないのだ。寧ろ事態は悪化していくだけなのだ。
女性には女性脳があり、その女性脳は第一印象を大事にするのだから、自分の出産を可能な限り良いお産に持っていけばいいのだ。良いお産は自分のお産を安産にするだけでなく、良いお産は出産の経験が良かったために、その後の育児も巧くいき、その子供たちの人生も巧く行き始めるのだ。そしてその子供たちが大きくなった時、「自分たちもお母さんのように、良いお産をして、赤ちゃんを育てたい!」という意欲が湧いてくるのだ。自分の幸せは決して自分一人に納まるものではないのだ。幸せは更なる幸せを呼ぶのだ。
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