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いくら赤ちゃんがカワイイからといって、寝ている赤ちゃんの頬っぺたを触らない

●赤ちゃんは睡眠を取ることで、体の修復を行っている

 10ヵ月間、待ちに待って出会えた赤ちゃんなのに、赤ちゃんはほとんど寝て過ごしている。赤ちゃんは起きているものと思うよりも、眠っているものと思う方が、赤ちゃんを巧く育てていくことができるのだ。赤ちゃんにとって、有効な睡眠を取り続けることが、健康に最大の貢献をしてくれるからだ。でも、なぜ、赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしているのか?

①体の修復を行い、疲労物質を取り除き、成長を促している

 赤ちゃんにとっては、この世界は非常に重たい世界なのだ。赤ちゃんはそれまで母親の胎内にいたので、羊水によって地球の重力が軽減された場所で過ごしていたのだ。それが出生することで地球の重力をまとも受けてしまい、生きていくのに疲労してしまい、睡眠中にその疲労物質を取り除くのだ。外界に適応するのは、それほど大変なのである。

 それと共に、睡眠中に成長ホルモンを分泌させて、体の各器官に成長を促し、赤ちゃんは自分の体を成長させていくのだ。成長ホルモンは寝なければ分泌されないので、赤ちゃんは睡眠時間を多くしないと、充分に成長できなくなってしまうのだ。「寝る子は良く育つ」とはよく言ったものだが、成長していく赤ちゃんにとっては寝ることこそが大事なのである。

②地球の重力に耐えうる血液を作っている

 赤ちゃんにとっては、胎児の時と出生後では血液が違うのだ。胎児の時は、供給される酸素が少ないので、赤血球を多くしており、そのため出生直後の赤ちゃんはまさに赤くなっているのだ。しかし、出生後は白血球を多くして、外界の細菌に耐えうる血液を全身に供給しないと、この世には生存できなくなってしまうのだ。赤ちゃんの肌が徐々に白くなっていくのはこのためなのである。

 この作業が生後6ヵ月間は続くのだ。その間、赤かった赤ちゃんは、段々と白くなって、免疫力を高め、外界に耐えられる赤ちゃんになっていくのだ。昔から赤ちゃんが死亡し易かった時期は、出生から生後6ヵ月の間で、それほどこの「血液の変換」を行うのは厳しい作業なのである。

③寝ている間に、記憶を整理し、脳内物質を整え、起きたら脳を活発に活動できる状態にさせる

 赤ちゃんはまだ喋れなくても、脳は活発に作動し、脳の機能を急激に上昇させていっているのだ。睡眠中に記憶を整理して、重要な短期記憶を長期記憶に変えていく。そして脳内に脳内物質を整え、起きたら脳をすぐさま使えるようにするのだ。この繰り返しを行うからこそ、脳は発達していき、脳内に無数のシナプスが張り巡らされ、脳の機能が上昇していくのだ。

 それゆえ、赤ちゃんは睡眠時間を多くしていかないと、記憶が整理できず、脳を活発に活動させることもできないのだ。自分の赤ちゃんを頭のいい赤ちゃんにしたいのなら、睡眠時間をたっぷりと取らすことなのである。睡眠時間が多ければ多いほど、赤ちゃんは脳の機能を上昇させていくことができるのだ。

●寝ている赤ちゃんの頬っぺたを触らない

 赤ちゃんが寝ている時、母親は赤ちゃんのカワイさ余りに、赤ちゃんの頬っぺたを触ってしまいがちだ。赤ちゃんの頬っぺたはカワイすぎるために、ついついそのようなことをやってしまうが、だがこれは、赤ちゃんにとっては「母親による睡眠妨害」以外の何物でもないのだ。

 寝ている赤ちゃんの頬っぺたを触ると、大抵の赤ちゃんは眉間に皺を寄せて、不快な表情をするのだが、いかに赤ちゃんが不快がっているかが解る。こういうことを繰り返されると、赤ちゃんは深い眠りに就くことができなくなってしまうので、赤ちゃんの健康を甚だ害してしまうのだ。

 母親が寝ている赤ちゃんの頬っぺたを触っているということは、夫も触っているだろうし、自分の両親や、夫の両親も触っているものなのだ。これだけの大人たちに頬っぺたを触れれば、赤ちゃんがどのような状態になるかは解る筈だ。ますは母親がこの睡眠妨害をやめて、他の大人たちが睡眠妨害を働かないように仕向ければいいのだ。

 赤ちゃんの頬っぺたを触りたいなら、赤ちゃんが起きている時に行うべきであって、赤ちゃんの数少ない時間を大切にしていけばいいのだ。赤ちゃんが起きている時は赤ちゃんと遊んで、赤ちゃんが眠れば赤ちゃんの睡眠の邪魔をしない、というメリハリをつけて育児をしていけばいいのだ。

 四六時中、赤ちゃんの世話をするという考え方をするのではなく、赤ちゃんが起きている時間は少ないものという前提に立って育児をしていけば、育児は非常に楽なものになるのだ。初めての育児の場合、いつも全力投球で育児をしてしまいがちだが、自分が冷静になって赤ちゃんは1日の大半は眠っているという事実をちゃんと受けいれて、自分のエネルギーを有効に使っていこう!

●赤ちゃんの睡眠時間は母親の自由時間である

 母親にとっては、赤ちゃんの寝ている時間は、実は「母親の自由時間」なのだ。この自由時間の間をテキパキと行動して、時間を無駄にしないことだ。赤ちゃんへの育児以外にやらなけれなならないことは、たくさんあるのだ。それをこの自由時間を使って処理してしまうことだ。

 助産院にいる時は、余り自分のためにすることはないのだが、それでも身の回りを整理したり、散歩にでも出かけてみたり、夫婦で会話して今後のことを話し合ったりと、やるべきことはたくさんあるのだ。決して、この自由時間を寝ている赤ちゃんをジッと見つめて過ごしてしまわないことだ。

 自宅に帰ったら、赤ちゃんが寝ている時間を有効に利用して、テキパキと家事をこなしてしまうことだ。家事をダラダラとやっていたら、いくらでも時間を奪われてしまうので、このテキパキと動くのが非常に重要になってくる。「育児って大変!」とか、「育児は疲れる!」とか言い出す母親たちは、この家事をテキパキとこなす習慣が身についていないのだ。何事もダラダラと行えば疲れるものなのだ。育児だけが大変なわけではないのだ。物事を巧く行う習慣を身につけていないだけなのだ。

 出産直後から育児に慣れるまでの間は、とにかくテレビを見ないことだ。テレビを見てしまうと、凄まじいほどまでに時間を奪われてしまうので、母親にとって自由に使える時間が激減してしまうのだ。テレビさえ見なければ、母親の自由時間がいくらでも有り余ることになるのだ。

 初めての育児なら、育児は解らないことばかりなのだ。育児をどのようにやっていいか助産婦や母親に聞かねば解らないし、育児に投入しなければならない時間と、自分の自由時間のバランスも、未だ取れていない状態なのだ。育児に慣れるまでは、時間を最大に食い潰してしまうテレビを見ないことだ。テレビさえ見なければ、育児に慣れるのが早くなるのだ。

●赤ちゃんが起きたら、体を動かしてあげる

 赤ちゃんは1日の大半を眠っているのだから、それだけ眠れば、当然に血行が悪くなる。そこで、赤ちゃんが起きたら、赤ちゃんを抱っこして、赤ちゃんの体を動かしてあげることだ。こうすることで、赤ちゃんの血行を良くして、疲労を取り除いてあげるのだ。この母親の抱っこというのが、今後非常に重要になってくるので、赤ちゃんが起きたら抱っこをするということを繰り返して、巧い抱っこの仕方を早々に覚えることだ。

 赤ちゃんを抱っこをする際は、ただ抱っこするだけではなく、赤ちゃんに話しかけることだ。赤ちゃんは未だ喋れなくても、母親の声を聞き取ることはできるので、母親が赤ちゃんに話しかければ話しかけるほど、脳が発達していくのだ。赤ちゃんの脳の中で、母親に抱っこされるが快感になり、母親に話しかけられるのが快感となってしまえば、母親にきちんと意思表示をしていくことができるようになるのだ。

 初めての育児の場合、早くから赤ちゃんの微妙な意思表示を掴み取ることはできないけど、この「抱っこ」と「話しかけ」を丹念に繰り返していると、赤ちゃんの微妙な意思表示が解ってくるのだ。これだけはいくら論じても解ってもらえないので、とにかく実践で掴み取っていくことだ。遣り続ければマスターできてしまうものなのだ。

 最初の頃は、他の母親たちが、未だに喋れない赤ちゃんと会話しているのを不思議がるかもしれないが、赤ちゃんの微妙な表情こそが、喋れない赤ちゃんにとっての会話の仕方なのだ。この赤ちゃんの微妙な表情が一体何を意味をしているのかが解れば、育児は非常に楽になって、育児が非常に楽しくなってくるのだ。

 赤ちゃんの扱いに困り抜いている母親たちや、育児で疲労困憊している母親たちは大勢いるものだが、こういう母親たちは育児の要領を得ていないために、育児が大変になり、疲労困憊しているだけなのだ。育児でトラブっている母親たちに共通するのは、この「抱っこ」と「話しかけ」が非常に少ないのだ。

 いくら自分が赤ちゃんを産んだからといって、母親として赤ちゃんを抱っこして、話しかけなければ、赤ちゃんの微妙な意思表示など解るわけがないのだ。赤ちゃんと意思疎通が図れるまで、何度も何度も抱っこをし、話しかけ続けていけばいいのだ。やっているうちに段々と解ってくるものなのだ。

●赤ちゃんにとっての必要睡眠時間

 ちなみに、赤ちゃんの必要睡眠時間を述べておくが、産まれてから当分の間は、「18時間」は眠っているし、時たま「19時間30分」は眠っている。この半端な数字は、睡眠が90分サイクルで行われているためだ。時たま睡眠時間が延びるのは、人間の体内時計と地球の時間経過が違っているためで、人間は時たま睡眠調整を行うことで、この時間のズレを調整しているのだ。

 赤ちゃんの睡眠時間は一定ではないので、この通常の睡眠時間と、睡眠調整を行っている睡眠時間があるということをきちんと知っておいた方がいい。赤ちゃんにとっては、大人たちのように定時に起きて定時に寝るということはできないので、赤ちゃんの気儘な睡眠の仕方に当分の間は付き合わなければならないのだ。

 これが成長と共に短くなっていって、小学生で必要睡眠時間が「9時間」で、時たま「10時間30分」は眠って睡眠調整を行う。中高生の必要睡眠時間が「7時間30分」で、時たま「9時間」の睡眠調整を行うのだ。人間は19歳までが体が成長していく時期なので、19歳までは充分な睡眠時間を取って、成長していくようにしなければならないのだ。

 赤ちゃんや子供たちだけでなく、母親にも通常の睡眠時間と睡眠調整の睡眠時間があるので、時たま睡眠時間が延びる時があるのだ。そういう時は、ついつい朝寝坊してしまいがちだが、朝寝坊するのではなく、体が疲れているのなら、早いうちに就寝してしまい、巧い具合に睡眠調整を行えばいいのだ。

 母親本人に睡眠調整の睡眠があるということは、夫も睡眠調整の睡眠があるので、夫が時たま見せる長い睡眠時間の妨害をしないことだ。夫は休日に朝寝坊して、いつまでもベッドから出て来ない場合、「いつまで寝てんの!」と怒鳴るのではなく、「これは睡眠調整を行っているのだな」と思うことだ。夫が疲れているなら、早寝を促して、巧い具合で睡眠調整を行わしてあげればいいのだ。この睡眠調整を妨害してしまうと、要らぬ夫婦喧嘩を招くことになるので、気をつけておいた方がいい。

 赤ちゃんは1日の大半を睡眠に充てているのだから、育児というのは絶対に大変ではないのだ。母親が巧い形で力を発揮していく仕方を習得していけば、育児は非常に楽になり、楽しくなっていくのだ。母親が育児を楽しんでいれば、その楽しさが赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんもこの世に生まれていたことを楽しむことができるのだ。育児の楽しさはそうやって循環を繰り返して、より多くの楽しさを作り出すことができるのである。

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